晩夏の風景を求めて那須五岳(黒尾谷岳、南月山、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳)を歩く
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- GPS
- 10:33
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 2,212m
- 下り
- 2,206m
コースタイム
天候 | 晴れのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
≪那須ICからの道のり≫ 那須IC出口を右折し、県道17号(那須高原線)をしばらく進み、一軒茶屋交差点を左折する。 県道266号(中塩原板室那須線)を進むと右手に那須ハイランドの販売事務所管理センターがあるのでそこを右折する。 しばらく道なりに進み、モミの木台Aを右折し、さらに道なりに進むと直進が進入禁止(写真1参照)となるので右折して突き当たりまで進むと駐車スペースに着く。 駐車スペースと言っても幅の広い車道で縦列に駐車する。5台程度しか駐車できず、Uターンは厳しい(写真2参照)。 ※那須ハイランド別荘地内であるため、事前に手続きが必要だったのかもしれない。 ≪お手洗い他≫ 駐車スペースには無いため、県道17号沿いにある道の駅那須高原友愛の森を利用した。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○コース状況 全般的に特に危険な箇所は見当たらなかったが、注意が必要な箇所を挙げてみる。 ★駐車場〜南月山:南月山山頂手前のササ藪が山道を覆い被さっているため踏み外しに注意が必要 ★南月山〜大峠:ガレ場は浮石が多いので滑らないように注意が必要 ★大峠〜三斗小屋温泉:山道と沢が重なったところはよく滑るので注意が必要 ○水場 ★大峠から三斗小屋温泉に向かう途中に湧き水があり自己責任で飲んでみたが、冷たくて美味しくお腹を壊すこともなかった ★三斗小屋温泉から峰の茶屋跡避難小屋に向かう途中にある延命水は水量が豊富で冷たくて美味しい |
写真
感想
今週は晩夏を感じに那須岳を歩いてみることにした。
ルートは那須連山を歩きたくて、南月山、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳をベースに周回するコースとし、起点を黒尾谷岳とした。
自宅から那須までは当日向かっていけないこともないが、前夜に那須に向かい、道の駅那須高原友愛の森で車中泊することにした。
当日は4時に起床し、支度を済ませて那須ハイランド別荘地内の駐車スペースに向かう。
駐車スペースまではすんなりと行けたが、単に車幅が広いだけでどう見ても駐車スペースには見えない。
まぁ、駐車スペースの先は行き止まりだったので車の往来は無いだろうと判断し、端に止めさせてもらった。
5時頃になると明るくなってきたので、出発の準備を始める。
いつもと違うのは、昨年買った靴のソールが剥がれたため買い直した新品の靴を初おろし!
かなり自分の足に合っているように感じられる一品で山歩きが楽しみ♪
そんなこんなで準備も終わり、いざ出発っ!
黒尾谷岳までは緩やかな上りで歩き易く、朝日が森の中を駆け巡る中を颯爽と歩く。
途中にある大岩から望む景観は、これから向かう南月山の雄大さに加え、神々しい朝日と雲海がテンションを高める。
そんな気持ちの中で意気揚々と上っていくと黒尾谷岳に到着する。ただ、景観が望めなかったので南月山に向かう。
南月山へは一旦下って上り返すこととなり、帰りは堪えそうな感じ…
しかも上り返しは笹藪が山道を覆い被さっていて踏み外しそうになり、また笹が濡れていて良く滑るので注意しながら先を進む。
洋服をずぶ濡れにしながら上っていくと、途中開けた場所があって茶臼岳が姿を現しテンションアップ!
ペースが上がるのを抑えつつ上っていくと南月山に到着っ!
南月山からは展望が望め、一気にテンションMAXっ!
この景観を堪能しながらゆっくりと茶臼岳に向かう。
ロープウェイの営業が7:30?からのようなので混む前に茶臼岳に上りたいと思っていたのだが、ちょうどロープウェイが到着したのか多くのハイカーが一気に上ってくる。
自分も少しペースを上げてザレ場、ガレ場を上ると茶臼岳に到着っ!
山頂には数組のハイカーのみで混雑していない。
景観をぐるっと見渡しながら写真を撮り、早々にお鉢巡りして朝日岳に向かう。
朝日岳の人気は茶臼岳に引けを取らず、老若男女問わず多くのハイカーが上っていく。
途中ちょっとしたクサリ場もあるが危険という程ではない。
程なくして朝日岳に到着っ!
ここは既に多くのハイカーが居たため、写真を撮って早々に三本槍岳に向かう。
ここまで休憩らしい休憩をしておらず小腹も空いてきたため、休憩できる場所を探しているとP1900からの景観が良かったのでここで休憩する。
ここからの景観は、今来た茶臼岳や朝日岳に加え、これから向かう三本槍岳が望める。
それにしても、これから向かう道のりは今までとは全く異なる雰囲気があるのでワクワクしてくる。
ワクワクする気持ちを抑えきれずに早々に休憩を終えて出発する。
P1900からは一旦下って再度上り返すが、歩き易い緩やかな山道でしかも景観も良いため軽快に歩ける。
と言いながらも三本槍岳に到着した時には疲労が出てきて、エスケープルートが頭をよぎっていたのは内緒の話である。
ただ、三本槍岳からの景観もこれまた見事で、特に三倉山のある稜線が最高♪
いつかは歩いてみたい稜線だ!
それにしても茶臼岳や朝日岳に比べると一気にハイカーが少なくなり、山頂も数組のみで静かに景観を堪能できる。
三本槍岳から大峠へは一気に標高を500m程度下げるので、疲れが溜まってきた体には下りでも結構辛いが、三倉山のある稜線や山道脇に咲く多くのお花が元気を与えてくれるので程なくして大峠に到着っ!
大峠が駐車スペースの対角線ってことはここで半分くらいか…と、テンションが下がりつつあるのでここで昼食にする。
昼食中に空を見上げると明らかに雲行きが怪しくなって来ているのが分かるので、早々に三斗小屋温泉に向けて出発する。
三斗小屋温泉に向かって少し歩くと山道上に湧き水が流れていたので、恐る恐る飲んでみると冷たくて美味しかったのでガッツリ飲む。
水はまだ1L以上もあったが、折角なので空いたペットボトルに汲んで持ち帰る。
この山道には3つの沢を渡るが、どれも綺麗な沢でその都度顔を洗う。気持ち良い〜♪
そんなこんなで三斗小屋温泉に到着っ!
ここには2つの小屋があるが、見た目は小屋というより旅館っぽい。
しばし休憩後、峰の茶屋跡避難小屋に向かう。
峰の茶屋跡避難小屋までは総じて平坦な道のりで歩き易い。
途中にある延命水の水場は豊富な水量でしかも冷たくて美味しいので、湧き水を捨てて延命水の水を汲み直す。
延命水と峰の茶屋跡避難小屋でお会いしたハイカーから頂いたチョコでパワーアップ!
その後もひたすら歩いて行くと、那須岳避難小屋に到着し、上を見上げると峰の茶屋跡避難小屋が見える。
あそこまで上るのか〜と思いながら上っていくと開けた場所に出て、見下ろすと今後は那須岳避難小屋が見える。
この辺りからガスに覆われて小雨が降ってくる。
強くならないことを願いつつ足早に上っていき、峰の茶屋跡避難小屋を通過し、牛ヶ首に向かって茶臼岳をトラバースする。
ここは特に硫黄臭く、しかもガスで何も見えないので黙々と歩くと牛ヶ首に到着っ!
牛ヶ首もガスで覆われていて全く景観は望めない。朝はあんなに晴れていたのに…
南月山への山道もガスで景観が望めないので、ひたすら歩く、歩く、歩く…
南月山で休憩しつつ行動食を口にして、一気に駐車スペースまで下ることにする。
駐車スペースに着いた時にはうっすらと晴れ間も出てきた。
コメント
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yamabeeさん今晩は!
日帰りでこのコース、健脚ですね!
本来の那須五峰を日帰りで、それも大峠経由で峰の茶屋へ登り返すなんて凄いです。
那須を歩き尽くしていると思っていた私にもこのコースは思いつきませんでしたよ。
写真79の湧き水、ちょっと躊躇しますよね。でお美味しいんです。サンショウウオも生息する湧き水なんですよ!、途中の沢の水もごくごく飲んでも大丈夫です。それよりも延命水、これはとびきりですね。那須一番の水と思っています。私も毎回お土産に持ち帰っています。
おっと、コースタイムを見て気がついてのですがこれだけの距離を、午後3時49分に登山口に戻ってる
またレコ楽しみにしています。
matukura64様、こんばんわっ!
那須を歩き尽くしているmatukura64様には大変申し訳ないのですが、恥ずかしながらmatukura64様のコメントで初めて那須五岳というものがあることを知りました
でも歩きがいがあり、しかも景観が良くて本当に充実した山歩きでした
写真79の湧き水はサンショウウオも生息しているんですか!
この湧き水は大丈夫っ!と思った私も野生で生きていける気がしました
延命水はさらに美味しかったですっ!
このコースタイムは、、、新品の靴が足にぴったりで軽やかに歩けたんです
と言いながらも、三本槍岳辺りでもう無理〜と思っていましたが
今度は三倉山のある稜線を歩いてみたいと思います
ありがとうございましたっ
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