南八ヶ岳 初テント泊、感動も苦難も空の下
- GPS
- 53:30
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 1,683m
- 下り
- 1,682m
コースタイム
6:00美濃戸(赤岳山荘) - 7:10堰堤広場(小休止)7:15 - 8:45赤岳鉱泉(テント設営)
11:00赤岳鉱泉 - 11:40中山乗越 - 11:50中山展望台(昼食)
12:40中山展望台 - 13:15赤岳鉱泉(テント泊)
■2日目==========
7:30赤岳鉱泉 - 9:00赤岩の頭9:10 - 9:25硫黄岳(小休止)
10:00硫黄岳 - 10:25硫黄岳山荘(小休止)
10:45硫黄岳山荘 - 11:05台座の頭11:10 - 11:35横岳・奥ノ院(昼食)
12:15横岳・奥ノ院 - 12:30三又峰 - 13:30地蔵の頭13:35 - 13:40赤岳展望荘(小休止)
14:00赤岳展望荘 - 14:45赤岳(小休止)
15:00赤岳 - 15:30中岳・文三郎尾根分岐 - 16:50行者小屋
17:00行者小屋 - 17:15中山乗越 - 17:45赤岳鉱泉(テント泊)
■3日目==========
9:00赤岳鉱泉 (テント撤収)- 10:20堰堤広場 - 11:30美濃戸
天候 | 9/15 晴れときどき曇り 9/16 晴れのち曇り 9/17 雨 下山後は晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
リーダーの車で深夜に美濃戸着。仮眠後出発。 登山口:美濃戸(赤岳山荘) 下山口:上に同じ ■帰り リーダーの車で帰宅。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■宿泊 赤岳鉱泉のテン場にてテント泊 ■登山道 横岳周辺や赤岳周辺にはクサリ場やハシゴが数多くあります。晴れていれば問題ないと思いますが、雨天時は相当注意が必要かと思います。 ■目にした動植物 花:ウスユキソウ、キリンソウなど 実:ハイマツ、ナナカマドなど 動物:イワヒバリ、アキアカネ、サンショウウオ(種類不明)など ■服装 1.アンダーシャツ長袖 2.ポロシャツ半袖 3.フリース 4.レインウェア兼ウインドブレーカー 行動中は1+2、または1+2+4。 朝夜は1+2+3+4、睡眠時は1+2+3の装備でした。 |
写真
感想
同行のkazubonneさんの記録はこちら
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-225682.html
9月の3連休。南八ヶ岳で初めてのテント泊登山 硫黄岳から横岳、赤岳へと南八ヶ岳の核心部を北から南へ歩きました。
途中でクサリ場の連続もあり、厳しい道のりではありましたが、概ね好天に恵まれ、素晴らしい景色を望むことができました。
■出発前===================
テント泊をしたことが無いので、何がどれだけ必要なのかわからない。
テント泊登山が決まった時点でテントは借りれることがわかっており、寝袋は購入しましたが、直前になって『食料と調理器具がいるじゃん』ということに気がついた(汗)。
右も左もわからないけど、とりあえずどうにか一式揃えました。
食料はどうすればいいのかな。なんか山メシっていえばラーメンだし、チキンラーメンを大量に買っていけばいいか。お湯なくてもそのまま食えるし♪
などと考えていた私は救いようのないアホでした。
■1日目===================
前日深夜にリーダーの車で東京から美濃戸へ出発。八ヶ岳はアルプスに比べて近い。1時ごろに着いて仮眠してから、出発です。
まずは赤岳鉱泉までテントや寝袋やらを持っていかねばならぬ。しばしの辛抱です。この日美濃戸から赤岳鉱泉の間でIKEAの袋をかついでひーひー言っている人とすれ違った方がいらっしゃれば、そのIKEA男はかなりの確率で私です。
途中で一瞬IKEAをリーダーに託し、リーダーの90Lザックを背負ってみたら、こちらはもっと重い。半端ない。
真の山ノボラーになるには、これくらいの荷物を背負えるようにならねばならんのか。かくも厳しい道のり。
赤岳鉱泉に着いてテント設営。初めてのテント設営で、またしても右も左もわからずに右往左往。この日はあわよくば天狗岳まで遠征したいという予定でしたが、その野望は儚く消え失せてしまいました。
目的地を変更し、のんびり中山展望台まで行ってメシ食って帰ることに。
中山展望台で初めての山調理にチャレンジ。ストーブと15分ほど格闘を繰り広げ、ついにチキンラーメンの調理に成功しました。
なんとなく回りから白い目で見られていたような気もするが、まあいいや。
しかし、この小さなストーブとガスボンベだけでアウトドア調理ができるなんて、初めてこれを考えた人は偉大です。
赤岳鉱泉のテントに戻り、この日はこれで終了。
夕食後夜空は満天の星空。星が多すぎて星座を探すのが大変なほどでした。
■2日目===================
さて、いよいよ南八ヶ岳へアタックです。硫黄岳から登って、半時計回りで横岳、赤岳へ。
美しいシラビソとコメツガの林を抜け、森林限界を突破すると、荒々しい南八ヶ岳の全容が姿を現しました。
雲一つない晴天。
遠く北アルプスや、先月登った御嶽山も望むことができました。
赤岩の頭を抜けて、硫黄岳山頂へ。ここから見る北八ヶ岳も美しく、是非こちらも行ってみたいものです。
硫黄岳から横岳へ、快晴の空の下を歩きました。
横岳の手前はクサリありハシゴありで苦労しましたが、無事横岳の主峰・奥ノ院に到着。ここから見る諏訪湖も非常に素晴らしかったです。
そして、昼食を済ませていよいよ八ヶ岳最高峰の赤岳へ。
その時、奥ノ院出発直前に大きな音がして、振り替えったら横岳の山頂標が倒れていた。幸い人に当たることは無かったようですが、何が起きるかわかりません。
赤岳までは先ほど以上にクサリ場が多く、正直ウンザリしました。おまけにこの時点でガスってきてしまった。赤岳展望荘につく頃には、完全に雲の中に入ってしまいました。
赤岳直下のクサリ場もかなりの傾斜。雨が降っていなくて本当によかった。
そしてついに赤岳登頂。残念ながら何も見えませんでしたが、これで南八ヶ岳核心部を を制覇しました。
まだ阿弥陀岳が残っているけど、時間もないのでここで赤岳鉱泉へ下山します。
赤岳鉱泉に着いてから、ビールで乾杯!!この瞬間のために生きていると言っても過言では無いな。
で、夕食な訳ですが・・・
ラーメンばかりだと、正直飽きます。当たり前だけど(汗)。とりあえずチキンラーメンを大量に詰めまくってきたけど、もっと多様なメニューにすべきだったか。
とは言ったものの、一体山で何を作れるのか、それがいまいちわかりませんでした。
一方、山慣れた同行の皆さまはというと・・・
サラダ用パスタやらパックご飯+カレーやら、実に多種多様なメニューを実現していらっしゃる。
素晴らしい。
とても勉強になります。
最後はパスタやパスタソースまで頂いてしまい、大変お世話になりました。
次回からはカルボナーラに挑戦しよう。そうしよう。
■3日目===================
最終日はあいにくの雨。
後は赤岳鉱泉から駐車場まで戻るのみでしたが、雨の中のテント撤収はつらいものがありました。
しかし、歩き始めるとすぐに雨は止んで好天に。
最終的には、駐車場でぬれたテントや装備を乾かせるくらいの晴天になりました。
下山後の昼食は、諏訪南IC近くの『千石屋』へ。
煮カツ定食ごはん大盛りを頼んだら『食べきれないよ』とのご忠告が。
山から下りたばかりで腹も減ってるし、なによりパッと見ていかにも大食いそうなこの私にそこまで忠告されるというのはいったい?
おばちゃんのご忠告を聞き入れ、普通盛りにしてもらいました。
結果、普通盛りでホントによかった。
煮カツ3枚のありえないボリューム。これで標準メニューってんだからすごい。
危うく完食できないところでしたが、どうにかやっつけました。
非常においしくいただきました。
■最後に===================
人生日々是勉強ですが、今回は非常に勉強になりました。
安全な下りの方法とか、山飯のナイスアイデアとか、多くの知識と経験を得ることができました。山慣れた人たちと同行させてもらったのが非常に大きいと思います。
本当にありがたいことです。
さて、秋は多忙につきしばらくは山に行けなさそう。
得た知識を生かすのはいつになることやら。
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ヤマレコ 19記録
3000m峰 1/21
日本百高峰 4/100(+3)
日本百名山 11/100(+1)
日本二百名山 11/200
日本三百名山 14/300
花の百名山 7/100
都道府県最高峰 4/47
また行こうね(人´∀`)☆
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