首都圏貧乏暇有コース：滝子山-黒岳-大マテイ-大寺山-権現山-扇山

2012年09月13日(木) ~ 2012年09月16日(日)

• GPS: 79:53
• 距離: 54.1km
• 登り: 3,670m
• 下り: 3,818m

コースタイム

13日
6:18鳥沢駅-11:13大谷ケ丸-13:30ハマイバ丸-15:00湯ノ沢峠
14日
6:30湯ノ沢峠-7:50黒岳-9:55小金沢山-11:09石丸峠11:50-14:45棚倉
15日
7:00棚倉-8:10松姫峠-9:23奈良倉山9:33-11:08佐野峠11:50-13:32大寺山-14:20三ッ森北峰-16:30権現山
16日
7:20権現山-8:30浅川峠-9:40扇山-11:10君恋温泉13:00-14:10鳥沢駅

天候

13日:晴時々曇　14日:晴-雨-曇　15日:晴　16日:晴

アクセス

利用交通機関：

電車

往:初狩駅　復:鳥沢駅
高いバス代を払わなくて済むのが嬉しいコースです。

コース状況／危険箇所等

※道の状況
初狩駅〜滝子山〜湯ノ沢峠
　道ははっきりあります。お花畑と眺望と苔むした森がミックスされてる感じ。
　南面と北面で植生がガラっと変わるのが楽しいです。
湯ノ沢峠〜松姫峠
　道ははっきり。標高1300m前後で美しいブナの森と雑木林が出てきます。
　中でも大マテイ山のブナの森、古く広く美しい。
松姫峠〜西原峠
　林道と登山道。いづれも道ははっきりありますが、長い林道は標識がありません。
西原峠〜北峰
　西原峠から山道に入るところが少し迷いますが、尾根の山道ははっきりしてます。
北峰〜権現山
　道ははっきりしてます。森はまだまだ若い印象です。
権現山〜扇山
　浅川峠〜扇山の最初の分岐までは踏み跡ははっきりしているものの藪を掻き分け進みます。
扇山〜鳥沢
　君恋温泉の看板に従ってはっきりした道を下ります。

※下山後の温泉
　君恋温泉は民宿風。日帰り入浴500円です。

※水場
　滝子山への沢と、湯ノ沢峠位しかありません。
　後半3日間は水の使用量にはかなり気を使いました。

※宿泊場所
　山小屋もテント場も無いコースなので、
　広いスペース見つけて勝手にテント貼っちゃう感じです。

写真

9/13 6:41

滝子山登山道へ向かう街道から富士山

9/13 7:36

滝子山へは沢沿いをつつつと登ります。

9/13 7:39

やっと上手に撮れた。ヤマガエルしゃん。

9/13 9:19

檜平からの眺めだと思います。

9/13 9:20

檜平です。ちょっと広い。

9/13 9:29

お花しゃん。調査します。

9/13 10:47

これ、今回の山行でかなり見たトリカブト。

9/13 10:52

森のコル。気持ちよい場所でした。テント貼ってまったりしたかった。

9/13 11:36

大谷ケ丸。ちょっと広場があります。

9/13 11:56

キノコしゃん。調査します。

9/13 12:12

晴れてきました。

9/13 12:31

天下石です。

9/13 12:32

大菩薩の稜線にはこのようにちょくちょく大きな木の生えていないブッシュが出現します。

9/13 12:36

眺めがいいのは嬉しいのですが、日差しが痛い痛い。

9/13 12:45

稜線のお花畑もちょいちょいあります。

9/13 13:12

眺めよい。

9/13 13:12

天気もよい。

9/13 13:19

ハマイバ丸（破魔射場丸）■名前の由来：ハマは一般に海岸をさすが、古くは急傾斜の岸を示し、内陸でも崖下の船着場や木材の集積所、さらに転じて崖そのものも意味した。イには流れや堰の意味がある。木材の集積や崖を含む急傾斜の場所に関連する地名かも知れない。-（中略）
川なら流した木材を堰を作って集めるところ、山なら木材を痛めない程度の急斜面を転がして集める窪みや流せる流れの始まるところと解すると、有りそうな名前だと思う。破魔射場でいうと、滝から別れてスズタケの藪を突っ切った先の左右の尾根のはざ間の開けた窪みなんぞは、それにぴったりな地形かも知れない。参照：http://yuyusyumi.hobby-web.net/yurai/yurai/ha/yurai-hamaiba.htm

9/13 13:27

ここらへんに木材を集積して転がしたのでしょうか・・・

9/13 13:29

雲

9/13 13:33

マツムシソウ（松虫草) ■マツムシソウ科マツムシソウ目 日本の固有種　■北海道、本州、四国、九州に分布。山地の草原に生育　■草丈はおよそ60-90 cm.葉は対生し、羽状に裂ける。夏から秋にかけて紫色の花をつける。　■開花時期は、8〜10月。マツムシ（スズムシ）が鳴くころに咲くことが和名の由来

9/13 13:40

今回の山旅で一番よく花をつけていたトリカブト（鳥兜）の一群。■キンポウゲ科トリカブト属　■日本に約30種自生　■ドクウツギ、ドクゼリと並んで日本三大有毒植物の一つ　■芽吹きの頃はセリ、ニリンソウ、ゲンノショウコ、ヨモギ等と似ているため注意です。

9/13 13:50

こんなお花も。調査します。

9/13 13:52

こーんなお花も。調査します。

9/13 14:09

大菩薩の稜線にはロープが張ってあるとこが多いです。

9/13 14:29

真っ白キノコ。調査します。

9/13 14:41

湯ノ沢峠から見あげる白谷丸。

9/13 15:16

湯ノ沢峠避難小屋。1日目はここにありがたく泊まらせてもらいました。独り占め。なんと電気がつく!前日のスポーツ新聞もある!快適でした。あんまり快適で夕方5時〜朝の4時ぐらいまで昏昏と眠り続けてしまいました。

9/13 15:23

湯ノ沢峠避難小屋から徒歩3分のところにある水場の木に生えていたキノコしゃん。調査します。

9/13 15:24

湯ノ沢峠避難小屋近くの水場

9/14 6:44

翌日の朝、白谷丸へ登る途中。サイコーの富士山が拝めました。

9/14 6:44

富士山アップ。

9/14 6:47

午前7時頃。もう雲が出てきています。

9/14 7:05

今日の富士山はもう見納めかな。

9/14 7:18

千と千尋の神隠しの冒頭でこんなシーンありましたよね。宮崎駿さんもここ来たのかなぁ。

9/14 7:19

南アルプスー!はじめて見たー!

9/14 7:19

黒岳よりも白谷丸の方が眺めよくて気持ちよかったー。

9/14 7:21

白谷丸頂上です。

9/14 7:21

またふじさーん。ついつい撮っちゃいます。

9/14 7:21

あれは八ヶ岳かなー。はやく装備揃えて行きたいナー。

9/14 8:40

牛奥ノ雁ヶ腹摺山です。

9/14 9:00

鹿のヌタ場ですかねー。

9/14 9:08

牛奥ノ雁ヶ腹摺山頂です。雁（がん、かり）の群れが編隊を組んで腹を摺るごとく越えていったということに由来するそうです。

9/14 10:12

石丸峠まで細尾根が続きます。

9/14 10:44

大菩薩湖が見えてきました。

9/14 11:01

石丸峠近くから大菩薩湖です。

9/14 11:01

石丸峠手前から天狗棚山を眺めます。

9/14 13:06

石丸峠からザザッと雨が降ってきました。ポンチョをかぶってサクサク歩いていると標高も下がって温度が上がってきたところだったので、シャワーをあびているみたいで気持ちよかった。

9/14 13:08

風が一吹きして霧が一瞬にして晴れ視界がパッと明るくなる場面に遭遇しました。感動で鳥肌が立ちました。

9/14 13:48

キノコさん。調査します。

9/14 13:48

棚倉手前からブナの森が出てきました。

9/14 15:56

2日目は棚倉でテント泊です。もちろん独り占めです。昨夜寝すぎたのでなかなか眠れず。一人口笛を30分ぐらい吹いていました。たまに鹿が口笛にあわせて鳴いたりしました。星空も大変キレイでした。

9/15 7:21

大マテイ山周辺の森は最高に気持ちよいです。紅葉の時期にまた来たい。惚れました。

9/15 7:25

朝日の木漏れ日が気持ち良い。

9/15 7:28

一人静かに森に包まれながら歩きます。

9/15 8:01

ブナの巨木です。

9/15 8:04

多分、鶴寝山からの富士山です。

9/15 8:05

何回見てもきれいですねー

9/15 8:34

雲がぽこぽこ

9/15 9:25

奈良倉山頂からの景色です。

9/15 9:34

奈良倉山頂です。

9/15 10:22

奈良倉山から西原峠まで長い林道歩きです。森の中はいくら歩いても平気ですが、林道は苦手なのです。熱いし、森の木々の声が聞こえないんですよねぇ。

9/15 12:27

西原峠〜小寺山への山道の入り口はわかりずらく、一旦、藪の中に入らなければいけません。でも、尾根を直登すればいいだけなので地形図が読めれば余裕です。

9/15 12:45

お花さん。調査します。

9/15 13:40

大寺山頂です。大寺山と北峰の間で急登を登っていたら、小熊さんが僕を見下ろしてました。ぬいぐるみみたいで可愛かったー。一瞬目があったと思ったら、すぐ逃げてった。

9/15 14:22

三ッ森北峰山頂からの景色です。

9/15 14:22

三ッ森北峰山頂。思わずヤッホーしちゃいました。

9/15 14:45

麻生山の手前のピークに3mぐらいの岩場がありました。鎖もなくて楽しかったな。

9/15 15:03

麻生山じゃない麻生山の看板。

9/15 15:09

こっちがほんとの麻生山。

9/15 16:31

テント適地が麻生山近くにはなく、結局権現山まで来ちゃいました。

9/15 16:31

雷もならなそうなので、権現山頂にテントを貼りました。

9/16 4:46

4日目、権現山頂からの朝焼け。

9/16 4:58

4日目、権現山頂からの朝焼け。

9/16 4:59

4日目、権現山頂からの朝もやに浮かぶ富士。

9/16 5:01

4日目、権現山頂からの朝焼け。

9/16 5:17

4日目、権現山頂からの朝焼け。

9/16 5:23

4日目、権現山頂からの朝焼け。だんだん白んできました。

9/16 5:27

富士山も明るくなってきた。

9/16 5:29

朝日が出てきました。

9/16 5:36

じわじわと朝日が出てきました。

9/16 5:37

ぴかーん。

9/16 5:37

ぴっかーん。

9/16 5:37

どっかーん!

9/16 5:38

富士山きれー

9/16 5:44

赤富士ってやつですね。ありがたや、ありがたや。

9/16 9:21

扇山へ登る道すがらの木のアート。

9/16 9:56

扇山からの景色。今回の縦走の最後のお山さん。感無量です。

9/16 10:19

さすがに4日目は、着ている服から獣の匂いがしました。扇山からの下りでは温泉とビールのことしか頭にありませんでした。

9/16 11:04

日本昔話に出てきそうな山寺です。

9/16 11:06

不動滝です。3日ぶりの水場。3日間できなかった500ml水がぶ飲みしちゃいました。旨かったー。

9/16 12:19

君恋温泉で出してくれたおみをつけ＆ビーーーーーール!休憩できる部屋で持ち込みの昼食も作らせてくれました。ありがたや、ありがたや。

9/16 13:02

君恋温泉の門。民家風ですが、ピンポン押すと対応してくれます。日帰り入浴500円です。

撮影機器：

DiMAGE Xg コニカ ミノルタ

感想

がく

今回の山旅の挑戦は3泊4日のテント泊。
4日間も山の中に篭るのは初めて。
この4日間。果たして自分が楽しめるのかがテーマでした。

結論!楽しめた!わーい。

3日目のちょいバリルートも冷静に対処できたし。

次は低山のバリバリバリルートに挑戦だ!

装備揃えて八ヶ岳にも挑戦したいけどお金がナー。