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Yamareco

記録ID: 225920
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

槍ケ岳 ご来光登頂。表銀座&超絶景の奥丸山、2泊3日のテン泊気まま旅 [中房温泉-大天井岳-西岳-東鎌尾根-槍ケ岳-西鎌尾根-中崎尾根-奥丸山-新穂高]

2012年09月14日(金) ~ 2012年09月16日(日)
 - 拍手
GPS
53:30
距離
31.1km
登り
3,040m
下り
3,373m

コースタイム

-9/14(fri) day1------------------------------------------------------------

07:40 中房温泉
 ↓  2h10
09:50 合戦小屋
10:00
 ↓  0h45
10:45 燕山荘
11:05
 ↓  0h50
11:55 大下りの頭
12:00
 ↓  1h20
13:20 切通岩
 ↓  0h30
13:50 大天荘
*テン泊
*大天井岳 ▲ ピストン

-9/15(sat) day2------------------------------------------------------------

06:20 大天荘
 ↓  0h25
06:45 大天井ヒュッテ
06:50
 ↓  1h50
08:40 西岳 ▲
08:45
 ↓  0h10
08:55 ヒュッテ西岳
09:00
 ↓  0h50
09:50 水俣乗越
09:55
 ↓  1h30
11:25 ヒュッテ大槍
11:30
 ↓  0h45
12:15 槍ケ岳山荘
*テント設営

-9/16(sun) day3------------------------------------------------------------

04:40 槍の肩
 ↓  0h40
05:20 槍ケ岳 ▲
05:35
 ↓  0h15
05:50 槍の肩
*テント撤収
06:45
 ↓  0h35
07:20 千丈乗越
07:25
 ↓  1h30
08:55 槍平小屋方面分岐
 ↓  0h15
09:10 奥丸山 ▲
09:30
 ↓  0h40
10:10 右折点
 ↓  1h35
11:45 奥丸山登山口
 ↓  0h15
12:00 わさび平小屋
12:20
 ↓  0h50
13:10 新穂高
天候 1日目;晴れ→曇り→ガス→晴れ→雨
2日目;ガス→晴れ→曇り→ガス
3日目;快晴
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
●コース状況
・中房温泉-燕山荘
危険箇所なし。

・燕山荘-大天荘
危険箇所なし。切通岩から大天荘までのトラバースルートが体力的にキツイ程度。

・大天荘-ヒュッテ西岳
危険箇所なし。

・ヒュッテ西岳-水俣乗越
大下りですが梯子や鎖場などの急激なアップダウンを伴うため体力消耗。ストックは不可。

・水俣乗越-東鎌尾根-槍の肩
急激な登り。延々と続く丸太の梯子階段の登りで体力消耗。ヒュッテ大槍と槍の肩の間は尾根が狭くなっている箇所があり高度感↑。ストックは不可。

・槍の穂先
危険箇所なし。渋滞注意。

・槍の肩-千丈乗越
危険箇所なし。

・千丈乗越-奥丸山
破線ルート。ヤブが刈られている程度で無整備。
細尾根の草付き斜面で滑りやすいので注意。
登山道が足幅しかないような箇所もかなりあり、両側がヤブのため高度感は感じませんがヤブがなければ相当怖いと思います。
ただし道自体はなだらかな下山路のため初心者以外は全く問題なし。
超絶展望。

・奥丸山-奥丸山登山口
今回歩いた全行程の中で最もきつい箇所でした。
木の根と滑りやすい土の急激な傾斜。個人的には先日歩いた笠新道の下山よりもきつかったです。
初心者の場合、登りで通る場合は体力的にキツイものの危険はないかと思いますが、下山時の利用は不可。奥丸山からの下山は槍平経由をオススメします。

●テン場の状況
・大天荘
トイレは小屋前の外トイレ。ペーパーなし。テン場から数十秒。
水場は小屋の玄関脇の水道。1リットル200円。
広いスペース。ペグ打ち可。

・槍の肩
先着順の受付制。テントの大きさで割り当てられるので勝手に張っては×。14時くらいにはすべてブースが埋まった様子。
トイレはテン場から1〜3分。ぺーパーなし。
水場は槍ヶ岳山荘にて購入。1リットル200円。
木枠で囲まれたスペース。ペグ打ち可ですがほとんど効かず。
=1日目=
爺ヶ岳-針ノ木岳縦走のはずがなぜか穂高駅で下車。
表銀座行きに変更〜!
2012年09月14日 06:37撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 6:37
=1日目=
爺ヶ岳-針ノ木岳縦走のはずがなぜか穂高駅で下車。
表銀座行きに変更〜!
中房温泉から合戦尾根を登り、合戦小屋に到着。
今回は先を急ぐのでスイカはパスっ!
2012年09月14日 09:49撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 9:49
中房温泉から合戦尾根を登り、合戦小屋に到着。
今回は先を急ぐのでスイカはパスっ!
途中までは晴れ間がでていたものの、
2012年09月14日 10:08撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 10:08
途中までは晴れ間がでていたものの、
2489mの三角点に到着する頃にはすっかりガスの中。
2012年09月14日 10:11撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/14 10:11
2489mの三角点に到着する頃にはすっかりガスの中。
燕山荘もこの状態。
2012年09月14日 10:47撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
1
9/14 10:47
燕山荘もこの状態。
燕岳もガスの中。
何度も登ったし時間もないので、今回はパスして先を急ぎます。
2012年09月14日 10:47撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 10:47
燕岳もガスの中。
何度も登ったし時間もないので、今回はパスして先を急ぎます。
いよいよ表銀座の稜線歩きですが、う〜ん。。。
2012年09月14日 11:04撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 11:04
いよいよ表銀座の稜線歩きですが、う〜ん。。。
蛙岩に到着。
毎回思うんですが、蛙岩ってどれですか?
2012年09月14日 11:35撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 11:35
蛙岩に到着。
毎回思うんですが、蛙岩ってどれですか?
それっぽい岩がわかりません。
2012年09月14日 11:36撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 11:36
それっぽい岩がわかりません。
蛙岩を過ぎ、先へ進みます。
なかなかガスがとれてくれません。
2012年09月14日 11:37撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/14 11:37
蛙岩を過ぎ、先へ進みます。
なかなかガスがとれてくれません。
ガスの中にうっすらと見える裏銀座の山々。
2012年09月14日 11:40撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 11:40
ガスの中にうっすらと見える裏銀座の山々。
ワリモ沢方面。奥に見えるのは薬師?
2012年09月14日 11:43撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 11:43
ワリモ沢方面。奥に見えるのは薬師?
振り返ると燕岳が。
2012年09月14日 11:50撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 11:50
振り返ると燕岳が。
せっかくの表銀座ですが、なかなかスッキリと晴れてくれません。
2012年09月14日 12:44撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/14 12:44
せっかくの表銀座ですが、なかなかスッキリと晴れてくれません。
切通し岩の鉄梯子。
2012年09月14日 13:11撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 13:11
切通し岩の鉄梯子。
喜作レリーフ。
表銀座を切り拓いた方ですね。
2012年09月14日 13:11撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/14 13:11
喜作レリーフ。
表銀座を切り拓いた方ですね。
大天井岳の分岐点に到着。
そういや大天井岳はガスの中で全く見てないな。
2012年09月14日 13:17撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/14 13:17
大天井岳の分岐点に到着。
そういや大天井岳はガスの中で全く見てないな。
ガスの中、トラバースルートを大天荘めざし登ります。
このトラバースルート、中房から一気にきたせいか結構疲れました。
2012年09月14日 13:29撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 13:29
ガスの中、トラバースルートを大天荘めざし登ります。
このトラバースルート、中房から一気にきたせいか結構疲れました。
大天荘に到着すると同時に、ガスが晴れ一気に青空が。
感動的な瞬間に危うく落涙するところでした…。
あぶね〜
2012年09月14日 13:45撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 13:45
大天荘に到着すると同時に、ガスが晴れ一気に青空が。
感動的な瞬間に危うく落涙するところでした…。
あぶね〜
大天荘に到着。
2012年09月14日 13:47撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/14 13:47
大天荘に到着。
広くて平なテン場。小屋もトイレもすぐ近くで便利でココはいいかも。
2012年09月14日 13:47撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 13:47
広くて平なテン場。小屋もトイレもすぐ近くで便利でココはいいかも。
東大天井岳へと続く稜線と二ノ俣尾根。
谷底は上高地方面。
2012年09月14日 13:48撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/14 13:48
東大天井岳へと続く稜線と二ノ俣尾根。
谷底は上高地方面。
テント設営完了!
2012年09月14日 14:24撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 14:24
テント設営完了!
大天井岳をピストンします。
小屋からはすぐ。
2012年09月14日 14:25撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/14 14:25
大天井岳をピストンします。
小屋からはすぐ。
よしよし、青空青空!
2012年09月14日 14:28撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 14:28
よしよし、青空青空!
大天井岳に到着〜
一応、槍が見えるであろう方向を指さしてみました。
2012年09月14日 14:34撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 14:34
大天井岳に到着〜
一応、槍が見えるであろう方向を指さしてみました。
明日歩く西岳へと続く表銀座の後半部。
2012年09月14日 14:41撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 14:41
明日歩く西岳へと続く表銀座の後半部。
ポカポカと気持ちがいいので山頂でしばらく日向ぼっこ。
2012年09月14日 14:43撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
2
9/14 14:43
ポカポカと気持ちがいいので山頂でしばらく日向ぼっこ。
一瞬、雲の切れ間から槍の穂先が。
2012年09月14日 14:48撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 14:48
一瞬、雲の切れ間から槍の穂先が。
雨を覚悟していたのでほんと晴れてよかったです。
2012年09月14日 14:57撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 14:57
雨を覚悟していたのでほんと晴れてよかったです。
テン場に戻ると、同じくニーモのタニ2Pが。
今年出たばかりのテントですが、結構北アルプスでも見かけました。
非常によくできたいいテントだと思います。
2012年09月14日 15:00撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 15:00
テン場に戻ると、同じくニーモのタニ2Pが。
今年出たばかりのテントですが、結構北アルプスでも見かけました。
非常によくできたいいテントだと思います。
で、いつものビール〆。
いつもだったら生ビール+ラーメン、さらに夕飯時にプラス缶ビールとなるのですが、先日の山行での暴飲暴食の結果、激しい金欠となったため、今回は自重。
2012年09月14日 15:26撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
8
9/14 15:26
で、いつものビール〆。
いつもだったら生ビール+ラーメン、さらに夕飯時にプラス缶ビールとなるのですが、先日の山行での暴飲暴食の結果、激しい金欠となったため、今回は自重。
=2日目=
5時に早出する予定だったのですが、濃いガスと強風のため出発する気にならず、1時間半程遅れての出発です。
2012年09月15日 06:16撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/15 6:16
=2日目=
5時に早出する予定だったのですが、濃いガスと強風のため出発する気にならず、1時間半程遅れての出発です。
ガスの中、大天井ヒュッテに向かいます。
2012年09月15日 06:21撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/15 6:21
ガスの中、大天井ヒュッテに向かいます。
しかし、一瞬ガスがとれ、今日の目的地の槍ヶ岳が。
結構遠いなぁ。
2012年09月15日 06:30撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/15 6:30
しかし、一瞬ガスがとれ、今日の目的地の槍ヶ岳が。
結構遠いなぁ。
大天井ヒュッテに到着。
2012年09月15日 06:43撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/15 6:43
大天井ヒュッテに到着。
大天井ヒュッテを過ぎると樹林帯に。
表銀座は森林限界を越えた稜線歩きだけと思っていたので意外でした。
2012年09月15日 07:06撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
1
9/15 7:06
大天井ヒュッテを過ぎると樹林帯に。
表銀座は森林限界を越えた稜線歩きだけと思っていたので意外でした。
ビックリ平に到着。
ビックリ平の由来はなんなんでしょうか?
2012年09月15日 07:20撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
2
9/15 7:20
ビックリ平に到着。
ビックリ平の由来はなんなんでしょうか?
槍の北鎌尾根がうっすらと見えてきました。
2012年09月15日 07:21撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/15 7:21
槍の北鎌尾根がうっすらと見えてきました。
しかし、穂先は雲の中。
2012年09月15日 07:23撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
1
9/15 7:23
しかし、穂先は雲の中。
痩せ尾根を越えると、
2012年09月15日 08:23撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/15 8:23
痩せ尾根を越えると、
ヒュッテ西岳が見えてきました。
2012年09月15日 08:30撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
2
9/15 8:30
ヒュッテ西岳が見えてきました。
ザックをデポし西岳をピストンします。
これから向かう東鎌尾根が見えてきました。
2012年09月15日 08:36撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
2
9/15 8:36
ザックをデポし西岳をピストンします。
これから向かう東鎌尾根が見えてきました。
猿がいた!
2012年09月15日 08:40撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
1
9/15 8:40
猿がいた!
西岳の山頂に到着〜
2012年09月15日 08:42撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
1
9/15 8:42
西岳の山頂に到着〜
猿も景色を眺めています。
猿にも「きれいだな。すごいなぁ」という感覚はあるのでしょうか?
2012年09月15日 08:44撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/15 8:44
猿も景色を眺めています。
猿にも「きれいだな。すごいなぁ」という感覚はあるのでしょうか?
常念岳と横通岳
2012年09月15日 08:52撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
1
9/15 8:52
常念岳と横通岳
やっと槍の穂先が姿をあらわしてくれました。
東鎌尾根の全体像もよくわかります。
どこをどう登ってくんだ?という斜度です。
2012年09月15日 09:08撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/15 9:08
やっと槍の穂先が姿をあらわしてくれました。
東鎌尾根の全体像もよくわかります。
どこをどう登ってくんだ?という斜度です。
西岳ヒュッテから水俣乗越への大下り。
結構きつかったです。
2012年09月15日 09:12撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/15 9:12
西岳ヒュッテから水俣乗越への大下り。
結構きつかったです。
北鎌尾根もくっきり。
2012年09月15日 09:21撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/15 9:21
北鎌尾根もくっきり。
高瀬ダムの奥には船窪岳や七倉岳が見えます。
2012年09月15日 09:23撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/15 9:23
高瀬ダムの奥には船窪岳や七倉岳が見えます。
水俣乗越に到着。
2012年09月15日 09:48撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
2
9/15 9:48
水俣乗越に到着。
ここからはいよいよ東鎌尾根を登り返します。
昨年、下山時に苦労した丸太の梯子階段。
2012年09月15日 10:15撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/15 10:15
ここからはいよいよ東鎌尾根を登り返します。
昨年、下山時に苦労した丸太の梯子階段。
そして長梯子。
2012年09月15日 10:20撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/15 10:20
そして長梯子。
振り返ると先ほど下りてきた西岳が。
こうして見るとほんと急激な下りです。
2012年09月15日 10:23撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/15 10:23
振り返ると先ほど下りてきた西岳が。
こうして見るとほんと急激な下りです。
槍もかなり近づいてきました。
2012年09月15日 10:30撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/15 10:30
槍もかなり近づいてきました。
こうやって見ると、すごい所に梯子がありますね。
2012年09月15日 10:34撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/15 10:34
こうやって見ると、すごい所に梯子がありますね。
大天井岳から西岳へと続く稜線。
こうして見ると、距離的にはそんなに歩いてきたという感じはしませんね。
2012年09月15日 10:41撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
2
9/15 10:41
大天井岳から西岳へと続く稜線。
こうして見ると、距離的にはそんなに歩いてきたという感じはしませんね。
ヒュッテ大槍まであと40分。
すでにヘロヘロです。東鎌尾根おそるべし。
槍の肩のテン場が早くしないと埋まってしまうので、ちょっとペースをあげすぎました。
2012年09月15日 10:54撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
2
9/15 10:54
ヒュッテ大槍まであと40分。
すでにヘロヘロです。東鎌尾根おそるべし。
槍の肩のテン場が早くしないと埋まってしまうので、ちょっとペースをあげすぎました。
ヒュッテ大槍に到着〜
小屋から上は完全に雲の中です。
2012年09月15日 11:23撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/15 11:23
ヒュッテ大槍に到着〜
小屋から上は完全に雲の中です。
槍沢
2012年09月15日 11:39撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/15 11:39
槍沢
いよいよ東鎌尾根の最終部です。
2012年09月15日 11:53撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
1
9/15 11:53
いよいよ東鎌尾根の最終部です。
実際に歩いていると感覚が麻痺してきますが、冷静に考えるとかなりの高度感です。
2012年09月15日 12:00撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
1
9/15 12:00
実際に歩いていると感覚が麻痺してきますが、冷静に考えるとかなりの高度感です。
槍ケ岳山荘に到着〜
大天荘から6時間でなんとか到着できました。
2012年09月15日 12:16撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
1
9/15 12:16
槍ケ岳山荘に到着〜
大天荘から6時間でなんとか到着できました。
テン場ブース19番。
なんとかぎりぎり確保できました。
2012年09月15日 12:25撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/15 12:25
テン場ブース19番。
なんとかぎりぎり確保できました。
槍の穂先はガスの中のため、登頂は断念。
小屋でおでんと生ビールで〆。
2012年09月15日 13:46撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/15 13:46
槍の穂先はガスの中のため、登頂は断念。
小屋でおでんと生ビールで〆。
=3日目・最終日=
天気もよさそうなので御来光登頂に挑みます!
御来光の1時間前、朝4時半過ぎに槍の穂先にとりつきましたが、すでに渋滞中。
御来光に間に合うか?
2012年09月16日 04:43撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/16 4:43
=3日目・最終日=
天気もよさそうなので御来光登頂に挑みます!
御来光の1時間前、朝4時半過ぎに槍の穂先にとりつきましたが、すでに渋滞中。
御来光に間に合うか?
槍ケ岳山荘の前にも人だかりが。
(手ぶれ写真ですが御容赦ください)
2012年09月16日 04:48撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/16 4:48
槍ケ岳山荘の前にも人だかりが。
(手ぶれ写真ですが御容赦ください)
富士山も見えました。
2012年09月16日 05:08撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/16 5:08
富士山も見えました。
梯子待ち。
2012年09月16日 05:12撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/16 5:12
梯子待ち。
穂高もくっきりです。
よく考えたら槍から穂高を見たのは今回の登頂が初かも。
前回、前々回とも穂高は雲の中でした。
2012年09月16日 05:16撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/16 5:16
穂高もくっきりです。
よく考えたら槍から穂高を見たのは今回の登頂が初かも。
前回、前々回とも穂高は雲の中でした。
そしてやっと山頂に到着。
山頂はすでに人でぎっしり。なんとかラスト10名くらいに滑り込みセーフ。もう少し遅かったら満杯で登頂不可でした。
2012年09月16日 05:23撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/16 5:23
そしてやっと山頂に到着。
山頂はすでに人でぎっしり。なんとかラスト10名くらいに滑り込みセーフ。もう少し遅かったら満杯で登頂不可でした。
常念山脈の空が白んでいきます。
2012年09月16日 05:23撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/16 5:23
常念山脈の空が白んでいきます。
北鎌方面。
2012年09月16日 05:24撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/16 5:24
北鎌方面。
穂高方面。
2012年09月16日 05:25撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/16 5:25
穂高方面。
富士山もくっきり。
2012年09月16日 05:26撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/16 5:26
富士山もくっきり。
そして、
2012年09月16日 05:31撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/16 5:31
そして、
いよいよ、
2012年09月16日 05:32撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/16 5:32
いよいよ、
その瞬間が。
2012年09月16日 05:32撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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その瞬間が。
きたーーーーっ!
2012年09月16日 05:33撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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きたーーーーっ!
穂高がモルゲンロートに染まっていきます。
2012年09月16日 05:33撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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穂高がモルゲンロートに染まっていきます。
素晴らしい瞬間を共有した人達。
山ってほんといいですね。
2012年09月16日 05:34撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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素晴らしい瞬間を共有した人達。
山ってほんといいですね。
槍ケ岳山荘もオレンジに染まります。
2012年09月16日 05:34撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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槍ケ岳山荘もオレンジに染まります。
山頂での御来光を無事体験し下山。
登頂待ちの人がたくさんいます。
2012年09月16日 05:48撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/16 5:48
山頂での御来光を無事体験し下山。
登頂待ちの人がたくさんいます。
ほんと大満足の御来光登頂でした。
2012年09月16日 05:50撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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ほんと大満足の御来光登頂でした。
テン場に戻りテントを撤収し下山しようと小屋に行くと、
2012年09月16日 06:34撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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テン場に戻りテントを撤収し下山しようと小屋に行くと、
超、長蛇の列。。。
すごすぎる。。。。。
早起きして登っちゃって良かった。
2012年09月16日 06:43撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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超、長蛇の列。。。
すごすぎる。。。。。
早起きして登っちゃって良かった。
西鎌尾根を下山します。
先日歩いた北アルプス中央部の山々が一望です。
北アルプスの中で一番好きな山域です。
2012年09月16日 06:45撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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西鎌尾根を下山します。
先日歩いた北アルプス中央部の山々が一望です。
北アルプスの中で一番好きな山域です。
先日歩いた地獄の笠ヶ岳も。
2012年09月16日 06:45撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/16 6:45
先日歩いた地獄の笠ヶ岳も。
槍の肩で登頂を待つ人々。
2012年09月16日 06:45撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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槍の肩で登頂を待つ人々。
ニセ槍と槍の影のコラボ。
2012年09月16日 06:55撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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ニセ槍と槍の影のコラボ。
一番奥は後立山でしょうか?
2012年09月16日 07:05撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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一番奥は後立山でしょうか?
千丈乗越に到着。
2012年09月16日 07:19撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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千丈乗越に到着。
槍から昇る太陽。
2012年09月16日 07:24撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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槍から昇る太陽。
西鎌尾根が光に照らされます。
双六に三俣、黒部五郎、薬師、鷲羽に水晶。
絶景です。
2012年09月16日 07:24撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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西鎌尾根が光に照らされます。
双六に三俣、黒部五郎、薬師、鷲羽に水晶。
絶景です。
今回はまだ歩いた事のない中崎尾根〜奥丸山経由で下山します。
2012年09月16日 07:26撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/16 7:26
今回はまだ歩いた事のない中崎尾根〜奥丸山経由で下山します。
飛騨沢と奥丸山への分岐点をすぎると、
2012年09月16日 07:37撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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飛騨沢と奥丸山への分岐点をすぎると、
中崎尾根の稜線が。
お約束の影自撮りも。
2012年09月16日 07:45撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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中崎尾根の稜線が。
お約束の影自撮りも。
中崎尾根、サイコー!!
2012年09月16日 07:47撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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中崎尾根、サイコー!!
稜線に1本だけ立つダケカンバ。
昨年、飛騨沢から槍に登った時に、このダケカンバを見て、「あそこに行きたい!」と思い、今回このルートを選びました。
2012年09月16日 07:48撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/16 7:48
稜線に1本だけ立つダケカンバ。
昨年、飛騨沢から槍に登った時に、このダケカンバを見て、「あそこに行きたい!」と思い、今回このルートを選びました。
穂高岳の先に焼岳、そして乗鞍岳も見えてきました。
2012年09月16日 07:49撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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穂高岳の先に焼岳、そして乗鞍岳も見えてきました。
一見なだらかに見える中崎尾根ですが、かなりの細尾根で、足幅しかないような箇所もかなりありました。
両側がヤブなので高度感はありませんが、ヤブがなかったら怖くて歩けなかったかもしれません。
2012年09月16日 08:02撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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一見なだらかに見える中崎尾根ですが、かなりの細尾根で、足幅しかないような箇所もかなりありました。
両側がヤブなので高度感はありませんが、ヤブがなかったら怖くて歩けなかったかもしれません。
左から槍ケ岳、大喰岳、中岳。
こうして見ると大喰岳と中岳も立派ですね。
2012年09月16日 08:11撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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左から槍ケ岳、大喰岳、中岳。
こうして見ると大喰岳と中岳も立派ですね。
気持ちのいい森の中を歩きます。
2012年09月16日 08:13撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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気持ちのいい森の中を歩きます。
ほんとこの中崎尾根は絶景だらけです。
2012年09月16日 08:14撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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ほんとこの中崎尾根は絶景だらけです。
こちらは双六・樅沢岳方面。
2012年09月16日 08:18撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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こちらは双六・樅沢岳方面。
ほんと気持ちいい道です。
2012年09月16日 08:26撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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ほんと気持ちいい道です。
振り向けば槍からのびる西鎌尾根も。
2012年09月16日 08:30撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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振り向けば槍からのびる西鎌尾根も。
奥丸山が見えてきました。
2012年09月16日 08:39撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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奥丸山が見えてきました。
槍平へと下りる分岐点を過ぎると、
2012年09月16日 08:55撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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槍平へと下りる分岐点を過ぎると、
眼下には槍平小屋が。
2012年09月16日 09:06撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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眼下には槍平小屋が。
そして、奥丸山登頂〜
周りの山が3000mオーバーなので低く見えますが、2440mもあります。
2012年09月16日 09:11撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/16 9:11
そして、奥丸山登頂〜
周りの山が3000mオーバーなので低く見えますが、2440mもあります。
奥丸山からの超大絶景のパノラマ合成写真。
左から笠ヶ岳、抜戸岳、大ノマ岳、ちょこっと黒部五郎が見えて双六岳に三俣蓮華岳、樅沢岳、西鎌尾根、槍ケ岳、大喰岳に中岳、南岳、大キレットをはさんで北穂に涸沢岳、奥穂にジャンダルム、そして西穂と続きます。
2012年09月16日 09:15撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 7.0 HD, Panasonic
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9/16 9:15
奥丸山からの超大絶景のパノラマ合成写真。
左から笠ヶ岳、抜戸岳、大ノマ岳、ちょこっと黒部五郎が見えて双六岳に三俣蓮華岳、樅沢岳、西鎌尾根、槍ケ岳、大喰岳に中岳、南岳、大キレットをはさんで北穂に涸沢岳、奥穂にジャンダルム、そして西穂と続きます。
すばらしい奥丸山からの景色を堪能した後は、いよいよ下山です。
が、ここから地獄の下山路の始まりでした。
木の根と滑りやすい土の急斜面。先日下った笠新道以上に難儀しました。
2012年09月16日 10:16撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/16 10:16
すばらしい奥丸山からの景色を堪能した後は、いよいよ下山です。
が、ここから地獄の下山路の始まりでした。
木の根と滑りやすい土の急斜面。先日下った笠新道以上に難儀しました。
時折見える抜戸岳
2012年09月16日 11:10撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/16 11:10
時折見える抜戸岳
激しい急斜面にヘロヘロになりながらやっとたどり着いた下丸沢。
沢の渡渉点が見つからず焦りました。
いったん沢で頭を冷やして冷静になり、あたりをぐるっと見回すと、虎ロープと赤テープが。
2012年09月16日 11:28撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/16 11:28
激しい急斜面にヘロヘロになりながらやっとたどり着いた下丸沢。
沢の渡渉点が見つからず焦りました。
いったん沢で頭を冷やして冷静になり、あたりをぐるっと見回すと、虎ロープと赤テープが。
かなりわかりにくいですが、こんな感じです。
2012年09月16日 11:29撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/16 11:29
かなりわかりにくいですが、こんな感じです。
無事、沢を渡り林道へ。
今はもう使われていないのか廃道といった感じでした。
2012年09月16日 11:41撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/16 11:41
無事、沢を渡り林道へ。
今はもう使われていないのか廃道といった感じでした。
橋を渡り奥丸山の登山口に到着。
いやぁ、激しい下山路でした。
2012年09月16日 11:45撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/16 11:45
橋を渡り奥丸山の登山口に到着。
いやぁ、激しい下山路でした。
わさび平小屋に到着。
2012年09月16日 12:00撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/16 12:00
わさび平小屋に到着。
リンゴが冷えてます。
2012年09月16日 12:01撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/16 12:01
リンゴが冷えてます。
新穂高に到着。
2泊3日、表銀座山行、無事完了です!
2012年09月16日 13:08撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/16 13:08
新穂高に到着。
2泊3日、表銀座山行、無事完了です!
平湯温泉のバスターミナルで〆ビール。
おつかれした!
2012年09月16日 14:49撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/16 14:49
平湯温泉のバスターミナルで〆ビール。
おつかれした!

感想

〜槍ヶ岳 御来光登頂!表銀座、そして中崎尾根の超絶景!〜

今まで燕岳には3回、大天井岳の手前までは2回、東鎌尾根も1回歩いた事があったのですが、全ルート通して歩いた事がなかったので表銀座に2泊3日の行程で行ってきました。
昨年の裏銀座、先日の西銀座に続いての北アルプス銀座ルートのラストはいかに?


〜9/14 day1 気分で行き先変更〜

今日は松本の実家で前泊したので松本から出発です。
松本駅から大糸線で信濃大町へ。「表銀座なのに信濃大町?」という感じですよね。なぜかと言いますと電車に乗るまでは表銀座ではなく、爺ヶ岳〜針ノ木岳の縦走を予定していたのでした。
しかし他の登山者に混じって電車に揺られ常念や燕岳を眺めているうちに、「やっぱ今年の北アルプスの〆は表銀座だべ」という考えがムクムクと沸き上がり、
「槍穂高の地図も持ってるし、表銀座の計画もヤマレコに貯めてあるから問題なし。でも連休と重なる日程の表銀座なんて混みそうだなぁ。爺ヶ岳から針ノ木岳だったら静かな山歩きができそうだし」
と自問自答を繰り返した結果、降り立ったのは???      穂高駅でした〜!

=燕岳をすっ飛ばし大天荘へ=

そんな突然の行き先変更の表銀座。中房温泉行きの始発バスには乗れましたが中房温泉着は7時半。大天荘まで一気に行くには遅めの出発に。
コースタイムだと燕岳をすっ飛ばして休憩なしで歩いても7時間ちょい。大天荘に15時に着けるかどうかの時間です。
「これはいつもみたいにチンタラ歩いてちゃいかんな」
という事でゴイゴイ歩きました。

「第一ベンチ?水場?たっぷり持ってるよ〜」
「富士見ベンチ?ガスってるからパスパ〜ス」
「合戦小屋?スイカ食ってる時間はない。でも食いたい〜(T ^ T)」
「燕山荘。ケーキ食いたい!ビール飲みたい!!けど、今回は外トイレだけ貸してください」
「燕岳?3回登ったから今回はすまんパス」
「蛙岩?毎回思うけどどこが蛙何だろう…」
「喜作さん、道を切り拓いてくれてありがとうございます」
「すいません。大天荘への、登り、、かなりキツイんですけど。。。」
とガスガスでほとんど何も見えないなか歩き続ける事6時間余り、大天荘まであと数十歩というところで、

=奇跡の晴れ間が=

今まで垂れ込めていた濃いガスが一気に晴れ、青空バックの大天荘と東天井岳へと続く稜線が。
なんだか感動して危うく落涙寸前でした。これだから山はやめられないんですよね。

太陽の光が降りそそぐなかテントを設営し、山荘から少し登った大天井岳の山頂へ。
山頂から絶景をといきたかったのですが、キレイに晴れてるのは大天井岳だけで周りの山はガスの中。槍の穂先もガスに見え隠れという感じでしたが、太陽の光が燦燦と降りそそぐ中、しばし山頂でひなたぼっこをしながらゆっくりと過ごした後、お決まりのビールで本日の〆となりました。


〜9/15 day2 東鎌尾根から槍の肩へ〜

2日目朝。今日は槍までの表銀座後半部です。快晴を期待したのですが残念ながらガスの中スタートでしたが、ビックリ平をすぎる頃にはガスも薄くなり槍もちらほら。

そんなお隠れモードの槍を横目に稜線を進み、西岳を登頂しヒュッテ西岳で休憩した後は、いよいよ水俣乗越への下り&東鎌尾根の登り返しです。
東鎌尾根は槍ヶ岳からの下山で通った事はありますが登りは初めて。一度通ってるし正直楽勝だろと思ってたのですが、、、

=きっつー、東鎌尾根=

いやぁ体力削られました。
西岳での残存体力95%、水俣乗越で70%、ヒュッテ大槍で35%、槍の肩で15%って感じです。
槍の肩のテン場のゲットの為に、ペースをあげて登ってたのもありますが、「こ、こんなはずでは、、、」という感じでした。
個人的には東鎌尾根>>>>西鎌尾根という感じでした。

そんな状態でなんとか槍の肩に着くと既に登山者でいっぱい。「これはテン場いっぱいかも?」と危ぶみましたが、19番のブースをなんとかゲット。なんとか無事に張ることができました。

テントを張った後は予定では槍を登頂するはずだったのですが、槍の穂先はガスの中。こりゃぁ登る意味はないと諦め、槍ヶ岳山荘でおでんと生ビールで本日の〆の一杯。登頂<ビールという通常運転の1日は過ぎていきました。

〜9/16 day3 御来光登頂&絶景の中崎尾根〜

最終日の朝。昨日パスした槍ヶ岳の登頂。ガスってたら登頂はパスして下山しちゃおうと思っていたのですが、午前3時、テントから顔をだすとそこには満天の星空が。
いやぁほんとキレイでした。今まで見た星空で文句なくNO.1でした。16日はちょうど新月のあたりで月光がなかったせいでしょうか。天の川もはっきり見え、あまりにも無数の星が見えるので逆に星座がわからない程でした。

「よし、こうなったら槍の穂先で御来光を拝んでやる!」
満天の星空に俄然テンションがあがりダラダラモードから一転やる気モードに。
すぐ下山できるようにザックをパッキングし、御来光の1時間前、4時半にテン場から槍の肩へと向かうと、、、

=山頂へと続くライトの列=

「あーー出遅れたかーーー」
槍の肩は既に人でいっぱい。穂先には無数のヘッデンの列。そして山頂には既に人の姿が。
「や、やばい、槍の頂上で御来光の野望がっ!」
という事で、ソッコーで穂先に取り付き渋滞の中を登る事45分、最後の2段の梯子に取り付き登り切った先には、ギッチギチにスペースを詰めて御来光を待つ先着の皆さんが。
そんな姿に「日本人ってやっぱ思いやりの民族だなぁ」なんてちょっと感動しつつ、そしてそのおかげでなんとかスペースもゲット。ラスト10人といったところでしょうか。ギリギリ間に合いました。

そして待つこと10分、常念山脈の東の彼方がオレンジに染まり、周囲の歓声とともについに御来光が。
僕はまだ薄暗いなか早出して稜線上で一人で迎える御来光の瞬間が一番好きなんですが、見知らぬ人同士、多くの人とこの瞬間を迎えるというのもいいもんだなぁと思いました。

=いよいよ下山=

そんな槍の頂上での御来光を満喫しテン場に戻りテントを撤収しいよいよ下山です。
今回の下山ルートは未だ通った事のない中崎尾根。昨年、飛騨沢から槍に登った時に中崎尾根の稜線上にポツンと1本だけ立っていたダケカンバの姿に、「あそこに行ってみたい!」とずっと思っていたのでした。それに連休の中日、槍のメインルートはどこも混んでいるだろうし、できるだけ静かな山歩きをしたかったのです。

槍の肩から西鎌尾根を千丈乗越まで下山。千丈乗越からは飛騨沢方面へ一旦下ると奧丸山方面へと続く稜線に足を踏み入れるとそこには?

=超絶景の穴場、中崎尾根!=

中崎尾根、ここは素晴らしいです。めちゃくちゃ穴場だと思います。左手には槍穂高の巨大な塊、右手には笠ヶ岳と抜戸岳の端整な姿。ほんとに絶景の縦走路だと思います。

登山道は全体的に草付きの細尾根で滑りやすく、足幅くらいしかない箇所も沢山あるので踏み外さないように注意は必要かと思いますが、とにかく絶景です。

そんな絶景の中崎尾根を歩くこと2時間。奧丸山に到着です。この奧丸山。360°の大パノラマというのはこういう事だろうなという景色。2440mの奧丸山の周りのを3000m級の山々がぐるっと取り囲んでいる感じです。
縦走の最後を締めくくるにふさわしい絶景でした。

=笠新道の悪夢再び、奧丸山からの下山道=

そんな絶景の奧丸山を後にし、いよいよ新穂高へ下山です。
下山ルートは槍平経由(時間はかかるがなだらか)と、左俣への下山道(時間は早いが急斜面)があるのですが、先日下った笠新道と比べればとタカをくくり急斜面を選択。その急斜面は、、、
「なんだよ、ココ。もしかして笠新道よりキツイんじゃない?」
という激急斜面。
ゴロ石の急斜面の笠新道に対して、こちらは木の根と滑りやすい土の無整備の急斜面。しかも前日は雨。もう滑らない方がおかしいという状態で、何度もズリズリ滑りまくるわ、疲労で膝が痛み出すわで、
「誰だよ、こっちの道選んだの!」
「お前じゃ!ボケっ!!」
と無意味な一人罵倒モードに突入。身も心もヘロヘロになりながらもなんとか左俣林道へ到着。
足元を気にせず歩ける幸せを噛みしめながら、新穂高へと下山となりました。

〜まとめ〜

ちょっとした気まぐれで行き先を変更し歩くことになった表銀座。2泊3日はちょいキツ目でしたが、行動中は雨に降られる事もなく、中崎尾根という超絶穴場も堪能でき、いい山行となりました。

でも皆さん、奧丸山からの下山は槍平ですよ、槍平。間違っても左俣には出ないよーにです!

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コメント

晴れ男キャンペーン期間延長ですかsun
こんにちは、zawadaさん

復活以来怒涛のテン泊縦走ラッシュですね。
序盤はあまり天候に恵まれなかったようですが
中盤以降は見事な天気で素晴らしい景色を堪能されたのではhappy01

しっかし槍ヶ岳山頂で新型iフォン発売開始でもしたかのような大行列。
凄まじいものですね。何時間待ちくらいだったんだろうcoldsweats02

私は当分の間行くことはないでしょうが、「奥丸山からの下山は槍平」
覚えておくことにしますhappy01
2012/9/19 15:44
こんにちはmuscatさん!
槍渋滞、2〜3時間待ちだったらしいですよ。
ほんと朝一で登っちゃって良かったです。

晴れ男キャンペーンは先日の笠ヶ岳の雨で終了かと思われましたが、今回の最終日の でなんとか持ち直した感じでしょうか。

膝はどんな感じですか? に行きたいのに行けないという状況はほんとツライと思いますが、今は我慢のしどころ、膝のケア第一で頑張って下さいrock
2012/9/19 17:55
ゲスト
お疲れ様でした〜。
槍ヶ岳の登頂待ち行列、凄いですね

気の短い私だからあんなに並ぶのなら諦めちゃう
普段のお買い物も、食堂も並ぶのは嫌いです。
昔に登っておいて良かったぁ。

私は15,16日で燕岳→大天井岳でしたがお互い雨に遭わなくてよかったですね。
2012/9/21 10:13
OBABAさん、こんにちは!
往復で4時間くらいかかったらしいですよ。しかも小屋番さんのブログによると、朝から晩までずっとそんな状態だったらしいです。despair

初登頂だったら我慢して並ぶかもしれませんが、そうじゃなかったら僕も確実にパスします。暗いうちから登っちゃってホント良かったです。

僕も並ぶの大嫌いです。基本的に平日休みなので並んで何かをするという行為は厳しいですね〜。
そんな事もあり、下山は中崎尾根-新穂高を使いました。連休の中日にも関わらず、下山時に会ったのは7-8人くらいだったと思います。静かな山歩きで〆られたのはほんと良かったです

夜はrainに降られましたが、行動中はなんとか持ってくれたので良かったです。
今年の北アルプスのいい〆山行になりました。
2012/9/21 11:56
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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
槍ヶ岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
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体力レベル
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