大根沢山・信濃俣・光岳・茶臼岳(畑薙第1ダムから周回)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 34.7km
- 登り
- 3,260m
- 下り
- 3,265m
コースタイム
5:45カバ沢の頭-7:08椹沢山-7:28信濃俣-8:12信濃俣のコル-10:06百俣沢の頭10:16-11:10光岳-11:28光岳小屋-13:28易老岳-14:11希望峰手前鞍部14:25-15:09希望峰-15:50茶臼岳15:57-16:20茶臼小屋
7:27茶臼小屋-7:50樺段-8:28横窪沢小屋8:46-9:10中ノ段-9:36ウソッコ沢小屋9:47-10:33ヤレヤレ峠10:41-10:56畑薙大吊橋11:07-11:37沼平-11:53畑薙第1ダム
天候 | 20日 晴れ 21日 曇り一時雨 22日 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
初日
駐車場から対岸に移り、林道信濃俣線を数十M歩き中電施設へ登って行く。
まずは少し荒れた所から山に取付くが、この数Mの登りがコース中で一番歩きにくい。
1180M付近でちょっとした広場のような所に乗り上げる。下りでは注意が必要な箇所だ。(切株の上に乗った石が目印)
1300Mを越えた辺りから尾根が消え1400M辺りで再びに尾根に乗る。下る時は道の真ん中の木の二重巻き赤テープが目印となる。
1500M辺りでヘリポート跡からの道と合流する。
1950Mから2050M辺りは尾根が消え道がわかりづらい。
2060M付近は北西側にガレがあり、近づくと信濃俣や茶臼岳を望むことができる。
ここからは広い尾根を南に向かい、たくさんのマーキングのある田代沢の頭(2112M三角点)に着く。
途中、ガレからの展望を楽しみながら、数度のアップダウンを経て大根沢山最高点に到着する。
さらに南西へ少し進み、ヌタ場を横に見みながら少し上がると山頂三角点がある。
大根沢山最高点に戻り、いよいよブナ沢のコルへ下り始める。
前回の反省から、最初北に向かいガケを確認しながら下り途中で西方向へ進むことにする。
ガケから離れる所が難しかったが、高度計と地図を確認しながら歩き、マーキングを見失った所で手前のマーキングに戻る。
よく見ると前方左側へガケから離れて行くマーキングを発見。
ここからは丁寧にマーキング(主に青と黄のテープ)を拾いながら下降する。
途中道が痩せたと思ったら他の人の記録に載っていた岩が現れた。コースに乗っていることが確認できホッとする。
その先も道は不明瞭ながら懸命にマーキングを探しながらブナ沢のコルに降りた。最難関部が終了し休憩する。
ブナ沢側に1人用テントならなんとか張れそうなスペースがあった。
コルからは道は基本的に尾根沿いになるので気が楽になる。
しかしここまでの疲れからか歩くペースはあまり上がらない。
1913M点を過ぎてからの登りでさらにペースが落ち、ガスが出て来た中なんとかカバ沢の頭(2107M)に辿り着いた。
出来るだけ風の当たらない場所を選んでテントを張った。
疲れからぐっすり眠れるかと思ったが、体が興奮状態にあったのかなかなか寝付かれなかった。
2日目
テントから出るとガスに包まれている。
撤収が終わる頃にはポツリポツリ・・・。考えても仕方ないのでとにかく歩き出す。
樹林帯なので雨を直接受けないのは助かる。
しかし、椹沢山の登りにかかる辺りで雨足が強くなりカッパを着る。
倒木が邪魔な道を登り椹沢山に到着。ここは幕営適地。
一旦下って、信濃俣に登り返す。山頂は狭く三角点があるだけ。信濃俣が今回のメインテーマだったが、雨の中感動もなく先に進む。
その北の2220Mピークは西側に巻き気味に道が付いている。
信濃俣のコルからは幾つかの小ピークを踏んで百俣沢の頭への登りとなる。
道が少し広くなったように感じてしばらく登ると百俣沢の頭の標識が目に入った。
ここは「頭」という感じではなく、単なる分岐点。
ここからは一般登山道になり、格段に歩きやすくなる。雨は上がったがカッパは着たままにする。
今日中に茶臼小屋までいけるか微妙なのでペースアップ。
光岳への登りにあるハイマツ帯もガスで景色なし。
光岳への分岐手前で今回初めて人に出会う。
静高平の水場の様子を尋ねると「勢い良く出ていた。」との回答。これで光小屋での水場往復時間が削れる。
次に人に会ったのが希望峰への登りだったことを考えると、この方に会えたのはラッキーだった。
分岐にザックをデポし、光岳に行き展望台から眺めるもガスで何も見えず。
再びザックを背負い、光岳小屋を過ぎ、ガスで少し幻想的なセンジケ原の木道を歩く。
イザルガ岳は景色が期待できないので迷わずパス。
静高平の水場では、茶臼小屋まで辿り着けない場合を想定し3L補給。
ザックは重くなったが気は楽になった。
途中三吉ガレで休憩するが、見える山には雲がかかっている。
13:28易老岳を通過。
この先の倒木が心配だったが処理されていて問題無く歩くことができた。
天気も良くなり仁田岳が目を引く。
希望峰に着いたのが15:09。残念ながら仁田岳へ往復する時間と体力がない。
最悪ここでビバークと思っていたが、茶臼小屋に向けて進む。
気持ち良い稜線だが、歩みは遅い。
仁田池を過ぎ最後の登りをこなして茶臼岳に着いた。ガスで展望は得られなかった。
疲れ切った体で茶臼小屋に着いたのは16:20だった。
テントを張ったが、ビールを飲む元気も無く、ラーメンを作って食べると早々と横になった。
3日目
テントから出ると今日もガス。一応茶臼岳に登り日の出を待つ。
雲は厚く、日の出時刻を過ぎても光が差さない。
諦めて下り始めると一瞬だけ雲間から日が差して茶臼岳が少し明るくなった。
テントを撤収し、7:27下山開始。
樺段は特徴の無い場所で、標識が無ければ気付かずに通り過ぎてしまいそう。
水呑場はかろうじて水が出ている状態だった。
水呑場から少し下ると倒木ベンチに着いた。ここが茶臼小屋と横窪沢小屋との中間点だそうで、休憩に良いと思う。
横窪沢小屋はキレイな小屋だが既に営業期間外。一部は開放されていた。
小屋からは右にある横窪沢を鉄橋で右岸に渡り、一旦横窪峠に登る。
峠から下り、中ノ段を過ぎ、4段のハシゴを過ぎると道は右のウソッコ沢と左の上河内沢に挟まれるようになる。
上河内沢に架かる吊橋を渡るとウソッコ沢小屋に着いた。
水場は、大きな黄色いポリバケツへホースが引かれいたが勢いはなかった。
ウソッコ沢小屋からは沢沿いの道となり、4つの吊橋を渡ってヤレヤレ峠への登りとなる。(4つ目の吊橋の先は増水時には通れなくなりそうな感じだった。)
ヤレヤレ峠はベンチも置かれ、野鳥の声を聞きながら気持ちよく休憩することができた。
峠からトラバース道を進み送電鉄塔のある尾根にぶつかり、そこから九十九折れの道を下って行くと畑薙大吊橋に着いた。
吊橋は風が結構有り強風の時は怖い思いをしそうだ。
ここからは林道歩き。沼平からは舗装道となって、正午前に畑薙第1ダムに到着した。
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