総日数1870日 日本300名山ついに達成!【伊奈川ダム〜越百山(300)〜南駒ヶ岳(200)〜空木岳】
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan.png)
- GPS
- --:--
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 2,577m
- 下り
- 2,579m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所:雨天、雨後時は【仙涯嶺〜南駒ヶ岳】間の岩場通過。好天時は問題ありません。 水場:〔往路〕下の水場・・・チョロチョロ出ていた 上の水場・・・下の2倍ほどは出ていた(登山道から見た感じ) 〔復路〕義仲の力水・・・涸れてます 仙人の泉・・・チョロチョロ出ていた 詳細はこちらのブログで↓ http://top-of-100.at.webry.info/201209/article_4.html |
写真
感想
ついにこの日を迎える時が。
天候も問題なさそうで登山のみに集中できそうです。
金曜日は仕事が終わって装備を確認してそのまま中央道を走る。
AM3:50 伊奈川ダムの駐車場に到着。暗がりでハッキリ分からないが第一、第二駐車場で30台ほど停まっているようだ。
今日の行程は【伊奈川P〜越百山〜南駒ヶ岳〜空木岳〜木曽殿山荘〜伊奈川P】の周回コース。
しかし、CT17:40 標高差1784mを日帰りするにはかなりハードルが高くなります。細かくチェックポイント毎の到着時間を計算し、最悪【南駒ヶ岳】でエスケープルートで下山を視野に入れての山行に決めました。
暗がりの中幾つかの車から出発準備を始める人たちがあった。
zenithも本日は行程が長いこともあり、焦らず気持ちを落ち着かせて用意する。
AM4:30 ヘッドランプを点けゲートを出発。
林道をゆっくりと自分のペースを守って歩く。辺りには自分のクマ鈴と沢の音が響きわたる。
途中三人組の登山者に抜かれ【福栃橋】の分岐に到着。三人組みは左の【南駒ヶ岳】方面へと進んで行った。
右へ向かったワタシは堰堤脇を登り刈り払いされた登山道を登っていく。
暗闇からだんだんと空が薄っすらと明るくなっていくと周辺の景色を把握できた。
階段手前に水場を確認。ここが【下の水場】のようだ。水量は少ないが涸れていない。尾根に取り付き【見晴台】を過ぎると【上の水場】のプレートが。確認しには行かなかったが、登山道上部から確認でき、水量は【下の水場】より倍の水量が出ていた。
視界が開け樹林帯を進んでいると突然目の前にカラフルな建物が目に入った。
【越百小屋】だ。赤と黄色のカラー。山の中で何て斬新なんだっ。
ここで最初の大きな休憩をいれた。目の前には大きく聳える【南駒ヶ岳】。それを肴に食事も進む。小屋からガタガタ音がしていたが、やっと小屋のご主人が出てきた。ご主人と話をしながら休憩し、そろそろ出発に。
周りの景色を見ながら標高をかせぐとすぐに【越百山】山頂に。
山頂からは南の稜線伝いに【南越百山】。そして北には【仙涯嶺〜南駒ヶ岳】が。
残念ながら【御嶽】方面は雲で覆われ見えません。
稜線のハイマツ帯を進んでいくとぐんぐんと【南駒ヶ岳】が近づいて来る。
行く手を阻むハイマツの道を進んで行くと【仙涯嶺】手前は砂地が広がる。まるで【燕岳】を思わせる美しい景色でした。
山頂は標識も無く少し寂しげでした。
さぁここからは高度感のある鎖場、岩場を通過して【南駒ヶ岳】を目指します。
ガレ場、砂礫帯を通過し『御料局三角点』を通過するとついに念願の山頂に到達。
途中稜線の道が分からず巻いて進んでしまい北からの登頂。
山頂には数人の登山者がいたが少しして【仙涯嶺】の方へと降って行った。
山頂は独り占めに。
静かな山頂だった。
おにぎりを食べながら北に聳える【木曽駒ヶ岳】を見ていた。
あの山頂、あの場所から始まったのだ。
5年前の快晴の日、西の方角に聳えている茶褐色の巨体な山体を見て隣の登山者にふと尋ねた。
z「あれは何て山ですか?」
登「あれは【御嶽山】。木曽の【御嶽山】だよ」と・・・。
山に登るとこんな凄い非日常の景色を見ることができるんだ・・・
昨日の事の様に思い出しているといつの間にか50分の時間が経っていた。
地図に記入した今日の行程時間を確認して山頂を後にした。
避難小屋への分岐を過ぎ【赤椰岳】を登る。
山頂に寂しげに立っている棒が目に入った。
写真を撮って最後のピーク【空木岳】を目指す。
高山ではやっと秋らしく黄色に彩る黄葉がチラホラ見えた。また草紅葉も赤が良い感じになってきた。
やっと【空木岳】の山頂に着くとそこは先ほどまでのピークと違い、さすがは百名山。沢山の登山者で埋め尽くされていた。
山頂から見た【南駒ヶ岳】。こうやって見ると巨体な山です。
さて先ほどまでの陽射しがだんだんと弱くなって雲が覆うようになってきました。
本日の行程は下山です。あまり長いはしない方がいいでしょう。
【木曽殿山荘】を目指します。
途中ガレ場の道を注意しながら降り山荘に到着。
小屋ではすでに本日泊の登山者が楽しそうに過ごしていた。
外のテーブルでSOYJOYをかじりドリンクを流し込んで【伊奈川ダム】を目指す。
【義仲の力水】は残念ながら涸れていた。
下の【仙人の泉】は何とか涸れずに流れていた。
長い降りを終え【うさぎ平】に到着。
時計を見ると16:08
どうやらヘッドライトの出番はなさそうだ。
《300名山を振り返って・・・》
5年前の9月 山登りを始める時に身近に山を登っている友人が居らず、友人のお母さんが山を登っていることを思い出した。会社が終わり友人ではなく、そのおばさんに会いに行き初心者でも登れる山が無いか相談を持ちかけた。するとおばさんは二つの山を紹介してくれた。
【上州武尊山】と【赤城山】だった。
【木曽駒ヶ岳】と【美ヶ原】を登っている自分ならすぐに登れるだろうと変な自身があった。しかし実際に登ってみると【上州武尊山】下山時すぐに両足が攣って動けなくなった。しばらくその場から動けず時間だけが過ぎていった。こんな山奥で陽が暮れたらどうしようと恐怖を感じた。その後足は攣ったままだが何とか動けるまでになり時間をかけて無事下山。
しかしその日の夜、温泉で必死にマッサージをして次の日に【赤城山】に向かう。
そんな感じで100名山を登って行った。
最初は自己流で何が良く、何が悪く、山のルールも知らないまま山行を続けた。今では当たり前であるマーキング。それが何を意味するかも知らずに・・・。山を登りながらネットや本などで独学で徐々に覚えていった。
ある時、久しぶりにあった昔のバイト先の友人とたまたま山の話になって、その人もたまに登っている事を知った。じゃあ来月に【北岳】登ろうよと言われた。
その時期は10月も下旬に入る頃。上は雪が積もっているとのこと。アイゼンなんてよく知らない。
【北岳】までは約一ヶ月ある。体に多少負荷をかけての『一日二座』を二日連続で敢行した。日本第二位を登るならそれぐらいしなくてはっ、っとその時は考えていた。
その成果か当日なんなく登頂できた。しかしその時、緊張の糸が張り詰めていてそれが急に切れて安心感と嬉しさが込み上げ山頂で泣いた。
これで百名山はいけると確信。【トムラウシ】【幌尻岳】【飯豊山】【火打山〜妙高山】のロング。三泊の北アルプス山行では装備の軽量化を一ヶ月前から試行錯誤した。【大朝日岳】だけでは初めて脱水症状に陥り身近に『死』も感じた。
そんな事があっても山は登れば登るほどのめり込んでいく不思議なスポーツだ。
そしてこのヤマレコというサイトの存在も大きかった。情報の大半はこのサイトから得ていたからだ。直近の情報がすぐに確認できる事は計画登山にはとても大切です。
2009年に登録をして会った事も無い人とスムーズな情報交換をさせて頂き、今回の300名山を無事怪我無く終えることができたと思っています。
サイトの管理者様、また私と情報交換して頂いた方々本当にありがとうございました。
そんな中にも実際に会った方もいました。
yakouseiさん、mattoldさん
お二人と出会った事でただ山を登るということ以外の楽しみ方を教えて頂きました。山行がさらに楽しくなりました。
この場を借り御礼申し上げます。
《今後の山行・・・》
目標が一先ず終わってしまいましたが、名山登りは一先ず終わりでしょうか。
あとは気になる山やもう一度登りたい山などを登ろうかと。
一人の山行ばかりだったので、今後は友人と一緒に登るのも良いかも。
あっ、そうそうプラスα、まだ残っている山がありました。とりあえずその山を登りたいですね。
zenithさん、こんばんは
晴天のなか無事に目標達成できましたこと
本当におめでとうございます
いろいろご苦労や嬉しかったことなどたくさんあったことと
思います。ご本人にしか分からないことだと思います。
個人的にも「山海庭」でお世話になっておりましたので
感慨深いものがあります。
あらためましてお祝いのコラボ登山を計画したいと思います
差支えなければお付き合いください
いつもコメント頂きありがとうございます
>晴天のなか無事に目標達成できましたこと
本当におめでとうございます
ありがとうございます
300名山も無事に怪我無く目標達成できました。
改めて振り返るといろんな事がありました
いろんな事があったけれど命は守ることができました
それが一番だと思っております。
>あらためましてお祝いのコラボ登山・・・
問題ないですよっ
こちらこそ是非に
岡山の田舎から、お祝いを申し上げます。
こんばんは
無事に怪我無く登ることが出来達成感もひとしおです。
天候も味方し終始楽しい山行でした
さらに運が良かったのは日曜は雨だった事。一泊にしていたらビショ濡れの下山だったでしょう。まぁそれも思い出になっていたかもしれませんが・・・。
那岐父からは山での楽しい過ごし方を教えて頂きました
今後もこれは楽しみたいと思っております。
お祝いのコメントありがとうございました
コメントの「命は守る事ができました」に凄みを感じます。
私には想像だに出来ませんが、とにかくお祝い申し上げます。
また何処でお会いする機会があった時は、よろしくお願いします。
コメントありがとうございました
山登りは100名山が切欠で始まりましたが、300名山にシフトすると100名山のような完全に整備された登山道ばかりでなはく、やはり『ルーファイ』や『沢』、『藪』、『雪』など一般登山からかけ離れていきます。そんな中で多少の無理もしましたが、全てが終わった今、「命があって良かったなぁ・・・」っとふと思いました。命あっての山登りなので
今後はペースは落ちると思いますが、山は止めませんしそのうちまた山でお会い出来たらと思います(登ってれば会えますよっ!)。
その時は少しゆっくり話が出来たら良いなぁ、っと思います
今後も楽しんで山登りましょうね
zenithさん、お久しぶりです
この度は三百名山登頂、おめでとうございます
普通であれば三百名山を5年で完登することに驚きがありますが、zenithさんの
今後はペースが落ちるとのことですが、またどこかでお会いできたら幸甚です
今後ともよろしくお願い致します!
yamabeeさん
お久しぶりです
お祝いコメント どうもありがとうございました。
最後の中央アルプスでも天候に恵まれ無事達成することが出来ました
yamabeeさんと初めて会ったのは今年の雪山【甲武信ヶ岳】でしたね
その後も無理なくコンスタントに多方面の山々へ登られていますね。今後も怪我無く楽しく登って下さい。
>今後はペースが落ちるとのことですが、またどこかでお会いできたら幸甚です
はい。ワタシもペースは落ちますが、相変わらず山には入っていると思いますので、何処かでお会い出来るのでは、っと思っております
その際はまた宜しくお願いしますネ。
本当にありがとうございました
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する