硫黄岳→横岳→赤岳


- GPS
- 13:03
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,482m
- 下り
- 1,509m
コースタイム
6:20 堰堤広場
7:09 赤岳鉱泉
9:00 赤岩の頭
9:40-10:20 硫黄岳
10:37 硫黄岳山荘
11:45 奥の院
12:10 三叉峰
13:20 地蔵の頭
13:30 赤岳展望荘
14:15-14:48 赤岳
15:24 又三郎尾根分岐
16:20 行者小屋
18:30 赤岳山荘
天候 | 晴れ→曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
↓約20分 美濃戸口 ↓約15分 赤岳山荘駐車場(一日1000円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
美濃戸口から赤岳山荘までは、砂利道で凸凹がかなりあります。車高を低くしていない普通車であれば通過することが出来ると思いますが、少しでもスピートを出すと車体が跳ね上げられ、着地時にバンパーをぶつけることになります(TдT) |
写真
感想
前々から行きたいと思っていた北沢→硫黄岳→横岳→赤岳→南沢を日帰りで計画。本当は阿弥陀岳もコースに入れたかったのだが、阿弥陀岳を入れて山と高原地図の標準タイムを参考に予定を立てたところ、自分の体力では南沢が夜間ハイクになることは避けられない。
で、南沢をgoogle先生で事前にチェックしたところ
・過去に道迷が発生。
・渡渉ポイントがわかりづらい
・木にテープが貼ってあるのでそれを頼りに進め
う〜ん、夜しかも下りで過去に道迷が発生している沢ルート。ここは夜に歩きたくないな。。。しかたないので阿弥陀岳はカット。
車で悪路な山道を通り赤岳山荘駐車場へ。日の出とともに硫黄岳に向けて出発。北沢ルート前半は車も通れる林道歩きで、沢の音はするが姿は見れず。人によっては退屈かも。しかし堰堤広場から先は登山道。北沢に沿って何回か沢を渡りながら進みます。水量の豊富な沢を眺めながら進み、沢を渡る個所には最近作ったと思われる立派な橋が架かっています。快適な道でいい気分。足も自然と進みます。
赤岳鉱泉から赤岩の頭まではあんまり展望の無い道なため結構退屈な道ですが、その分、赤岩の頭に出たときのアルプスまで見渡せる展望に感動。硫黄岳爆裂火口もすごい。硫黄岳山荘ではウォッシュレットにびっくり。まさか山の上でウォッシュレットとは。
硫黄岳山荘までは特に険しくない道で予定した時間通りにこれました。ここから横岳・赤岳までの道がすばらしい。とがった岩の痩せ尾根をアップダウン。梯子や鎖を掴みながら進む個所が何箇所もあり、これは面白い。そして、自分の力ではかなりきつかったです。自分は山歩き一年目で低山歩きが主なので、そういった道は北八ヶ岳の三ッ岳しか経験が無く、進むのにかなりの時間と体力を消費しました。赤岳展望荘でほぼ力つき、そこから赤岳へは四つんばいで必死に登りました。
赤岳頂上山荘でラーメン\800の文字を見て、むしょうに食べたくなり注文。食べたら気力が回復。う〜ん、塩分補給が足りなかったのかな。ここから美濃戸までは下りのみですが、これがまた時間がかかる。赤岳から文三郎尾根までは岩の急坂で手を使いながらゆっくり降りざるをえず、文三郎尾根は階段地獄。行者小屋についた時間は予定より1時間も遅れた16時20分。南沢下りは山と高原地図タイムで1時間40分。これでは日没までに下山できないかも。
南沢ではテープを確認しながら進んでいきます。この南沢コースは滑りやすく歩きづらい道で、ここも山と高原地図タイム通りには行かず、最後の30分はナイトハイクに。しかし橋の無い渡渉ポイントは日が落ちる前に通過することができ、さらに要所要所でテープが誘導してくれるため(すごく助かった)道迷いせずに進むことができました。
18時30分頃に赤岳山荘到着。疲れきった。。。
予定していなかった夜間ハイクをしてしまったことは反省点だが、自分の体力で許されるほぼ限界まで歩いたことと、すばらしい登山道を歩くことができ、充実した山歩きになりました。
本当は南アあたりの3000M級の縦走にトライしてみたいところではあったのですが、時間的・体力的に厳しそうなのでひとまず八ヶ岳縦走にトライ。
しかしながら、標高1600M〜2400Mあたりまでは森林浴のような快適な道が続き、以降は3000M級の尾根ではないかと思うくらいの絶景で素晴らしい山でした。
横岳〜赤岳〜行者小屋では三点支持を使って進むような岩場・鎖場で、これほどのものは初体験だったのですが実に楽しい。この岩場は癖になりそうです。しかし、岩場が濡れてなくて助かりました。天候悪く濡れた岩場だったとしたら…と考えると恐ろしい。
帰りは道迷いで噂の南沢ルートを通ったのですが、あれは夜通るものではないですね。
しばらく涸れ沢を歩くのですが、途中で道標なし(水色だったかの細いテープがあります)で、左側の登山道に分岐します。あれは暗いと見落とす可能性大です。更に崖沿いの登山道があるので、暗い夜道では足元が怖い。
北沢ルートは崖もなく道迷いするような箇所もないので、夜道を歩く可能性がある状況では赤岳鉱泉から北沢ルートで戻った方が安全でした。
登山者が多い百名山ということで登山道も整備されているだろうと楽観的になってしまっていたのは(実際ガイドテープ・ロープ・橋が整備されておりそれで助かったのですが)まずかったなと反省点が残りました。
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