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Yamareco

記録ID: 2290234
全員に公開
ハイキング
大峰山脈

弘法トレイル【吉野奥千本〜高野山奥の院前】

2020年04月03日(金) ~ 2020年04月05日(日)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
20:08
距離
53.0km
登り
3,959m
下り
3,954m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:41
休憩
0:03
合計
2:44
距離 8.0km 登り 739m 下り 455m
10:05
27
10:32
10:33
23
10:56
58
11:54
13
12:07
12:09
28
12:37
12
2日目
山行
8:09
休憩
0:28
合計
8:37
距離 19.1km 登り 1,663m 下り 1,823m
6:10
61
7:11
7:17
39
7:56
49
8:45
8:53
12
9:05
14
9:19
57
10:16
10:17
58
11:15
11:18
37
11:55
11:58
71
13:09
13:11
53
14:04
14:09
38
14:47
宿泊地
3日目
山行
8:16
休憩
0:18
合計
8:34
距離 25.9km 登り 1,570m 下り 1,699m
6:14
14
宿泊地
6:28
6:36
35
7:11
7:12
73
8:25
31
8:56
8:58
23
9:21
9:22
23
9:45
7
9:52
22
10:14
10:18
43
11:01
15
11:16
26
11:42
11:43
33
12:16
4
12:20
83
13:43
13:44
64
14:48
ゴール地点
【一日目】二蔵小屋はトイレ完備水場近し小屋めっちゃきれいでかなりイケてる小屋です。もっと先まで行くつもりがあまりの居心地の良さに小屋で宿泊しました。水はここで3.5リットル確保しました。全行程後、1リットル残りました。
【二日目】大天井岳から弘法トレイルに行く道を間違えて洞川に降りかけました。山頂北にモノレールを追うとすぐに標識が出てきます。小南峠前の急坂からが弘法トレイルの真のはじまりです。あえぎましょう。幕営地は武士が峯直下の林道近くです。
【三日目】武士が峯に懲りて林道を歩く・・・つもりが、矢ハズ峠を巻いただけで馬鹿正直に無名のみっつのコブを歩いてしまった。乗鞍岳が今日一番の難所と思いきや、確かに四つん這いで歩く場所もあるが、ロープがついているのでそこまでキツくはない。三日目の難所はむしろ牛のタワよりあとの林道歩き+車道歩きです。あまりの代わり映えのなさにガリガリSun値を削られます。無の心境でのぞみましょう。ところでログにある出屋敷峠と白石岳の間の水場ってどこなんでしょう?
天候 おおむね晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
吉野 近鉄吉野駅到着後、竹林院〜奥の院バス利用(花矢倉を通過したのでバス使ったことを後悔)
高野山 奥の院前からバス利用
コース状況/
危険箇所等
体力に自信がある人しか通しで歩いてはいけません。大峰奥かけ道を外れると、急坂を喘ぎ登ったらすぐに急坂を走り降りるような道の連続が始まります。
ですがエスケープルートは豊富です。林道川股天辻線や県道53号などを利用してもいいかもしれません。

道不明瞭個所は武士が峰山頂から林道への下りです。テープはあるけれど、”これほんとにあってるの??”と思わせる藪と急坂です。
その他周辺情報 下山後は学文路の”ゆの里”に行きました。
消費税増税便乗値上げで、1000円が1100円になっていました。おかしいだろ消費税2%しか上がってないぞ。
西行庵
西行と空海ってよくごっちゃになる。どっちも平安時代に若者の心を迷わせまくったスーパースターには違いないが。
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西行庵
西行と空海ってよくごっちゃになる。どっちも平安時代に若者の心を迷わせまくったスーパースターには違いないが。
空海少年の日吉野よりさらに西に向かって両日程にして平原の幽地あり 名付けて高野という 『性霊集』
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空海少年の日吉野よりさらに西に向かって両日程にして平原の幽地あり 名付けて高野という 『性霊集』
青根が峰から金剛山と葛城山を見る
我が見欲し国は葛城高宮吾ぎ家のあたり〜
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青根が峰から金剛山と葛城山を見る
我が見欲し国は葛城高宮吾ぎ家のあたり〜
二蔵小屋。トイレあり水場あり中はすごくきれい。3月末日曜に再開作業を終えたばっかりだったようで、中の床が靴跡だらけだったり雨漏りがあったりしたが、それは仕方ない。
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二蔵小屋。トイレあり水場あり中はすごくきれい。3月末日曜に再開作業を終えたばっかりだったようで、中の床が靴跡だらけだったり雨漏りがあったりしたが、それは仕方ない。
二蔵の水場は水量豊富。
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二蔵の水場は水量豊富。
KoboTrailテープ!お世話になりますよ。
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KoboTrailテープ!お世話になりますよ。
大天井茶屋跡かな? モノレールと祠と吉野の山
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大天井茶屋跡かな? モノレールと祠と吉野の山
汚い石楠花。シカの食害だろう。
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汚い石楠花。シカの食害だろう。
大天井が岳から小天井が岳を目指す下り。
さっき歩いてきた吉野山からの道が見える。
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大天井が岳から小天井が岳を目指す下り。
さっき歩いてきた吉野山からの道が見える。
旧小南峠の祠 KoboTrailのテープがないと道がわからない。
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旧小南峠の祠 KoboTrailのテープがないと道がわからない。
捻草峠(捻持峠)(ねじもちとうげ)近辺から大峰を見る。
昭文社地図では高城山前がブッシュと書かれているが、実際は捻草峠前がブッシュブシュでクマ出没注意ゾーンになっている。
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捻草峠(捻持峠)(ねじもちとうげ)近辺から大峰を見る。
昭文社地図では高城山前がブッシュと書かれているが、実際は捻草峠前がブッシュブシュでクマ出没注意ゾーンになっている。
セミの抜け殻を見つけた
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セミの抜け殻を見つけた
桜井の巻向山で見つけた山名板と同じだ。
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桜井の巻向山で見つけた山名板と同じだ。
こういう坂が弘法トレイルのデフォルトです。喘ぎましょう。
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こういう坂が弘法トレイルのデフォルトです。喘ぎましょう。
三日目。乗鞍岳の登り。これが壁??ここに来るまでで同じようなとこ8回ほど登ったけど??今日はここを超えればあとは楽ちん。と、思っていたのだけれど、それが全く間違いと知るのです。
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三日目。乗鞍岳の登り。これが壁??ここに来るまでで同じようなとこ8回ほど登ったけど??今日はここを超えればあとは楽ちん。と、思っていたのだけれど、それが全く間違いと知るのです。
出屋敷峠
紀和峠や高塚あたり ミツバツツジの回廊 これ全部咲いたら見事だろうな
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紀和峠や高塚あたり ミツバツツジの回廊 これ全部咲いたら見事だろうな
鐘割峠以降の林道から大峰を見る。今朝の雪が残っている。
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鐘割峠以降の林道から大峰を見る。今朝の雪が残っている。
リバーシブル看板 秋になったらこれが表になるのだろう
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リバーシブル看板 秋になったらこれが表になるのだろう
リバーシブル看板 この鎖に脚をぶつけてしまい、今たんこぶができている。
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リバーシブル看板 この鎖に脚をぶつけてしまい、今たんこぶができている。
ここが天狗木峠だったのだろうか? 陣が峰への登りがわからずそのまま車道を歩いた。
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ここが天狗木峠だったのだろうか? 陣が峰への登りがわからずそのまま車道を歩いた。
車道から団地の裏を通ったのだけれどそこが今日一番の難所でした。45度以上の斜面で落ちている動物除けネットに足をひっかけ、”やばい、こける!!”その時私はなんと”けんけんぱ!”の要領で坂を転ばずに降りたのです。私の体幹、すごくない?? ということで奥の院前です。俗世のにおいがプンプンします。やっと着いた・・・。
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車道から団地の裏を通ったのだけれどそこが今日一番の難所でした。45度以上の斜面で落ちている動物除けネットに足をひっかけ、”やばい、こける!!”その時私はなんと”けんけんぱ!”の要領で坂を転ばずに降りたのです。私の体幹、すごくない?? ということで奥の院前です。俗世のにおいがプンプンします。やっと着いた・・・。
学文路からゆの里に向かいます。紀ノ川から東に、音羽三山と龍門岳が見えます。
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学文路からゆの里に向かいます。紀ノ川から東に、音羽三山と龍門岳が見えます。

感想

 これはとてもきつい縦走でした。高野山奥の院についたときは思わず万歳三唱をしました。
 弘法トレイルは昔から歩かれているいわゆる古道ではなく、ランニング大会のために無理やり山の斜面に拓かれた道でほとんどののぼりが直登です。なので断言しますが弘法大師が実際に歩いた道ではありません。この道を作った人はサディストで、ここを歩く人はマゾヒストです。しかし小南峠から始まるクソ直登くそ直登の数々は結構たのしいです。前半戦は体力勝負なのでまだ大丈夫。ほんとに厳しいのは・・・牛のタワ以降。てか牛のタワって結局どこだったんだよ。後半戦は山名板が無くて自分がどこを歩いているのかわからない精神的苦痛がすごいです。

 前情報で乗鞍岳ののぼりがきついと聞いていたので晴れが続く日に行こうと思ったのですが、三日目にテントの外に出てみると50m先が見えない霧でしばらくすると小雨から霰に変わりました。畜生。その後大峰を遠くに臨むとちょっと雪かぶってる?状態でした。こんなはずでは。

 天辻峠から道の駅に降りて水を確保し、もう一泊して高野山に行くつもりでしたが、二日目に武士が峯直下まで行けてしまったので、こうなったらもう高野山まで行ったれ!どうせ天辻峠よりあとはそんなしんどくもないやろ。と行ってみたら武士が峯は藪藪だわ林道歩きは続くわ白石岳の登りはしんどいは北風がずっと吹き続けるわおなか痛いわ林道歩きは変わり映えしなくてしんどいわ あ、修行の道ってそういうこと・・・?と、無の境地でガリガリ歩きました。

 無事帰ってきました。南無弘法大師。

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