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Yamareco

記録ID: 229081
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

【よくきた 餓鬼岳♪北アのすみっこ♪紅葉と360°の展望】

2012年09月29日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
13:06
距離
28.9km
登り
3,214m
下り
2,478m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
13:25
休憩
1:14
合計
14:39
距離 28.9km 登り 3,231m 下り 2,478m
3:58
89
5:27
5:32
72
6:44
6:47
88
8:15
8:16
3
8:19
5
8:24
8:30
42
9:12
9:21
56
10:17
10:43
54
11:37
11:41
40
12:21
12:34
102
14:16
16
14:32
14:35
48
15:23
15:27
33
16:00
157
【登山】
3:58白沢登山口-5:10魚止の滝-6:36大凪山-8:24餓鬼岳-9:19餓鬼のコブ-10:26唐沢岳-12:21餓鬼岳小屋12:32-13:13中沢岳-14:16東沢岳-14:33東沢乗越-14:54西大ホラ沢出合-15:16北燕沢出合-15:32ブナ平-16:00中房温泉

【移動】
16:00中房温泉-バス-16:57穂高駅17:13-JR電車-17:33信濃常盤駅

【Run&Walk】
17:40信濃常盤駅-18:37白沢登山口

歩行距離 白沢登山口−中房温泉登山口 約22km
     信濃常盤駅−白沢登山口   約6km
天候 晴れときどきくもり
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
白沢登山口駐車場にはトイレあり
中房温泉→穂高駅のバスは16:00発が最終
コース状況/
危険箇所等
●白沢登山道・・・ナイトハイクで歩きましたが、沢沿いで桟道が多く、暗闇では要注意です。

●餓鬼岳−唐沢岳・・・餓鬼のコブから唐沢岳までのアップダウンがうんざり。唐沢岳はピークがなかなかあらわれず疲れます。ピーク直下の花崗岩の岩登りはザレて足の置き場注意です。
餓鬼岳ピークを踏まない小屋へのトラバース道は現在通行止めです(山と高原地図には通行止めとは記載されてません)。私は知らずに通行してしまいました。

●丸山新道・・・剣ズリまでは最初は砂礫の登山道で快適。剣ズリ近くでは鎖、ハシゴが現れます。剣ズリは登山不可(らしい)。剣ズリから2508Mの小ピークまでのアップダウンがとても疲れる。

●東沢登山道・・・今回は降りで利用。乗越から北燕沢出合まではザレザレの急降下となるのでつま先に負担大。北燕沢出合からは小規模ながら地味なアップダウンがあって最後の最後で体力消耗させられます。何箇所も渡渉するポイントがありますが、秋は水量も少なく問題となることはありませんでした。

大町に来ると必ず寄るのが大町温泉郷の「薬師の湯」、ここの源泉ぬる湯は湯につかりながら寝てしまうほど気持ちいいw
出発の白沢登山口、これから始まるナイトハイクにドキドキ
ラジオ鳴らしながら歩く小心者w
2012年09月29日 03:58撮影 by  DSC-HX5V, SONY
1
9/29 3:58
出発の白沢登山口、これから始まるナイトハイクにドキドキ
ラジオ鳴らしながら歩く小心者w
紅葉の滝とか魚止の滝は真っ暗闇だったので写真は撮ってません
ようやく明るくなってきた最終水場で一枚
2012年09月29日 05:29撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/29 5:29
紅葉の滝とか魚止の滝は真っ暗闇だったので写真は撮ってません
ようやく明るくなってきた最終水場で一枚
太陽が顔を出した、もう怖くないぞ
やっぱり日の出はいいね
2012年09月29日 05:53撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 5:53
太陽が顔を出した、もう怖くないぞ
やっぱり日の出はいいね
大凪山ってここが山頂?
標柱なかったら絶対分かりませんw
登山道の樹林帯の中にある山頂、ちょっと変わってます
2012年09月29日 06:36撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/29 6:36
大凪山ってここが山頂?
標柱なかったら絶対分かりませんw
登山道の樹林帯の中にある山頂、ちょっと変わってます
左端の方は有明山かなぁ、山座同定が難しい
青空が見えて午前中はいいお天気の予報があたってる
2012年09月29日 07:01撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 7:01
左端の方は有明山かなぁ、山座同定が難しい
青空が見えて午前中はいいお天気の予報があたってる
樹林の間から蓮華岳が見えた
2012年09月29日 07:02撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 7:02
樹林の間から蓮華岳が見えた
そして鹿島槍も、存在感のあるいい山です
2012年09月29日 07:09撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 7:09
そして鹿島槍も、存在感のあるいい山です
百曲がりの九十九折では紅葉が進んでました
2012年09月29日 08:02撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 8:02
百曲がりの九十九折では紅葉が進んでました
ひょいっと餓鬼岳小屋に飛び出した
この建物は個室棟、意外にも餓鬼岳小屋には離れの個室がある
2012年09月29日 08:18撮影 by  DSC-HX5V, SONY
1
9/29 8:18
ひょいっと餓鬼岳小屋に飛び出した
この建物は個室棟、意外にも餓鬼岳小屋には離れの個室がある
小屋からものの5分で餓鬼岳山頂に到着する。
ここからの360度の眺めは素晴らしい
2012年09月29日 08:24撮影 by  DSC-HX5V, SONY
4
9/29 8:24
小屋からものの5分で餓鬼岳山頂に到着する。
ここからの360度の眺めは素晴らしい
これから進む唐沢岳方向
斜面がいい具合に色づいている
しかし、唐沢岳遠いぞこりゃ
2012年09月29日 08:24撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 8:24
これから進む唐沢岳方向
斜面がいい具合に色づいている
しかし、唐沢岳遠いぞこりゃ
こっちは丸山新道、剣ズリから遠くに槍が見える
この道もアップダウンがきつそうだ
2012年09月29日 08:25撮影 by  DSC-HX5V, SONY
3
9/29 8:25
こっちは丸山新道、剣ズリから遠くに槍が見える
この道もアップダウンがきつそうだ
振り返れば遠くにかすむ富士山
高さも存在感も日本一
2012年09月29日 08:29撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 8:29
振り返れば遠くにかすむ富士山
高さも存在感も日本一
お、遠くには赤牛岳も見えるぞ
今日は思いのほか遠望がきくなぁ
2012年09月29日 08:39撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/29 8:39
お、遠くには赤牛岳も見えるぞ
今日は思いのほか遠望がきくなぁ
さらに進むと変わった岩峰が見えてくる
餓鬼のコブってこれかな
紅葉をまとっていい感じ
2012年09月29日 08:40撮影 by  DSC-HX5V, SONY
7
9/29 8:40
さらに進むと変わった岩峰が見えてくる
餓鬼のコブってこれかな
紅葉をまとっていい感じ
振り返ると餓鬼岳がでーんと聳えてる
なかなかいい山じゃないか
2012年09月29日 08:48撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 8:48
振り返ると餓鬼岳がでーんと聳えてる
なかなかいい山じゃないか
やっぱ注目してしまうんですよね槍ヶ岳
2012年09月29日 08:51撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 8:51
やっぱ注目してしまうんですよね槍ヶ岳
鷲羽岳とワリモ岳
大好きなお山たち
2012年09月29日 08:51撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 8:51
鷲羽岳とワリモ岳
大好きなお山たち
立山、剱岳もよく見えてますよ
2012年09月29日 08:52撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 8:52
立山、剱岳もよく見えてますよ
鹿島槍ヶ岳も見える
2012年09月29日 08:53撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 8:53
鹿島槍ヶ岳も見える
広角で撮るとこんな感じ
青空も広がってきたよ、気持ちいい
2012年09月29日 08:56撮影 by  DSC-HX5V, SONY
1
9/29 8:56
広角で撮るとこんな感じ
青空も広がってきたよ、気持ちいい
針ノ木岳と剱岳
ここから見ると良く似てる
2012年09月29日 08:57撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 8:57
針ノ木岳と剱岳
ここから見ると良く似てる
ここから見る唐沢岳ってキレイな三角形
2012年09月29日 09:01撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 9:01
ここから見る唐沢岳ってキレイな三角形
唐沢岳と遠くに立山、手前は餓鬼のコブ
2012年09月29日 09:16撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 9:16
唐沢岳と遠くに立山、手前は餓鬼のコブ
西餓鬼の展望台からだいぶ降ってきた
2012年09月29日 09:17撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 9:17
西餓鬼の展望台からだいぶ降ってきた
餓鬼のコブは近くから見るとこんな感じ
こりゃ登れない
2012年09月29日 09:19撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 9:19
餓鬼のコブは近くから見るとこんな感じ
こりゃ登れない
アップダウンを繰り返し、ハイマツの藪をこぎ、白くザレた花崗岩の急坂を登り、ようやくたどり着いたこれぞ北アのすみっこ、唐沢岳頂上
2012年09月29日 10:26撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 10:26
アップダウンを繰り返し、ハイマツの藪をこぎ、白くザレた花崗岩の急坂を登り、ようやくたどり着いたこれぞ北アのすみっこ、唐沢岳頂上
山頂からは立山がさらに近くに見える
この角度からの北アルプスは見たことない
ここから先に登山道はない、北アルプスの秘境
2012年09月29日 10:30撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/29 10:30
山頂からは立山がさらに近くに見える
この角度からの北アルプスは見たことない
ここから先に登山道はない、北アルプスの秘境
裏銀座が間近
野口五郎岳、またあの辺をのんびりと歩いてみたい
2012年09月29日 10:31撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/29 10:31
裏銀座が間近
野口五郎岳、またあの辺をのんびりと歩いてみたい
ゆっくりしてる時間があまりない
振り返って餓鬼のコブと餓鬼岳方面を見る。あんなに歩いて来たっけか、結構遠いな
2012年09月29日 11:21撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/29 11:21
ゆっくりしてる時間があまりない
振り返って餓鬼のコブと餓鬼岳方面を見る。あんなに歩いて来たっけか、結構遠いな
ウラシマツツジが紅く色づいてました
見ごろでしたよ
2012年09月29日 11:30撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 11:30
ウラシマツツジが紅く色づいてました
見ごろでしたよ
燕岳に引けをとらない花崗岩の奇岩
2012年09月29日 11:31撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 11:31
燕岳に引けをとらない花崗岩の奇岩
ここのウラシマツツジは紅葉最盛期
2012年09月29日 11:55撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 11:55
ここのウラシマツツジは紅葉最盛期
そして到着した餓鬼岳小屋
発電機の音がしない静かで渋い小屋
2012年09月29日 12:21撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 12:21
そして到着した餓鬼岳小屋
発電機の音がしない静かで渋い小屋
小屋の正面
ここに山小屋がなかったら登る人はさらに少なかったと思う。実にありがたい小屋です

12:22
ここで中房へ降るかどうか思案、最終バス時間は16:00、残り3時間38分だけど、CTは6時間10分
2012年09月29日 12:22撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 12:22
小屋の正面
ここに山小屋がなかったら登る人はさらに少なかったと思う。実にありがたい小屋です

12:22
ここで中房へ降るかどうか思案、最終バス時間は16:00、残り3時間38分だけど、CTは6時間10分
小屋近くの展望台から餓鬼岳を見上げる
こうしてみると絶妙のロケーション
2012年09月29日 12:33撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/29 12:33
小屋近くの展望台から餓鬼岳を見上げる
こうしてみると絶妙のロケーション
5張りだけ張れるテン場
ここにテント泊もいいですね、ネックは水場がないことだなぁ
2012年09月29日 12:35撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/29 12:35
5張りだけ張れるテン場
ここにテント泊もいいですね、ネックは水場がないことだなぁ
丸山新道の快適なトラバース道

ホントはゆっくり写真とってる場合じゃない
2012年09月29日 12:39撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 12:39
丸山新道の快適なトラバース道

ホントはゆっくり写真とってる場合じゃない
花崗岩の岩と紅葉がベストマッチ

写真撮らずにいられない
2012年09月29日 12:53撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 12:53
花崗岩の岩と紅葉がベストマッチ

写真撮らずにいられない
剣ズリ、登山不可らしいけど確かに厳しそう
2012年09月29日 12:56撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 12:56
剣ズリ、登山不可らしいけど確かに厳しそう
奇岩がにょきにょき、実に印象に残るお山です
2012年09月29日 13:02撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 13:02
奇岩がにょきにょき、実に印象に残るお山です
剣ズリは西側を大きく巻きます。
大きな花崗岩の道は歩きにくい
2012年09月29日 13:11撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/29 13:11
剣ズリは西側を大きく巻きます。
大きな花崗岩の道は歩きにくい
巻いた先端に道標
裏銀座のはるか下には高瀬のダム湖
2012年09月29日 13:13撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/29 13:13
巻いた先端に道標
裏銀座のはるか下には高瀬のダム湖
小屋の人が"小剣ズリ"と呼ぶ変わった岩峰
2012年09月29日 13:58撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/29 13:58
小屋の人が"小剣ズリ"と呼ぶ変わった岩峰
絶妙の角度、ちょっとした地震で崩れそう
2012年09月29日 14:06撮影 by  DSC-HX5V, SONY
5
9/29 14:06
絶妙の角度、ちょっとした地震で崩れそう
紅葉がどんどん進んでます。今年の色づきは昨年よりはよさそう
2012年09月29日 14:10撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 14:10
紅葉がどんどん進んでます。今年の色づきは昨年よりはよさそう
東沢岳まであと一息、ガンバガンバ
2012年09月29日 14:11撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/29 14:11
東沢岳まであと一息、ガンバガンバ
14:16
やっと着いた東沢岳直下の分岐
残り1時間44分
CT3時間40分
2012年09月29日 14:16撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/29 14:16
14:16
やっと着いた東沢岳直下の分岐
残り1時間44分
CT3時間40分
燕岳方向は雲が湧いてきた。午後から曇るというヤマテンの予報どおりになってきた
2012年09月29日 14:17撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/29 14:17
燕岳方向は雲が湧いてきた。午後から曇るというヤマテンの予報どおりになってきた
14:33
大急ぎで降って東沢乗越に東沢岳から17分で到着
残り1時間27分
CT3時間
2012年09月29日 14:33撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/29 14:33
14:33
大急ぎで降って東沢乗越に東沢岳から17分で到着
残り1時間27分
CT3時間
さーて、東沢登山道を降りますよ
荒れてると噂の登山道ですが、しっかりと踏まれていて荒れてる印象はありません
2012年09月29日 14:39撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/29 14:39
さーて、東沢登山道を降りますよ
荒れてると噂の登山道ですが、しっかりと踏まれていて荒れてる印象はありません
北燕沢出合まできた
でも東沢登山道の半分もきていない
2012年09月29日 15:16撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/29 15:16
北燕沢出合まできた
でも東沢登山道の半分もきていない
15:32
ようやく半分地点のブナ平
残り28分
CT60分
間に合うんかいな、ダッシュだ
2012年09月29日 15:32撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/29 15:32
15:32
ようやく半分地点のブナ平
残り28分
CT60分
間に合うんかいな、ダッシュだ
16:00
中房温泉登山口、バス乗り場はどこだ?
2012年09月29日 16:00撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/29 16:00
16:00
中房温泉登山口、バス乗り場はどこだ?
16:01
バス見つけたー!
「おーい!そのバス待ってくださーい、のりまーす!」
2012年09月29日 16:01撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/29 16:01
16:01
バス見つけたー!
「おーい!そのバス待ってくださーい、のりまーす!」
信濃常盤駅にあった「餓鬼岳下車駅」
背後には餓鬼岳が聳えてます
2012年09月29日 17:39撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/29 17:39
信濃常盤駅にあった「餓鬼岳下車駅」
背後には餓鬼岳が聳えてます
ここにも餓鬼岳登山口って大きな立て看板
餓鬼岳をマイナーだと思ってたのは自分だけか?
2012年09月29日 17:42撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/29 17:42
ここにも餓鬼岳登山口って大きな立て看板
餓鬼岳をマイナーだと思ってたのは自分だけか?
餓鬼岳小屋のオリジナルバッジ(立派なケースに入ってます)
1個1000円という通常の倍の値段(驚

デザインも渋い。もののけ姫のシシ神になんとなく似てる
2012年09月30日 14:48撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/30 14:48
餓鬼岳小屋のオリジナルバッジ(立派なケースに入ってます)
1個1000円という通常の倍の値段(驚

デザインも渋い。もののけ姫のシシ神になんとなく似てる
餓鬼岳小屋でもらえるウェルカムカード
「よくきた餓鬼岳」
ちょっと怖いけど、このフレーズがうれしい♪
2012年10月01日 00:29撮影 by  MP640 series, Canon
15
10/1 0:29
餓鬼岳小屋でもらえるウェルカムカード
「よくきた餓鬼岳」
ちょっと怖いけど、このフレーズがうれしい♪
撮影機器:

感想

以前から気になっていた山だけど、なんとなく登りそびれている山
それが餓鬼岳だった。近くには山小屋もあるしアプローチだって悪くない。それなのに後回しになっている。

名前が悪いという人もいる。確かに「餓鬼岳」だもんなぁ、知り合いにどこ登るの?って聞かれて「ガキダケだよ」って言ったら「え?ガキデカ?笑」

って、それはないよね。でも確かに名前で損してるとは思う。なんかおどろおどろしい雰囲気醸し出してるし...北アの真ん中とかだったら、そんなことないかもしれないけど、場所も北アのすみっこ....そりゃ不気味な感じがしないわけでもない

確かに槍ヶ岳とか穂高岳っていえば、山登りしない人にも「あ〜、すごいとこ登るんですね、いいなぁ」ってなるけど、「餓鬼岳」っていってもたいてい聞き返されますからね、「え?どこの山ですか」って

そんな餓鬼岳の汚名返上だっ!(汚名だなんて失礼な、名誉挽回ですね)とばかりに行ってきました。台風17号の進路が気になるけど土曜日はギリギリセーフのヤマテン予報(いつも頼りにしてます)。

ならば日帰りで行こうと、白沢登山口から餓鬼岳登って、その先にある唐沢岳を往復して、剣ズリ通って東沢乗越から中房温泉へ下山する計画。

ピストンでもいいのですが、そうなると昨年登った東沢岳と餓鬼岳の間(剣ズリ)が未踏になって線がつながらず気持ちが悪いので、ちょっと無理するけど中房温泉へ降ろうと思ったわけです。

コースタイムは18時間20分、いつもはCTの70%位のペースなので12時間50分で踏破する計画です。なかなか厳しい計画なので、前日金曜日は早々に寝て、23時に自宅出発。白沢登山口到着は午前3時半と目論んでました。

実はこのとき計算違いといいますか、勘違いしていまして、最終バス16時の13時間前が出発リミット=AM3時なのに、なぜか頭の中ではAM4時でOKと思いこんでしまった。

今だから言えますが、この勘違いの時点でCT比60%にハードルが上がっていたのです←アホですね〜

間違った予定通り?午前4時に登山口を出発。いつものことですがカモシカ山行につきもののナイトハイクはいやなもんです。しかもこの登山道、沢沿いに道がつけられているので桟道や片側崖といったところが多く、気が抜けません。

紅葉の滝、魚止の滝と絶景スポットがあるらしいのですが、真っ暗やみのヘッデンだけではなにがなにやらさっぱりわかりません。日の出は5時40分くらいなんですが、太陽の待ち遠しかったこと。

最終水場を過ぎるころには辺りは明るくなり、どこが山頂だかイマイチよくわからない大凪山頂上からは尾根伝いの快適な登山道に変わります。

青空も見えてきたし、コメツガの樹林の向こうには蓮華岳や鹿島槍ヶ岳も見える。最後の九十九折りの急登が百曲がりでこれを登りきると餓鬼岳小屋の後ろに飛び出しました。

小屋でいろいろ物色するのは後回しにして、餓鬼岳とそれにつづく唐沢岳に向かいますが、餓鬼岳から広がる大パノラマがすごい。燕、槍、裏銀座、立山、後立山まで全部見えます。

こうなるとついつい写真を撮ってしまってタイムオーバーにつながるんです。事実、ナイトハイクだった大凪山まではCT4時間20分のところ約61%の2時間40分で歩けているのに、展望がよくなって写真をバシバシ撮りまくりながら歩いた餓鬼岳小屋→唐沢岳はCT2時間40分に対し、実績が2時間10分で81%まで落ちてしまっています。

しかし、この展望を目の前にして写真撮らずに歩けって方が無理。途中の展望台ではパノラマ写真まで撮ってしまって、こりゃ遅れるわけだw

餓鬼のコブの奇岩をすぎて、唐沢岳までは結構アップダウンがあってボディブローのように効いてくる。また唐沢岳はすぐそこに見えているのに、なかなかピークに辿りつかない、なんてじらし上手

花崗岩の登山道はザレの急登で時間がかかります。花崗岩の岩峰を回り込んで登りきったところが山頂。ここからは裏銀座、立山、後立山が餓鬼岳よりもさらに近くに見えます。さすが北アのすみっこ

唐沢岳は見られる山というより、ここから見る山ですね。他の山に登っていて「あ、唐沢岳が見えた!」とは普通言わないですもんね。でも唐沢岳から見える山なみは本当にすばらしい!隠れた名山です。

穂高の涸沢岳と同じ読み方なのに、こっちは実に地味な存在。だけど花崗岩の岩峰の素晴らしさは燕岳に負けてないし、頂上からのナイスビューは涸沢岳よりこっちの方がたくさん見えます。漢字変換も「涸沢」は一発変換できないけど「唐沢」なら一発で変換できるしw ←くだらないけどそう思いませんか

こんな素敵な山頂をしばし独り占め、というかここまで他の登山者にまったく会ってません。本当に地味な山なんですね。もっと登られてもいいと思います。登った後だから余計にそう思います。

さて、時間もあまりないので餓鬼岳に向けて帰ります。ここで時間を再計算してみたら、どうも計算が合わない。CT比トータル70%位で来てるのに中房16時が間に合いそうもない。今頃気づいても遅いっちゅうの

遅くても餓鬼岳小屋を12時には出ないと厳しいのに、餓鬼岳小屋到着が12時22分。このまま白沢登山口へピストンで帰ろうかとも思いましたが、東沢岳まで行けるだけ行ってそこで判断すればいいし、まぁ最悪はタクシーか中房温泉で一泊するのもいいか、なんてヤケクソの余裕も出てきました。

そうなればさっさと東沢岳に向けて縦走再開です。餓鬼岳小屋で景気づけにコーラ飲んで(ビールは足取り重くなってダメなので)再スタート。

ところがこの縦走路が花崗岩の岩峰でハシゴや桟道の連続するなかなか歩き応えのある道。剣ズリ過ぎてからは小ピークを大きく降って登り返すおまけつきで、CT2時間30分のところ、ピッタリ70%の1時間45分かかりました。

でも70%では中房16時は無理。東沢岳到着は14時16分で、残り1時間44分、CTでは3時間40分。ノルマはCT比47%ってこりゃ無理だわ

でもここからは降りのみ。行くだけ行ってダメならタクシーと開き直って、そりゃーと大急ぎで歩きます。山では走らない(というか走れない)ヘタレの私、それにもましてこの急坂の降りは走ろうにも走れません。急ぎながらも足の置き場に注意して降ります。

途中のブナ平到着が15時32分。残された時間は28分、それに対しCTは1時間。さぁ、時計とにらめっこです。しかしこの区間は地味に細かいアップダウンがあるいやらしい区間。だからといって歩みが遅くなれば間に合わない。

もうこうなると走れないとか言ってられない、時計とにらめっこしながら小走りに駆けて、最後はほとんど全力疾走。中房温泉の建物に到着した時点で15時59分。もう間に合わない〜、ここまでの苦労を水の泡にしてたまるかっ、と最後のダッシュ。
中房温泉登山口到着時点で時計を見ると、16時ジャスト、ダメだったか、あと少しのところで間に合わなかったか........

_| ̄|.....○

バス、バスはどこ?

と左下のバス乗り場を見ると、いままさに発車しようとしているバスがっ!!

「おーい!そのバス待ってくださーい、のりまーす!」って、走りながら運転手さんに見えるように大きく手を振って合図をすると、動き出そうとしていたバスが明らかに止まってくれた。間一髪間に合いました。
時間はまさに16時1分。ぜいぜい肩で息して、全身汗でびっしょり、運転手さんに「ほ、ほ、穂高駅までお願いします。ぜぃぜぃ、間に合ってよかった〜」(涙)

運転手さん、失笑+苦笑

他の乗客の「なんじゃ、こいつは」的な注目を浴びてしまったけど恥ずかしがる余裕もなしw
とにかくホッとしました。これで一安心してバスの中では穂高駅まで眠りこけてました。

でもまだ試練はこれから、忘れちゃいけないのが信濃常盤駅から登山口まで車を取りに行かなければいけません。これが片道6kmの道程。距離は大したことないですが時間も18時を過ぎてあたりは真っ暗。登山口までは暗闇の中、ヘッデンだけで走ります。上り坂でヘロヘロになって後半はウォーキング。もう怖いのなんの言ってられませんでした。

〆は大町に来たら必ず寄る「薬師の湯」で一日の疲れを癒しました。気持ち良すぎて1時間以上入ってましたね。帰りの車はもう疲れて眠くて、SAで仮眠してから帰ったら午前様になってしまいました。

餓鬼岳、唐沢岳、これまでは山座同定の対象にもならなかったのが本音だけど、帰り道の信濃常盤駅から見える餓鬼岳は実に堂々としていて存在感がありました。

今まで気づかなかったけど隠れた名峰です。登って良し眺めて良しの本当にいいお山でした。名誉挽回大成功!、今度はゆっくり登ります.....(´・ ω・`)

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コメント

いつも思いますが
スゴイですね。。。

これだけ写真を撮って、CT比60%はスゴイですね

バスの乗客だけでなく、行き会った登山者も「なんじゃこりゃー」ですよ、きっと

餓鬼岳行ってみたくなりました。
もちろん、1泊2日か、ピストンで(笑)
あと、気になるのは「薬師の湯」も

お疲れ様でした
2012/10/1 12:20
静かないいお山ですよ
shirayamaさん こんにちは

餓鬼岳、いい山ですよ、登り応えもあるし、なんと言っても展望がいいです。

忘れられたようなひっそり感がまたなんともいえないんですよね

今回はナイトハイクでまったく見えなかった滝もすごくいいらしいので、次回は陽が上がってからゆっくり登りたいと思います
2012/10/1 13:51
もうもう・・・日帰りでぇ〜脱帽!
sakura0725さん元気過ぎです(笑)
て言うか、このコース取りでこれ出来る人?sakura0725さん以外居ないと思いますよ!発想も凄すぎです

こんなに素敵なお山だったのですね
”ガキダケ”
本当 名前だけでは想像出来ない名峰ですね!

今度、燕とセットで行ってみたくなりました

と言っても・・・昨日、鍼を打って貰いました ギックリでガッカリです(涙)
2012/10/1 18:17
安静第一ですよ
sanpo69さん まずはお大事になさってください

ぎっくり腰は安静が一番、山に行きたい思いを抑えて、今我慢したほうが、結果長く山を楽しめますよ、きっと

餓鬼岳はほんといい山でした。こんなタイムアタックにならなければゆっくり歩いた方が楽しめるんですよね、今回はCTの読み違えなんかもあって反省すべきこと大いにありました

燕とセットで歩くのいいですね、華やかな燕と静かな餓鬼、どちらも花崗岩質の山ですけど、山も小屋もその性格が違いますよね

なんか、ここ最近はlight&fastばかりでしたけど、じっくりゆっくりの登山を楽しみたいと思います
2012/10/1 22:14
また変な事して(笑)
sakuraさん  毎度です!

中々考えないコース設定です
〔CT比〕って意識し出すと、中々休憩できないですよ(笑)

しかし餓鬼岳のWelcomeカードって素敵なデザインですな  いずれ行きたい山のリストにランクインです

10/19(金)に金沢出張の予定ですけど 如何でしょうか?
翌日からテン泊なので、前回と同じTB で帰りますけど・・・
2012/10/1 23:09
がはは
BMさん そうなんですよね、CT比って意識すると休憩しなくなるのわかります。ま、今回の私は休憩する余裕がまったくなかったですが 苦笑^^;

金沢来られるんですね、なんとか都合つけるよう頑張ります。またご連絡させてもらいますね
2012/10/2 0:24
これは素敵なレコ
燕と餓鬼で
こうきましたか!

こちらの方って
JRが山と平行して走ってるからいいんですよね〜
自転車も持ち込むといいかもしれませんね!

ガキデカ(笑)
2012/10/6 14:33
自転車買います
こんなコース取りはraichouさんお得意とするところでしょ

自転車でさらに機動力アップですよ。私、マジで折りたたみ自転車をamazonで物色中であります。

あ、そうそう、raichouさんに触発されて涸沢いってまいりました〜

すごかったです。写真が多すぎてレコアップに時間かかりそう
2012/10/9 8:36
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