120928 秋晴れの表銀座 燕岳・大天井岳・常念岳

2012年09月28日(金) ~ 2012年09月30日(日)

• GPS: 49:18
• 距離: 21.6km
• 登り: 2,255m
• 下り: 2,377m

コースタイム

＜9月28日＞　7:30中房温泉登山口-8:05第一ベンチ-8:25第二ベンチ-9:00第三ベンチ-9:35富士見ベンチ-10:15合戦小屋-10:45三角点-11:30燕山荘・・・昼食・・・14:00燕岳山頂（燕山荘泊）
＜9月29日＞　7:00燕山荘-7:30蛙岩-9:10喜作レリーフ-9:15槍・常念分岐-9:45大天荘（小休止）-10:20大天井岳山頂-12:47常念小屋・・・昼食・・・15:30常念岳山頂（常念小屋泊）
＜9月30日＞　6:00常念小屋-6:45胸突八丁-7:30笠原沢-8:30山ノ神-8:45一の沢登山口

天候

9月28日/晴　9月29日/晴時々曇　9月30日/曇時々晴

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

行き　大阪→豊科（自家用車）　豊科→中房温泉登山口（タクシー）
帰り　一の沢登山口→豊科（タクシー）　豊科→大阪（自家用車）

コース状況／危険箇所等

コース状況/良　　危険箇所/一の沢コース注意
下山後の温泉/ほりで〜ゆ
下山後の食事/そば処時遊庵あさかわ（穂高有明）☆☆☆

写真

9/28 7:12

7時過ぎ、中房温泉登山口到着。早くも沢山の登山者が出発の準備。

9/28 7:27

入山届けを提出していざ出発。森の空気と朝の光が爽快です。

9/28 9:00

第三ベンチ。距離的にはちょうど中間あたりだが、これから北アルプス三大急登と呼ばれている合戦尾根がやってくる。

9/28 9:34

富士見ベンチに到着。ここまでちょうど2時間。こっちの方向に富士山が見えるのかな？

9/28 10:14

合戦小屋に到着。三大急登は意外とたいしたことなかったですね。ここの名物といわれているスイカはもう終わってました。

9/28 10:44

このあたりまで高度が上がると紅葉がきれいに始まっています。

9/28 10:47

合戦小屋を過ぎたところに三等三角点（2488.14m）。でも頂上はまだもう少し先です。

9/28 11:05

歩き始めて4時間弱、前方に燕山荘の姿が見えてきた。ヨーロッパの山小屋のようなおしゃれな感じです。

9/28 11:28

登山道を登りきって右へ行けば燕岳、左は今夜の泊まり燕山荘。まずは小屋へ荷物を置いてランチタイム。背景には裏銀座の稜線がはっきり見えてきました。

9/28 11:32

泊まってよかった山小屋ランキング第1位、泊まってみたい山小屋ランキング第2位の燕山荘。いい雰囲気です。

9/28 11:32

北アルプスの女王と呼ばれている燕岳。少しガスがかかってしまったけど確かに格好良い山ですね。

9/28 11:37

燕山荘内部。人気の小屋だけに記念グッズも豊富でした。

9/28 12:04

本日のねぐら。4人で畳4枚にふとん4セット。このシーズンにこの待遇は大満足。

9/28 12:22

昼ごはん。今日はスパゲティカルボナーラと茹で汁を再利用したエースコックのワンタンスープ。普通に美味しいです。

9/28 13:34

小屋から燕岳の間にあるイルカ岩。（ようできてるなぁ。）

9/28 13:57

標高2763m、燕岳に登頂。

9/28 14:33

山頂からの遠望。雲の隙間から安曇野の町が見える！

9/28 14:42

ピークハントの証明書、山頂での記念撮影。

9/28 14:54

燕のTシャツをまとった若者。絵になりますねぇ〜。

9/28 15:49

燕山荘と燕岳。紅葉がピークを迎えつつあります。

9/28 16:10

真っ青な空に龍のような雲。心が洗われるようです。

9/28 16:19

これは一杯やるしかないでしょ。雲上での生ビール、最高！

9/28 17:50

そうこうするうちに空が夕焼けに染まり始める。雲海の先には槍ヶ岳のしるえっとが浮かぶ。

9/28 17:59

18:00、夕食はハンバーグ。ごく普通のメニューだけどとても美味しかった。

9/28 18:08

大きな食堂でわいわい言いながらの食事。ええ感じですね。

9/28 18:24

外は美しいサンセット。幻想的な裏銀座のシルエット。

9/28 20:34

燕山荘の人気の秘密、赤沼オーナーのアルペンホルン。残念ながらこの日は唇の調子が悪く演奏は聴けなかったけど楽しい山のお話を聞かせてもらいました。

9/29 5:06

2日目の朝、黎明。オレンジの光とともに空の青さがどんどん増していきます。

9/29 5:22

南東方面には富士山の姿もくっきり。日本人を感じる瞬間ですね。

9/29 5:23

ご来光を待ちわびる人たち。今日は間違いなく拝むことが出来そう。

9/29 5:38

浅間山の横からサンライズ。美しすぎる瞬間。

9/29 5:38

槍ヶ岳も朝の光を浴びて輝いてます。

9/29 5:47

で、お腹も空いたので朝食。鮭の塩焼き、とても美味しかったです。

9/29 6:52

快晴に恵まれた第二日目、小屋前で記念撮影をして縦走出発。今日の目的地は常念小屋。

9/29 6:59

午前7時、槍に向かって歩き出す。

9/29 7:40

多少のアップダウンはあるが基本的には歩きやすい稜線続き。前方には槍・穂高がいつも見える最高のコースです。

9/29 8:38

ホシガラス？沢山いました。残念ながらライチョウには会えませんでしたけどね。

9/29 9:06

切り通し岩近辺。アートタッチの写真で撮ってみました。

9/29 9:07

喜作新道を開通した喜作レリーフが岩肌に。

9/29 9:13

槍ヶ岳方面と常念岳方面の分岐点。我々は左へ。

9時45分、大天荘到着。大天井岳に登る前にコーヒーを入れて休憩しましょう。

9/29 10:22

10時20分、今回2座目の大天井岳登頂。後に見える槍穂高連峰はもちろん劒立山から南アルプス、富士山まで360度の絶景大パノラマ。ここまできた甲斐があります。

9/29 10:57

北アルプスの王者槍ヶ岳。やっぱり存在感ありますね。

9/29 12:47

今夜はここ常念小屋泊まり。また荷物を置いてお昼ごはん。

9/29 13:37

今日はアマノフーズのフリーズドライ野菜カレーと豚汁。中辛の割には結構スパイスが効いて非常に美味しかった。

9/29 15:30

腹ごしらえを済ませたら3座目の常念岳にアタック。実は以前から何回も来たけど、いつも台風やら暴風雨で已む無く撤退、5年越し3度目の正直でやっと登れました。感動。

9/30 5:38

もうすぐ日が沈みそうですがこれから登ろうとするパーティーも。絵になりますけど心配ですね。

9/30 5:44

第3日目のサンライズ。神々しく光る太陽。今日も天気は持ってくれるかな？

9/30 5:45

朝焼けに映える常念岳の紅葉。これから下山します。

9/30 5:46

西側は奥穂高岳をスクリーンに朝日に照らされた常念岳のシルエットが浮かぶ。珍しい風景。

9/30 7:31

ここは笠原沢。下山は一の沢まで一気に山を下る。さすがに膝が笑ってきます。

9/30 8:30

登山口手前、山ノ神。3日間の無事と山を楽しませてもらった感謝を込めて参拝。

9/30 11:09

下山後は温泉で汗を流した後、安曇野の蕎麦屋さんへ。NHKの朝ドラのような素敵なお店で全国から蕎麦好きが訪れてます。もちろん、メチャメチャ美味しかったです。

撮影機器：

EX-ZR200 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

IS03 SHARP

K002 KDDI-KC

感想

d526

二つの大きな台風に挟まれて天候が心配だったが、幸運にも三日間晴天に恵まれた最高の山行でした。
北アルプスの王道表銀座は聞きしに勝る名コースで、我々のような初級クラスにとっては最初から最後まで楽しく歩けるまさに雲上の大散歩道。
しかも燕岳は入門コースの山として少し侮っていましたが、あの花崗岩に覆われた雄姿はすばらしく、その格好良さに何枚も写真を撮ってしまいました。
山肌の紅葉はこの三日間で一気に進んだようで、ハイマツの緑を背景に、ナナカマド黄色やオレンジの鮮やかな色と真っ青な空に真っ白な雲とのコントラストが映え、非常に美しかった。さらに夕焼けに染まる雲海、朝日の昇る光など感動的な風景がすべて楽しめたとても贅沢な山行でした。やめられませんね！