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Yamareco

記録ID: 2311949
全員に公開
講習/トレーニング
槍・穂高・乗鞍

苦い思い出 (^▽^笑)、蝶ヶ岳登山講習会(長野県山岳協会)

2010年06月19日(土) ~ 2010年06月20日(日)
 - 拍手
tacksakai その他4人
GPS
30:01
距離
17.8km
登り
1,574m
下り
1,289m

コースタイム

1日目
山行
6:53
休憩
0:10
合計
7:03
10:10
18
10:28
172
13:20
13:30
223
2日目
山行
8:45
休憩
0:44
合計
9:29
6:40
6:45
15
7:00
7:05
165
9:50
10:17
218
13:55
13:57
53
14:50
70
16:00
16:05
0
16:05
上高地バスターミナル
天候 初日;曇り時々雨
二日目、曇り
過去天気図(気象庁) 2010年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
長野自動車道を安曇野で降りて長野県山岳協会の登山教室講師と待ち合わせて三股駐車場へ行き、そこから講習登山のスタート。
コース状況/
危険箇所等
蝶ヶ岳登山教室として初級者用の三俣ルート往復山行であったが、講師の事前情報収集不足(登山教室開催を前提としては、普通あってはならないことと思います)のためかあるいは例年より余程残雪が多かったのか山名の由来となる蝶を象る雪渓のさらに南に位置する谷に長いトラバースとなる残雪が残っていた。
初級登山でアイゼン等の用意の準備指示も無かったことで、滑落も多少心配のドキドキ(O_O)前進の初体験の雪渓横断の経験をした。
三俣ルート往復の予定であったが、帰路に雪渓(下り)横断はとても降りていける自信が無く上高地側へルートを変更した。
今となって知り得たことだが、この長塀山を通るルートは道迷いに注意の警告があって下りとなった下山で残雪の中で講師さんであっても道迷いをしてしまった。
登りも下りも残雪期には注意が必要です。
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
三股駐車場
2010年06月19日 09:47撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
6/19 9:47
三股駐車場
長野県山岳協会の講師さん。
2010年06月19日 09:47撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
6/19 9:47
長野県山岳協会の講師さん。
指導の下全身ストレッチを行いスタートしました。
足首や太股、膝、肩、首筋のストレッチは大変参考になりました。
2010年06月19日 10:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
6/19 10:10
指導の下全身ストレッチを行いスタートしました。
足首や太股、膝、肩、首筋のストレッチは大変参考になりました。
駐車場にあった案内板。
コースタイムは5時間半の表示となっていたが、少ない休憩で7時間を要してしまう。
2010年06月19日 10:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
6/19 10:11
駐車場にあった案内板。
コースタイムは5時間半の表示となっていたが、少ない休憩で7時間を要してしまう。
和歌山から参加のお母さん。
2010年06月19日 10:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
6/19 10:38
和歌山から参加のお母さん。
よっこらショット!
2010年06月19日 11:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
1
6/19 11:02
よっこらショット!
足下にイワカガミ。
2010年06月19日 12:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
6/19 12:26
足下にイワカガミ。
安曇野方面が見えた。
2010年06月19日 12:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
6/19 12:41
安曇野方面が見えた。
この辺りがまめうち平だったと思われます。
10年前のことで、経過時間から推測です。
2010年06月19日 13:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
6/19 13:11
この辺りがまめうち平だったと思われます。
10年前のことで、経過時間から推測です。
この辺りから雪が出始めたようでした。
大きな雪渓が出てくるのはまだだいぶ先だったと思います。
2010年06月19日 13:44撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
6/19 13:44
この辺りから雪が出始めたようでした。
大きな雪渓が出てくるのはまだだいぶ先だったと思います。
右に前常念岳、左は雲に山頂が隠れて常念岳。
この後次の写真まで撮影どころでは無かった。
谷筋をいくつか渡りましたが、その都度雪渓の横断。山頂近くの最後の雪渓が試練となりました。アイゼン、ピッケルが無い状態で急傾斜の長い斜面をキックステップで足場を確保しながら必死の覚悟で渡って行ったのを昨日のように鮮明に覚えている。
2010年06月19日 14:32撮影 by  Canon EOS Kiss X2, Canon
6/19 14:32
右に前常念岳、左は雲に山頂が隠れて常念岳。
この後次の写真まで撮影どころでは無かった。
谷筋をいくつか渡りましたが、その都度雪渓の横断。山頂近くの最後の雪渓が試練となりました。アイゼン、ピッケルが無い状態で急傾斜の長い斜面をキックステップで足場を確保しながら必死の覚悟で渡って行ったのを昨日のように鮮明に覚えている。
山の講習で初心者の私たちがやっとの思いで山頂近くまでたどり着きました。
雪渓では後ろに続く妻にしっかりとした足場を確保するため足をを強く蹴り込みながら歩いたおかげで、太ももがパンパンになっていた。
2010年06月19日 17:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
6/19 17:08
山の講習で初心者の私たちがやっとの思いで山頂近くまでたどり着きました。
雪渓では後ろに続く妻にしっかりとした足場を確保するため足をを強く蹴り込みながら歩いたおかげで、太ももがパンパンになっていた。
蝶ヶ岳ヒュッテに着きました。
2010年06月19日 17:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
6/19 17:11
蝶ヶ岳ヒュッテに着きました。
穂高方面は雲に隠れていた。
2010年06月19日 17:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
6/19 17:11
穂高方面は雲に隠れていた。
明けて早朝の穂高方面。
涸沢だけとザイテングラードが少し見えた。
2010年06月20日 06:15撮影 by  Canon EOS Kiss X2, Canon
6/20 6:15
明けて早朝の穂高方面。
涸沢だけとザイテングラードが少し見えた。
先生、今日は危ないようなことが無いようによろしく頼みます。と、たぶんこの時思っていたと思います。
我々は講習会参加の本当の初心者なのです。
2010年06月20日 06:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
6/20 6:40
先生、今日は危ないようなことが無いようによろしく頼みます。と、たぶんこの時思っていたと思います。
我々は講習会参加の本当の初心者なのです。
上空にうっすらと青空が見えてきた。
蝶ヶ岳の道標の向こうにはっきりと涸沢が見えた。
2010年06月20日 06:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
6/20 6:40
上空にうっすらと青空が見えてきた。
蝶ヶ岳の道標の向こうにはっきりと涸沢が見えた。
ザイテングラードもはっきり見える。
無謀な初心者の私達夫婦は来月中旬にあそこに行く予定です。
2010年06月20日 06:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
1
6/20 6:40
ザイテングラードもはっきり見える。
無謀な初心者の私達夫婦は来月中旬にあそこに行く予定です。
穂高連峰山頂はガスの中で、顔を見せてくれなかった。
2010年06月20日 06:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
6/20 6:42
穂高連峰山頂はガスの中で、顔を見せてくれなかった。
徳澤へは妖精の池、長塀山までは緩やかに稜線を下って行きます。
長塀尾根と呼ばれるが、後で知ったが残雪期の道迷いに注意が必要なルートでありました。
2010年06月20日 07:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
6/20 7:00
徳澤へは妖精の池、長塀山までは緩やかに稜線を下って行きます。
長塀尾根と呼ばれるが、後で知ったが残雪期の道迷いに注意が必要なルートでありました。
雪で池が見えないですが、妖精の池らしい。
ここまでは順調でした。
2010年06月20日 07:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
6/20 7:04
雪で池が見えないですが、妖精の池らしい。
ここまでは順調でした。
道に迷い初めて約30分経過。
講師の先生は私たちを残してルート探しに行ってしまい、残された私たちは訳もわからず途方に暮れた。
2010年06月20日 07:39撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
6/20 7:39
道に迷い初めて約30分経過。
講師の先生は私たちを残してルート探しに行ってしまい、残された私たちは訳もわからず途方に暮れた。
未だに本来のルートに復帰出来ずに2時間以上経過。
道迷い時の鉄則は引き返すことですが、先生は登り返すことをせずに先を進む。
2010年06月20日 09:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
6/20 9:16
未だに本来のルートに復帰出来ずに2時間以上経過。
道迷い時の鉄則は引き返すことですが、先生は登り返すことをせずに先を進む。
長塀山山頂を確認して本来のルートに戻る。
30分の道を3時間近く彷徨ってここにたどり着けました。
2010年06月20日 09:50撮影 by  Canon EOS Kiss X2, Canon
6/20 9:50
長塀山山頂を確認して本来のルートに戻る。
30分の道を3時間近く彷徨ってここにたどり着けました。
長塀山道標。
徳澤園まではまだ2時間以上必要です。
2010年06月20日 10:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
6/20 10:12
長塀山道標。
徳澤園まではまだ2時間以上必要です。
この辺りで標高およそ2500メートル。
徳澤園近辺1500メートルの標高で、標高差が1000とまだ大分あった。
2010年06月20日 10:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
6/20 10:36
この辺りで標高およそ2500メートル。
徳澤園近辺1500メートルの標高で、標高差が1000とまだ大分あった。
やっと徳澤に着きました。
長塀山からの標準コースタイム2時間10分に対して、なんと3時間40分も掛かってしまった。
2010年06月20日 13:58撮影 by  Canon EOS Kiss X2, Canon
1
6/20 13:58
やっと徳澤に着きました。
長塀山からの標準コースタイム2時間10分に対して、なんと3時間40分も掛かってしまった。
梓川沿いを歩いて行きます。
2010年06月20日 14:12撮影 by  Canon EOS Kiss X2, Canon
6/20 14:12
梓川沿いを歩いて行きます。
2010年06月20日 14:18撮影 by  Canon EOS Kiss X2, Canon
6/20 14:18
明神館を過ぎた?
2010年06月20日 15:16撮影 by  Canon EOS Kiss X2, Canon
6/20 15:16
明神館を過ぎた?
河童橋。
日曜日の夕方4時。
観光客の姿はあまり見えなかった。
2010年06月20日 16:00撮影 by  Canon EOS Kiss X2, Canon
6/20 16:00
河童橋。
日曜日の夕方4時。
観光客の姿はあまり見えなかった。
もう少し先に進んで振り返る。
河童橋とガスに包まれた穂高連峰。
何とか無事に帰還できました。
2010年06月20日 16:09撮影 by  Canon EOS Kiss X2, Canon
6/20 16:09
もう少し先に進んで振り返る。
河童橋とガスに包まれた穂高連峰。
何とか無事に帰還できました。

装備

備考 残雪期の北アルプス登山。
初級登山と言えどもアイゼンは必携です。(ただし当時持ち合わせはありませんでした。)

感想

10年前の夫婦そろっての初めての本格登山がこの蝶ヶ岳でした。
その何年か前に富士山にも登っていたが、登山の装備というものは全くそろって無くて足元の靴からズボン、シャツ、帽子まですべてが普段着そのものでのお気軽ハイキングでした。
この年7月の残雪期に奥穂高山行と言う大それた計画を春先に立て、登山初心者の我々は少しでも経験を積もうと1泊2日のチャレンジが今回の講習会です。
この講習会は長野県の山岳協会名で山岳雑誌『ヤマケイ』に参加募集の案内があって、この登山教室であれば色々と身につけられるだろうと参加した。

当日の参加者は私たち夫婦と男女各1名と山岳協会講師の横山さん5名の小さなパーティーとなって、三股駐車場より講習会が始まりました。
始まりは入念な準備体操。
足首、膝、手首、首回り、肩、腰周りの筋肉をほぐしさらに脚、腰他からだ全体の穏やかなストレッチで筋肉と関節をほぐし、リラックスさせての山行のスタート。なるほど体が軽くなったと、講習会参加の意義を感じてのスタートとなる。

蝶ヶ岳登山教室開催にあたっては事前に装備の確認等は当然あったと今でも思っていますが、アイゼンの携行は無かった。講師の先生もアイゼンは持ってきておらず、良かったのはストックで無くピッケルを持ってきていたことです。
山頂に近づくに従い残雪の量が思っていた以上に多かったようで、最後は雪渓をピッケルでかきならし足場を確保しながらのやっとの思いで頂上を極めた山行となりました。

参加費を募っての講習会。しっかりとルート情報を確認してリード祖手ほしかったと思うと同時に、講習会としてはチョットお粗末な感じは否めません。
おまけに下山時はルートミスによる道迷いを起こさせ、標準タイム4時間半のコースで帰路は倍以上の10時間近くを要する山行となってしまいました。
今では笑って思い出すことが出来ますが、こういう事があったはなら無いという本当に良い経験をさせていただきました。

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ハイキング 槍・穂高・乗鞍 [3日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
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上高地〜横尾〜徳沢
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
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