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Yamareco

記録ID: 2316309
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
剱・立山

長次郎谷から剱岳

2019年05月24日(金) ~ 2019年05月26日(日)
 - 拍手
hanagon60 その他1人
GPS
56:00
距離
17.4km
登り
2,432m
下り
2,434m

コースタイム

1日目
山行
3:55
休憩
1:00
合計
4:55
9:10
40
9:50
10:00
170
12:50
13:40
25
2日目
山行
11:05
休憩
1:50
合計
12:55
5:20
10
5:30
5:40
145
長次郎谷出合
8:05
8:25
100
10:05
10:25
85
11:50
12:20
60
13:20
13:35
95
平蔵のコル
15:10
15:25
130
3日目
山行
3:45
休憩
1:40
合計
5:25
8:15
8:40
110
10:30
10:55
30
11:25
12:15
15
12:30
室堂
天候 3日間とも晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
コース状況/
危険箇所等
室堂・雷鳥沢でアイゼンを着け、その後はずっと雪の上。この時期の剱岳はまだまだ雪深い。
剣沢野営場をベースにして翌朝長次郎谷からアタック。
長次郎のコルから剱岳本峰への雪壁の登りが核心部。ハンマーを持参してダブルアックスで登攀。
下りはカニのヨコバイは雪がなくなっており慎重に下れば問題なし。問題は自分の体力不足で時間が予想よりかかり過ぎ。好天で気温が上がりすぎて下降路に使った平蔵谷でブロックが落ちてきた。
剣沢を4時半頃出発したのだが、結果もっと早い出発とした方がよかった。
予約できる山小屋
剱澤小屋
室堂からみくりが池あたりまでは観光客と一緒に歩く。
立山稜線の雪は消えているようだ。
2019年05月24日 09:29撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
5/24 9:29
室堂からみくりが池あたりまでは観光客と一緒に歩く。
立山稜線の雪は消えているようだ。
雷鳥坂を延々と登る。残雪期とはいえ雪山テント装備にガチャ類もあるので重荷が肩に食い込む。
2019年05月24日 11:44撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
5/24 11:44
雷鳥坂を延々と登る。残雪期とはいえ雪山テント装備にガチャ類もあるので重荷が肩に食い込む。
剣御前小屋は開いていたが、今回は剣沢まで足を延ばして泊まる。
2019年05月24日 12:57撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5/24 12:57
剣御前小屋は開いていたが、今回は剣沢まで足を延ばして泊まる。
剣沢野営場にテントを設営。この日は我々を含めて6張りのテントがあった。
テントの中にいると横を下っていく数パーティの足音。この下の剣沢小屋は今の時期ガイドパーティのみ宿泊OKのようだった。
2019年05月24日 16:07撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/24 16:07
剣沢野営場にテントを設営。この日は我々を含めて6張りのテントがあった。
テントの中にいると横を下っていく数パーティの足音。この下の剣沢小屋は今の時期ガイドパーティのみ宿泊OKのようだった。
トイレは掘り出してあり使用可能。ありがたいm(_ _)m
2019年05月24日 16:13撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5/24 16:13
トイレは掘り出してあり使用可能。ありがたいm(_ _)m
翌5月25日はアタックの日。武者震いして出発。
モルゲンロートに染まる剱岳。
2019年05月25日 04:45撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
5/25 4:45
翌5月25日はアタックの日。武者震いして出発。
モルゲンロートに染まる剱岳。
剣沢を下っていくと平蔵谷出合。
3パーティが目視できた。我々はさらに下っていく。
2019年05月25日 05:16撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/25 5:16
剣沢を下っていくと平蔵谷出合。
3パーティが目視できた。我々はさらに下っていく。
長次郎谷出合。ここから剱岳に向かって登る。
まだ大して歩いていないのに身体が重く、異状に喉が渇く。大丈夫かなぁ…
2019年05月25日 05:31撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/25 5:31
長次郎谷出合。ここから剱岳に向かって登る。
まだ大して歩いていないのに身体が重く、異状に喉が渇く。大丈夫かなぁ…
長次郎谷を延々登っていくのだが、目標がちっとも近づかない。
2019年05月25日 05:51撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/25 5:51
長次郎谷を延々登っていくのだが、目標がちっとも近づかない。
正面に熊の岩。右から回り込んで台地状の岩の上に向かう。
まだ7時半前なのだが、既に雪がゆるんでズボズボ。体力消耗して心折れそう(泣)
左側長次郎のコル下に3パーティ程目視できたのだが、彼らのように早く出発すれば良かったのかも。
2019年05月25日 07:19撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/25 7:19
正面に熊の岩。右から回り込んで台地状の岩の上に向かう。
まだ7時半前なのだが、既に雪がゆるんでズボズボ。体力消耗して心折れそう(泣)
左側長次郎のコル下に3パーティ程目視できたのだが、彼らのように早く出発すれば良かったのかも。
熊の岩上から八ツ峰。ここからでないと見られない光景。
広困離灰襪犯行機雲もイカしてる♪
相棒の写真だけどいいタイミングで撮れましたね😊
2019年05月25日 08:03撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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5/25 8:03
熊の岩上から八ツ峰。ここからでないと見られない光景。
広困離灰襪犯行機雲もイカしてる♪
相棒の写真だけどいいタイミングで撮れましたね😊
剱岳北方稜線へ左俣を詰めるが、さらに傾斜が増してキツい。
喘ぎあえぎ休みやすみ。。
2019年05月25日 09:33撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
5/25 9:33
剱岳北方稜線へ左俣を詰めるが、さらに傾斜が増してキツい。
喘ぎあえぎ休みやすみ。。
振り返ると後立山連峰の絶景なんですがね。。
熊の岩付近と比べて高度が上がった分、雪が締まってきたのは助かるけど。
八ツ峰の方からクライマーの声が聞こえてくる。
2019年05月25日 09:33撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/25 9:33
振り返ると後立山連峰の絶景なんですがね。。
熊の岩付近と比べて高度が上がった分、雪が締まってきたのは助かるけど。
八ツ峰の方からクライマーの声が聞こえてくる。
へろへろになって長次郎のコルに到着。
剱岳本峰を望むと雪壁が上までつながっている。ここからが核心部になりそうだ。
2019年05月25日 10:06撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
5/25 10:06
へろへろになって長次郎のコルに到着。
剱岳本峰を望むと雪壁が上までつながっている。ここからが核心部になりそうだ。
ここはロープを引き、ハンマーを代用してダブルアックスで取り付く。
2019年05月25日 11:21撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
2
5/25 11:21
ここはロープを引き、ハンマーを代用してダブルアックスで取り付く。
相棒はピッケル1本なので確保して登ってもらう。
この後クライミングパーティ3人組が追いついてきたので先を譲る。
2019年05月25日 11:27撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2
5/25 11:27
相棒はピッケル1本なので確保して登ってもらう。
この後クライミングパーティ3人組が追いついてきたので先を譲る。
あとは頂上まで安全地帯。北方稜線を望むと長次郎の頭、チンネ、池ノ谷ガリー、小窓の王から小窓尾根が見える。
2019年05月25日 11:35撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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5/25 11:35
あとは頂上まで安全地帯。北方稜線を望むと長次郎の頭、チンネ、池ノ谷ガリー、小窓の王から小窓尾根が見える。
最後の登り。へろへろなので相棒には先に行ってもらう。
2019年05月25日 11:44撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/25 11:44
最後の登り。へろへろなので相棒には先に行ってもらう。
剱岳山頂2999m。頂上の祠は雪に埋まって足下より低いので、立っている処は3000m越えてますな😊
2019年05月25日 11:52撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
3
5/25 11:52
剱岳山頂2999m。頂上の祠は雪に埋まって足下より低いので、立っている処は3000m越えてますな😊
山頂は360°の展望。剣沢の向こうに立山。
2019年05月25日 11:54撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
5/25 11:54
山頂は360°の展望。剣沢の向こうに立山。
水晶、赤牛、雲ノ平の奥に乗鞍、御嶽。このあたりも再訪してみたい。
2019年05月25日 11:54撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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5/25 11:54
水晶、赤牛、雲ノ平の奥に乗鞍、御嶽。このあたりも再訪してみたい。
下りはカニのヨコバイを平蔵のコルへ。
雪はなくなっていた。
2019年05月25日 13:06撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/25 13:06
下りはカニのヨコバイを平蔵のコルへ。
雪はなくなっていた。
平蔵のコルから平蔵谷を下る。かなりの急斜面。
予定よりかなり遅くなってしまったので雪崩が怖い。。
2019年05月25日 13:47撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/25 13:47
平蔵のコルから平蔵谷を下る。かなりの急斜面。
予定よりかなり遅くなってしまったので雪崩が怖い。。
注意しつつ下っていたのだが危惧していたとおり、雪のブロックが落ちてきた。こんなのに当たったらあの世行きですわ😰
2019年05月25日 14:32撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/25 14:32
注意しつつ下っていたのだが危惧していたとおり、雪のブロックが落ちてきた。こんなのに当たったらあの世行きですわ😰
危険地帯の平蔵谷を抜けて剣沢をまたまたヘロヘロになって登り返しやっと我が家へ。
この日のテントは我々の他2パーティのみだった。
2019年05月25日 17:33撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/25 17:33
危険地帯の平蔵谷を抜けて剣沢をまたまたヘロヘロになって登り返しやっと我が家へ。
この日のテントは我々の他2パーティのみだった。
最終日の5月26日は室堂へ下山。
雷鳥坂の下りで待望の雷鳥に遭遇😊
2019年05月26日 09:24撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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5/26 9:24
最終日の5月26日は室堂へ下山。
雷鳥坂の下りで待望の雷鳥に遭遇😊
観光客の集うみくりが池温泉は既に下界だった。
2019年05月26日 11:37撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5/26 11:37
観光客の集うみくりが池温泉は既に下界だった。

装備

個人装備
アイゼン ピッケル ハンマー ハーネス ヘルメット
共同装備
テント ロープ

感想

2月に鈴鹿・藤内沢で雪の急斜面を相棒に体験してもらい、今回の本番に臨む。
3日間とも晴れてコンディションに恵まれたが、自分の体力不足を痛感。
長次郎谷からの登りに時間がかかり過ぎたため、気温が上がった平蔵谷の下りで雪のブロック落下が発生、猛烈なスピードで約10m横を飛んでいったのには肝を冷やした。他パーティのようにもっと出発を早くするべきであった。この日の下界は夏日(32〜35℃)だった。
反省点の多い山行になったが、長次郎谷からの八ツ峰の雄姿や山頂から雪の山々を堪能。北方稜線ではこの地で命を落としたかつての相棒に思いを馳せる事もできた。
長い間胸にあった積雪期の剱岳を登ることが出来て感無量の山行でもあった。

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