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Yamareco

記録ID: 2316572
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

過去ログ:思い出の無線山行:風雨の槍ヶ岳山頂(1時間)

2002年07月19日(金) ~ 2002年07月21日(日)
 - 拍手
jj3bhn その他1人
GPS
56:00
距離
33.1km
登り
1,759m
下り
2,174m

コースタイム

1日目
山行
4:21
休憩
0:19
合計
4:40
7:15
53
8:08
48
8:56
9:15
145
2日目
山行
5:50
休憩
3:05
合計
8:55
5:35
75
6:50
117
8:47
88
10:15
12:00
30
12:30
13:50
40
3日目
山行
5:10
休憩
0:00
合計
5:10
5:20
115
7:15
42
7:57
153
10:30
ゴール地点
2001/10から始まった東京単身赴任。

2002年になって山の師匠のOさんから誘われて、奥多摩・南八ヶ岳編み笠山・燕岳・伊豆天城山・瑞牆山・黒斑・湯ノ丸・烏帽子・高峯等上信国境の山・立山などでトレーニングを続けた。

そして私としては先の東京オリンピックの頃(高校の登山部で裏銀座から、雲の平らからの2回)以来の槍ヶ岳に行くことに。

尚、Oさんは長野県丸子町(現在は上田市)に別宅を持っていて、そこをベースに信州の山に行っていたので、アクセスは比較的楽でした。
天候 3日とも小雨曇、7/20槍ヶ岳山頂時強風雨
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
7/19(金)
府中→中央道・長野道経由沢渡茶嵐P→タクシー→上高地→槍沢小屋(泊)
7/20(土)
槍ヶ岳山頂往復→槍ヶ岳肩の小屋(泊)→
7/21(日)
槍平小屋→新穂高温泉→白骨温泉・入浴→茶嵐P→
Oさん別宅@丸子町(現在は上田市)(泊)翌日府中へ
コース状況/
危険箇所等
ガイドブック、登山地図に注意個所が記載されています。無理をせず、気を抜かず、慎重に。
その他周辺情報 新穂高温泉、白骨温泉など各所に。
予約できる山小屋
槍平小屋
雨の河童橋で記念写真
2002年07月19日 07:20撮影 by  SX212 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/19 7:20
雨の河童橋で記念写真
増水した梓川
2002年07月19日 11:09撮影 by  SX212 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/19 11:09
増水した梓川
槍沢小屋
2002年07月19日 17:43撮影 by  SX212 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/19 17:43
槍沢小屋
大曲付近?
2002年07月20日 06:10撮影 by  SX212 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/20 6:10
大曲付近?
ガスで穂先は見えません
2002年07月20日 09:23撮影 by  SX212 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/20 9:23
ガスで穂先は見えません
イワカガミ
2002年07月20日 09:41撮影 by  SX212 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/20 9:41
イワカガミ
はしごが1本しかなかった時代、それでも空いていたので、この格好で1時間も。
2002年07月20日 12:47撮影 by  SX212 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/20 12:47
はしごが1本しかなかった時代、それでも空いていたので、この格好で1時間も。
キヌガサソウ
2002年07月21日 06:28撮影 by  SX212 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/21 6:28
キヌガサソウ
藤木久三さんのレリーフ
2002年07月21日 07:57撮影 by  SX212 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/21 7:57
藤木久三さんのレリーフ
まだまだ先は長いです
2002年07月21日 09:06撮影 by  SX212 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/21 9:06
まだまだ先は長いです
撮影機器:

感想

その当時のリポートが残っていたので、少し編集して載せます。

風雨の中で一時間過ごした槍ヶ岳

一、移動日 2002/07/19(金)〜21(日)二泊三日
    19日・・・槍沢ロッジ泊
    20日・・・槍ヶ岳山荘泊
    21日・・・小県郡丸子町某邸泊(これは番外)        
一、移動地 長野県大町市槍ヶ岳  3180m、
  (長野県南安曇郡安曇村、岐阜県吉城郡上宝村の2カ所も可能)
一、コース
 7/19 府中→中央道・長野道→松本→沢渡(駐車)→タクシー→
      上高地→槍沢ロッジ(泊)→
 7/20 槍沢→槍の肩→穂先→無線(約1時間)槍ヶ岳山荘(泊)→
 7/21 飛騨乗越→槍平小屋→白出沢→新穂高温泉→阿房トンネル→
      沢渡→松本→三才山トンネル→村営霊泉寺温泉(100円)→
      丸子某邸(泊)→
 7/22 R254→下仁田→上信越・関越道→圏央道→青梅→好日山荘→
      立川→府中
一、天候  三日とも曇り、一時強風雨
一、交信局数  50MHz 144MHz 435mHz
  槍ヶ岳の頂上(穂先3,180m)
        16局     1局    2局
  槍ヶ岳山荘前  (3,060m)
         0局     6局    0局
  小計    16局     7局    2局
        槍ヶ岳 中局           
   番外丸子町某邸    7MHz

19日(金)二人とも休暇。曇り。

03:40 府中を出発。すぐ中央高速に。
05:36 松本IC。食料買い入れ。晴れそうで晴れない曇り。
06:20 沢渡茶嵐P着。小雨。着替え、タクシーに。
06:35 沢渡発。途中の観光案内をしてくれた、雨。4,400円。
07:00 上高地着、雨にも拘わらずそれなりの人出。
07:15 上高地発。カッパ橋で記念写真。ぬかるみを団子で
     帰りには快晴のカッパ橋をと思っていたが、
     ここで撮っておいて正解、帰りは通らなかった。
08:08 明神池通過。途中8:30頃小休止。バナナ等を頬張る。
08:56 徳沢園。ここで二人ははぐれる。
    トイレの場所が分からなかったため。
09:15 Oさんは私が前にいるものと思ってどんどん前進。
     頼みのハンディー機は二台とも私が…。
     追いついたのはロッジのすぐ手前でした。
10:10 横尾着雨は止んだが追いつかず。彼はソフトクリームを
     食べて再び出発していた。
     食べたかったなぁ、横尾のソフト。
10:17 二の俣の橋は吊り橋ではなく、立派なH形鋼の桁に。
11:40 槍沢ロッジ到着。一泊三食9500円を支払って、
    約30cm幅の今夜の宿を確保。二段ベッドの高さの空間
    しかない、暗い狭い湿気っぽいところです。
    たまたま今回は泊まる人が少なく、一つの布団に一人ずつ
    になったので、助かりましたが。
    お昼には、ロッジ特製のラーメン800円也を。

そして、お風呂。山小屋でお風呂のあるのは珍しいのですが、ここは水も豊富なので可能なんでしょうか。でも、ただ入るだけ、いやお湯をかかるだけ。

20:00明日の好天を期待しながら5秒で熟睡。

20日(土)曇り、でも南の方は晴れているような・・・。

05:35 朝食もそこそこに出発。南の方から明るくなって
    (いるような気がして)足取りも軽く歩き始める。
    折角持ってきたビデオ、写真を撮る。
    ババ平キャンプ場に出ると急に開けて、これからの登り道も
    見えるが、槍方向はガスっていて山の稜線も見えない。
06:50 大曲通過
08:02 2400m地点通過
08:47 坊主岩屋下通過、ヒュッテ大槍分岐。洞窟のようになった
     岩屋の中の小さな仏像に手を合わせ、ここで昼食に少し手を
     付ける。Oさんとは無線で通過地点(高度)を連絡しあい、
     離れていても一緒に登っている気持ちになれる様にしていた。
09:03 坊主岩屋発
09:24 殺生分岐通過
10:15 槍ヶ岳山荘(3060m)到着。何も見ない。
10:55 マイペースのOさん到着。宿泊手続き、昼食。
    外は相変わらずガスっていて、風も強い。
    おまけに雨も時折ふる最悪のコンディション。
    でも山荘で知り合った方と一緒に穂先を目指すことに。
    荷物をアタックザックに詰め替える。
    私だけは無線機、カメラ、ビデオ、アンテナ・支持用アルミ
    パイプ・三脚も持参。さすがにここでは傘は置いていきました。
12:00 途中で写真やビデオを撮りながら出発。
12:30 頂上に。既に何人かいたが、小さなお社の前が空いたので、
    記念写真を。そして私は運用の準備。強風で、折角持ってきた
    三脚とアルミパイプの支持材は使えそうもなく、50MHz1/2λ
    ホイップを手で持って運用する羽目に。
    50は結構応答していただき、中には早朝に豪雨の中で運用して
    既に穂高に移動した方からもコールしていただいたり、何とか
    楽しめました。144は新発田市から1局のみ。
    435はすぐ目の前の蝶が岳山頂の方と。約一時間、気温17℃→
    13℃迄下がり、相変わらずの強風と時折ふる雨で身体が冷え
    切ってしまい下山することに。
    そう言えば、一緒に登って来たOさん達は20分位は待っていて
    くれたそうなんですが、あまりの暇さに耐えきれず既に下山。
13:50 下山しようとしていたときに、無線のことで声をかけてくれた
    方がいました。この一声が後々素晴らしい出会いにつながりま
    したが、このときはそんなことに気がつく訳がありません。
    片手にアンテナの入った袋を持っての下山は本当に怖かった。
    雨で鎖は滑るし、岩も雨で滑るし、下を見ればガスでずっと
    下までは見えないもののでも真っ直ぐに落ちている足元を見る
    だにも身の毛のよだつ現場でした。
14:30 慎重に下りてやっと山荘に。ここからは本日新装開業した畳の
    匂いも真新しい談話室で色々と情報交換会。
17:00 突如食事の合図。
    隣に座った方が山頂で声をかけてくれた方と分かった後、
    それはもう盛り上がった食事でした。
その後のミーティングでまたまた盛り上がったのは勿論ですが、翌日の
予定を話しているときに、我々は上高地に同じ道をと言うと、新穂高温
泉に停めた車で、白骨温泉経由で帰宅とのこと。沢渡まで乗せてあげる
からとのお言葉に、新穂高に下りることに即決。
じんせぇ、何が起こるか、わかりません。
明日は食事が終わり次第下りることに。程なく就寝。外は相も変わらず大風と雨。

21日(日)強風雨。後真夏。

04:30 起床。相変わらずの雨と風。いつでも出かけられる準備完了
05:00 朝食。
05:20 出発。急な坂道を駈けるように下山開始。誘って戴いた方たち
    はマラソンの選手だったのです。
    我々二人とも必死の形相だったそうです。
    でも槍平小屋までは何とか付いていきました、と言うか、速度
    調整をして貰っていたのかも知れません。
     ここから先は縋り付いていったというのが正確でしょう。
     白出沢出会いで待っていただくことどれ位だったでしょうか。
     穂高平避難小屋でも休憩。一杯300円の牛乳で一息。
10:30 そして長い長い林道を下って新穂高着。
    下界の暑さには参ってしまいました。
    栃尾温泉から阿房トンネルを抜けて沢渡へ。

茶嵐ドライブインで食事をし、一路丸子へ。

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