1泊1.1日 喧噪避けて、しっぽりと紅葉狩り 双六岳
- GPS
- 21:48
- 距離
- 28.3km
- 登り
- 2,013m
- 下り
- 2,071m
コースタイム
- 山行
- 10:20
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 11:21
10/8 わさび平3:30-5:50鏡平山荘6:00-6:42弓折乗越-7:30双六小屋7:35-8:32双六岳8:45-中道経由-9:45双六小屋9:52-11:25鏡平山荘-13:35わさび平小屋14:00-14:49新穂高ロープウェイ
天候 | 晴れ、微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新宿発高山行き高速バス11:00-遅延16:00平湯温泉 平湯温泉発16:05遅延-17:00新穂高ロープウェイ入口 復路 新穂高ロープウェイ入口14:55-15:35 平湯温泉 16:05-17:50 松本バスターミナル 松本駅 18:36-20:36八王子 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【コース状況】 全般的によく整備され、危険箇所なし 急登もない 道は岩がちだが、安定した岩が多く、快適 |
写真
感想
またこの季節がやってきた。
四季と暮らす幸せを感じさせてはくれる山の華やぎ。
間もなくやってくる厳格な季節の前奏。
今年の涸沢カールはさぞかし鮮やかなことだろう。
でも、慌ただしい毎日から抜け出して行きたいのは、のんびりと眺められる静かな山だった。
さらに公共交通機関での移動に一日、実質上は日帰りの条件付き。行きたい山は数多くとも、行かれる山は限られる。
頭を捻ること数度、見つけた先が双六岳!
本当は北アルプス縦走までとっておきたかった行き先なのだが、思い付いてしまったら止まらない。
こうして行き先は決まった。
仕事明けの9時に移動開始。三連休中日でやはり高速道路は少し渋滞。平湯温泉には30分遅れで到着した。
バスは一時間おきだが、高山からくる新穂高ロープウェイ入口行きバスも遅延して乗り換え待ち時間なし。
17時にはなんとか林道に入ることができた。それでもやはり最後はヘッデンの登場になったのだが…。
18時にテント設営開始、水汲み、夕食、明日の準備、寝支度し19時過ぎに就寝。
当初は0時半起床、2時にスタートだったが、起きられない。
気づけば2時45分。朝ご飯して慌てつつ出発。3時30分でまだ夜明けの気配はない。
明るいヘッデンの光に引っ張られて良いペースで登っていく。岩が多いが、まるで石畳のように整備されていて、踏みならされた岩はがっちりしている。
草や木が明かりを反射してキラキラと輝いている。霜だ。
汗もあまりかかずに済む季節はありがたい。
鏡平手前の池では泊まりの人たちがカメラを構えて槍ヶ岳からの夜明けを待っていた。
鏡平では紅葉が正にピークを迎えるところで微風の中、鏡に季節の色が映りこんでいた。
弓折乗越へと高度を上げると、槍の穂先が光り輝いた。
眩く世界を照らし、彩りを広げた。とうに一日の行動ははじめているのだが、何故か一日が始まる気がするのはいつもながら不思議である。
緩む空気の中、尾根を超えて西鎌尾根に立つ双六小屋までやってきた。
多くのテントがまだ立っており、カメラを構える人や空身で双六岳を往復する人でにぎやかだ。
小屋前にまだ行けぬ鷲羽の雄姿を見て、ため息をつく。このまま、何も考えずにあそこまで行ってしまいたい!
よく考えれば、少しお腹が空いている。行動食もとらずにここまで来てしまったことに思い至って、ソイジョイをかじる。昼のパンは山頂でと決めていた。
小屋脇から双六岳へと進む。この登りが実は一番の急登かもしれない。
稜線には、草紅葉の名残が真ん中を開けて登山道を誘導していた。
そして山頂へ。
黒部のカールが向こうに広がっていた。静かに、秋を迎えていた。
存分に眺められる幸せ、ゆったりと時間が流れていた。
続く稜線、未踏の地。朝の寝坊が悔やまれる。
あの時間があれば、あそこに届いたのに…。
後悔先に立たず、でも満足である。今の自分には十分すぎる。
少しの寄り道を中道に取り、来た道を戻る。
日に照らされた紅葉はあでやかに姿を変えていた。あっち、こっちと目線が奪われ、さらには槍から乗鞍までの稜線に心を奪われる。
いつか、行こう。
にぎやかになった鏡平小屋の前を通り、明るい道を下る。
一晩の宿の我が家を撤収して、急ぎ足で林道を下った。
俺も、この辺りは大好きです。
静かで落ち着くんですよね。
双六でのんびりって贅沢だ~
raichouさんへ
静かでいい雰囲気を持った登山道でした!
かなり歩きやすく、ペースも合わせやすいし
なによりも弓折乗越に乗った時の景色の広がりといい、双六小屋向こうの雄大な展望といい、
槍から乗鞍のラインといい…
とにかくすてきなものが多い、それでいて静けさも持っているいいトレイルでした
もうすこし先まで歩けるともっと良いんですけどね
軽装どM根性で
鷲羽まで日帰りした俺は、おバカですね〜
本当はゆっくり滞在出来たら
夜の星も綺麗だし
いう事ないんだけどね〜
テントを張って、空を見上げてゆっくり滞在したい場所ですよね!
でも、日帰りもできる魅力も棄てがたいです
あそこまで行くのはMだと思います♪
おはようございます。先程、長野県のオススメの山のアドバイスを頂いた塚ぽんです。コマドリさんとは、双六のどこかですれ違ってますね。このヤマレコの記録見て分かりました。また、どこかで会えるといいですね。
鷲羽岳まで行かれたんですね
双六小屋できれいに張っていた氷が印象的でした
あんな良いとところで2泊とは、うらやましい!
いつか、また山でお会いましょう
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