グレートトラバース3 山口県ロードを巡る七日間の旅(最終日)
- GPS
- 12:05
- 距離
- 43.5km
- 登り
- 1,765m
- 下り
- 1,759m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
・JR飯浦駅から列車でスタート地点の宇田郷駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
・神宮山 奥の院まで参道の階段(1478段)を登り、そこから100mほどで山頂 ・高山 少々、荒れ気味も敷設されている給水ホースをたどれば山頂です ・行者様 旧参道コースで高良への下山は少々不明瞭でヤマレコマップを推奨します ・ロード区間 国道、県道ともに、今回の範囲では安心して歩けます |
その他周辺情報 | ・須佐ホルンフェルス ・道の駅「ゆとりパークたまがわ」 ・田万川温泉「憩いの湯」&「田万川キャンプ場」 |
感想
2018年 3/27〜4/3(3/31は休養日)に
田中陽希さんがグレートトラバース3で歩いた、七日間の山口県ロード
公式ホームページの日記や当時、発信していたSNSをもとに
自分なりに少しだけ、登山の寄り道を加えて再現した、
最終日、七日目の山行
<田中陽希さんの行動>
・宿泊地「浜の小屋」近くのJR惣郷(そうごう)川橋梁に立ち寄る
・マグマ活動で出来た縞模様の断層「須佐ホルンフェルス」に興奮
・畜産農家の方と交流して、牛の切られたツノについて考える
・山頂の磁石石で知られる高山に登り、磁力を試し、展望に魅了される
・「下山は激しい藪こぎ」とあるので一般的な下山ルートではないと推測
・宿泊地は、温泉施設が隣接する「田万川キャンプ場」で
この旅、初めてのテント泊となり、温泉とカツ丼、満天の星空を堪能
田中陽希さんの日記はこちら!
2018年4月3日「牛のツノ」
https://www.greattraverse.com/blog/20180403
第三集「日本海ロード&神話の山々」のオープニングでは
「ホル〜ンフェルス!」と変身ポーズをとったり
本編の中で、縞模様の断層に興奮する様子が放送されました。
<私の行程とアレンジポイント>
・出発地は前回終了時の宇田郷パーキング最寄りの
JR宇田郷駅から軌跡をつなぐ
・1478段の階段が名物の「神宮山」に寄り道登山する
・惣郷川橋梁からは県道343号線で須佐へ向かう
・名物「須佐男命いか」は不漁のため、駅前のスーパーで弁当を購入
・何度来てもホルンフェルスに大興奮!
・高山からは東峰の行者様へ縦走して、旧参道コースから高良へ下る
・陽希さんの宿泊地「田万川キャンプ場」から国道9号線を進み、
島根県益田市へ県境してJR飯浦駅を、この旅のゴールとする。
<旅の感想>
遂に来ました最終日!
目標に近づく高揚感と楽しい旅が終わってしまうという喪失感。
複雑な思いを胸に、スタート地点の背後にそびえる
神宮山を寄り道登山します。
この山口県ロードの旅は、自分自身への「行」とも捉えていたので
ブロック階段ながら1478段の参道が特徴の信仰の山に登らねばと!
(前回の行程で見えた山容に登山意欲をそそられたんですよね)
やっぱり、この山は良いですね
この階段を段飛ばししないで一歩ずつ神聖な気持ちで登っていく
ブロック塀ではあるものの、この数を整備するのに
どれだけの労力を使ったか、それほど地元の人に愛された山と実感
山頂からの展望は無くても、山口県百名山に相応しい山と再認識しました。
下山していると、神社の方々が大勢で登って来られ、
これから山頂で神事が行われるとのこと
登り返して、参加を促されるも、先が長いので遠慮させてもらいました。
(本当は見てみたくも時間的な余裕が無かった・・・)
さて、出発早々の寄り道から再スタートです。
陽希さんの宿泊地「浜の小屋」から歩くこと15分くらいで
鉄道マニアの撮影スポットJR惣郷(そうごう)川橋梁に到着
今朝、始発列車で、この橋梁を渡り、沿線を歩く
いろいろな角度から絶景スポットを楽しめました。
ここからは国道9号ではなく、距離は長くなるものの県道343号を選択
里をつなぐ峠道は車の心配もなく、のんびり歩けました。
須佐の街に入ると、高山が大きな存在感で迎えてくれます
海岸線の山は標高以上に高度感があって大きく見えるんですよね。
昼食は名産である「須佐男命いか」を考えていたものの
近年、不漁が続いて、本物を提供できる店が少なくなったとのこと。
少し時間も早かったので弁当を買って、景色のいい場所で食べることに。
そして、やってきました須佐ホルンフェルス!
お気に入りの場所で何度も来ているのに、
歩いてくると更に満足度は増します。
この日は快晴で、青空と白黒の縞模様のコントラストが際立ち
更に、断層まで波しぶきが押し寄せて演出十分!
まるで子供のように大興奮してしまいました(^_^)
(陽希さんが変身ポーズで、おちゃらけた気持ちは分かります)
弁当は、ここの観光案内施設「つわぶきの館」の休憩所で
ホルンフェルスを眺めながら食べました。
次は磁石石の高山登山
牛舎は、この高山へ向かう中腹にあったものの
中は空っぽで牛はいませんでした・・・。
とても小さな牛舎で、維持していくのも大変なんだろうなと
二年の月日も感じました。
この山は山頂に展望公園が整備され、車で山頂まで行けるので
登山者は少なく、登山道も荒れ気味なんですけど、
丁度、下山してきた方が一名いて嬉しくなりましたね。
(2018年に改訂された、ヤマケイ「山口県の山」から除外されました)
宝泉寺、黄帝社で船に乗った狛犬を確認して出発
水道ポンプのホースをたどって高度を上げ
中腹の磁石石を経て、大展望の山頂へ
今回も、うっかりして針タイプのコンパスを忘れて
磁石石の磁力を確認できなかったものの
展望台からの大パノラマに大感動!(泣けます)
遠く、島根県の三瓶山も確認できました。
青海島の高山(たかやま)、須佐の高山(こうやま)
日本海沿いに立つ、同じ漢字の二座は、
山口県でも随一の展望と思います!
さて、次は、高山の東峰、行者様へ
ここは展望も山頂標識も無い、修験の山
行者堂で参拝したあとは、旧参道コースで睥匹慍爾蠅泙后
このコースは、目的地の田万川キャンプ場への最短ルート
山行記録やヤマレコマップの足跡もなく不安でしたが
下山開始早々にテープを見失うも、藪に阻まれることなく
ヤマレコマップを頼りに無事、林道に出ることが出来ました。
「激しい藪こぎ」で下山した陽希さん、
いったい、どのルートで下山したんでしょうね
江崎漁港から振り返った、高山、行者様の山容は美しかったです。
(このルート選択で約4劼離轡隋璽肇ットに成功!)
陽希さんがグレトラ3で初めてのテント泊した「田万川キャンプ場」
温泉や食事処も隣接され、テント泊も納得だなと思うのでした。
(田万川温泉憩いの湯はコロナの影響で休業していました)
少し歩き出して思い出しました!
この温泉は、グレトラ1で先を急いでいた陽希さんが
温泉に入るかどうか20分悩んだ末、結局、温泉を断念した場所
結局、萩市から島根県益田市まで61卻發い討い襪鵑任垢茲
(この模様は「グレトラ15分 山陰道」で放送)
そのときの体験があって、ここに宿泊したのかもしれないですね!
本来なら、ここで旅を終えても良かったのですが
せっかくなら島根県の地を踏みたいと
最寄りの駅、島根県益田市の飯浦駅まで歩きました。
ここからゴール地点までは複雑な思いでした
ここまでの旅を振り返りながら、楽しかった旅が終わってしまう。
足取りは急に重くなったものの日没直後にゴールしました。
それでもゴールしたときの達成感は大きかったです。
構想2年、実現するには大変な労力が必要と踏み出せなかった日々
陽希さんが歩いた同じ季節の中を体現したいと一歩を踏み出せば
毎週日曜日が待ち遠しくて仕方ないほど楽しめました!
このような挑戦のきっかけをくれた陽希さんに感謝です。
そして、これを毎日のように前進し、
私の旅とは比べられないような三百名山の峰々を登っていく、
陽希さんの超人ぶりを改めて実感した旅になりました。
これからも、人がやらない面白いことやってみたり
より自分を高めてみたいとか
自分自身を成長させるために挑戦を続けていきたいと思います。
益々、山が好きになり、山の楽しみ方の幅も広がりました!
田中陽希さんのグレートトラバース3の旅が
無事にゴール出来ますように「がんばれ陽希!」
そして私の山口県ロードの旅に「ありがとう陽希さん!」
[山口県ロードの旅、まとめ]
福岡県北九州市門司から島根県益田市までの山口県山陰ロード
・総移動距離=300辧覆覆鵑肇團奪織蠅任靴拭)
・所要日数=7日間(毎週日曜日に歩行)
・登頂数=12座(北浦スカイライン縦走は2座で計上)
・自家用車遠征距離=1062
[追記]2020年5月2日現在
2020年4月16日、新型コロナウイルス対策で、
全国に「緊急事態宣言」が拡大されて
全国範囲で登山の自粛や入山規制が行われています。
(田中陽希さんの活動も一時中断で停滞中)
趣味として、娯楽として、挑戦として
登山を楽しめる日常が一日も早く戻ってきますように。
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