蓮華・北葛・七倉・船窪・烏帽子岳へ 扇沢から縦走高瀬ダムへ
- GPS
- 32:00
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 3,356m
- 下り
- 3,505m
コースタイム
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 10:20
- 山行
- 10:40
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 11:20
5:00 安曇野穂高発
6:20 扇沢駐車場着
<小屋泊>
船窪小屋 8500円(朝食・夕食)ビール600円
700円 おにぎり2個
200円 水 1L
<復路>
17:20 高瀬ダム タクシー(〜扇沢 8000円)
18:00頃 扇沢
19:30 自宅着ぐらいだったか
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
問題ない |
その他周辺情報 | 葛温泉 大町温泉郷など |
写真
感想
2007年(平成19年)10月6日(土)〜7日(日)
蓮華・北葛・七倉・船窪・烏帽子岳へ 扇沢から縦走高瀬ダムへ
家を出てS氏を迎えに行くまでは霞沢岳を計画していた。
この時期、沢渡に着くのが遅くなると上高地への駐車場が確保できないこと、また混み合う上高地の様子を考えて急遽船窪方面へと変更。
蓮華岳までは何度か登っている。
また烏帽子岳までも表銀座縦走の際に登っていた。
そこでその間を繋げようということが計画変更による目標になった。
地元にいてもなかなか行けない場所でもあり嬉しい山行となった。
扇沢の駐車場もさすがにこの時期は混み合う。
その中を黒部に比べれば人の少ない針ノ木峠へと歩き始める。
この季節は針ノ木峠も一番難しい山行を強いられる。
雪渓もなく荒れた沢沿いを登ったり、鎖場を通過しなければならなかった。
針ノ木峠にはいつもよりは人が多く賑わっていた。
船窪小屋まで行くには猶予がない、天気も良く景色が良いので写真を撮るのにも時間を使うし、早めに蓮華岳へと向かう。
紅葉も始まり赤や黄の彩られた山容を楽しみつつ先を急ぐ。
蓮華岳からの展望はこれは言うまでもなく素晴らしい。
爺ヶ岳への稜線の先には立山・剱の岩山が連なっている。
大町方面、地元安曇野も眼下に広がっている。
そして気になるのはこの先のルート。
登山道が一気に下りうねるように北葛方面へと消えていっている。
ここからが初めての道で楽しみなところになる。
これほど下るのかというほど蓮華岳からの下りは長く感じられた。
そして極めつきは最後に鞍部に下りる長い岩場の鎖場だった。
ほっとため息をつき、北葛岳への登りになる。
双耳峰の北葛に着く。
振り返ると針木岳の鋭い峰と登ってきたばかりの大きな蓮華岳が聳える。
そしてこの先の七倉岳、それに槍ヶ岳のシルエットに心引かれる。
七倉岳への稜線も厳しいがその景観は感動ものだった。
青空に餓鬼岳・唐沢岳のシルエットが描かれる。
槍ヶ岳の姿が徐々に近づいてくる。
日もだいぶ落ち始め紅葉の色が濃くなり、山全体が赤く染まり始めてきた。
七倉岳からは、秋の夕暮れに船窪小屋が自然に溶け込んでいた。
日が沈む寸前に小屋に到着。
ランプの小屋としてよく知られているが初めての宿泊だ。
こぢんまりとしているが食事も美味しく頂き温かなおもてなしに感動した。
夕暮れの北アルプスも堪能して早い就寝となった。
朝は早く、鐘を鳴らしての出発となった。
七倉岳方面へ登り返し船窪へと向かう。
船窪との鞍部、船窪乗越には針ノ木谷への分岐がある。
その先船窪岳の山頂が現われ、さらにその先船窪第2ピークなる山頂へと登る。
第2ピークは船窪松澤岳ともあり、標高的にはこちら第2ピークの方が高い。
この辺り不動岳・南沢岳への登山道、そして崖は白砂でもろく滑り易く緊張する歩きが続いた。
ほとんどすれ違う人もなく静かな北アルプスの秘境を感じる。
不動岳からは立山方面・針ノ木岳が見渡せる。
南沢岳からは餓鬼岳そして下山する高瀬ダムの水面が眼下に。
そして独特な烏帽子岳の頂が近づく。
烏帽子岳へ、これで蓮華岳と烏帽子岳の間が繋がったことになった。
烏帽子岳の麓は湿原地帯、池も見られる緑豊かな地だ。
その先に烏帽子のごとく先の尖った岩の山頂が烏帽子岳だ。
岩には度胸がなく登れない。近づく だけ の岳だ。
烏帽子小屋には下山時間ギリギリに着く。
小屋締めが始まっている時期でもあり、ほとんど飲み物は売り切れ、
350円のミカンジュースがかろうじて残っていて購入した。
缶に小さな穴を2カ所開けて飲む、懐かしいタイプのものだ。
「旨い!」生き返った感じがして急坂のブナ立て尾根を下山した。
あとは下るだけの安心感もあり順調に高瀬ダムへと向かった。
下山途中、南沢岳・不動岳方面のガレ場が見られた。
緊張して歩いていた山々を思い起こすことができた。
無事高瀬ダムへと下り終える。
ダムからはタクシーを呼び扇沢まで送ってもらった。
すっかり暗くなり長い道のりを縦走してきた満足感が湧いてきた。
ふるちゃん
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