【過去レコ】初めての北ア 立山〜読売新道〜笠ヶ岳 テン泊10日の夏山合宿
- GPS
- 224:00
- 距離
- 71.9km
- 登り
- 5,716m
- 下り
- 7,057m
コースタイム
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 9:00
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 7:50
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:10
- 山行
- 9:50
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 11:35
- 山行
- 4:55
- 休憩
- 3:05
- 合計
- 8:00
- 山行
- 2:00
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 4:30
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 9:20
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 5:50
天候 | 1日目(7/27):曇り 2日目(7/28):晴れのち曇り、一時雷雨 3日目(7/29):晴れ 4日目(7/30):晴れ 5日目(7/31):晴れのち雨 6日目(8/1):曇り 7日目(8/2):曇り、時々霧 8日目(8/3):晴れのち曇り、霧 9日目(8/4):ずっと霧 10日目(8/5):霧のち晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰りは新穂高温泉から高山へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
読売新道を除けば、北アルプスのメインルートがほとんどで、よく整備されていました。 平の渡から東沢出合(奥黒部ヒュッテ)までの谷沿いの道は、前年夏の集中豪雨の被害で高巻き個所が数か所ありました。 |
写真
感想
昭和45年の夏、19歳で初めて3,000m級の山を歩いた時の記録です。
押し入れから当時使った国土地理院地図や登山メモ帳、古いアルバムを探し出して作りました。
長くなりますが、メモ帳に記された書き込みをそのまま記載します。
1日目(7/27)
初めて見る雪渓、汚かった。雪渓の水はとても冷たい。周りを山に囲まれて、山に来た感じを実感。夕食はすき焼、旨かった。
2日目(7/28)
朝は思ったよりも寒くなかった。雪渓を歩いた時は寒かった。天気快晴、気持ちいい。雄山の頂はガスばっか。剱は見えず。大汝は時間の都合で止め。途中で雷雨にあった。雨でぬれると寒い。少々腹の調子が悪い。
3日目(7/29)
気持良く晴れた朝。肩が痛い。五色原から刈安峠までは楽。コースタイムよりかなり早く着いた。平ノ渡からの道はかなり人の手が入っている。しかし昨年の集中豪雨のせいか、ガレている沢が4〜5箇所もあって、危険な所もある。平ノ渡から東沢出合までにかなり時間がかかった。
4日目(7/30)
起床2時、まだ真っ暗。読売新道入口に慰霊碑。1ピッチ目はつらい。烏帽子岳見える。ビバーク地に8時43分に到着。景色抜群。裏銀座、後立山、黒部湖、立山、浄土山が全て見える。9時層積雲が出る。全くの半ドボン、することが無くて退屈。おまけに給水制限。陽が照ったり、曇ったり、降りそうで降らず。ああ優雅と言うか、退屈と言うか。体がだるい。
5日目(7/31)
未明、満天の星空。台風の影響による強風と雲がかなりある。赤牛のピークで360度の眺望。薬師、日本海、能登半島、黒部湖、雲ノ平、夢の原、三ツ岳、槍ヶ岳、バッチリ見えた。昼食を摂ってからガスってきて、ついに雨になった。周りの景色見えず。水晶岳の頂でも何も見えず。岩苔乗越を過ぎてから、腹が減ってバテた。雲ノ平に着くまでとてもえらかった。雲ノ平の道はかなり滑り易かった。台風6号は熱低になったが、雨になった。
6日目(8/1)
雲ノ平から高天原へ向けて歩く。途中岩が点在し、緑の草で覆われ、白い可憐な花が咲いている素晴らしい景色。ガスで遠望が利かないのが残念。
高天原、感動‼ 静かに水を湛える大小の池塘。風になびく無数の白や黄色の花。遠く霞む太郎岳、雲のベールに身を包んだ赤牛岳、水晶岳。
温泉沢でテント張れず引き返す。
7日目(8/2)
ドボン(休養日)。腹具合が悪くテントで留守番。みんなは夢の原龍晶池へ。
8日目(8/3)
腹具合回復。水晶池は水晶岳の姿を映していた。鷲羽岳山頂から後立山、薬師、黒部五郎、三俣蓮華、北鎌尾根、硫黄尾根がバッチリ見えたが、槍は雲に隠れて見えたり見えなかったり。以後ガスってきて、三俣蓮華ではガスガスで何も見えず。双六のピークを避けて巻道を通った。
9日目(8/4)
ガスで何も見えない。
10日目(8/5)
笠のピークでガスの晴れ間から西の方に雲海を見る。初めて見る雲海はとても素晴らしかった。笠新道の途中で、西穂、奥穂、涸沢、北穂が見えた。
拙い文章を最後までお読みいただき、ありがとうございます。
あまり天候には恵まれませんでしたが、山歩きの楽しさ、辛さ、そして喜びを体感した、私の山歩きの原点とも言える山行です。
10日間70kmを越える長旅を無事に終えることができたのは、一緒に歩いた仲間のお蔭と感謝です。
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