快晴の三段紅葉。 甲斐駒・仙丈

2012年10月20日(土) ~ 2012年10月21日(日)

• GPS: 27:10
• 距離: 16.9km
• 登り: 2,299m
• 下り: 2,303m

コースタイム

7:20頃北沢峠着。テントを設営後8:20頃スタート。
10/20　8:20北沢キャンプ場〜9:30仙水峠〜12:25甲斐駒12:45〜13:25摩利支天〜双児山〜16:30北沢キャンプ場
10/21　5:50北沢キャンプ場〜7:30小仙丈〜8:40仙丈ケ岳9:00〜9:50小仙丈〜11:30北沢キャンプ場

天候

10/20　晴れ☀時々くもり☁
10/21　晴れ☀☀☀

アクセス

利用交通機関：

自家用車

芦安の駐車場はだいぶ余裕がありました。
芦安〜広河原　バス1100円
広河原〜北沢峠　バス750円(荷物台こみ)

コース状況／危険箇所等

・甲斐駒ケ岳の最後の登りの直登コースは少し手ごわい岩場があります。
摩利支天側から登るコースの方が容易です。
・数日前に降った雪は甲斐駒はほぼなくなっていましたが、仙丈は結構
残っていて、滑るところもありアイゼンを着けられている方も居ました。
これからは、雪道に対する備えも必要と思われます。

写真

10/20 6:41

広河原より。雪化粧をした北岳が見られました。
三段紅葉は4年振りとのことです。

10/20 7:52

北沢峠。紅葉は終わっていると思っていましたが間に合いました。

10/20 8:55

森林の中を歩き、暫くすると視界が開けます。

10/20 9:03

仙水峠への道。黄葉が見事でした。

10/20 9:08

葉っぱがキラキラ。

10/20 9:10

樹形がらしくないですが、落葉松ですよね？

10/20 9:15

光ってました。

10/24 23:22

こちらも輝いてます。

10/24 23:23

摩利支天！

10/20 9:29

紅葉見事です。

10/20 9:30

素晴らしい天気です。

10/20 9:33

幽玄の錦

10/20 9:51

栗沢山

10/24 0:10

尾根筋に輝いてます

10/20 10:02

仙丈も雪化粧

10/20 10:20

美しい光景です。

10/20 10:21

北沢

10/20 10:27

摩利支天は雲の上

10/20 10:29

白い岩肌に紅葉が似合います

10/20 10:32

もう一枚

10/20 10:34

見事な樹です。

10/20 10:35

北岳が見えてきました。

10/20 10:39

雲海に浮かぶオベリスク

10/20 10:54

富士山もひょっこり顔を出しました。
大きいなぁ。

10/20 11:04

北岳〜仙丈の大パノラマです。

10/20 11:23

摩利支天を従える甲斐駒

10/20 11:35

こちらからの北岳はカッコいいです。
ヒマラヤの山のよう。(見たことないけど)

10/20 11:50

青空に白い色が映えます。

10/20 12:28

岩ひばりが山頂でお出迎え。

10/20 12:36

雲に戯れてます。

10/20 12:42

摩利支天の向こうに地蔵岳。

10/20 12:56

岩肌が美しい

10/24 23:23

切れ込んだ谷

10/20 13:25

雲が良い感じです。

10/20 13:29

摩利支天から甲斐駒を望む。

10/20 13:49

10/20 14:09

鋸岳と戸台川

10/20 14:21

仙丈は大きい

10/20 14:25

良い山です。

10/20 14:40

ピラミダルです。

10/20 15:01

さわやか！

10/20 15:18

鋸岳

10/20 15:19

点在する紅葉もきれいです。

10/20 15:24

かっこよすぎです。

10/20 15:28

絶景の地

10/20 15:40

双児山からは森林の中の道です。
斜光を浴びる杉苔。

10/23 21:53

落ちてなお美し。

10/20 16:04

見事な枝ぶりです。

10/20 19:32

夜、星がきれいでした。
アンドロメダ。

10/23 22:09

天の川

10/23 22:23

仙丈に掛る天の川

10/21 7:44

素敵なシルエット

10/21 7:47

小仙丈カールに雪が積もっています。

10/21 7:58

ウラシマツツジ

10/21 8:18

甲斐駒はやっぱり男前です。

10/21 8:26

藪沢カール

10/21 8:44

日本一と二番の競演です。

10/21 8:48

仙丈避難小屋。もうすぐ雪の下へ？

10/21 9:35

美しい山です。

10/21 9:42

もう冬はすぐそこ。

10/23 23:44

やっぱりカッコいい。

10/21 9:52

ちょっと逆光です。午後になればもう少しクリアに見えるのでしょうが・・。

10/23 23:50

伊達男ですね。

10/21 10:19

摩利支天へ駆け上がる谷も魅力的です。

10/21 11:33

キャンプ場に戻ってきました。

10/21 13:30

再び広河原より。逆光に輝く紅葉がそれはそれはきれいでした。

撮影機器：

PENTAX K-5 PENTAX

感想

usatako

もう、南アルプスでは紅葉は終わっているだろうけれども、今シーズン南アに登る最後のチャンスかもしれないと甲斐駒・仙丈に行ってきました。朝からとても良い天気。芦安から広河原行きのバスに乗り、広河原で北沢峠行きに乗り換えます。広河原から見る北岳があまりにきれいだったので、計画変更してこのまま登ってしまおうかとも思いましたが、最初の計画通り北沢峠に向かいました。予想に反して紅葉もピークのようです。

北沢峠では逸る気持ちを抑えて、まずテントの設営。なんだかんだと手間取って、8時過ぎの出発となりました。初日はまず甲斐駒へ。仙水峠への道は疎林の比較的明るい山道を暫く進むと、岩のごろごろした開けた谷に出ます。振り返ると冠雪を抱いた仙丈の優美な峰が見えます。黄葉の樹も楽しみながら歩いていくと間もなく摩利支天の根元の仙水峠にたどり着きます。少し谷からガスが上がってきて、白い岩肌の紅葉に幻想的に纏わりついています。駒津峠に向けて徐々に標高を上げていくと、雲海の上に地蔵のオベリスクを掲げた鳳凰三山が、そしてさらにはその肩に富士山がにょきっと顔を見せました。こちらから見る北岳はピラミダルでめちゃめちゃカッコいい。谷を彩る落葉松の黄葉と仙丈の姿もとっても素敵でした。

駒津峠から甲斐駒へは思ったよりもハードな道でした。岩場をよじ登り、間もなく山頂へ。少し風は冷たいものの、長袖シャツにフリース1枚で快適なぐらいの気温でした。山頂では少しガスがかかってしまいましたが、時折雲の上に姿を見せる山並みが素敵でした。下りは摩利支天の方に向かいましたが、こちらのコースの方がだいぶ優しい道です。摩利支天の上にも寄り道をしてから駒津峠に戻り、そこから分岐を右に折れ、双児山経由で北沢峠に戻りました。

2日目は仙丈に。少し早出をしようと思っていたのに、目覚ましに気が付かず、起きたら5時を回っていました。朝飯は行動食に変更して6時前にスタート。しばらくは視界の効かない森の中をぐんぐんと登っていきます。小仙丈の手前から視界が開けてきますが、それとともに道に雪が現れました。融けかけて凍った雪は結構滑ります。アイゼンを忘れてきたのを少し後悔しながら登りましたが、結局一番滑ったのはこの小仙丈の手前の急坂でした。小仙丈〜仙丈までの尾根道はまさに絶景の道でした。仙丈のカールは雪で美しく化粧されています。逆光ながら北岳と富士山が並んで見えます。後には甲斐駒のダンディーな姿が。前日にもまして素晴らしい天気で雲一つありません。八ヶ岳や北アルプスもくっきり見えました。

もう少しゆっくりできれば、富士や北岳にも光が回り、もっと素敵に見えたことでしょう。後ろ髪をひかれる思いで13時のバスに間に合うようにと、行きと同じ道を引き返しました。テントを撤収してバスに乗り込みました。この日は本当に天気が良く、バスの中から見る紅葉もキラキラと輝いて夢の様でした。いい山行でした。

コメント

papiban

一気に…
usatakoさん、こんにちは。

甲斐駒と仙丈、一気に登られたのですね。私は二年掛けましたが、流石usatakoさんです。
私の登った9月は、紅葉には早く花には遅い季節なのですが、それでも素晴らしい山行でした。今回のように天気も良く紅葉も見事、加えて雪化粧していたとなれば、それはそれは堪能されたと思います。

今年の白根三山のときも強く思いましたが、やっぱり山で迎える朝夕、それに星空は格別ですね。かと言って最近は山小屋はどこも混み混みで、それを考えると山中泊山行は躊躇してしまいます。来年こそ北アに復帰したいので、そろそろテントにしようかなぁなどと自分の体力を顧みず無謀なことを考えたりしてます 。

usatako

papibanさん、こんばんは。
この2つの山は、北沢峠に荷物をデポして行けるのでテン泊といえども気が楽ですね。荷物も軽いし、標高差もそれほど大きくないし、楽な登山を想像していましたが、結構甲斐駒は厳しかったです。なめてはいけませんね。荷物軽いくせにコース表通りの時間でしか歩けずに軽くショックを受けました 　2日目の仙丈はpapibanさんの「ラクで楽しい・・・」のコメントを心の支えに頑張りました。確かにこちらの方が楽でした テン泊、私も躊躇していましたが、案ずるより何とか・・です。日帰りよりペースは落ちますが、ゆっくり行けば何とかなるものです。初期投資は必要ですが、長く登り続けるのなら、お財布にも優しいのが嬉しいところです