御座石鉱泉→燕頭山→地蔵岳→観音岳→薬師岳→青木鉱泉→御座石鉱泉
- GPS
- 09:46
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 2,412m
- 下り
- 2,409m
コースタイム
06:28 旭岳
06:53 燕頭山
08:01 鳳凰小屋
09:01 地蔵岳(オベリスク直下)
09:26 アカヌケ沢の頭
10:17 観音岳(26分休憩)
11:02 薬師岳
11:50 御座石(青木鉱泉まで2時間45分表記)
12:22 標識(青木鉱泉まで1時間40分表記)
13:17 中道登山道入口(青木鉱泉まで40分表記)
13:45 青木鉱泉
14:36 御座石鉱泉
天候 | 晴のち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・御座石鉱泉の建物玄関内に登山ノートあり(建物は夜も開放されている模様) ・青木鉱泉自販機近くに登山ポストあり |
写真
感想
この週末は全国的に天気がよいという予報だったので、本格的な冬が到来する前に念願の南アルプスデビューをすることに。
周遊ルートは青木鉱泉起点がメジャーっぽいのだが、駐車場台をケチるために御座石鉱泉からのルートを選択。
04:50〜06:53 御座石鉱泉→燕頭山
計画では6時スタート予定だったが、予定より早めに起床して御座石鉱泉に到着した。駐車場は割と広いと思いきやバス用の場所が大きく取られていて、思ったほどは停められない印象(10数台?)。おまけに駐車場スペースにテントを張っている人もいて、その分さらに駐車スペースが削られてしまっていた。深夜早朝にバスが来ることはないだろうから、テントを張るにしてもせめてそちらにした方が良いのではないかと思った。(マイカーのそばにテントを張りたい気持ちはわかるが)ちなみに、帰ってきた時に気づいたが一応車の区画を区切るロープがはってあった。
破線ルートを夕方に残すのはちょっと嫌らしいのだが、まだ夜明け前で青木鉱泉方面は全く先が見えなかったので、予定通り燕頭山方面から登る事にする。
ヘッドライトをつけて歩くのに困難な道なら夜明けを待とうかと思ったが、踏み跡はしっかりついており、迷うようなところはない。なかなかきつい坂だったが順調に進む。
しばらくすると、夜明けの光が紅葉を照らし始めて気持ちがよい。所々で八ヶ岳や富士山等も見える。
06:53〜09:01 燕頭山→地蔵岳
燕頭山を過ぎるといよいよ南アルプスの名峰甲斐駒ヶ岳や地蔵岳が見え、テンションが上がる。また、地肌も花崗岩特有の岩肌が現れ始める。
鳳凰小屋までにほとんど水分は摂らなかったが、せっかくなので水を南アルプスの天然水に入れ替え。
小屋を過ぎるとなかなかの急登。森林限界を超える辺りから、取っ掛かりのないザれた坂道をオベリスク方面へ進み、足を滑らそうものなら数十mは滑落しそうな雰囲気のところを進んだが、後から考えるとこれは道を間違っていたように思う。(地蔵岳の標識があるところに回りこむのが正解?)
オベリスクに登ることもできるという情報は知っていたので、行けるところまで行ってみようと直下まで行ってみたが、やはり登れそうな気がしない。しかし裏側に回ると八ヶ岳方面が一望できるので、そういう意味では行っても損はないかも。
このあたりから急に人の姿が増えた。
09:01〜10:17 地蔵岳→観音岳
アカヌケ沢の頭からは北岳方面に邪魔がないので特に眺めが素晴らしかった。
観音岳への登り返しはなかなかキツく、なかなか山頂につかない。山頂はツアー登山っぽいグループが居たので、巻き込まれたくないと思っていたが、幸い逆方向へのルートだったので良かった。
朝から見えていた雲海越しの富士山が薬師岳の先に見える素晴らしい景色に大満足。
10:43〜11:02 観音岳→薬師岳(5℃)
特に難所もなく気持ちのよい尾根道が続く。但し、横は切れ落ちているので、雪が積もって滑るようなときは怖そうだった。
(ふと思い出して薬師岳附近で温度確認)
11:02〜13:17 薬師岳→中道登山道入口
天気もよく最高の気持ちの登山だったが、途中で木にタイツを引っ掛けて破いてしまって意気消沈。足に樹の枝が刺さったりしなかっただけ儲けものか…。
曇っていたのもあるかもしれないが、展望があまりない樹林帯メインの長い坂だったので登りに使うのは結構キツそうな印象。
13:17〜14:36 中道登山道入口→御座石鉱泉
中道登山道入口からしばらく林道歩き。ヘアピンカーブのあるところを2回ほど過ぎた辺りに青木鉱泉への近道方向らしき矢印があったので、進んでみる。ちょっとした堤防を降りて川を渡るとドンドコ沢コースとの分岐に出てショートカットに成功したが、水量が多い時には渡渉は難しそうな印象だったので、素直に林道沿いに進んだほうがよさそう。
青木鉱泉の駐車場はスペースはかなりあったが、それも埋まる勢いで多くの車が駐車していた。満車になることはそうそうないと思うが、御座石鉱泉と比べると賑わい感が半端ない。
御座石鉱泉方面への道の入口を探してウロウロしていたがそれらしい標識は見当たらず、こういう時もあろうかと持ってきた地形図を見ながらようやく発見。青木鉱泉の正門(?バス停がある所附近)前の駐車場の奥(正門に向かって右側奥)にひっそりと御座石鉱泉方面への標識があった。御座石鉱泉と青木鉱泉の確執の話を聞いたことがあるので、わざとわかりにくくしているのではないかと勘ぐりたくなる。もしそうなら、自分たちの利益のことだけでなく登山者の安全のことも考えて欲しいものだ。それがひいては自分たちの利益につながるのではなかろうか。
登山口を見つけるのもさることながら山と高原地図では破線で示されているルートだけあって、ところどころ踏み跡が薄く、目印も少ないため暗くなったら迷いそうな道。御座石鉱泉への降り口を探すのに少し手こずったが、持ってきた地形図がここでも役に立った。
総括
天気が良く、紅葉も綺麗、山から見る始めての雲海や間近に見える南アルプスの山々に大満足の山行だった。
しかし、タイツをダメにしたり、帽子を落としたりと、せっかくの山行に水をさすようなアクシデントがあったのが非常に残念。あーあ。
【この記録を読まれた方にお願い】
日記にも書きましたが、黒いノースフェースの帽子を落としてしまったので、見かけた方は連絡いただけませんでしょうか。
(多分薬師岳〜御座石鉱泉の間だと思います)
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