美濃戸から横岳・硫黄岳周回〜お花畑の稜線散歩〜

2020年06月08日(月) [日帰り]

• GPS: 10:22
• 距離: 15.3km
• 登り: 1,310m
• 下り: 1,304m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:19
• 休憩: 2:00
• 合計: 10:19

距離 15.3km 登り 1,310m 下り 1,312m

5:17 赤岳山荘駐車場
5:22 5:23 美濃戸
6:51 中ノ行者小屋跡
7:50 8:06 行者小屋
9:06 9:07 地蔵の頭
9:17 9:27 二十三夜峰
9:34 9:44 日ノ岳
9:44 9:48 鉾岳
9:55 9:56 石尊峰
10:05 10:06 三叉峰
10:16 横岳（無名峰）
10:22 10:30 横岳
10:40 10:41 台座ノ頭
10:57 10:58 硫黄岳山荘
11:18 11:59 硫黄岳
12:18 12:21 赤岩の頭
13:17 ジョウゴ沢
13:22 13:23 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
13:26 13:46 赤岳鉱泉
14:46 14:47 堰堤広場
15:29 美濃戸山荘
15:36 赤岳山荘駐車場

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

赤岳山荘の駐車場に停めました。（1日 1,000円）
朝5時過ぎで10台ほどでした。
美濃戸口（バス停のある八ヶ岳山荘あたり）から駐車場までは未舗装道路です。

コース状況／危険箇所等

危険箇所なし。
コース上ごくわずかに残雪がありますが、避けて通れますのでアイゼン等は必要ありません。
コース上の山小屋は休業中が多いですが、行者小屋と赤岳鉱泉のトイレはチップ制(100円)で使えました。
テント場も利用禁止のようでしたが、行者小屋には2張見られました。
今回のルートでは唯一硫黄岳山荘のみが営業されていました。

その他周辺情報

もみの湯で日帰り入浴しました。（原村の村民以外は650円)
入り口で検温と住所氏名の記入があります。
シャンプー・ボディーソープ・ドライヤー・100円返却式コインロッカー完備で、露天風呂もあり、泉質もいいかんじです。サウナは使用中止中でした。

たてしな自由農園（原村店）で8 peaks brewingのクラフトビールが買えます。
八ヶ岳山行の打ち上げにぴったり！です。
他にも麗人酒造（諏訪）のクラフトビールなど多数揃えています。

写真

美濃戸山荘上の北沢と南沢の分岐
今回は南沢から上り北沢を下りる反時計回りを選択

南沢を何度も渡り返す

ほどなく林縁の崖にホテイランが現れ撮影大会開催

端正なマスク

二人仲良く並んでいる

もうホテイランエリアは終わりかと思ったあたりで明るい場所に咲いていた

横顔もおヒゲがステキ

テンナンショウ三姉妹
何テンナンショウかはわかりません

クリンユキフデ

ツバメオモト
花が咲いていたのはこれ1株だけ

すばらしき苔の世界

キバナノコマノツメ
沿道からの大応援といったかんじ

突然イワカガミの大群落

他はほとんど蕾だったのにここだけ...

横岳を望みながら河原をゆく

苔の美しい森

木はシラビソか

陽が差し込み陰影が美しい

行者小屋からこれから上る横岳と赤岳の間の鞍部を見上げる

樹林帯にこんなかんじで残雪がある
避けて歩きましょう！

地蔵尾根は梯子や階段が多い

森林限界を超えるとコメバツガザクラが現れた

地蔵の頭に到着
東側は雲がおおくガスが湧いている

南側には天望荘の向こうに頂上山荘が乗る赤岳

北側には横岳、硫黄岳、西天狗、蓼科山

岩上にすっくとイワヒバリ

赤岳〜中岳〜阿弥陀岳
間から覗くのは南アルプスか

クモマナズナ

ミヤマキンバイ

ハクサンイチゲ
薄目を開けてそろそろと...

チョウノスケソウも

イワベンケイはまだ

イワヒゲの花の手前にツガザクラの蕾

イワウメ

オヤマノエンドウ三姉妹

さてがっつり登れば...

ほどなくツクモグサのお花畑

晴れて開いている子もちらほら

ふわふわもこもこ

中にはおしべいっぱい

水滴をいっぱい集めた五つ子ちゃん

開いているとちょっとうれしい

崖っぷちすぎて近づけない

開いているハクサンイチゲみっけ

ウラシマツツジ
新芽はちょろっとで昨年の紅葉の枯れ葉がいっぱい

ミネズオウ

ウルップソウ
まだ固い蕾

本日の最高到達地点

お！いるいる！！
まだ葉っぱだけだけどコマクサちゃん

さあて登り返しますか
ケルンが1個、ケルンが2個...以下つづく

爆裂火口にガスが上がってる

硫黄岳のだだっ広い山頂
標柱も所在なさげ

諏訪湖がちらり

まるっと南八ヶ岳
権現岳もなんとか覗いている

まるっと北八ヶ岳
近いうちに行きたい西天狗と東天狗

キバナシャクナゲ
これはほぼ純白

これはクリーム色が濃い

赤岩の頭あたりは砂浜に残雪の不思議はアート

オーレン小屋に下りるルートは通行禁止のよう
（同じ日のヤマレコで通行されている方がいたので、通ることは可能？）

振り返ると硫黄の斜面に並ぶケルンがぽつぽつ
お灸みたい

ヒメイチゲ

ミネザクラ

ウスギオウレン

種になっているのも多かった

ミヤマカタバミ
ピンクの筋がきれい

風に揺れるミヤマカタバミの群生

マイヅルソウ
やっと蕾が白くなってきたところ

オサバグサも蕾ばかり

タケシマラン
毎度ピントが来ない

あっ！青い鳥だ！！
その青さとお腹のぽっちゃりに驚く
ルリビタキかな？

ツボスミレ
ちっちゃ〜い！花は1cmあるかな〜？

何カエデ？
赤い花？実？が見える

赤岳鉱泉のアイスキャンディーは解体中

色味の違うスミレ発見！
調べたところミヤマスミレかな

シロバナノヘビイチゴ

若葉の緑が眩しい
正体は立ち枯れの木にスルスルとのびた蔓の葉

唐松の新緑が眩しい

コナシかな

ハリブキ
痛そう

原村の農道から八ヶ岳全景

今日歩いたあたり
いい山行でした

感想

kobatch

久しぶりの本格登山。
お花が咲き始めた八ヶ岳へ！
お目当てのホテイランとツクモグサに会えて、
この時期この場所でしか咲かない希少さと神秘的な造形に感動しました。
そして他にもたくさんのお花たちを楽しみました。
これから咲くであろうウルップソウやコマクサへの期待もぱんぱんに膨れ上がりました。
夏の花を愛でに今季もう一度八ヶ岳に登りたいと画策中です。
下山後の足もぱんぱんになったので、もう少し鍛えなくっちゃ。