71座目の早池峰

2005年06月25日(土) ~ 2005年06月26日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 7.1km
• 登り: 873m
• 下り: 871m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:20
• 休憩: 0:50
• 合計: 5:10

5:50 河原坊
8:10 8:40 早池峰山
10:10 10:30 小田越
11:00 河原坊

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車 飛行機

1日目：仙台での仕事を終えたのち、新幹線で盛岡に移動し、駅前でレンタカーを借りて、仕事で関わったダムなどを回り、夕方に登山口に近い岳集落の民宿に泊まる。
2日目：5時半に宿を出て車で河原坊登山口に向かい、河原坊駐車場を5:50に出発してコメガモリ沢コースを登る。山頂到着は8:10、30分ほど過ごしてのち小田越コースを降り、10:50に駐車場に戻る。その後、花巻空港でレンタカーを乗り捨てて、15:40発の飛行機で名古屋に戻った。
　

コース状況／危険箇所等

　大岩がゴロゴロした道が多くて歩きにくいが、慎重に歩けば、特に危険な個所は無い。
　・・・と書いた後で、ルート作成の項に至ったら、自分が登った河原坊から山頂に至るコメガモリ沢を登るコースには全く線が引かれていないので驚いた。2005年6月末以降のいつの日かから、沢が荒れて廃道になっているものと思われる。この山行記録を読まれる方は、この点に十分気を付けて頂きたいと思います。

写真

6/26 5:13

　朝5時頃、岳の集落から山を見上げると霧に閉ざされていたが、天気予報では雨に降られることは無さそうだったので出発した。

6/26 6:09

　この早池峰のコメガモリ沢登山道は大きな岩がゴロゴロしていて歩きにくい。コケると怪我をするので慎重に歩く。

6/26 6:26

　青が鮮やかなスミレ？アリが一匹乗っている。

6/26 6:39

　どんな花が咲くのだろう？

6/26 6:41

　ピンクの花。

6/26 6:41

　岩陰に咲く黄色のスミレ？

6/26 6:45

　白い花。

6/26 6:48

　この花はチングルマ。姿も名前も特徴があるのでしっかり覚えた。花もあり、種もあり、その途中の姿も写っているので、花から種へ変化する状態が判る。

6/26 6:52

　大きな目立つ花。

6/26 6:59

　大きな石が点在する涸れ谷を登る。

6/26 6:59

　チングルマの大群落。標高が上がったのでほとんど花の状態で残っている。

6/26 7:08

　鮮やかなピンクの花。

6/26 7:11

　早池峰の固有種で「ハヤチネウスユキソウ」という。通常のウスユキソウに比べて大きく、ヨーロッパアルプスでは「エーデルワイス」というらしい。

6/26 7:12

　白と黄色の花。

6/26 7:21

　再びハヤチネウスユキソウ三輪。表面に産毛があって霧の露を一杯に纏っている。水分の少ない岩場に順応して生きる知恵か？

6/26 7:24

　黄色い花。

6/26 7:27

　大きな岩峰が見え出すと頂上はもう近い。コースには絵姿の案内板とロープが張られていて判りやすい。

6/26 7:30

　ピンクと黄色の花。

6/26 7:37

　大きな岩の間の花畑。

6/26 7:39

　白いハヤチネウスユキソウとピンクの花の競演。

6/26 7:42

　大きな岩陰に咲く綺麗な黄色の花。

6/26 7:41

　黄色い花のアップ。個々は小さくて可愛い花である。

6/26 7:51

　ガラガラの岩の斜面であるが、這松も育っている。

6/26 7:58

　山頂の大岩峰。霧が晴れてだいぶ見通しが良くなってきた。薄いが青空も見える。

6/26 8:07

　山頂付近の花畑。

6/26 8:08

　山頂の早池峰神社に到着。願いを込めて祀った槍の穂先がたくさん立っている。避難小屋もある。

6/26 8:16

　わずかな岩の割れ目に咲いた花。

6/26 8:20

　黄色の花の中に緑の花が見える。

6/26 8:20

　初めて見る岩場の花？全体が花びらのように見えるが、周りは葉っぱかも知れない。

　71座目の百名山、早池峰にて記念の一枚を撮っていただく。最近は早池峰山とも言うらしいが、深田久弥は山は余計である・・・と書いている。

6/26 8:40

　山頂に残る雪渓。山頂に30分ほどいたが、霧が晴れて見通しが回復する気配は無いので下山にかかる。

6/26 8:46

　木道が敷かれたところもある。

6/26 8:46

　他の山でもよく見かけるイワカガミという花に似ているが、光る葉っぱが見えないので違うかも？

6/26 8:47

　ホシガラスが好むという這松の実？

6/26 8:49

　黄緑色の可愛い花。

6/26 8:51

　小田越に降る岩場の尾根道。登る人、降る人大勢が行き交って、人気の山である。この小田越コースも大きな岩がゴロゴロした歩きにくい道である。

6/26 8:59

　毛羽立った葉っぱに霧の露をまとった花。

6/26 9:21

　振り返り見た山頂部は雲に覆われている。今日の天候の回復は無理なようで、雨に降られないだけましである。

6/26 9:36

　登山道わきの紫の花。

6/26 9:37

　この2トーンカラーの可愛い花は？

6/26 9:40

　黄色い花。

6/26 9:44

　登山道は、この大きな石を乗り越えたり、渡り歩いたりするようになっている。この岩の道の登り降りはなかなか厳しい。

6/26 9:46

　転んでも大怪我の無いよう、出来るだけ低い位置を選んで足を置くので、速くは歩けない。

6/26 9:48

　ガクアジサイに似た白い花。

6/26 9:49

　赤い宝石のような可愛い花。

6/26 9:50

　薄いピンクのツツジ。

6/26 9:51

　咲き残った山桜のようであるが？

6/26 10:11

　薄紫の花を連ねた大きな花。今日の早池峰は見晴らしは良くなかったが、ハヤチネウスユキソウをはじめ沢山の花を楽しむことのできた良い山であった。

撮影機器：

EX-S100 CASIO COMPUTER CO.,LTD

EX-Z3 CASIO COMPUTER CO.,LTD

感想

fujisky

　今日の早池峰はガスがかかって見晴らしは良くなかったが、その分暑さが抑えられて楽な上り降りができた。また、花を見たり、写真を撮ったりするには直射日光よりもきれいに撮影できるような気がするので、天候には一長一短がある。
　濡れると滑りやすくて厳しい岩場の道であるので、まずは、雨に降られることなく下山出来たのが何よりの良い山旅であった。
　『注意』この記録は2005年6月末の、約15年ほど前の記録である。この度はヤマレコさんの有難い配慮によって、コロナ禍による山行足止めの影響を受ける人に過去の記録を書く機会を与えていただいた。
　この15年の間には大地震や洪水災害があって、山小屋や登山道も大きな影響を受けているようなので、今後山行を予定される方は、最新の情報を得て、状況を確認してから出かけていただくようお願いいたします。