青空の下の日常―景信山から明王峠を経て初めての尾根へ
- GPS
- 04:45
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 732m
- 下り
- 803m
コースタイム
天候 | 晴のち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
高尾駅北口🚏08:13(京王バス)IC¥231 小仏🚏08:33 復路: 藤野13:38(JR中央本線) 高尾13:51 |
写真
感想
昨日の大雨から一転、今日は晴天に恵まれた。
目覚めるとカーテンを開けた窓から真っ青な空が見えていて、これは計画を間違ったかなと思った。
夕方から友人に会う予定だったので、手っ取り早く景信山に登ろうと思っていたのだが、こんな晴天なら富士山を見に高川山にすればよかった。
先週から鬱々とする中ヤマレコを見ていて、明王峠からイタドリ沢ノ頭を通って藤野へ抜ける歩いたことのない尾根を歩いてみたいと思ったので手っ取り早く景信山にしようと思ったのだが。
時間を短縮するために、今日は高尾駅北口〜小仏バス停までをバスに乗って短縮。
通常なら裏高尾の旧甲州街道を歩くのも楽しいのだが、2週間前に日影〜高尾駅まで歩いたばかりだし、今日は予定があるので短縮することにしたのだ。
この部分をバスに乗るのは、もしかしたら学生時代友人と乗った以来20年ぶりくらいかもしれない。
2週間前旧甲州街道を歩いた時に追い越されたバスの感じだとそんなに混んでいないかなと思ったのだが、この週末から人出はもとに戻ったようだ。
陣馬高原下へ向かうバス停は長蛇の列で、小仏行きのバス停はそれよりましかなと思っていたのだが出発までに列はどんどん伸びていって、結局バスは2台で発車した。
5月に登山ができなかった分、ここで登山客もバス会社もその分を取り戻す感じなのだろう。
小仏でバスを下り、気持ちのいい緑の光の下歩き始める。
昨日の雨に洗われて、木々の葉も瑞々しい。
小仏までバスに乗る人はほとんどそのまま景信山に登るようだ。
人が多くてちょっと困ったなと思ったが、皆ちょうどいい感じに間隔を取って登っていく。
景信山に来るのはほぼ10年ぶりだろうか。
高尾から陣馬に縦走するときに通ることが多かったのだが、ここ10年ほどこの奥高尾縦走路はトレランする人が多くなったので敬遠してしまっていたからだ。
小仏城山の山頂の雰囲気も好きなのだが、景信山の山頂も茶屋の雰囲気とともに目の前に広がる風景が圧巻で気持ちがいい。
梅雨の晴れ間の少し強めの湿度の高い風が吹きつけている。
朝は抜けるような晴天だったが、昼前にしてすでに西側には雲が立ち込めてきていて、丹沢山塊のピークたちはほとんど雲の中だった。
富士山方面も雲が立ち込めていて、これは高川山へ行かなくて正解だったかもと思った。
就職したばかりの頃、職場の同期と高尾から陣馬に縦走したとき、景信山でゆっくりした覚えがあるが、この春はご無沙汰になってしまった山仲間と夏が来る前にここでゆっくりと目の前に広がる関東平野へと吹きわたる風を楽しむのもいいなと思った。
いつか景信山に来た時も茶屋に犬がいたと思ったが、今回は「看板犬」の服を着た黒ラブちゃんを筆頭に5匹も犬がいた。
おそらく昔会ったワン公とは違った面子なのだろうが、茶屋の主人が犬好きなのだろう。
看板犬の黒ラブちゃんが確かに一番接客がうまい。
この黒ラブちゃんに会いに、やはり近々また来ようと思った。
景信山からは、奥高尾縦走路を行く。
この縦走路は小さなピークを避けるまき道がたくさんあるのだが、ほとんどの人がそのまき道を選ぶようだ。
ピークをなぞっていくメイン道はそれなりの幅があるのだが、まき道の幅は狭い。
そのためすれ違いに少々難儀する。
トレランするくらい体力のある人はメイン道を走ってほしいかなとちょっと思ってしまった。
明王峠で昼食にする。
ここは陣馬山に近いので、賑わっている。
小さな小屋があって営業しているところは見たことがないのだがメニュー表もあり、作業をしている方々がいたので、最近は営業しているのかもしれない。
明王峠から懐かしい「石投げ地蔵」を経て、初めての尾根へ向かう。
「石投げ地蔵」は初めてひとりで陣馬山へ登山をした23年前に最も印象に残っている場所だ。
この小石の山の下にお地蔵さんが埋もれてしまっているのか、不思議である。
明王峠からまっすぐに南下していくと与瀬神社を経て相模湖方面に下りるのだが、今回は藤野方面へ歩いたことのない尾根を歩くのが目的だ。
地図を見ながら分岐点を見落とさないように進んだが、分岐点には比較的新しめの道標があり、分かりやすかった。
途中「山と高原地図」では破線ルートになっているのだが、ヤマレコで読んだ通りなぜ破線になっているか分からない、歩きやすい尾根道だった。
イタドリ沢ノ頭を経て大沢ノ頭までは歩きやすい尾根道だったが、その先から一気に高度を下げるところで1箇所ロープの設置されているところがあり、昨日の大雨のせいもありかなり滑りやすくなっていた。
ただこの下りはすぐに終わり小さな集落に出て、トンネルをくぐればすぐに藤野駅だ。
乗り込んだ中央本線は午前中の授業を終えた上野原にある高校の生徒たちで賑わっていて、少しずつ戻ってくる日常の風景が心地よかった。
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