御在所岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.8km
- 登り
- 923m
- 下り
- 915m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
裏道登山道-渓流沿いに登って行く、距離は長いが勾配は緩い。後半1/3は急峻な坂 中道登山道-もっとも人気の登山ルート、急だけどおばれ岩・地蔵岩、それにキレットありなど変化に富んだ登山ルート。 その他、表道登山道・一の谷新道・武平峠からの尾根ルートとある。 一の谷新道は距離が短い分、急な登山道で危険。 尾根ルートは一番早く登れる。 |
写真
感想
この日はお天気もよく、たくさんの登山者が御在所岳中道登山道からの登山に詰めかけてました。登り始めから急峻な登山道で、足場も険しいところがありました。
約30分ほどすぎるとロープウェイの下を潜るところへ出て、そこから暫く登ると、
大きな岩が2つ傾いて立ってる「おばれ岩」につきました。このあたりからの眺めもよく、周りの山々もよく見渡せました。
続いて我々の前に現れたのは、サイコロのような大きな岩を誰から乗っけたような
「地蔵岩」でした。御在所では有名なので写真とかでは何度も見てましたが、地蔵岩の周辺は切り立った断崖で、地蔵岩の近くに寄り付くのにも慎重に注意が必要でした。
中道、登りの登山客が多く、列をなして登ってました。我々が富士登山したときよりずっと多くの登山者でした。中道を下ってくる登山者は、次から次へと登ってくる人たちのため、暫く立ち往生を強いられていました。
この中道登山道の第一の難所、キレットに差し掛かりました。ここでの眺めも最高で、少しの休息をとってる間に、どんどん渋滞してきました。
30mほどあろうかと思われる岩の壁を鎖をたどって一人ずつ降下していくため、自然と渋滞ができ、多くの登山者がキレットの上て順番をまってました。
みんな慎重に足場を決めながら降下していきました。
次に第二の難所が現れました。断崖の壁面を鎖をたどりながら渡っていくところは
ちょっとスリルもあり面白い場所です。
約2時間半ほどかけて中道登山道を登りきると、富士見台があり、今登って来た中道登山道が一望できました。また、12月・1月の空気が澄んだ晴れた日には
雪を頂いた富士山が見えるって言ってました。
一等三角点より本当の頂上は別のところにあって、御在所スキー場のゲレンデをテクテク登り、頂上を目指しました。ここからの眺めは鎌ヶ岳から雨乞岳、綿向山と滋賀県方面が見渡せました。紅葉もぼちぼち始まってました。
頂上付近で昼食をとって、帰りはいろいろ迷いましたが無難な裏道を下ることにしました。裏道もけっこう急峻は登山道で岩のゴロゴロしていた歩き良い登山道ではなかったです。渓流沿いに谷を下るルートで、右側に垂直の断崖絶壁の藤内壁を眺めながら下っていきました。渓流の風景もまた格別でした。
しばらく下ると、藤内小屋に到着しました。2008年の洪水で大半が破壊されたのを100人からなるボランティア(山を愛する人たち)で復旧工事がなされ、今は立派な山小屋として再開し我々を迎えてくれました。暖かいコーヒーをいただき、山好きな人たちと山を語っていると時間が過ぎるのを忘れてしまいました。
この時期のお日様はつるべ落とし、すぐに日が暮れてしまうので、急いで下山することにしました。ようやく車までにたどり着いたころには、あたりは薄暗くなってました。
大変、変化に富んだ登山道で、頂上は観光客もいて、頂上を極めたっていう感動に欠ける面もありましたが、山登りはただ単に頂上を極めるものではないもので、
それまでの道中のいろんな出会いやドラマが楽しいものであると再認識しました。
一人で登っておられた73歳のおばあちゃん、毎週毎週御在所に登ってるっていう77歳のおじいちゃん。我々も年をとってもいつまでの山登りが楽しめたらいいなあ〜って思った今回の登山でした。
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