お花満載🌼南蔵王縦走…不忘山〜蔵王温泉

2020年06月21日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 19.5km
• 登り: 1,581m
• 下り: 1,577m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:06
• 休憩: 1:16
• 合計: 9:22

7:28 白石スキー場登山口
7:49 白石女子高校山小屋跡
9:38 9:54 不忘山
10:49 南屏風岳
11:16 11:25 屏風岳
11:50 12:00 芝草平
12:18 杉ヶ峰
12:36 前山
12:52 刈田峠避難小屋
13:27 刈田岳
14:14 熊野岳避難小屋
14:28 蔵王山
14:44 ワサ小屋跡分岐
15:02 ロープウェイ樹氷高原駅・蔵王温泉分岐
15:29 16:10 祓川コース分岐
16:48 祓川コース登山口
16:50 温泉駅
16:50 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

高速夜行バス:東京八重洲口23:50→福島6:00 5.600円
東北本線：福島6:16→白石6:48 583円
タクシー:白石→宮城蔵王白石スキー場　25分　5090円
バス:蔵王温泉→山形　45分　1.000円

コース状況／危険箇所等

熊野岳までは問題なし
ワサ小屋跡からの下り、パラダイスゲレンデ付近でゲレンデを横切り、登山道に戻る所が難しすぎます。歩く予定の方は、詳しくは写真のコメントを参考にしてみてください。

その他周辺情報

下湯共同浴場　200円。バスターミナルから徒歩2分。つかり湯のみ。地元の方も利用しているので、マナーを守って入らせていただきましょう。

写真

6/20 23:36

降って湧いたように好条件が整い、急遽南蔵王へ縦走そしてお花たちに逢いに出発

6/20 23:43

東京八重洲口から、京王系と迷っちゃうくらい好きなJRバスに乗り込んで、しばし夢の世界へ

6/21 5:36

目覚めれば福島駅。マイカーの運転は下手くそでヤワな私にはやはりこちらが合ってるなー。。運転手さん運んで下さり有難うございました😊

6/21 5:37

そういえば福島は朝ドラ主人公の出身地でした

6/21 5:38

東北本線に乗り

6/21 6:53

白石で下車。予約しておいたタクシーに乗車。運転手さんから白石の町の事を色々聞かせてもらっているうち、あっという間の25分で到着。白石にまた来ることがあったら「きつね村」を訪れてみたいと思いました

6/21 7:21

宮城蔵王白石スキー場のひろ〜い駐車場だけど、50台は止まっていました。そして更に続々とやってきます

6/21 7:21

スキーハウスは閉鎖しています

6/21 7:28

気温15°C。晴れて爽やか〜

6/21 7:31

無料休憩所があって、登山届けやトイレが使えます

6/21 7:34

人気のルートっぽい

6/21 7:40

まずはゲレンデ

6/21 7:49

女子高の小屋って、何に使っていたんだろう、と想像しながら通過

6/21 7:55

ヤマツツジがお出迎え

6/21 8:02

出だし緩やかに登るブナ林

6/21 8:11

弘法清水。。地図に水場はでていないけど、ちょっと楽しみ

6/21 8:20

目指すはあそこか？

6/21 8:21

ベニバナイチヤクソウ

6/21 8:30

ウラジロヨウラク。壺型のお花は可愛くてたまりません😍

6/21 8:32

タニウツギ。上品

6/21 8:33

色の濃いのも。この辺り、ウラジロヨウラクロードになっていて、シアワセ気分

6/21 8:37

整備されていて、感謝です。なければ、ツルツルそう。。

6/21 8:41

お待ちかねの弘法清水

6/21 8:41

湧き水とかあるのかなぁ、とうろついていたらオタマジャクシびっしりでビックリ

6/21 8:43

モミジカラマツ

6/21 8:46

アカモノ。続けざまな壺型の出現に興奮😆

6/21 8:48

ツマトリソウ

6/21 8:54

マイズルソウ。地味に登り続ける道のりも、お花に励まされながらの嬉しい苦しさ

6/21 8:56

ニガイチゴ

6/21 9:02

ハクサンチドリ

6/21 9:02

色バリエーション

6/21 9:17

ナナカマド。写真撮るフリ、ちょっと休む😁

6/21 9:20

ミヤマキンバイ

6/21 9:24

ウスユキソウ。アルペンオーラを発してます

6/21 9:23

アップ

6/21 9:23

桔梗系が咲きそうです。ってハズレ？

6/21 9:24

不忘の碑に到着。さっきまでの青空はいずこへ？。今日はお花に逢えたら満足なので、いいとします

6/21 9:25

カエル岩

6/21 9:27

不忘の碑は第二世界大戦中、この付近に墜落したB26爆撃機の搭乗員を慰霊するために建てられたそうです。だから英語で書かれているのですね💡

6/21 9:31

不忘山はあと少し。ガスが抜けてくれました

6/21 9:31

稜線伝いに南屏風岳、屏風岳

6/21 9:34

ミヤマキンバイは〜屏風岳エリアで見かけました

6/21 9:35

やっぱり青空がイイ😊

6/21 9:36

ツメは急坂だけど、このカンジ好き

6/21 9:38

立派すぎる

6/21 9:40

ウロウロしていたら、心優しい山形のオトウサンが「撮ってもらいたいんでしょ」と言って下さり、お願いしました

「表も撮るから」と言われて裏表

6/21 9:54

エネルギー補給したら、先へ進みます。　

6/21 9:56

ピカピカの鳥居に気を引かれました。蔵王と呼ばれる元となった蔵王権現が祀られていました。平安時代？に奈良の吉野から、日本独自の山嶽仏教修験道の本尊である「金剛蔵王権現」が勧請されたそうです。蔵王連峰は刈田嶺や不忘山(わすれずのやま)と呼ばれていましたが、江戸時代には庶民が蔵王権現を信仰したり、昭和には観光地として注目されるようになって、「蔵王」と改称されるようになったのだとか

6/21 9:59

谷間の方にも、お花が広がって咲いています

6/21 10:07

ユキワリコザクラ。北海道、東北地方、千島がすみかのこの子に逢えたのは、かなりの収穫でした。嬉しい🥰。一足遅かったら逢えなかった

6/21 10:10

ホソバベンケイソウ

6/21 10:11

ミヤマオダマキ。私的にはイメージお蝶夫人

6/21 10:12

ハクサンイチゲ。終わりに近そうだったけれど、逢えて感激🤣

6/21 10:14

楚々として素敵。咲いていたのは不忘山〜南屏風岳

6/21 10:14

縦走路気持ちいいし、ほんと来て良かったー

6/21 10:20

お食事中

6/21 10:24

カラマツソウの蕾

6/21 10:28

ユキワリコザクラ、もう一輪発見😀

6/21 10:30

イワカガミ。稜線とおしてお花咲かせていました

6/21 10:31

この縦走路、人もかなり賑わってイマス

6/21 10:34

かわいいのがついています

6/21 10:35

ゴゼンタチバナ。この先刈田岳までご一緒しました

6/21 10:36

コケモモ。かわいこちゃん

6/21 10:38

チングルマ登場

6/21 10:38

敷き詰め感に迫力があります。感動させる迫力わ

6/21 10:39

シルバーエリア

6/21 10:41

足元を見ると、チングルマは木なのだと実感

6/21 10:49

南屏風岳到着。スルーです。お花を見たり撮影で、なかなか前へ進みません。

6/21 10:49

あれ？あの奥の遠くが刈田岳？。この調子でではまずいことに気づきマシタ😅

6/21 10:53

ミツバオーレン

6/21 10:56

ツマトリソウ。刈田岳までの登山道を彩ってくれています

6/21 11:07

ミヤマハンショウヅルの蕾

6/21 11:08

ハクサンシャクナゲ。花の内側に黄緑色の斑点があるのが特徴らしい。あるある

6/21 11:10

振り返り、歩いてきた不忘山と南屏風岳

6/21 11:15

元気なイワカガミたち

6/21 11:17

屏風岳でちょっと休憩。アップダウンが少ないので、エネルギー消耗は少ないデスネ

6/21 11:25

6/21 11:34

お楽しみの芝草平がもうすぐ。正面は杉ケ峰

6/21 11:34

縞枯れています

6/21 11:38

ミヤマスミレ

6/21 11:41

どんどん下っていくとチングルマ畑

6/21 11:45

カメノキ

6/21 11:47

お花畑が広がっていて、思わずうわ〜と独り言。芝草平に出たようです

6/21 11:48

イワウチワ

6/21 11:49

池塘は命を繋ぐ場所ですね

6/21 11:50

これは最高〜

6/21 11:50

花びらの縁のヒラヒラに、クレヨンしんちゃんの犬の「シロ」を連想してしまうのは私だけでしょうか？

6/21 11:51

コバイケイソウ

6/21 11:52

遠い方まで咲いています

6/21 11:53

芝草平です

6/21 11:56

ワタスゲも揺れています

6/21 11:56

池塘にはワタスゲがよく似合う

6/21 11:59

サンカヨウは1株だけでした

6/21 12:00

ようやく逢えました〜。ヒナザクラ

6/21 12:01

ちっちゃくってかわいい。逢いたかったー

6/21 12:02

芝草平のチングルマはフレッシュ

6/21 12:09

ヒナザクラは芝草平だけでした

6/21 12:18

ツマトリソウツインズ

6/21 12:18

登り返して杉ケ峰

6/21 12:23

咲き始めたミヤマハンショウヅル

6/21 12:25

刈田岳も近づいてきました

6/21 12:36

標識なければ山頂とわからないくらい

6/21 12:51

刈田峠避難小屋によってみます

6/21 12:52

高床になっています

6/21 12:53

広いし綺麗

6/21 12:53

トイレ完備

6/21 13:06

蔵王ハイラインを横断しながら、刈田岳に登り詰めます

6/21 13:12

ここを歩く人は少なくなるみたい。藪が成長しているところもあります

6/21 13:27

観光地に飛び出しました

6/21 13:27

御釜とご対面

6/21 13:28

刈田嶺神社にお参りして

6/21 13:34

観光の方に撮っていただきました。絶対数登山者少ないので、ちょっと気恥ずかしい

6/21 13:49

向かう熊野岳避難小屋

6/21 13:58

ヘリが長い時間グルグル飛んでいました。2月に遭難した中国人を探しているそう。大変なお仕事です。。

6/21 14:07

空も明るくなったからか、この方向からのお釜が一番すてきに見えました。2年前に縦走した北蔵王と、ここで線が繋がりました
🎊

6/21 14:09

棒を頼りに歩かなきゃならない状況はイヤだなあ。

6/21 14:14

熊野岳避難小屋

6/21 14:14

ストーブもあって、快適だろうな。灯油らしきポリタンクもありました。使っていいの？らら

6/21 14:20

古い避難小屋跡。少年がよじ登ってお父さんに叱られてた(笑)

6/21 14:23

北蔵王の稜線を雲が飲み込みにかかってる

6/21 14:28

神社にお参りしたら、熊野岳避難小屋チェック

6/21 14:28

中は広いです

6/21 14:32

熊野岳から予定していたルートが見えるんですが、ザレのトラバース、あれって大丈夫？心配でドキドキ。気持ち持っていかれながら、とにかく分岐まで下ります

6/21 14:43

慰霊碑も気持ちスルー

6/21 14:44

ワサ小屋跡のここを真っ直ぐ行くと地蔵岳経由でロープウェイ山頂線乗り場。蔵王の山をもっと知りたいので、乗らずに蔵王温泉♨まで歩いて下るルートへ進みます

6/21 14:45

気になったザレのトラバースは

6/21 14:46

別に、でした。やれやれ

6/21 14:48

街を見下ろしながら歩きます

6/21 14:54

振り返ると熊野岳

6/21 15:02

左に行けばロープウェイ山麓線に乗って温泉まで帰れます。初志貫徹で直進して温泉まで歩いて下ります

6/21 15:05

道はしっかりしているのですが、昭文社地図以外の情報は入手していないので、不安を押し殺しながら進んでいると、「素敵な山形のオジサマ」が登ってくるではありませんか！。おお、神様！。ルートの情報を伺うと、オジサマは途中からこのルートに入られて、全ルートを登ってきた訳ではないとのこと。そこそこ人は使っていそうな情報をもらったので、ひとまず安心。オジサマ有難うございました！。

6/21 15:19

ゲレンデを横切り再び登山道に戻ります

6/21 15:23

頭上をロープウェイ山頂線が横切っていきます。アレに乗た方が良かったのかなぁと、10%くらいの後悔を端に押しやり再出発

6/21 15:25

順調か、と思った矢先、またゲレンデを横断するも、登山道への入り口が分からない。。

6/21 15:29

ゲレンデの下方向。下って交差する林道に入ってみたり、パラダイスゲレンデまでいってみたり。。

6/21 15:43

ゲレンデ上方向。ロストを確信したので、ゲレンデを登ってユートピアゲレンデに至ってロープウェイに乗ろう。。そこでああ、神様！。「山形のオッチャンさん」が下ってくるではありませんか。事情を話すと、歩いたことがあるルート、とのことで、登山道の入口を教えてもらいました。感謝感謝です

6/22 19:15

手書きで分かりづらいですが、検証。
ピンクの登山道を右手熊野岳からやってきて�，妊殴譽鵐任砲屬弔�るも、�△梁海�登山道見逃す。パラダイスゲレンデ方向に下り林道を下っても(赤矢印)、登山道に復活できると教えていただきました

6/21 16:10

見つけられなかった�△療仍各仔�口

6/21 16:10

��の登山道入口。30分ほどうろついて、ようやく復活

6/21 16:13

急坂を下ると小さな滝

6/21 16:14

気になっていた祓川は堰堤で渡ります

6/21 16:17

刈り払い跡があったので、この先も大丈夫と、小さな確信をもらう

6/21 16:28

標識が3〜4本頻繁に現れます。そのうち娘さんが前を歩いているではありませんか！。興奮ぎみに迷ったことを聞いて貰うと、「あそこ、わかり難いですよね」と静かに応えて下さいました。あたふたしている自分に冷笑

6/21 16:46

硫黄の臭いがしてくると

6/21 16:48

温泉を汲み取っているらしき小屋

6/21 16:48

そして中央ゲレンデにとびだします。無事下山😊。お疲れさまでした！

6/21 16:58

温泉街の美味しいと聞いていたラーメン奥村はやっていなかったので、又の機会のお楽しみに。

6/21 16:59

バス出発までの20分間に下湯共同浴場でサッと汗を流し(白濁硫黄の良いお湯はじっくり味わいたかったー)

6/21 17:13

バスターミナルへ。バス中で、コーラで乾杯。すでに17時過ぎだけど、夏至は有難い

6/21 18:17

山形市内の父の実家のお墓参りに常念寺へ。
今日も無事な山行を有難うございました

撮影機器：

iPhone 7 Plus Apple

感想

taromii

レコが長くなりました。。
最後までお読み下さり有難うございました。

父の故郷の山形の山は知っておきたいと2年前に北蔵王縦走をしたので、それに繋げる南蔵王縦走となりました。お花が豊富な南蔵王はこの時期を狙っていたのですが、先週の山レコで、今が盛りとの情報が！。お天気良さそうだし、夜行バスも空席あるし、県を跨ぐ事も可能になったから行くしかない。

待っていたのは、久しぶりにお花に励まされながら登る不忘山。山形贔屓な私には特に優しくフレンドリーに感じる山形、東北の方々と触れ合う山頂でのひと時は、本当にココロ和みました。そして可憐なお花が迎えてくれる稜線やお花畑に大満足。来てよかった！と心が満タンになりました。

無事、北蔵王と南蔵王を繋いだところで、時間が許せば決行を考えていた蔵王歩き倒し計画に移行。ちょっと不安を抱えながら、そして迷いながらも山形の方々に助けられ無事下山となり、皆さんに感謝です。有難うございました。ここで気付いたのが、自分は情報頼りの山歩きをしているなということでした。多くの情報を集めて確実が整ったところで登る。命に関わる事もある登山ではより安全確保は大事ですが、ネットのブログとか山レコとかなかった10年位前は、参考にするのは地図とアルペンガイドあたりだけで
歩いていたなあ、と思い出しました。マイ高齢化で心配性になったことを差し引いても、ただただ心配している自分を感じ、状況判断、観察力をもっと大事にしないとイカンと認識しました。

下山後は山形のいとこに会ったりもしたいなぁ、は叶わなかったけれど、お墓参りも出来たし、達成感たっぷりの山行になりました。

最後に気になったのが、細い登山道ですれ違いで道を開けるとき、お花は踏まないまでも、お花エリアに躊躇なく足を踏み入れる方がいることです。避ける為には仕方ない場合もありますが、前に進むことだけでなく、足下の様子にも気持ちを向けてくれたらなあと思いました。