蛭ヶ岳・南南東稜（雨上がりヤマビル決死隊）

2020年06月27日(土) [日帰り]

• GPS: 14:19
• 距離: 21.1km
• 登り: 2,189m
• 下り: 2,204m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:47
• 休憩: 1:29
• 合計: 14:16

距離 21.1km 登り 2,195m 下り 2,204m

4:21 寄大橋
4:37 宇津茂林道終点(=登山口)
5:34 釜場ノ平
6:28 鉄砲沢ノ頭
6:33 6:40 鍋割峠
6:58 旧鍋割峠(オガラ沢ブッコシ)
7:35 オガラ沢出合
7:50 8:01 熊木沢出合
9:30 9:40 南南東稜取付き
12:07 12:35 蛭ヶ岳
13:17 ミカゲ沢ノ頭
13:45 13:48 臼ヶ岳
14:24 14:30 水晶平
14:45 コイタゾーリの頭
15:31 15:51 ユーシンロッジ
16:56 17:00 雨山峠
17:36 釜場ノ平
18:17 宇津茂林道終点(=登山口)
18:37 寄大橋

天候

曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

寄大橋西詰駐車場

コース状況／危険箇所等

一部バリエーションルートを含みます。

写真

6/27 4:48

梅雨の合間、思ったよりガス多い、夜雨が降ったようで路面濡れている・・・これはヤバいな。寄大橋から塩水スプレーしてスタート。標高510m。

6/27 5:27

ヤマビル地帯通過後、釜場平手前の階段。ヤレヤレ。沢沿いでは靴にヤマビル数匹這い上がってきて払い落すも被害はなし。730m。

6/27 5:50

通称ツルハシ尾根で稜線に登る。860m。

6/27 6:26

上部は草茫々ながらもヤマビルは居ない。

6/27 6:32

稜線に上がると向こうの稜線も見えて少し安心。1108m標高点。

6/27 6:33

登山道を少し歩いて鍋割峠に到着。ここから旧鍋割峠までVRでショートカット。

6/27 6:46

しかーし、緑で径路を見失い、一旦沢に下って適当に登り返して径路に復帰。（西から入ったのは初めてだった）

6/27 6:55

最後は残置ロープで崩壊地横断。

6/27 7:04

鍋割山北尾根、こちらは歩きやすい。1100m。

6/27 7:17

途中の展望地から。塔ノ岳もガスかかっていません。

6/27 7:32

最後は沢沿いに下って林道へ。ここではヤマビル出ず。（つもり）

6/27 7:39

林道は何か所も崩壊だらけでまともに歩けない。810m。

6/27 7:52

熊木沢出会、脚立で橋に上がる。いつの間にか靴にヤマビル数匹。橋の上で処刑。780m。

6/27 8:04

熊木沢を登る。いよいよ蛭が見えてきた。最初の堰堤は左岸の林道で通過する。（林道への取付きも判りにくかった）

6/27 8:13

堰堤の上にある警笛標識。810m。

6/27 8:19

2番目の堰堤は堰堤中央にある足場を目指す。

6/27 8:27

この足場、見た目以上に、うまくステップに使えるようになっている。とてもありがたい。840m。

6/27 8:31

堰堤上で右岸に渡渉し、草地の中の林道跡へ。（かなり判りづらい）

6/27 8:36

よいやく林道跡に合流。

6/27 8:38

でもすぐに林道崩壊。正面の木はステップには使えない。5m手前で堰堤の上側に高巻きできます。880m。

6/27 8:45

その先、林道に戻っても草を掻き分けるような径路。

6/27 9:04

950m堰堤の先で林道から分かれて東沢の堰堤を目指す。970m。

6/27 9:12

結構急なガレ場を登って東沢の堰堤へ。1010m。

6/27 9:16

堰堤のすぐ手前。登れるかなあ。1030m。

6/27 9:18

最後は木の根に掴まりながらザレ面を登ってギリギリ堰堤に上がれた。

6/27 9:19

堰堤の上から撮影。真ん中の倒木が足場に使えた。（際どいです。1つ前の写真を真上から見たところ）

6/27 9:23

東沢、2つ目の堰堤は・・・その先に目指す南南東尾根の先端が見える。

6/27 9:25

こちらはコケ岩を登って中央の倒木のところで踏み跡がありました。1060m。

6/27 9:29

いよいよ南南東尾根に取付きます。ここでスパイク装着。

6/27 9:51

急登ながら想定内で歩きやすい。1130m。

6/27 9:58

尾根が広くなるところも。1200m。

6/27 10:03

カエルちゃん。

6/27 10:07

黄色の花々も。

6/27 10:16

岩場も出てきてワイルドな雰囲気に。1310m。

6/27 10:36

ゲゲ、落葉の上にデカいヤマビル、複数発見。こんな高所にも居るの？？（下から連れて来た奴ではありません）※コメント追記

6/27 10:39

少し平坦地、1380m。あれ？いつのまにか脛裏をヤマビルにヤラレていた。既にヒルは離脱後。大ショック・・・

6/27 10:49

1430m。激急尾根なのに座って休めないなんて・・・

6/27 10:56

さらに草藪になって歩きづらくなる。

6/27 11:00

この岩場は直登するが、最初の3mぐらい、動く岩が多くて少し危険。1480m。

6/27 11:08

振り返ると臼ヶ岳。

6/27 11:16

上の岩場は右に巻く。1520m。

6/27 11:19

稜線下の迫力ある崩壊地が目の前に。

6/27 11:21

眼下に登って来た熊木沢。

6/27 11:22

多少トゲトゲが邪魔な岩場を登る。100円ショップの片面ゴムの作業手袋が非常に役に立った。

6/27 11:23

岩場を振り返って撮影。下りは特に難しそうです。

6/27 11:34

ここから本格的なトゲトゲ地獄に突入。手もウェアもキズキズになってしまう。1600m。

6/27 12:04

トゲトゲを脱して振り返ると気持ちの良い稜線。

6/27 12:05

ひょっこり山頂広場が見えて来ました。

6/27 12:07

久々の蛭ヶ岳。1673m。

6/27 12:39

おっと、一瞬、富士山も顔を出してくれました。

6/27 12:21

シャリバテになりそうなので、蛭カレーでエレルギー補給。隣には欧米系ソロの方。

6/27 12:44

山頂付近にはバイケイソウの花がいっぱい。

6/27 12:55

ミカゲ沢ノ頭、臼ヶ岳に進みます。

6/27 13:45

アップダウン50分で臼ヶ岳分岐。1450m。ここで中国系ソロ縦走者と会話、VCに下るらしいが大丈夫かなあ？

6/27 13:52

臼から蛭を振り返る。ここから朝日向尾根（VR)でユーシンへ。迷い易い場所もあるので慎重に。

6/27 14:22

30分で水晶平。緑の素敵な場所です。お昼寝でもしたいが、ここに来るときはいつもヘロヘロ＆残り時間なし。1130m。

6/27 15:52

1時間強でユーシンロッジ。ロッジ裏の河原で大休憩。740m。

6/27 16:49

ヘロヘロになりながら登り返して雨山峠。960m。雨山沢沿いではヤマビルに出会わずよかった。ここからは下りです。

6/27 18:35

寄大橋に戻って来ました。長かった〜。

撮影機器：

DSC-WX500 SONY

装備

個人装備

ヘルメット チェーンスパイク GPS 高度計

感想

ずっぴー

寄から蛭周回のロングコースに挑戦しました。しかし、この時期は日は長いけれど、ヤマビル＆ヤブで危険度もいっぱい。昨夜雨が降ったらしく、駐車場所でも路面がぬれていて嫌な雰囲気。案の定、ヤマビルには取り付かれるし、径路は見失うし、暑くて体力奪われるし、悪戦苦闘。何とか目標尾根はクリアできたものの、厳しい周回でした。
このコース、寄沢沿いのアプローチに渡渉が多く、暗いうちは歩きたくない。せめて5月中旬までの晴れた日に行くべきコースですね。以前、紅葉の時期に水晶平行ったら、帰りに暗くなってしまい、危なかったことがあります。玄倉林道が開通したら暗いうちは林道歩きで時間を稼げるのですが、復旧工事より崩壊する速度が速くて、復旧できる気がしません。

追記：蛭ヶ岳中腹の落葉上で見かけたヤマビルですが、よくよく考えるとヤマビルではないかもしれません。こんな高所(1350m)に居る訳はない？さわってみた訳ではないので。見た目は完全にヤマビルなのだが。信じたくないだけ？

コメント

北京楠楠

Zuppy1519さんはVRルートで山行して、実力がありますね。私は臼ヶ岳にあった中国人です。前、西丹沢ビジターセンター〜檜洞丸〜蛭ヶ岳のルートを歩いたことがあります。大丈夫でした。山蛭は怖いですが、今回丹沢の山行はいい経験でした。

ずっぴー

Re:
luo_nannanさん、こんにちは。コメントありがとうございます。檜洞丸周辺は急な所も多いので少し心配していました。 檜洞丸は経験があったのですね。よかったです。気をつけて日本の山々を楽しんでください。

snhrk14

ロングコースお疲れさまでし。
前半はヤマビルとの戦いで、その後は暑さとの戦いで体力が消耗しヘロヘロ状態でした。水分2.5リットルが途中で無くなったのは久しぶりです。蛭カレーのお陰で何とか最後まで体力が持った感じです。帰ってお風呂に入るとなんと両足のふくらはぎに血痕がきっとヒルにやられたのかと思います。早く2000ｍ以上の涼しい山にテン泊行きたいですね。

ずっぴー

Re: ロングコースお疲れさまでし。
あらま、 snhrk14さんもやられてましたか！　夜に山では雨が降っていたようで、予想よりヒルが元気でした。ヤマビルは1000m以上には居ないつもりでしたが、蛭ヶ岳の中腹にも居たのには驚きです。以後はストッキングやディート入り忌避剤で対策しましょう。てか、ヤマビル居るところに行きたくないな。