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Yamareco

記録ID: 2452124
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

槍ヶ岳/雨と涙の標高ベスト10達成ラストの大喰岳

2020年07月23日(木) ~ 2020年07月24日(金)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
19:25
距離
44.1km
登り
2,152m
下り
2,161m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:58
休憩
1:06
合計
9:04
距離 20.3km 登り 1,718m 下り 142m
5:49
7
5:56
5:57
29
6:26
4
6:30
32
7:16
37
7:53
8:06
34
8:40
10
8:50
8
8:58
29
9:27
9:59
30
10:29
10:30
32
11:02
51
11:53
11:59
70
13:09
13:16
4
13:20
13:26
80
2日目
山行
8:12
休憩
1:54
合計
10:06
距離 23.8km 登り 454m 下り 2,026m
6:35
7
6:42
16
6:58
7:30
10
7:40
7:44
7
7:51
8:09
40
8:49
6
8:55
8:56
47
10:27
30
10:57
33
11:30
11:50
29
12:19
9
12:28
12:29
9
12:38
12:39
39
13:18
13:29
44
14:13
14:14
13
14:27
14:41
2
14:43
43
15:26
7
15:33
41
16:14
8
16:22
16:33
1
16:34
6
16:41
ゴール地点
天候 基本雨が9割、その半分霧雨で残りはフツーな雨、山頂では飛騨からの強風も。下り途中で数分太陽の日もも出ましたが僅かで曇りも僅かでした。
過去天気図(気象庁) 2020年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
今回も沢渡「ともしび」サン前の駐車場にお世話になりました。目的は勿論登山後のアレです。
コース状況/
危険箇所等
雨ですから滑りました。下りは何回も尻餅つきました。
その他周辺情報 山頂では6年ぶり3回目の「槍ヶ岳山荘」サン、下山後は勿論「ともしび」サンのアレです。
水曜日、仕事を終えてそのまま中央高速へ。荒井由美、まるで滑走路〜のあたりです。
2020年07月22日 19:40撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/22 19:40
水曜日、仕事を終えてそのまま中央高速へ。荒井由美、まるで滑走路〜のあたりです。
沢渡で車中泊。雨の音が気になってあまり寝れなかったです(言い訳その1)。
2020年07月23日 04:36撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/23 4:36
沢渡で車中泊。雨の音が気になってあまり寝れなかったです(言い訳その1)。
5時の始発バスで向かいます。この時は小雨ながらも結構山並みも見えて期待させられたのですが。。
2020年07月23日 05:00撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/23 5:00
5時の始発バスで向かいます。この時は小雨ながらも結構山並みも見えて期待させられたのですが。。
久々の釜トンネルを渡ります。去年1月坂巻温泉から歩いてこの釜トンネルから上高地河童橋まで行きましたが、改めて通るとトンネル内は結構な登り坂で良く歩いたなと思いました。
2020年07月23日 05:16撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/23 5:16
久々の釜トンネルを渡ります。去年1月坂巻温泉から歩いてこの釜トンネルから上高地河童橋まで行きましたが、改めて通るとトンネル内は結構な登り坂で良く歩いたなと思いました。
上高地バスターミナルです。最初に用意してあった登山届を出してから出発しました。
2020年07月23日 05:37撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/23 5:37
上高地バスターミナルです。最初に用意してあった登山届を出してから出発しました。
この天気、この時間、そしてコロナ、、寂しい河童橋です。
2020年07月23日 05:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/23 5:50
この天気、この時間、そしてコロナ、、寂しい河童橋です。
順調に明神館です。
2020年07月23日 06:25撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/23 6:25
順調に明神館です。
順調に徳沢です。2年前蝶ヶ岳では、テントを担いでのここからの長壁尾根には苦労したなぁ、との思いに。
2020年07月23日 07:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/23 7:04
順調に徳沢です。2年前蝶ヶ岳では、テントを担いでのここからの長壁尾根には苦労したなぁ、との思いに。
横尾の橋も寂しげです。
2020年07月23日 07:54撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/23 7:54
横尾の橋も寂しげです。
何とか槍沢ロッジへ。ここからの本格的な登りにオニギリで栄養補給です。
2020年07月23日 09:28撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/23 9:28
何とか槍沢ロッジへ。ここからの本格的な登りにオニギリで栄養補給です。
既にグローブの中でも手先が雨で濡れて冷たく、食後にはロッジでコーヒーを頂き温まりました。
2020年07月23日 09:33撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/23 9:33
既にグローブの中でも手先が雨で濡れて冷たく、食後にはロッジでコーヒーを頂き温まりました。
ババ平テン場ですが、ひと張り程度でした。
2020年07月23日 10:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/23 10:31
ババ平テン場ですが、ひと張り程度でした。
いよいよと気合いを入れ直します。
2020年07月23日 10:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/23 10:31
いよいよと気合いを入れ直します。
タイム的にはマァマァな感じかな。
2020年07月23日 11:00撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/23 11:00
タイム的にはマァマァな感じかな。
ん?残り1500m?
100m毎に表示されているのですが、100mに10分掛かっている様な、、って事は1500mに150分?2時間半!?
どんだけ時間掛かるんだオレ!?
2020年07月23日 12:56撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/23 12:56
ん?残り1500m?
100m毎に表示されているのですが、100mに10分掛かっている様な、、って事は1500mに150分?2時間半!?
どんだけ時間掛かるんだオレ!?
雪渓渡りは3ヶ所でしたが、1ヶ所とても恐い所が、。
2020年07月23日 13:07撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/23 13:07
雪渓渡りは3ヶ所でしたが、1ヶ所とても恐い所が、。
フムフムと読んで後程調べます。
2020年07月23日 13:11撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/23 13:11
フムフムと読んで後程調べます。
いよいよ正念場です。
2020年07月23日 13:11撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/23 13:11
いよいよ正念場です。
今日もですが、6年前の同時期、ヘタレタ私に「どうしますかぁ〜!?」との声が聞かれました。
2020年07月23日 13:12撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/23 13:12
今日もですが、6年前の同時期、ヘタレタ私に「どうしますかぁ〜!?」との声が聞かれました。
播隆上人、5回槍ヶ岳登ったんだ。俺今日で3回目。少しは近づいた気もしましたが(時代が違い過ぎるから比べるなんて失礼ですよね)、ここで4~50日もお経を唱えるなんて別世界。帰りにはここにザックが2~3デポされており、賢いなぁ〜と感心してみたり。
2020年07月23日 13:18撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
7/23 13:18
播隆上人、5回槍ヶ岳登ったんだ。俺今日で3回目。少しは近づいた気もしましたが(時代が違い過ぎるから比べるなんて失礼ですよね)、ここで4~50日もお経を唱えるなんて別世界。帰りにはここにザックが2~3デポされており、賢いなぁ〜と感心してみたり。
何とか『肩の小屋』に到着です。
正直ヘタレました。
2020年07月23日 14:57撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/23 14:57
何とか『肩の小屋』に到着です。
正直ヘタレました。
槍さまもお隠れになったままです。
2020年07月23日 14:57撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/23 14:57
槍さまもお隠れになったままです。
待望の『槍ヶ岳山荘』夕食です。2回お代わりしてご飯3杯食べちゃいました(2杯目は超大盛り)。3杯目にはオカズが無くなりフリカケで頂いちゃいました。
2020年07月23日 17:06撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/23 17:06
待望の『槍ヶ岳山荘』夕食です。2回お代わりしてご飯3杯食べちゃいました(2杯目は超大盛り)。3杯目にはオカズが無くなりフリカケで頂いちゃいました。
播隆上人、貴殿のお陰で登る事が出来ます。
感謝。
2020年07月23日 17:37撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/23 17:37
播隆上人、貴殿のお陰で登る事が出来ます。
感謝。
夕食後Kitchen槍で、甘酒とコーヒー頂きました。変な組み合わせですが、甘酒は「飲む点滴」と呼ばれるのを知り、今日はそれでしょ!との思いから頂きました。
2020年07月23日 17:47撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/23 17:47
夕食後Kitchen槍で、甘酒とコーヒー頂きました。変な組み合わせですが、甘酒は「飲む点滴」と呼ばれるのを知り、今日はそれでしょ!との思いから頂きました。
寝床で雨と強風の音が気になりましたが、翌朝朝食待ちしています。
2020年07月24日 04:49撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/24 4:49
寝床で雨と強風の音が気になりましたが、翌朝朝食待ちしています。
朝御飯も美味しかったです。
朝は2杯に抑えました(汗)。
2020年07月24日 04:57撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/24 4:57
朝御飯も美味しかったです。
朝は2杯に抑えました(汗)。
懐かしの食堂、普通は?2回の食事出しが今回は1回の出しで、それも席の半分程度で、、1/4位の客の入りなんですかね。でもスタッフは男女共にオッサンの何度ものお代わりにも関わらずとても良い笑顔の対応で、とても気持ちの良いものでした。
2020年07月24日 05:17撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/24 5:17
懐かしの食堂、普通は?2回の食事出しが今回は1回の出しで、それも席の半分程度で、、1/4位の客の入りなんですかね。でもスタッフは男女共にオッサンの何度ものお代わりにも関わらずとても良い笑顔の対応で、とても気持ちの良いものでした。
今回のメイン、日本の標高第10位の大喰岳へ向かいます。
2020年07月24日 06:30撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/24 6:30
今回のメイン、日本の標高第10位の大喰岳へ向かいます。
出発です。ザックはデポしておき、皆さんとは逆の出て右で、大喰岳へ向かいます。
2020年07月24日 06:32撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/24 6:32
出発です。ザックはデポしておき、皆さんとは逆の出て右で、大喰岳へ向かいます。
ここが、飛騨乗越ね。
2020年07月24日 06:42撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/24 6:42
ここが、飛騨乗越ね。
今回ひょっとして槍平から登って来ようかと思いましたが、結局慣れた上高地ルートとなりました。
2020年07月24日 06:42撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/24 6:42
今回ひょっとして槍平から登って来ようかと思いましたが、結局慣れた上高地ルートとなりました。
偽ピークとガスに騙され、一度は見逃してしまい、結構先まで行ってしまってUターン、やっとこさ見つけた大喰岳山頂です。
2020年07月24日 07:23撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
7/24 7:23
偽ピークとガスに騙され、一度は見逃してしまい、結構先まで行ってしまってUターン、やっとこさ見つけた大喰岳山頂です。
慣れないセルフで録りました。
数年越しの思いが叶いました。
やったぁ〜!(涙)
フルに2日間ノースフェイス・レインスーツ大活躍で助けられました。
2020年07月24日 07:27撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4
7/24 7:27
慣れないセルフで録りました。
数年越しの思いが叶いました。
やったぁ〜!(涙)
フルに2日間ノースフェイス・レインスーツ大活躍で助けられました。
何とか槍ヶ岳山荘へ戻り、下りスタートです。
2020年07月24日 08:05撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/24 8:05
何とか槍ヶ岳山荘へ戻り、下りスタートです。
下りも基本こんな景色ばかりでした。
2020年07月24日 08:20撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/24 8:20
下りも基本こんな景色ばかりでした。
ここが、今回の山行きで最大恐い思いをした所です。雪渓が割れ掛かっており、昨日の登りでは穴から下を流れるゴーゴーと流れる(きっと)氷(の温度)の川が見えており、もしも割れて落ちてしまったら、自分はどうなるのだろうか、、との思いに(針ノ木峠下の雪渓で割った経験アリ=その時は大丈夫でしたが、)。
2020年07月24日 09:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/24 9:04
ここが、今回の山行きで最大恐い思いをした所です。雪渓が割れ掛かっており、昨日の登りでは穴から下を流れるゴーゴーと流れる(きっと)氷(の温度)の川が見えており、もしも割れて落ちてしまったら、自分はどうなるのだろうか、、との思いに(針ノ木峠下の雪渓で割った経験アリ=その時は大丈夫でしたが、)。
少しは景色が見える様になりましたが、槍サマは今回お隠れになったまま。
2020年07月24日 10:18撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/24 10:18
少しは景色が見える様になりましたが、槍サマは今回お隠れになったまま。
何とか槍沢ロッジまで戻りました。
2020年07月24日 11:29撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/24 11:29
何とか槍沢ロッジまで戻りました。
自炊場で槍ヶ岳山荘お弁当の粽、好きです。固めな炊き方でその分腹持ちが良い様な。結局夜までこの大食いな私が持ちましたから。
2020年07月24日 11:33撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
7/24 11:33
自炊場で槍ヶ岳山荘お弁当の粽、好きです。固めな炊き方でその分腹持ちが良い様な。結局夜までこの大食いな私が持ちましたから。
距離を見ると疲れも出ますが、高度差1600mのうち1300mはもう下ったのだから、と自分を納得させながら上高地を目指します。
2020年07月24日 11:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/24 11:50
距離を見ると疲れも出ますが、高度差1600mのうち1300mはもう下ったのだから、と自分を納得させながら上高地を目指します。
今回思ったのは、沢の凄さです。雪解け、梅雨の雨、条件が重なったのでしょうが、水の豊かさでした。
ここは北だけど今後も南アルプスの天然水買おう!
2020年07月24日 12:07撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/24 12:07
今回思ったのは、沢の凄さです。雪解け、梅雨の雨、条件が重なったのでしょうが、水の豊かさでした。
ここは北だけど今後も南アルプスの天然水買おう!
何とか、横尾に到着。残り時間、バスの時間が気になりますが、。
2020年07月24日 13:18撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/24 13:18
何とか、横尾に到着。残り時間、バスの時間が気になりますが、。
でも、徳澤園ではソフトクリームをお約束通り?頂きました。梅雨寒な気候天気ですが、熱した体を豊かに冷やしてくれます。
2020年07月24日 14:30撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/24 14:30
でも、徳澤園ではソフトクリームをお約束通り?頂きました。梅雨寒な気候天気ですが、熱した体を豊かに冷やしてくれます。
徳沢を出てしばらくすると、後ろから来た男性一人が、上高地からどう帰られます?との問いにタクシーですかね?と答えるとなら同乗しましょう?と。で、それからずっと色々話ながら上高地、沢渡までご一緒しました。
2020年07月24日 14:40撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/24 14:40
徳沢を出てしばらくすると、後ろから来た男性一人が、上高地からどう帰られます?との問いにタクシーですかね?と答えるとなら同乗しましょう?と。で、それからずっと色々話ながら上高地、沢渡までご一緒しました。
無事に河童橋に着き岳沢方面です。結局今回は一回も絶景を愛でる事は出来ませんでした。
2020年07月24日 16:22撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/24 16:22
無事に河童橋に着き岳沢方面です。結局今回は一回も絶景を愛でる事は出来ませんでした。
高校大学と山岳部だった山形の高橋さん、色々な話、勉強にもなりましたが、楽しかったですね。
足湯の所でタクシーを見送りました。
2020年07月24日 17:02撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/24 17:02
高校大学と山岳部だった山形の高橋さん、色々な話、勉強にもなりましたが、楽しかったですね。
足湯の所でタクシーを見送りました。
お楽しみの「ともしび」サンです。で、、
2020年07月24日 17:12撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
7/24 17:12
お楽しみの「ともしび」サンです。で、、
300万ドルのお風呂です。
毎回、ここで生き返れます。
2020年07月24日 17:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
7/24 17:51
300万ドルのお風呂です。
毎回、ここで生き返れます。
高速渋滞もそれなりにありましたが、無事に地元に戻り今回もエルカリーニョでメキシカンサラダ・ノルアル・巨大ハンバーグで栄養補給です。
お疲れ様でした。
2020年07月24日 21:48撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
7/24 21:48
高速渋滞もそれなりにありましたが、無事に地元に戻り今回もエルカリーニョでメキシカンサラダ・ノルアル・巨大ハンバーグで栄養補給です。
お疲れ様でした。
撮影機器:

感想

数年前に自分が登った山を見ていて、日本の標高ベスト10.で残っているのは10位の大喰岳だと分かってから密かに狙っていました。
大喰岳、今回3度目の槍ヶ岳山荘に泊まっても関心は穂先の方ばかりで、地味な存在?ですよね。
梅雨明けはまだで、でも4連休はなかなか無いので、この機会にしたい、肩の小屋に連泊すれば槍も大喰も好天のチャンスはあるのではないかとの考えで10日程前まで予約×だったのが1週間程前に△に変わっての連泊予約入れでした。
水曜日の仕事を終えてそのまま首都高に乗りましたが、お馬鹿なカーナビがしきりに下道を言うのを無視していると、新宿を越えるまで結構な渋滞で、見直しました。お陰で行けるかと思っていた諏訪湖SAでの風呂にも入れずでした。
心配していた松本から沢渡への道は1ヶ所工事中信号がありましたが、全然問題なく通れました。
沢渡で車中泊しましたが、八王子や甲府あたりの本降りの雨と同等の音に『お前、本当に行くのかぁ〜』との自問自答になかなか寝付けなかった感じです。
でも目標に向かっての5時始発バスに乗る為に早目の支度開始、小雨の中スタートしました。
久々の沢渡と上高地のバスターミナルでしたが、勿論天気もありますが、マスク対策はしていますがコロナの影響で寂しい感じでした。
4連休とは言え梅雨明け前でコロナ禍、登山道や各小屋も人は少なかったですが、それだけに慣れた方々と思われ、ヘタレな自分が出ない様にするだけでした。
ずっと雨小雨霧雨状態で、手足身体は不快に濡れたままで、穂高独特の石岩ゴロゴロの急登には心が折れまくりでしたが、早く山小屋に着いて乾いた衣服(特に靴下)に着替えたいとの気持ちでした。
這々の体で肩の小屋に着いて全部着替えましたが、濡れた衣服は乾燥室でもなかなか乾かずで、翌日も濡れた靴での山行きを覚悟させるものでした。チェックイン時には翌日明後日の天気予報が芳しくなく、早目の下山が良いと思われ2泊目はキャンセルしました。
館内皆さんマスク必着で、部屋もソーシャルディスタンス時代ですので広目ですし、今回消毒液や体温計、そして布団に掛ける手拭いか出来ればシュラフ持参でとの事でシュラフを入れたので、ザックは手持ち最大のになりました。寝床では快適に休む事が出来、食事も暖かいご飯を目一杯頂けて体力回復出来たと思います。
ただ夜から建物に当たる風と雨の音が気になり、窓から覗くガスで真っ白な世界に、翌日の稜線歩き山頂トライを覚悟させるものでした。
朝食もさせて頂きましたが、オッサンの度重なるお代わりにスタッフは男女共気持ちの良い対応で、流石は槍ヶ岳山荘と思わせました。
湿ったタイツは仕方ないですが、上半身と靴下は寝た格好そのままで、フリースやズボンも1枚増やして稜線歩きに備えました。
強風にマァな雨の中をザックはデポしてのスタートでしたが、通り道のテン場にはひと張りだけ。この天候の中立派と思いました。
初めての槍ヶ岳山荘から南岳方向で、私はその手前の大喰岳までですが、途中の飛騨乗越ではTJARの選手達はここへ登って来るのだなと思いながら、西鎌尾根を見ましたが、真っ白で叩き着ける様な風もあり、彼等の姿を想像しました。
大喰岳、注意して進んだのですが、ガスで視界も悪く、偽ピークにも騙され何度かスマホで現在位置を確かめながらでしたが(丁度地図上の大喰岳の漢字は過ぎて居るけど、ガスの中おぼろでここより低く見える先のピークが大喰ではないか!?との思い=だって地球は丸いからそう見えるのかも、→と言った完全に間違った考えでした)、それでも行くとこの先を行ったらとんでもなく急下りで違う!と岩影で風雨を避けながらチェックしていると、たまたま1人男性(大喰岳往復で出会ったのはこの方1人でした)が来て情報交換、彼は奥穂を目指し今日は涸沢泊と。お互いの健闘を願ってUターンしました(よくよく考えると彼はこの天候の中で大キレットを行く訳で無事を祈るしかなかったです)。
戻りつつ、アッチの方が明らかに高いと思って注意して進むと、アッサリ?大喰岳の表示板を見出だす事が出来ました。(涙)。登山道から見えるかもでしたが、進む方向から完全に90度以上後ろ(135度位!?)を確認して居れば見逃すミスはなかったと反省する気持ちでしたが、今回の目標である大喰岳ピークに立てて良かったとの安堵の気持ちでもありました。
慣れないセルフタイマー撮影して戻りましたが、早く槍沢側に下れば、この風から逃れられるとの計算もあり、そそくさと山荘から下りました。今回こんな近くに居ながら槍サマの姿を見る事はなく、山荘に泊まりながら、穂先に登らない人はどの位居るのだろうか(オレ位!?)、との思いにもなりましたが、朝出発の時に玄関で他の方の話から登っても真っ白で何も見えないし、危険だから神さんに怒られるとの会話も耳に入り、今回の自分のミッションは大喰岳にある!と心を固めての下り始めでした。
雨で濡れた道や岩で、注意して下りましたが、やはり滑ったり、思った岩や石に思った足の置き方が出来ずで何度か転びましたが、雨のせいだけでなく、思う様に足を出せない体力低下?身体能力低下?も反省材料の1つであります。
こんな道を暗い中でも、もっと天候が悪い時でもTJARの選手は飛ぶ様に下ってゆくのだろうな。何となく振り返ると一番槍を取った男澤さんやレジェンド望月さんが来ているのではないかと思わせる、槍ヶ岳から上高地への道でした。
今回の山行きで感じたのは沢の水の豊富さであり、勿論梅雨の時期であり、雪解けもあるでしょうが、日本の気候風土自然の不可欠要素の1つと感じました。何本も重なり合い梓川となり、アルプス違いではありますが、今後も普段の生活でも南アルプスの天然水を飲み続けようと思いました。
下りでは遠く槍沢ロッジも見え、手前では大分ヘタレましたが、自炊場での槍ヶ岳山荘お弁当粽で復活出来て残り距離を稼ぐ下り再スタートでした。
横尾では自分のスポーツドリンク補給だけでしたが、徳沢ではソフトクリームで満足でした。ただ張り出された上高地バス時刻表だと後1時間15分で沢渡行き最終バス出発を知り、そりゃ無理でしょ!?との思いから、松本か新島々行きのバスに乗せて(予約で空きがあれば)頂くか、タクシーで沢渡まで帰れればと思っていました(釜トンネル20時クローズはチェック済み)。
横尾からしばらくすると後ろから追い付いて来た1人の男性に「上高地からどうされるのですか?」と聞かれたので「沢渡までタクシーか何かで、」と答えると「なら、ご一緒しませんか!?」との事で、喜んでご一緒させて頂く事にしました。
山形からの方で(年齢は私より少し下かな)、仕事で富山に来てその帰りだそうですが、高校も大学も山岳部で、大変貴重な山岳部の話も聞けましたし、今回のコロナ禍の事、お互いにオリンピックボランティア登録もしており、そんな話やら仕事を話も。私の決して早くないペースで申し訳なかったですが、とても楽しい時間をご一緒出来て良かったです。
河童橋でお互いに記念撮影して、隣のお土産屋で買い物しましたが、お客も極少で日本の観光も憂いました。
沢渡までの足代も折半させて頂いて助かりましたし、本当に楽しい時間をありがとうございました!山形の高橋さん!!
ともしびサンでは毎度山行きの身体をサッパリさせて頂いてますが、今回の最大の喜びは乾いた衣服に着替えられた事です。今回の山行きの2日間、手足はずっと濡れていてふやけてしまいました(こんな経験は久々)。しかし靴下は替えを忘れており、一昨日会社で履いて居た黒い靴下であっても乾いた靴下が幸せ気分でした(笑)。
今回の槍ヶ岳(穂先には登ってませんが)大喰岳、念願の日本標高ベスト10、こんなコロナ禍の中、こんな梅雨の間にスポーツマンシップを発揮して!?(自分で言うか!?)達成出来て嬉しいです。
この所の丹澤塔ノ岳トレーニングの甲斐もありましたが、やはり槍ヶ岳は別格と感じました。
今回、恒例の足の吊りは夕食後寝る時の寝返りを打つ時の何気ない時にあって、1人寝床で悶絶?していましたが(笑)、用意してあったコムレケアを多く服用する事で2日目は皆無、帰宅してからも疲労感が薄らいで居ると感じます。高橋さんにも相談しましたが漢方も勧められてこちらもトライとの思いです。
帰宅して読んだ7/25槍ヶ岳山荘スタッフ肥沼君ブログ。映画ショーシャンク(とても好きな映画の1つです)のクライマックスみたいな爆雨の中、信州人元地質屋杉山支配人「ワリーんだけどさ、」の言葉から始まった地震で崩れたテン場補修作業の大変さを知りました。今回こちら側急斜面にも関わらず良く整備されたテン場を初めて通過しましたが、彼等のセリ矢・セットウを使う作業の困難さを良く理解する事が出来ました。山道でも各所の岩や石にこの跡を見る事が多いですが(確かにピラミッドも同じ道具で作られたのですよね)、こんな風に作業してのものなのですね。(感謝感謝)。彼等の槍ヶ岳山荘に登って来るお客さんへの安全・満足な登山にする心意気には敬服の気持ち200%にさせられます。
こんな時期に大満足な大喰岳/肥沼君始め槍ヶ岳山荘の男女スタッフの皆さん。
ありがとうございました!!
m(__)m

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