飯豊連峰_ダイグラ尾根〜梶川尾根
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
![](https://yamareco.org/include/imgresize.php?maxsize=90&crop=1&fname=%2Fuploads%2Fyp02324f4ea067ff3.jpg)
- GPS
- 52:50
- 距離
- 35.0km
- 登り
- 3,057m
- 下り
- 3,055m
コースタイム
- 山行
- 11:07
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 12:40
- 山行
- 6:21
- 休憩
- 2:03
- 合計
- 8:24
天候 | 1日目;曇り、一時雨 2日目;晴れのち曇り 3日目;雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<ダイグラ尾根> 休場ノ峰まで;ほぼ手を使っての急登 ※長坂清水は道標から5分ほど下ります(じゃぶじゃぶ出ていました) 千本峰まで;樹林帯の緩いトラバース(雨で木の根がよく滑る) 宝珠山まで;岩場と割ときついトラバース(降雨後でよく滑り、一番怖かった) ※千本峰直下の岩場は三点支持必須 御前坂まで;道中の総決算、岩場の急登ときついトラバースの連続攻撃(一番きつかった) 本山まで;急登だが、通常の登山道で一番安心して登れた <本山〜門内小屋> 御西小屋まで;緩い勾配、季節柄お花畑状態、道中一番の見どころ 烏帽子岳まで;何か所か雪渓あり、距離感を一番感じた 梅花皮小屋まで;展望なく、よく分からない 門内小屋まで;北股岳へは急登30分、その先は緩い下り <門内小屋〜梶川尾根> 梶川尾根分岐まで;意外と登り 梶川峰まで;かなり緩い下り、3日間通して一番楽 滝見場まで;急降、岩場は少ない 湯沢峰まで;峰直前で100mほど登らされる 飯豊山荘まで;急降、木の根がよく滑る 最後に一枚岩をロープで降りる(結局滑って降りた) |
その他周辺情報 | 梅花皮荘;500円(ぬるめ) |
写真
装備
個人装備 |
テント
VARM×3
スパゲティ2食
カップラーメン×2
白米6合
レトルトカレー
鍋材料2食分
スティックバームクーヘン3本
ミックストレイル300g
ビール3本
ワンカップ焼酎2本
バーナー
ガス
コッヘル2つ
サーモス
箸
スプーン
キャップ
半袖シャツ(夏用)
長袖シャツ(夏用)
フリース
メリノウール長袖
ウィンドブレーカー
雨具
長タイツ
長パンツ
スエット下
肌着
パンツ
靴(スカルパ)
靴下
ザック(ケストレル48)
ストック
グローブ
シュラフ
スリーピングマット
ヘッドランプ
耳栓
タオル
トイレットペーパー
膝サポーター1枚
温湿布
タオル2枚
時計
iPhone
モバイルバッテリー(充電4回分)
GoPro
靴ひも予備
サングラス
眼鏡予備
簡易ザック
ビニール袋×3
|
---|
感想
↑ダイグラ尾根の様子がよく分かります(親父の喘ぎ声はご愛敬)
↑2日目;飯豊本山からの夜明け、御西岳のニッコウキスゲ群生など
オリンピックで生まれた4連休。
念願の石転び沢雪渓もよぎりましたが、雪量が低くなっていて、今年も断念
然らば、別ルートということで、せっかくなので、東北最難関_ダイグラ尾根にトライしてきました
当初の計画では、2泊3日の行程で、主要ルートからピストンとなる大日岳やエブリ差岳をも攻略する飯豊フルスペック縦走を考えていましたが、テン泊による重装備、不安定な天候などもあり、最小限の行程で回ってきました
ダイグラ尾根は、かなり体力を求められる感じ。おまけに千本峰付近から雨が降ってきて、何かと滑りやすく、だいぶ足元が気になりました
特に千本峰直下の岩場は三点支持で降りる必要があり、足元も見えづらく、慎重になりました
その先も、急登とトラバースの連続で、テントを含めた重装備の荷物で身体がブレるだけにかなり難儀しました
山を歩くと言うより掴む感じの特別なコースです
飯豊本山到着後、テン泊予定の御西小屋に向かいましたが、日没も迫ってきていたため、弘法清水で本山小屋に戻ることに
いそいそと200m上がって、2回目の本山登頂、本山小屋へ
日没も近いため、小屋泊まりにするか迷いましたが、管理人の塩対応でテン泊決定
ぼそぼそとテントでの酒盛り 焼肉とあご出し鍋おいしかった
夜は風が強く、風向き側に寝たため、テントの幕がシュラフにあたって落ち着かない。まぁでも、寒くもなく、普通に寝れました
翌朝、空は快晴 この時期、蔵王から登る朝日はとてもきれいでした
朝食やらテント撤収やらで、気がつけば6時20分
早くも時間配分が崩れかかっています
しかしながら、とにかく景色がいい 昨日登ったダイグラ尾根も全容を現しました
やっぱりごつごつして異様です よく登ってきたなぁ
3回目の本山登頂を経て、御西岳へ 途中、ニッコウキスゲの群生や磐梯山と猪苗代湖を望むことができました
御西小屋到着、大日岳が迫っていますが、時間も迫って押しまくっている
大日岳は諦め、さらに3日目の天候が思わしくないということで、2日目の下山に行程を変更します
ところが、意外と梅花皮小屋が遠い とりあえず烏帽子岳までが長い
ゆるゆると進んでみれば、烏帽子岳到着ですでに12時
これは、2日目中に下山するのは難しいな、無理に下山するとちょうど梶川尾根の急な下りで強い雨に当たりそうと言うことで再び行程を変更し、門内小屋泊に
雨でテントがぬれると重さが増して、下りが不安なので、テン泊は避け、小屋泊まりに
門内小屋はほぼ満員 梅木皮小屋は一人しかいなかったのですが、場所的にちょうどよいのかもしれません
2日目の夕食はカレー鍋 調味料が切れてしまい、どうなるかと思いましたが、味噌で奇跡的な味変 おいしかった
3日目、雨天ではあるものの 風もそれほどではなく、梶川尾根の途中からは止んでくれたため、順調に下山できました
にしても、今回は実力を出し切った感じ
下山後、しばらく放心状態でした
それだけ、行程や天気との向き合い方、荷物配分やらいろいろ勉強になった山行だったのだと思います
ダイグラ尾根、いい道です またトライしたいと思います
いいねした人