ぐんま県境稜線トレイル:谷川エリア馬蹄形縦走
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- GPS
- 48:44
- 距離
- 32.6km
- 登り
- 3,087m
- 下り
- 3,090m
コースタイム
- 山行
- 8:11
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 9:32
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 1:58
- 合計
- 9:58
- 山行
- 2:17
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 2:45
天候 | 1日目:雨一時曇り、2日目:曇り一時晴れのち雨、3日目:雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雨で泥濘んでいて歩きづらい。肩ノ小屋-天神平間は6年前と比べて登山道の傷みがだいぶ進んでいるように感じた。 |
その他周辺情報 | 湯テルメ谷川は、手の消毒や検温などの対応はしっかりしていた。最初は空いていたが、出る頃には脱衣所が混雑した。 |
写真
感想
元々オリンピック連休には奥秩父主稜線縦走をする予定だったけど、新型コロナウイルスで県外自粛ということでぐんま県境トレイルを歩くことにした。
スタートは谷川エリアを白毛門から馬蹄形縦走して三国峠まで行く計画。馬蹄形縦走は1996年にテント(ICI ゴアライト3,4人用)を買って最初に行ったコース。24年ぶり?あいにくの雨だが行けるところまで行くことにした。
白毛門登山口駐車場に車を駐めて出発。トイレを求めてさまよったため、2時間近い遅れ。白毛門への急登は1年ぶりに重いザックを背負って歩くにはつらい。霧雨で湿度が高いこともあって滝のような汗が。ふと気づくと後から誰か来る。でも抜かれないのでその人も歩くのが速くないみたい。
白毛門山頂はガスで展望なし。靴紐が緩んでいる感じで荷物を下ろして締め直したいが雨がそこそこ降っている。確かこの辺りに避難小屋があったはず。笠ヶ岳の間だったか?と思いつつ笠ヶ岳山頂まで来たが、何もない。笠ヶ岳から下ったら小さなかまぼこ形の避難小屋があった。4,5人くらいなら泊まれるか?ここで荷物を下ろして靴紐を締め直した。ここから三百名山の朝日岳までの鞍部はニッコウキスゲなどのお花畑だったが、雨でめがねが曇ってよく見えない。
朝日岳まで行くと少し天気が回復してきて周囲が見えてきた。そういえば24年前も天気が悪くてこの辺りの写真は何も残っていなかったな。
清水峠までの間は一部崩落しかかっているところもあったが草も刈り払いしてあって歩きにくくはない。清水峠に近づくとまた天気が悪化してガスがかかってきた。避難小屋は小さいので既にいっぱい。裏手のテント場に3張りのテントがあった。そこで荷物を下ろしていたら雨が降り出した。慌ててテントを張る。シームテープが劣化してあちこち剥がれているんだよね。大丈夫かな。とりあえず荷物をテントに入れたら水の確保。水場は複数あるらしいが、東電の小屋の先の分岐を土合方向に下って数分歩くと登山道を雨水が流れているのかと思うような細い流れが横切っているところを右の藪に入っていくと岩の表面を水が流れ落ちている。そのままでは汲めないので、横に生えている笹の葉を岩に貼り付けて水を岩から放して夕食・朝食分を含めて3.5Lほど汲んだ。冷たくて美味しかった。
テントに戻ってみると案の定テントの内壁に何本ものスジができていた。とりあえず銀マットの銀色の面を下にして敷いて寝たが、何とかシュラフを濡らさずに寝られた。
翌朝は天気は回復。テントの銀マットの下には水たまりが出来ていて拭き取ったりでスタートは1時間遅れ。七ツ小屋山に向かって登る途中で右手に大源太山が見えてきた。時間があったらピストンで登ってくる予定だったが、時間がなくなったし体力的にも厳しそうだったので今回はパス。七ツ小屋山からは昨日歩いたルートと今日歩く予定のルートが見渡せた。ただこの辺りは所々草が刈り払いされていない場所があり、隠れた石などに躓くところがあった。天気も悪かったし長い登山道全体を草刈りするのは時間がかかって大変だから仕方ない。
蓬峠の避難小屋は昔の記憶ではもう少し大きかったような気がするが、割と小さい。でも洋式トイレもあるし、見晴らしも良い。
この後、武能岳、茂倉岳への登りがこの日一番の急登。梅雨のトレーニング不足と年からくる体力低下を実感。予定ではこの日は大障子避難小屋まで行く予定だったので、翌日のための水の確保を茂倉避難小屋の水場で行う必要があった。ザックを茂倉岳山頂にデポして水筒を持って避難小屋へ。小屋には水場は小屋から下ったところにあるという表示があった。小屋の前は崖、後は笹藪なので、登山道を小屋から更に5分下ってみたがそれらしいところがない。諦めて小屋へ戻る途中で、小屋の裏の笹藪に道らしき物が見えた。小屋とトイレの間から水場への通路があった。水は十分な水量があり冷たく美味しかった。3.5L補給。
この3.5Lが効いた。肩も腰も足も。一気にバテバテ。天気も崩れだし、谷川岳に着いた時にはスケジュールから2時間遅れていた。谷川岳肩ノ小屋はこの時期要予約であることは知っていたが、本降りの雨の中薄暗くなっていく稜線を2時間歩くのは危険なので素泊まりをお願いしてみた。最初は断られたが、天候と時刻と、キャンセルがあったことから受け入れていただけた。
夜中は結構な雨と風で、三国峠方面へ行くことは断念した。
25日朝は、雨は強くはないが、ガスと風で外へ出るとめがねが水滴で雲って前が見えない。注意しながら天神平へ下山した。
今回の山行で、少なくともテントはもう寿命だと感じた。ゴアライトは初使用と最終使用が谷川岳馬蹄形縦走となった。次回お盆休みにこの続きを歩くまでにテントを買い換えよう。
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