羅臼岳・硫黄岳縦走〜雲海の上は別世界
- GPS
- 20:40
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,419m
- 下り
- 2,388m
コースタイム
- 山行
- 9:34
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 10:59
天候 | 初日・・・晴、朝夕は曇 二日目・・晴、朝は霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
写真
感想
下界の天気予報は曇主体でしたが、雨に降られなければ上出来、
また、当初の予定通り縦走か、羅臼岳のみピストンか、と悩んだ上での今回の縦走登山でしたが、結果は全て吉と出て、大満足の山行となりました。
初日は朝から雨で少し雨が弱まってから登山口に到着しましたが、すでに駐車スペースは一杯、取付け道路に車が停まり始めていました。
こんな天気でもこれだけの人が登るんだ、さすが人気の山なんだなと改めて感心ましたが、後続も次々とやってきます。この日は数百人登っていたのではないでしょうか。この環境下でこれだけの人数には驚きです。
羅臼平手前の急登辺りから、雲海の上に出、花も多くなり、下界とはまるで別天地、これは誰でもテンションが上がります。
羅臼平から羅臼岳山頂まで、荷物を軽くして登ります。渋滞まではしませんでしたが、人の列はひっきりなしにつながり、山頂は密状態。
山頂から西側はほぼ雲しか見えませんでしたが、東側は硫黄山まで知床連山が連なり、遠く北方領土の山も雲上に浮かび、なかなか山頂を去り難い気持ちも理解できなくはありません。
私らは密を避け、多少登山道から外れた所で握り飯一つを食べて、縦走に向けて気持ちを入れ直します。
羅臼平から先の縦走路は、羅臼岳側とは一転して人の数は激減、静かな山歩きを楽しみます。
三つ峰、サシルイ岳、オッカバケ岳、花は素晴らしいですが、繰り返されるアップダウンでかなり足に来ます。
最後、足はヨレヨレで、テント場も2時ころに着くつもりだったのが、4時到着になりました。
夕方からは羅臼岳山頂ではあれだけ晴れていたのが、すっかりホワイトアウトになってしまい、夜はテントを雨がたたきました。
翌朝、前日の好天から、つい日の出まで期待してしまいましたが、全く真っ白な霧の中で朝を迎えます。
そうはうまく行かないものだと思って歩き始めますが、霧はどんどん晴れ、前日以上の雲海上の景色が展開、硫黄山の猛々しい山容にこの日もテンションは上がりっぱなしです。
硫黄山からの下りは、多少ルートファインディングに苦労しますが、慎重に下りれば、大きな危険はないように思いました。
下山口で、予約したハイヤーと合流、いただいた氷水は、暑さと疲れを癒す命の水でした。本当にうれしい心遣いで感謝です。
下山後はあえて木下小屋に泊めていただきます。
翌日が月曜だったせいか、宿泊客はわずか4名。露天風呂から満天の星をゆっくり楽しめ、静かで穏やかな夜を過ごすことができました。
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