立山駅より立山三山(浄土山、雄山、別山)、大日三山縦走大周回


- GPS
- 18:13
- 距離
- 50.5km
- 登り
- 3,551m
- 下り
- 3,551m
コースタイム
- 山行
- 16:43
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 18:05
天候 | 曇→雨→晴→ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
・前日、帰りのためにマウンテンバイクを称名道路駐車場にデポ(8月ゲート6:00〜19:00)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・材木坂は若干草木が生い茂ってきている。 ・アルペンルートに並行する登山道は状態が不明のため、今回はアルペンルート利用(バスの通行に邪魔にならないように深夜通過)。 ・美松坂は草刈りされていました(特に笹)。 ・この時期、雷鳥は子育ての時期なので多く見かけました。 ・ルート上の山小屋の営業状況は小屋によってマチマチ(HP等での確認要)。 ・立山雄山本殿は自由に出入りできます(祈祷なし)。 |
その他周辺情報 | アルペン村(土産、食事、トイレ)、コンビニ併設。 サンダーバード(サンドイッチなどオリジナル商品人気) |
予約できる山小屋 |
天狗平山荘
|
写真
感想
富山県民にとって立山は信仰の中心、昔は千寿ヶ原(立山駅)から山に入った習わしをいつかは自分なりに行ってみたいと思い頭の片隅に引っかかっていた。
去年は台風、今年は長い梅雨でなかなかできなかった立山駅からの立山三山、大日三山周回山行、今年は新型コロナの影響で登山者も減少傾向、雄山も解放されているので好条件が揃っているようだ。いつかはやらなければいけない山行だ。梅雨明けも近そうなので、実施してみることにした。
11時過ぎに立山駅駐車到着。一番近い駐車場でも空きがあり留めさせていただく。夜予定より早めに出ようとしたところ雨が降りだす。しばらく車で待機。
雨が止んだので仕度して出発。立山駅前の熊王の水を飲み、石仏に挨拶して材木坂へ入った。
直前の雨の影響で草に付いた水でシューズも衣服もすぐに濡れてしまう。最初から急登でなかなかハードな出だし。雨には免疫が付いているが装備をスピードハイク仕様にしていたので計算が狂った。道も雨で少し荒れ、倒木もあった。
美女平に着き、そのままアルペンルートへ。衣服が濡れ寒いのでペースを上げる。
歩を進めるがやはり長い道のりだ。夜空は次第に晴れ星が凄くなった。
八郎坂との合流点で一人の登山者に会う。立山駅から八郎坂経由で来られ、立山へ向かうとのこと。しばらく一緒に歩き、先行する。
弥陀ヶ原に着くころには雨が降りだす。山の天気は変わりやすい。
山小屋も新型コロナ対策でいろいろ大変で対応に追われている。登山者側にもやはりそれなりの心構えが必要だろう。というわけで、今回はなるべく山小屋は使わない登山に徹することにした。弥陀ヶ原のバス待合所は入らず、そのまま素通り。
どうも本格的な雨降りになってきたので美松坂手前でカッパを着る。
美松坂に入ると心配していた笹藪は手入れがされていて助かった。
ここは激坂がなく適度に登りやすくて好きな道だ(下りは石に付いたコケに注意)。
途中で本格的に降り出し下のカッパも着ける。五週連続雨確定だ。
天狗平から室堂に向かうが雨模様。途中でライチョウが顔を覗かせる。
すでに周回コースは眼中になく、雄山だけでも登ってトレーニングしていこうかと考えていた。ちょっと浄土山で様子を見ようと思った。
室堂ターミナルもパスして浄土山の登山道に入る。暫くしてガスが急に上がり出し青空が一気に広がる。梅雨明けですね。大日連山、薬師岳などきれいに見えだす。
浄土山の山頂を極めて一の越から雄山へ向かう。登山者の数は圧倒的に少ない。
9時前に雄山に登頂するがすでにガスが湧き始める。解放されている山頂の社殿でお参りを済ませて大汝方面に向かう。雨の影響で予定よりも時間が過ぎているが予定通り周回することにした。
大汝からの稜線は強い日差しで暑さに悩まされる。周回コースが念頭になかったので室堂でペットボトルに水を補給しなかった。700mlしかないが節約すればなんとかなるだろう。
富士の折立を無難に通過、真砂岳は西の巻き道を使う。
ここでルートミス。何度も通っているのでGPSを確認せず、一つ下の廃道に入りこんでしまった。不明瞭になったり、土砂の流れで遮られたりで、いつもと違うを感じたが踏み跡を辿る。最後はハイマツに遮られた。向こうに道が見えているのでハイマツの中の踏み跡を見出しながら何とか乗り切る。正しい道は山頂よりにある。
ここで一気に疲れが出てしまい、別山の登り返しは暑さと疲労でペースダウン。
別山からの劔は雲がかかりイマイチだったので剱御前に向かう。
山荘前で一息入れ室堂乗越に向かう。高山植物の花が咲きなごやか、雷鳥の親子とも遭遇できた。ガスがかかるが日差しを遮るほどでもない。奥大日岳までの登りにかかる。雪渓の雪を帽子に入れて頭を冷やす。さすがにここは疲れが出るが稜線まで頑張る。奥大日岳はそこからすぐだ。小休止して大日岳方面に向かう。
ここからはなんとか時間の目途が立つので助かった。次は水のある所まで行かねばならない。奥大日岳の登りも細々と水を口にした程度だ。
七福園、中大日を超え大日小屋へ。大日岳は時間節約と体力温存でパス。そのまま下山にかかる。最初の水場に付いた時は冷たい水を飲めて助かった。
後は長い長い下りをこなして称名滝へ向かう。駐車場からは前日デポしておいたMTBで立山駅まで戻る。
長い一日で完全燃焼でした。次はないだろう。
コメント
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相変わらずすごい山行、参考にさせていただきます。(^^)
私は0時発で称名滝から大日〜立山周回で八郎坂戻りを考えていますが、これだけ暑いとバテバテになってしまいそうですね。
それにしても雷鳥沢キャンプ場は人が多そう。
梅雨も明けたので、そろそろキャンプも・・・と考えていますが、今年は密を避けたほうが良さそうですね。
コメントありがとうございます。
逆コースですか、時期が遅いと木道が凍って難儀したことがあります。核心は剱御前と富士の折立の登り返しになるでしょう。
剱沢もテントたくさんありました。
たまにはキャンプでゆっくりするのもいいですね。
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