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記録ID: 2476139
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ハイキング
関東

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2020年08月02日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
12.3km
登り
1,668m
下り
1,558m

コースタイム

5:10五十沢キャンプ場ー6:00天竺の里-夫婦滝ー7:05割引岳登山口ー9:20大窪沢12:30 7合目-14:20割引岳-14:50巻機山-17:50桜坂登山口
天候 晴れ一時曇り
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
確り刈り払われていました。急斜面には十分なトラロープ。
五十沢キャンプ場から50分で発電所貯水池。
2020年08月02日 05:49撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/2 5:49
五十沢キャンプ場から50分で発電所貯水池。
裏巻機渓谷入口。割引岳は「わりびきだけ」とある。数十年前地元ではみんなこう呼んでいたが、なぜ「わりめきだけ(われめきだけ)」になったのか、調べてみよう。
2020年08月02日 05:57撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
2
8/2 5:57
裏巻機渓谷入口。割引岳は「わりびきだけ」とある。数十年前地元ではみんなこう呼んでいたが、なぜ「わりめきだけ(われめきだけ)」になったのか、調べてみよう。
最初の割石沢から轟音が聞こえてきた。
2020年08月02日 06:08撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
2
8/2 6:08
最初の割石沢から轟音が聞こえてきた。
てっきりシャワー通過を覚悟していたが、大丈夫だった。
2020年08月02日 06:08撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/2 6:08
てっきりシャワー通過を覚悟していたが、大丈夫だった。
黒部下の廊下を思い出すね〜
2020年08月02日 06:12撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/2 6:12
黒部下の廊下を思い出すね〜
モミジカラマツ
2020年08月02日 06:14撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/2 6:14
モミジカラマツ
ハクサンシャジン 涼しさを感じるな。
2020年08月02日 06:15撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/2 6:15
ハクサンシャジン 涼しさを感じるな。
ここもけっこう水量があった。
2020年08月02日 06:25撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/2 6:25
ここもけっこう水量があった。
ここも。
2020年08月02日 06:28撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/2 6:28
ここも。
割引岳登山口。せっかくなので、この先の夫婦滝を見てからにしよう。
2020年08月02日 07:05撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
2
8/2 7:05
割引岳登山口。せっかくなので、この先の夫婦滝を見てからにしよう。
同じところにこの標識も。
2020年08月02日 07:05撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/2 7:05
同じところにこの標識も。
不動滝分岐
2020年08月02日 07:03撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/2 7:03
不動滝分岐
不動滝の上の小滝
2020年08月02日 06:56撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/2 6:56
不動滝の上の小滝
夫婦滝。深いV字谷のこの滝は実にきれいだ。それに梅雨の末期でいままで十回以上みている中で水量は最も多いかも。
2020年08月02日 06:58撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
7
8/2 6:58
夫婦滝。深いV字谷のこの滝は実にきれいだ。それに梅雨の末期でいままで十回以上みている中で水量は最も多いかも。
藪の急騰が一段落して、周りの景色が見えてきた。
2020年08月02日 07:58撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/2 7:58
藪の急騰が一段落して、周りの景色が見えてきた。
大兜山から三石山方面
2020年08月02日 07:58撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/2 7:58
大兜山から三石山方面
真ん中が牛が岳かな。
2020年08月02日 07:58撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/2 7:58
真ん中が牛が岳かな。
写真を見返すまで気づかなかったが、1合目の標識。
2020年08月02日 08:07撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/2 8:07
写真を見返すまで気づかなかったが、1合目の標識。
右側が割引岳方面
2020年08月02日 08:07撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/2 8:07
右側が割引岳方面
大兜山から三石山方面
2020年08月02日 08:07撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/2 8:07
大兜山から三石山方面
滑りそうなところは十分なトラロープ。30本以上はあった。
2020年08月02日 08:10撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/2 8:10
滑りそうなところは十分なトラロープ。30本以上はあった。
930m付近の小沢。冷たくておいしい。登山口から約1時間で、よい休憩場所。
2020年08月02日 08:18撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
2
8/2 8:18
930m付近の小沢。冷たくておいしい。登山口から約1時間で、よい休憩場所。
大窪沢。渡ってから振り返ったところ。水量はあったが、おおきい岩を飛んで渡れた。
2020年08月02日 09:18撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
2
8/2 9:18
大窪沢。渡ってから振り返ったところ。水量はあったが、おおきい岩を飛んで渡れた。
上流側。穏やかな源頭の雰囲気。
2020年08月02日 09:31撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
3
8/2 9:31
上流側。穏やかな源頭の雰囲気。
下流側。V字谷が見えている。
2020年08月02日 09:31撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/2 9:31
下流側。V字谷が見えている。
1時間だっても、急騰が終わらない。ブナの根元で一休み。
2020年08月02日 10:17撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/2 10:17
1時間だっても、急騰が終わらない。ブナの根元で一休み。
アリドオシ。広範囲に咲いてたな。
2020年08月02日 11:09撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/2 11:09
アリドオシ。広範囲に咲いてたな。
アカモノ。これもあちこちに。
2020年08月02日 11:25撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/2 11:25
アカモノ。これもあちこちに。
尾根筋に出て展望が効くようになった。振り返ると大兜・小兜の向こうに越後三山。
2020年08月02日 11:39撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
5
8/2 11:39
尾根筋に出て展望が効くようになった。振り返ると大兜・小兜の向こうに越後三山。
これから向かう方向?
2020年08月02日 11:39撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/2 11:39
これから向かう方向?
左手前小兜の向こうに大割山。その向こうに高倉山〜阿寺山。
2020年08月02日 11:39撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/2 11:39
左手前小兜の向こうに大割山。その向こうに高倉山〜阿寺山。
カンカン照りで暑い。でも藪の中で涼しい区間も多い。
2020年08月02日 11:42撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
2
8/2 11:42
カンカン照りで暑い。でも藪の中で涼しい区間も多い。
右手を見ると金城山のとなりのイワキ頭と大窪沢の向こう側の尾根。あの右端あたりを登ってきたはず。
2020年08月02日 11:50撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/2 11:50
右手を見ると金城山のとなりのイワキ頭と大窪沢の向こう側の尾根。あの右端あたりを登ってきたはず。
だいぶ時間が経過したが、背後の景色はあまり変わらない。
2020年08月02日 11:50撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
2
8/2 11:50
だいぶ時間が経過したが、背後の景色はあまり変わらない。
中央はネコブ山。なかなか標高が上がらない
2020年08月02日 11:50撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/2 11:50
中央はネコブ山。なかなか標高が上がらない
コメつつじ
2020年08月02日 12:27撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/2 12:27
コメつつじ
やっと7合目。ラッキーなことに、曇りに。そうだ、夏場の県境の山はお昼前から雲に覆われることが多いのだった。
2020年08月02日 12:29撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/2 12:29
やっと7合目。ラッキーなことに、曇りに。そうだ、夏場の県境の山はお昼前から雲に覆われることが多いのだった。
右側に南入ノ頭
2020年08月02日 12:29撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/2 12:29
右側に南入ノ頭
登山道は尾根に沿って左に迂回している。
2020年08月02日 12:29撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/2 12:29
登山道は尾根に沿って左に迂回している。
ここでも背後の景色はほとんど変わらない。不思議である。
2020年08月02日 12:29撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/2 12:29
ここでも背後の景色はほとんど変わらない。不思議である。
イワキ頭。右奥には市街地が見える。
2020年08月02日 12:29撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
2
8/2 12:29
イワキ頭。右奥には市街地が見える。
ここからクマザサの中を確り刈り払った歩きやすい道に。
2020年08月02日 12:32撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/2 12:32
ここからクマザサの中を確り刈り払った歩きやすい道に。
すっかり曇って涼しくて気持ちいい。
2020年08月02日 12:57撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/2 12:57
すっかり曇って涼しくて気持ちいい。
左の眼下にはナメ滝が見える。
2020年08月02日 13:03撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
3
8/2 13:03
左の眼下にはナメ滝が見える。
越後三山は相変わらず見えている。
2020年08月02日 13:03撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
3
8/2 13:03
越後三山は相変わらず見えている。
左端のあたりに登り詰める。
2020年08月02日 13:08撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/2 13:08
左端のあたりに登り詰める。
15cm位のイネ科?の草の絨毯。
2020年08月02日 13:18撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
4
8/2 13:18
15cm位のイネ科?の草の絨毯。
ダイモンジソウ。県内では赤と黄色は珍しい?
2020年08月02日 13:33撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/2 13:33
ダイモンジソウ。県内では赤と黄色は珍しい?
イヌザクラ?
2020年08月02日 13:36撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/2 13:36
イヌザクラ?
ギボウシ
2020年08月02日 13:38撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/2 13:38
ギボウシ
モミジカラマツ
2020年08月02日 13:40撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/2 13:40
モミジカラマツ
ハクサンボウフウ?
2020年08月02日 13:32撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/2 13:32
ハクサンボウフウ?
同上の群生
2020年08月02日 13:34撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/2 13:34
同上の群生
2020年08月02日 13:39撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
2
8/2 13:39
やっぱりこの時期、花は北側斜面がいい。
2020年08月02日 13:42撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/2 13:42
やっぱりこの時期、花は北側斜面がいい。
ギボウシ
2020年08月02日 13:44撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/2 13:44
ギボウシ
コバノコゴメグサ
2020年08月02日 13:45撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/2 13:45
コバノコゴメグサ
ガクウラジロヨウラク。ここのは色合いがやや控えめ。
2020年08月02日 13:41撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/2 13:41
ガクウラジロヨウラク。ここのは色合いがやや控えめ。
ギボウシの群生は珍しい
2020年08月02日 13:48撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/2 13:48
ギボウシの群生は珍しい
高さ10cm未満のコメつつじも珍しい。いっぱいありました。
2020年08月02日 13:53撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/2 13:53
高さ10cm未満のコメつつじも珍しい。いっぱいありました。
キンコウカ、あちこちに。
2020年08月02日 13:54撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/2 13:54
キンコウカ、あちこちに。
もう一息。
2020年08月02日 13:56撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/2 13:56
もう一息。
南入ノ頭への道に途中で合流して、割引岳に到着。涼しくて気持ちいい。
2020年08月02日 14:17撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
4
8/2 14:17
南入ノ頭への道に途中で合流して、割引岳に到着。涼しくて気持ちいい。
登ってきた尾根
2020年08月02日 14:18撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
2
8/2 14:18
登ってきた尾根
南入ノ頭(尖がってるやつ)
2020年08月02日 14:18撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/2 14:18
南入ノ頭(尖がってるやつ)
天狗岩尾根
2020年08月02日 14:18撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/2 14:18
天狗岩尾根
タテヤマリンドウ
2020年08月02日 14:33撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/2 14:33
タテヤマリンドウ
牛が岳
2020年08月02日 14:36撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
4
8/2 14:36
牛が岳
イワカガミ、まだ咲いていたなんて。
2020年08月02日 14:38撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/2 14:38
イワカガミ、まだ咲いていたなんて。
巻機山へ向かう
2020年08月02日 14:36撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
4
8/2 14:36
巻機山へ向かう
ハクサンコザクラ。ピンボケ、久しぶりにデジカメ持ったら接写モードにするのを忘れて。
2020年08月02日 14:39撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/2 14:39
ハクサンコザクラ。ピンボケ、久しぶりにデジカメ持ったら接写モードにするのを忘れて。
イワイチョウ(雄花)
2020年08月02日 14:40撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/2 14:40
イワイチョウ(雄花)
巻機山山頂、1組の家族が居ました。どうやら小屋迫の様だ。
2020年08月02日 14:49撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/2 14:49
巻機山山頂、1組の家族が居ました。どうやら小屋迫の様だ。
アカバナノシモツケソウ。宝石みたいでいいね。
2020年08月02日 15:51撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/2 15:51
アカバナノシモツケソウ。宝石みたいでいいね。
天狗岩。ヌクビ沢の雪渓は溶けたようだ。
2020年08月02日 16:24撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
3
8/2 16:24
天狗岩。ヌクビ沢の雪渓は溶けたようだ。
里でもユリのシーズンだね。
2020年08月02日 17:46撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/2 17:46
里でもユリのシーズンだね。
6時前に無事下山。お疲れさま!
2020年08月02日 17:48撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
2
8/2 17:48
6時前に無事下山。お疲れさま!
撮影機器:

装備

個人装備
ヘッドランプ(1) 予備電池(1) 1/25 000地形図 ガイド地図(1) コンパス(1) 笛(1) 筆記具(1) 保険証(1) 飲料 ティッシュ(1) 三角巾 バンドエイド(1) タオル(1) 携帯電話(1) 計画書 雨具(2) 防寒着 ストック(1) 水筒(2) 時計(1) 非常食(1.5) ランタン ツェルト(1) ファーストエイドキット(1) 医薬品 カメラ(1) ビデオカメラ 車(1) 水筒2.5L

感想

職場では県外への移動をなるべく控えるようとのことで、県内の山をいくつか検討してきたのだったが、標準コースタイム12時間以上のこのルートにいつか行こうと思っていて、本格的な夏は暑くて嫌なので梅雨明け時期を狙っていた。雨続きでなければ大窪沢も大丈夫そうだし。

登山口の駐車場は五十沢キャンプ場内で有料なのだが、朝は管理人がいないので前日のうちに受付を済ませて一旦帰宅した。
昨日までの梅雨が嘘のように、今朝は朝から晴れだ。
登りはじめはヘッドランプがいるかと思ったが、全く不要だった。キャンプ場から水力発電所貯水池までの道は利用者が少ないせいかあまり整備されていなかったが、幸い藪はほとんどなかった。
ここから割引岳登山口までは水平道で渓谷の景色、そしていくつもの小沢の落ち込みが気持ちよい。最初の割石沢では水量が多く、シャワー通過になるかと思ったが、石橋が高めなので普通に歩けた。不動滝には下りなかったが、夫婦滝は梅雨の末期で水量が多く見ごたえがあった。またこの辺りのV字谷の角度と深さは県内でも指折りの名所で、実に見ごたえがある。
大窪沢までは登り始めと降りる直前が少し急なので気が抜けない。途中に小沢があり、冷たい水がおいしい。大窪沢の下流側を見るとV字谷の始まりが見える。日差しが痛いので、沢を渡った木陰で中休止。でいよいよ割引岳の登りに取りつく。1時間だっても急登は終わらない。かろうじてブナの木の根元で休憩してと。ずっとトレッキングポールを手に1本持っていたが、この傾斜では無駄に体力と時間を使う結果になってしまった。
尾根筋に出ると景色が良くなり、背後には大兜・小兜、バックには越後三山、右側には金城山の東のイワキ頭の尾根、左には裏巻機渓谷の右岸側の山とその奥には県境の山々が見える。行く手には牛が岳から割引岳方面だが、まだ標高が低いため同定ができない。天気は相変わらず晴れであるが、ルートには背の高い薮木が豊富で日陰の所が多くそれほど熱くない。
実はこのルートには「割引岳登山口」から割引岳まで〇合目の標識があったようだが、自分は写真で1合目を、登りながら7合目以降を確認したが、その間は全く気付かなかった。急傾斜続きでゆとりがなかったことと、久しぶりのロングコースで緊張して睡眠が少なめだったことが災いしたためかな。
ルート全体に刈り払いが行われていて、特に「割引岳登山口」から大窪沢を過ぎて急傾斜が終わるまではつい数日以内に刈り払ったようで、真新しい藪の枝が登山道をを覆っていた。登るだけでも大変なのに、機械も使わずナタで藪の枝が刈られていた。感謝・感謝!更に急斜面には数十本のトラロープ。中に1本だけ黒い部分が完全に切断され、黄色も損傷しているものを見たときはぞっとしたが。
急斜面が終わるとクマザサ帯に入り、登山道は確り刈り払いされていた。天気は晴れから曇り、というか夏場の県堺はいつも10〜14頃は雲に覆われることが多い。おかげで市街地は晴れでもここは涼しくて気持ちよい。
8〜9合目はちょっとしたお花畑。不思議なことに登山道の左手はクマザサではなく、イネ科?の20cm程度の雑草の絨毯で、その中にイワイチョウやニッコウキスゲがポツンポツンと見える。こんな景色はいままでの記憶にはない。眼下にはナメ沢が見える。
そして少し場所を変えると、ギボウシ、ニッコウキスゲ、ハクサンボウフウ、コメつつじのお花畑に変わる。他にもアリドオシ、コバノココメグサ、ダイモンジソウ、ヨウラクツツジ、イヌザクラ、タテヤマリンドウ、カラマツソウ。
時間がどんどん過ぎていくが、夕暮れまでに桜坂に下ればいいので慌てることはない。
割引岳には誰もいなかったが、トンボ(アキアカネ?)がたくさん居た。巻機山への道にはイワカガミ、キンコウカ、ハクサンコザクラ・・・。
巻機山山頂には1家族がいただけだった。流石に日帰りのパーティーはもういないのかな。
避難小屋付近には地元の方々が木道整備?をなされていた。お蔭様で年々登山道が歩きやすくなってきている。
9合目前巻機では少し小型の犬を同伴された方が来れれた。あの大きさで掘れた登山道を登るのは大変だろうな。自分一人でも大変なのに?・・・どうも犬がご主人を先導している風にも見えるが。
下りの7合目から下の登山道はたくさんの来場者のせいで泥がひどく、避けるのに少し時間を要した。下山時に膝痛が出るといけないので、岩場を降りるようにそっと着地するようにしたら、時間はかかるものの、足への負担は明らかに軽いことが分かった。
予想より少し早く、6時前に下山できたのは幸いだった。

後で知ったがこの日梅雨明けだった。でも深い渓谷、春から夏の花が咲き、そして暑くなく、楽しい散歩だった。

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