鳳凰三山テン泊・後篇(〜そして地蔵ヶ岳へ〜)
- GPS
- 29:05
- 距離
- 24.7km
- 登り
- 2,925m
- 下り
- 2,920m
コースタイム
6:30青木鉱泉 - <ドンドコ沢> - 途中道間違い(30分ロス) - 8:45南精進ヶ滝 - 10:15白糸の滝 - 10:50五色の滝 - 12:00鳳凰小屋(テント設営・昼食)13:15 - 14:00地蔵岳14:45 - 16:20観音岳 - (写真撮影) - 18:00鳳凰小屋(テント泊)
【2日目】
5:50鳳凰小屋 - 6:50稜線 - 7:30観音岳 - 8:00薬師岳 - <中道> - 8:55御座石 - 11:30青木鉱泉
天候 | 1日目:曇 2日目:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
1日目の朝、青木鉱泉へ。駐車場の車は7台程度。 青木鉱泉までの林道は舗装されていない悪路が多いため走行注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■ルート状況 全般的に雪道のトレースは明瞭。迷うことはないと思います。 【青木鉱泉〜白糸の滝(ドンドコ沢)】 危険個所はありませんが、高い段差が多く基本的に急登なので決して歩きやすくはないです。 ただし自分はこの区間で道を間違えて30分程度ロス。 情けないことに水のパイプ?か何かのピンクリボンに惑わされました;; 【白糸の滝〜鳳凰小屋】 段々雪が増えてきて、登山道も凍っている場所があります。 少なくとも軽アイゼン程度は付けた方がいいと思います。 【鳳凰小屋】 最終営業日ということで、小屋番さんがいました。 テントは7張ほど。 スコップも常設されていたので、頼ってもいいかもしれません。 【鳳凰小屋〜地蔵岳】 段々雪深くなります。 自分はノーアイゼンで問題なかったです。 【稜線】 時々岩が凍っていたり、凍った斜面があるのでアイゼンがあった方がいいです。 自分はピッケルを持ちませんでしたが、あってもいいと思います。 【薬師岳〜青木鉱泉(中道)】 ドンドコ沢同様に落差が大きい段差や急な下りが多いため歩きやすい道ではないです。 また下部は木の根が多く滑りやすいため注意が必要です。 上部は凍っている場所も多いのでアイゼン必須です。 ■ドコモ電波状況 ・ドンドコ沢 ・・・ ○ ・鳳凰小屋 ・・・ ○ ・稜線 ・・・ ▲(甲府盆地側は○) ・中道 ・・・ ○ |
写真
感想
先週ラッセルで力尽きて敗退した地蔵岳登頂を目指すリベンジ山行。
2週連続で故郷の鳳凰三山に登ります。
感覚的には猪鹿蝶の残り1枚がもうすぐ手に入りそう、そんな感じです(笑)
参考URL:鳳凰三山テン泊・前篇(ラッセル及ばず地蔵手前で敗退)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-245479.html
先週は夜叉神から地蔵岳までピストンしようとして失敗したので、今回は青木鉱泉から直接地蔵岳を狙うという、ちょっとインチキ臭い?リベンジ作戦を決行。
歩き始めて30分くらいのところでいきなり道を間違える、というミスを犯す。
ちゃんと気をつけて歩いていれば問題なかったのだが、ついつい水か何かのポンプに付けてあるピンクリボンに誘われて森の中へ・・・
しばらくしておかしいと気付いて引き返したため問題なかったものの時間にして30分程度のロス。
反省です。
前週は平日だったので人と会うことはなかったが、さすがに連休ということで数人と出会う。
・・・にしても圧倒的に人は少なかった。
ドンドコ沢は滝があるので飽きることはないのだが、急登なのと段差が激しいので比較的歩きづらいと感じた。
歩きやすさだけで考えると夜叉神から薬師岳を目指す方が楽だと思う。
鳳凰小屋に着くと、週末営業ということで小屋番さんに声をかけてテン泊の受付を済ませる。
その時点でテントは既に2張ほどあったが、最終的に7張となった。
前回の一人ぼっちと比べるとかなり心強い。
テントを設営し、昼食を済ませると早速主目的の地蔵岳へGO!
雪はそれなりに深かったものの、トレースはバッチリ付いていたため楽に登らせていただきました。
山頂に着くと、そこはまたしても無人。
もうこのパターンにも慣れました(笑)
一応オベリスクに登るべく岩場に向かう。
途中までは割と楽にアプローチできたが、最後の岩の手前で凍っている場所があり、登頂は断念。
5分ほど進むか退くか迷ったが、家族の顔が思い浮かんだので瞬間に撤退を決断。
無雪期にリベンジのリベンジをしよう(笑)
とりあえずせっかく稜線に出たので観音岳を目指し、夕陽をカメラに収めることにした。
1日目は少し天気が悪かったため、思うような写真は撮れなかったが、それでも夕陽を映すオベリスクはきっちりGETした。
その後下山ルート手前まで戻り、ギリギリ甲府盆地の夜景を撮って鳳凰小屋に帰還した。
間近で見る甲府盆地の夜景は素晴らしかった。
子供の頃は反対側からこの山頂を眺めてたんだなぁ〜と感慨にふける。
鳳凰小屋のテン場ではワイワイガヤガヤと賑やかな話し声が聞こえる。
人が少ないこの時期の山では人々の話し声が心地よく響き、安心感を生む。
自分もラーメンと肉団子を作って夕食を採る。
夜はかなり寒かったので(厳冬期に比べるとマシだが)重装備で床についた。
翌朝、4時頃に起床。
御来光は少し厳しいかもしれないが、軽食を採ってからまだ暗い中でテントを撤収する。
6時前に小屋を出て再び観音岳を目指す。
途中東の山々が赤く染まっていくのが見えた。
山頂手前で御来光、というパターンはお家芸なのであきらめてのんびり歩く。
稜線に着くと、ギリギリ北岳や仙丈ヶ岳、オベリスクのモルゲンロートに間に合ったため、急いで写真を撮る。
一通り撮り終えるとまたゆっくり観音岳を目指して歩く。
2日目は快晴。
南アルプスから北アルプスはもとより、遠く白山や妙高の山々まで見えたのは初めてかもしれない。
頑張って早起きして登って良かった、と心から思った。
そして、観音岳を超えないと見えてこない富士山。
薬師岳とのツーショットがお気に入りなのだが、この日は雪化粧した稜線とのコラボレーションが素晴らしかった。
そのまま薬師岳まで稜線を歩いて中道ルートで下山。
中道も時間はそれほどかからないが急な坂道が続くので思ったより疲れた。
こうして2回目の山行は三山制覇という形で無事終えることができた。
そして、今回の山行でまた少し鳳凰三山を身近に感じられるようになった気がする。
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