白馬岳
- GPS
- 28:46
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 2,120m
- 下り
- 2,124m
コースタイム
- 山行
- 4:34
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 5:35
天候 | 8月7日雨(尾根は暴風雨)8月8日尾根はホワイトアウトのガスと強風 雪渓から下は曇り時々小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
2020年8月7日(金) 自宅02:48発→猿倉駐車場06:30着 帰り 2020年8月8日(土) 猿倉駐車場12:02発→おびなたの湯12:14着 おびなたの湯12:54発→自宅17:18着 総合走行距離:538.3キロメートル |
コース状況/ 危険箇所等 |
両日共に稜線は強風、特に7日の山頂手前からは風速20メートル程度の強風と雨で危険を感じました。 旭岳の登山道を探すことが難しく、8日の朝はホワイトアウト状態ということもあり事前情報が無かった為、登山道をぐるぐるループしてしまい、1時間近く時間をロスしてしまいました。 旭岳へは白馬岳頂上宿舎の少し上にある分岐点を標識通りまず這松帯を下り、マーキングのない岩だらけの地帯を少し登ると道が左右に分岐する箇所に出ます。左手に標柱の残骸がありその方向へ進みます。しばらく進むと旭岳には登山道がないといった注意版が置かれていて、二つ目の注意書の板の箇所から右手に何となく踏み跡があるのでそこを入ります。ザレガレ場の連続ですがなんとなく道があります。 登り切ったところがピークではなく痩せ尾根を進んだ三つ目のピークが山頂で山頂標識もあります。 私はマーキングのない岩だらけの箇所を登った分岐点を右手に進んだところ白馬山荘への道に戻ってしまいました。途中落とし物をして探すためにさらにもう一度戻っています。 その後再度その道を下って戻り、先ずはこれかなと思うピーク目指し右手に登りましたが違いました。これも余計な登り降りでした。さらに分岐点まで戻り標柱の残骸方向へ進み、旭岳には登山道がないという注意書の2番目の箇所を登り山頂まで辿り着くことが出来ました。下山は何故か同じ箇所へ出ることが出来ず草で滑る這松の中の道を下ることになりました。 もちろん誰も登っている人は居なく心細かったですが、ポイントは「山と高原地図」の雪田と書かれている箇所の少し先にある注意書の板二枚目の場所からジグザグに登ることです。 |
その他周辺情報 | 山小屋 白馬山荘にしました。 https://www.hakuba-sanso.co.jp/yamagoya/hakubasanso.html 日帰り温泉 猿倉駐車場から一番近い「おびなたの湯」を利用しました。 露天風呂だけの日帰り温泉ですが、温度といい泉質といいとても満足でした。洗い場も外なのでちょっと寒いかな。650円 0261-72-3745 http://hakuba-happo-onsen.jp/obinatanoyu/ |
写真
装備
MYアイテム |
24c
重量:-kg
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個人装備 |
長袖シャツ
半袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
フリース防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
スタッフバッグ
ストック
ナイフ
カメラ
GPX(ガーミンeTrex30xJ)
薄荷スプレー
虫除けネット
軽アイゼン
|
備考 | フリースやソフトシェル、トラベルシートを入れるスタッフバッグを忘れ全て水濡れさせてしまった。登る山が急遽変更になったので行動食やaminovitalも半分持参忘れをしてしまった。数年ぶりに使った軽アイゼンが錆びていて靴の幅に合わせるのに苦労した。下山後の手入れが何事も大切だ。 |
感想
○白馬岳(2932.3メートル) 旭岳(2867メートル)
3日前に大朝日岳に登るために予約していた朝日鉱泉(山形)から電話があり、少し前におきた山形の豪雨被害で林道が通行止めのままで復旧していないのでと朝日鉱泉へ来られない状態です。すみませんがキャンセルしてくださいとの連絡でした。休暇を貰っているのでどうしても他の山に行きたいなと色々あたった結果、急遽白馬山荘の予約が取れたことと「てんくら」で白馬岳の天気が7日はA〜B、8日はCだったので高校2年生以来44年振りとなるに白馬岳に登ることにしました。
いつか行こうと思っていたので白馬岳登山が楽しみでしたが、結果として7日は辛い修行・苦行の登山となってしまいました。
当初の予定は7日に白馬岳+旭岳、翌日は杓子岳+鑓ヶ岳に登る計画でした。白馬鑓温泉のルートは通行止めだと言うことを白馬山荘の予約の時に初めて知ったのでピストンでその二座は対応しようと計画しました。
しかし想定以上に7日の悪天候は酷くて旭岳へとても危険で行くことが出来ず、8日も稜線には強風が残っていて杓子岳・鑓ヶ岳の稜線歩きは危険と判断し、取りやめました。旭岳だけ登って猿倉に下山しました。
強風も中止した原因の一つですが、視界不良の中での旭岳登山が予定の一時間ではなく二時間もかかってしまい、体力的にも精神的にも疲れたことも二座取り止めの原因の一つです。
44年前は新潟県立高田高校の全校登山で大人数で登ったのです。44年振りの大雪渓を歩いての白馬岳登山でしたが、44年前の当時の記憶は小屋で飲み過ぎて羽目を外したことくらいで登山自体の記憶はほとんどなく、初めて登った山のようでした。小屋も白馬山荘に泊まったのかどうか、山荘自体も新しく綺麗になっているので思い出せる物は何一つありませんでした。
○悪天候
さすがは人気の白馬岳だなと思ったのは、7日のような暴風雨の中でも、猿倉と栂池から沢山の登山者が登ってきていたことです。
コロナウイルスの影響で二人分のスペースを一人で利用でき、快適な山荘居住空間でした。ただ、準備不足から靴からウェアの全てを濡らしてしまい、乾燥室がごった返す中、自分もアタフタとしていました。
談話室のストーブの周りに皆思い思いに座って、お酒を飲んだり、山雑誌をめくったり、知らない者同士で雑談したりといった時間が楽しいひとときでした。
両足痙攣で苦しんでいた方、奈良から来られていて翌日もう一泊して杓子岳と鑓ヶ岳に行くと言っていた方、高山から来ていたカップル等々と色々と雑談できたのが楽しいひとときでした。
悪天候とコロナウイルスのお陰で比較的空いた状態で白馬山荘に泊まることが出来たと思います。二日間共に展望は全くなし、4つのピーク中2つのピークは諦めてしまったことなど残念な面は有りましたが、思ったより短かったですが白馬大雪渓を上り下りできたことはとても楽しい山行でした。登りは軽アイゼンやチェーンスパイク無しでも大丈夫かとも思いましたが、久し振りに取り出した軽アイゼンが錆び付いていて前日に修復に苦労したことなど、後から考えれば収穫のあった山行でした。
登山道はとてもよく整備されているので白馬岳に登るだけならば何も問題ありませんが、旭岳は思ったより手強い山でした。ミニ冒険が出来た山になりました。
行き会った方々、登山道整備や高山植物保護の活動をしておられる方々、山荘の方々、山の神様といつもながら家族に感謝の山行でした。
ありがとうございました。
悪天候の中、白馬登山お疲れ様でした。
朝日連峰は、残念でしたね。
大雨被害は、結構酷かったようで。
朝日連峰は、紅葉も綺麗らしいので、秋口にトライする手もあるかもしれません。
ただ、今年は、アルプスの山小屋事情から、朝日連峰や飯豊連峰へ訪れる人も増えているようで、連休時期などは、たださえ登山者が多いのに、更に増えることになるやもしれませんね。
toraumaさん、こんにちは。
飯豊連峰も天気が良すぎて逆に大変だったようで、お互いにこの連休前後は思うような登山が出来ずに残念なことです。まぁ私はコロナのお陰で計画がズタズタ、今月末の三度も変更した利尻山計画もどうなることやら。朝日鉱泉からの大朝日岳は10月初めに行けたら再チャレンジします。
お互いに今年は焦らず行きましょう。白馬岳は次回は蓮華温泉から白馬鑓ヶ岳まで歩いてみたくなりました。雪倉岳や朝日岳方面にも興味がわきました。
コメントありがとうございました。
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