涸沢〜奥穂高〜紀美子平(前穂行かず)〜上高地_8歳2人を連れて
- GPS
- 95:30
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 1,896m
- 下り
- 1,894m
コースタイム
- 山行
- 3:29
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 4:03
- 山行
- 4:42
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 5:16
- 山行
- 10:18
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 12:00
- 山行
- 3:44
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 5:16
天候 | 曇りや晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
8/1初日、この日から梅雨明けしたようだ。天候に恵まれた。遅い歩みながら予定通り横尾まで到着。
8/2、3年前(5歳)から、当然といえば当然だが成長しており、途中で昼寝をせず、約1時間半短い時間で涸沢のテン場に到着。コロナ自粛の影響でテン場はがらがらにすいていた。売店でも売れ残って賞味期限間際のパンを安売りしていた。
8/3、この日から行ったことのないルート、ザイテングラートに挑む。これまではシュリンゲで作った簡易ハーネスを子供の胸に着けて確保していたが、今年は子供用レッグハーネスを購入し、さらにシュリンゲ簡易ハーネスを胸に着け、腰から胸を通して親と繋いだ。ザイテングラートには梯子や鎖があったが、子供はまったく怖がることなく嬉々として登っていた。11時前には穂高岳山荘に到着し、この日も早々と登山終了。偶然出会った8人パーティーが奥穂のピストンを追えた頃、僕達が昼食を終え、妻以外の3人が彼らのうち4人とともに涸沢岳にハイキング。今回初の荷物無しで登山(若干の水を持ったが、結局飲まず)。コースタイム通り登り20分、下り15分で軽い運動をした。
8/4、この日は今回の登山のクライマックス、奥穂〜前穂〜岳沢小屋の予定。登り初めから確保が梯子や鎖が続く。やや開けた場所についてもなかなか奥穂山頂が見えない。奥穂山頂に到着! 残念ながらあまりくつろぐスペースがないが朝食のパンを食す。行く手ではないジャンダルムへのルートは険しく見える。一休憩を終えた後、前穂へ向かって吊り尾根を歩く。出だしから急な下りが続く。場所によっては鎖や梯子が欲しいのにないところもある。紀美子平が遠くに見えるがなかなか到着しない。10時20分にようやく到着。そのときの時刻や重太郎新道に要する時間の不安を考え、前穂へのアタックをしないことにした。より具体的な敗因としては以下の通り。
・テン場(山荘)を4時40分出発を目指したが、実際には30分以上遅く5時15分に出発。
・出発前に朝食を食べれず、奥穂山頂で朝食タイムを費やすこととなった。
・吊り尾根に要した時間の長さ。
・空身で前穂を往復したとしても体力の消耗がさらに増すこと
・重太郎新道に費やすであろう予想時間の長さ。
数年後、子供が成長したら前穂のリベンジをするぞ。岳沢小屋から重太郎新道を登って紀美子平へ向かったとしても、まだまだ今回と同じ時刻(10時20分)に到着しないだろうから、だいぶ先の話かな。
重太郎新道の下り始めは崖が続いたが、梯子や鎖があるので慎重に進んだ。これがずっと続いたらどれだけ時間がかかるのかと不安にもなったが、途中からは崖が少なくなりたまに梯子があるだけとなった。油断したのか、妻が後半で平らに開けた樹林帯内で早歩きをした途端、足元にわずかに飛び出していた直径5センチ程の丸太の先端部分に太ももを強打して歩みが更に遅くなったが、17時15分頃にテン場に到着できた。後から考えても左の谷川の藪からからわずかに飛び出していた白い丸太に何故、足がぶつかったのか納得いかない様子だった。その場所は下り後半の梯子より少し手前のあたり。前穂に行っていたら少なくとも1時間以上は到着が遅くなった上、疲労でもっと遅くなったり怪我の可能性が増えたりしただろう。行かなくて正解だったと思えた。
僕たちが下山してくるのを、紀美子平で会ったソロのオレンジ服おじさんが岳沢小屋から心配して見ていたらしく、テン場の少し上まで迎えに来てくれた。感謝感謝。
テン場から小屋まで疲れた体にはやや遠かった。
小屋のテラスには、今度北鎌尾根に行くというスーパーおばちゃんとその娘さんがいた。いろいろと武勇伝を持っていた。皆でビールやジュースを飲みながらワイワイと話が盛り上がり、山での出会いはやっぱり楽しいと思えた。
8/5、のんびりと起き、テン場から小屋へ行き、またのんびりとしばらく過ごした。また、上高地から奥穂を日帰り往復するというすごい2人組の連れを小梨で待つ間、時間つぶしに岳沢小屋まで登ってまた下っていく女性にもあった。岳沢小屋から上高地までは全く問題なし。
前穂のアタックを断念したとはいえ、大変満足した登山だった。
いつか大キレットにも挑戦したい。どなたか、吊り尾根および重太郎新道の下りと比較した大キレットの特徴を教えて下さいませ。
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