記録ID: 249630
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雪山ハイキング
甲信越
ニセ巻機山の手前まで
2012年12月01日(土) [日帰り]
- GPS
- 08:35
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 1,104m
- 下り
- 1,103m
コースタイム
05:10桜坂駐車場─07:50六合目付近─11:00標高1840mあたり [5時間50分]
11:00標高1840mあたり─12:00六合目付近─13:45桜坂駐車場 [2時間45分]
11:00標高1840mあたり─12:00六合目付近─13:45桜坂駐車場 [2時間45分]
天候 | 曇り時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下山して駐車場に戻ると、車に雪が5cm以上積もっていた。 駐車場を出るとごく短い上り坂が2ヶ所あるが、わだちの間の雪がつかえてトラクションが不足し、車が進まなくなった。 おかげでこの冬初めての雪かきをするはめになった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト: 桜坂駐車場の登山ポストは撤去されている。 冬期登山口になるらしい西谷後バス停付近は現在工事現場の入口になっており、登山ポストも見当たらなかった。 登山計画書のWordファイルをメールに添付して新潟県警察に提出した。 http://www.police.pref.niigata.jp/osirase/sangaku/keikakusyo.html 雪道の状況: 樹林帯の登山道がまだそれとわかる程度の積雪だった。 踏み跡がかなり残っていたので、それについて登った。 ずべての踏み跡は途中で登山道を離れ、井戸の壁を直登していた。 それで私も五合目を通過しなかった。 六合目まで、登山道のすぐわきのブナ林の中に立派なトレースができていた。 トレースはたくみに小枝が密集するところを避けて進んでいる。 あたかも冬期の正規ルートのようだ。 樹林帯を出てしまうと、トレースがわからなくなる。 ニセ巻機山の急坂は、締まったザラメ雪の上に多少の新雪が重なった状態だ。 アイゼンにワカンを重ねて、急坂を登り下りした。 数平方メートル規模のミニチュアサイズの表層雪崩を引き起こしてしまった。 樹林帯に戻ると、新しく降った雪のために自分の踏み跡が完全に消えていた。 そこにトレースがあるということがなんとかわかる程度だった。 危険箇所: ニセ巻機山の急坂およびピーク付近 ■低温 この日の気温は、ニセ巻機山の斜面付近で-5〜-10℃程度だったようだ。 http://megalodon.jp/2012-1201-1751-26/season.tenki.jp/season/mountain/famous100/point-126.html 樹林帯ではほとんど風がなかったのに、吹きさらしの灌木帯に出ると時々猛烈な風が吹いた。 雪で濡れていたレインジャケットがあっというまに凍ってバリバリに固まったのには驚いた。 ザックの脇のポケットにさしたペットボトルのポカリスエットがシャーベットになっていたので、凍りつく前に全部飲んだ。 十分に着込んでいたので、たいして寒くはなかった。 細かい作業をする際に手袋をつけたままで行えるかどうかが大きな問題だった。 いちいち手袋をはずさないと袋がむけないので、飴やキャラメルも気軽になめられなかった。 カメラの操作は手袋のままでもできたが、カメラをくるむビニール袋をしっかり指にはさんでいることができなくて、あっというまに風に飛ばされた。 ■視界不良 ニセ巻機山のピーク付近は、それなりに尾根が痩せて両脇の斜面が切り立っている。 雪まじりのガスによる視界不良でその稜線が見極められず、風も強かったため、ニセ巻機山の手前で引き返した。 下りは、沢の急斜面に下りないことにさえ注意すれば、踏み跡がわからなくても地形図とコンパスを頼りに井戸尾根に戻れるはずだ。 今回は赤布をつけた竹竿を用意してきたので、上からの見通しのよさそうな箇所に適当に設置しながら登った。 竹竿が20本しかないのでかなり間隔を空けたのだが、それでも下山ルートの目印として驚くほどの効果があった。 ■強風 ニセ巻機山に近づくにつれて、風が強くなった。 しっかり足を広げていれば直立して耐えられなくもないが、かなり無理がある。 ストックをしまってピッケルに持ちかえていたので、見よう見まねの耐風姿勢でやりすごすようにした。 ピッケルがはっきりと役に立ったのはそれくらいなものだが、持ってきてよかった。 |
ファイル |
(更新時刻:2012/12/02 09:04)
|
写真
感想
山に登ることは、曲を演奏するのに似ている。
登山道の踏み跡をたどりながら、ふと思った。
こまめに地形図とコンパスと高度計を確認することができるようになりたい。
道がわからなくなったときに、わかるところまで引き返せるようになりたい。
無理や危険を感じたときに、行動を停止したり中止したりできるようになりたい。
願いがかないますように。
次はまた来年、巻機山に行こう。
■主な装備
スキー用ストック2本・ワカンジキ・12本爪アイゼン・縦走用ピッケル・赤布をつけた細竹(120cm×20本)
ザック(35リッター)・デジタルカメラ・地図コンパス一式・ポカリスエット(0.5リッター)・行動食(280g)・おにぎり(750g)・1.5リッターポリタン(水1リッター)・ヘッドランプ・予備電池・ツェルト・細引き・アーミーナイフ・ホイッスル
ポリ袋(70リッター)・ウールセーター・非常食(360g)・アルコールバーナー・コッヘル・アルコール(200g)・固形燃料・ろうそく・ライター・洗車用タオル・薄小銀マット・スリーピングパッド(90cm)・シュラフカバー・ウォームアップシーツ・フットウォーマー・予備靴下・予備手袋・ミニカイロ
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