北アルプス 金木戸川小倉谷
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 2,406m
- 下り
- 2,081m
コースタイム
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 8:28
- 山行
- 5:51
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:51
- 山行
- 7:54
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 8:02
天候 | 11日:晴れ/曇り 12日:雨 13日:雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|翦高原口のバス停に2人別々の車で集合 △Δ前貘罎覗佻札瀬爐悵榮亜△發Π貘罎魯丱皇笋肪鷦 C翦高原口のバス停へ下山 ぅ丱皇笋肪鷦屬靴討いた車で、双六ダムのもう一台を回収 備考: ・中尾高原口バス停の駐車場 無料で10台程度駐車できる。お盆ということもあり、満車に近い状態だった。クリヤ谷の登山口から徒歩5分程度。 ・双六ダムの駐車スペース 金木戸川林道のゲート手前に路肩駐車で5台程度か。ゲートのすぐそばに泊められていた車には「駐車禁止」のガムテープが張られていた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
沢登りにつき、割愛。 (登山道ではありません!) 事前に知りたい人は沢登りのガイドブックを参照のこと。 |
写真
装備
備考 | メタ燃料(火起こしで活躍) |
---|
感想
自分にとっては北アルプスの沢に行くのはこれが初めてだ。
小倉谷は”北アルプスのグラビア沢”などと称され、茗渓ひしめく北アルプスの中にあっても美しさに定評のある沢である。
それだけに出発前の自分は「きれいなだけの沢だったらどうしよう」と心配していた。明瞭な巻き道をなぞり、残置に導かれて登攀し、先行パーティに付いていくだけの山行になってしまうかもしれない、と。実際、過去に遡行したいわゆる茗渓の中には、確かに美しいが、これは沢登りなのか?とその内容に違和感を感じた沢も多かった…
小倉谷も人気の茗渓なので人の痕跡はもちろんあったが、連日の悪天も手伝い(笑)、その予想は良い意味で裏切られた。
巻き道は踏み跡もあったが、特に後半は容赦ない藪に苦しめられた。ヌメリや岩の脆さに怯える、スリリングな登攀もあった。雨に震えながら、タープの下で細々と焚火を燃やした。やっているときは過酷で、沢など二度と来るものかと思うが、フリークライミングでは味わえないこの泥臭さが沢登りの魅力だと思う。強力なパートナーに恵まれ、悪天にめげずに進んだ今回の小倉谷で、自分は確かに”沢登り”を楽しんでいたと思う。
本山行はとある目標のトレーニング山行。
次につなげるために、反省点を以下にまとめる。
・バックアップ懸垂のシステムにミスがあった。あれほど練習したのになぜ?と自己嫌悪するが、雨の中ゴルジュにいる焦りから出たものだろう。ただでさえ未熟なのに、練習したことが出来ないのではもう収集がつかない。何に焦っているのか?をはっきりさせて、落ち着いて行動したい。
・ザックを背負っての泳ぎに課題あり。事前の検討で40L以上のザックでは泳ぎは困難なので、泳ぐときはザックを下すべきと結論を出していた。ザックが浮いてヘルメットを押さえ、呼吸が難しくなるためである。しかし、例えば3m泳ぐためにザックをそのたび下ろすなんてことは、時間が勿体なくてできない。例え数メートルでも、ザックに頭を押さえられての泳ぎは怖かった。何か良い方法を見つけておきたい。
・沢中で天気を知る方法が無かった。ラジオを持っていたのだが、近くのNHKラジオの周波数を知らなかったため、天気予報を聞けなかった。南アルプスなら大体の周波数を知っているのだが、北アルプスの沢はこれが初めて。事前に確認をしておくべきだったと思う。
・行動時間について。特に北アルプスの沢では朝が寒くて、出発を渋ってしまう。強い沢ヤには「気合で出発だ!寒いなんて言い訳すな!」と怒られそうだが、夕方遅くまで行動して、朝は遅めにするのも手だと思う。朝より夕方の方が気温が高く、行動しやすいので合理的ではないか。
パートナーに感謝。月末もよろしくお願いします!
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