明日は荒天?!それなら今日行っちゃえ剱岳
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- GPS
- 15:00
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,764m
- 下り
- 1,778m
コースタイム
- 山行
- 8:34
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 10:34
- 山行
- 2:36
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 2:49
天候 | 1日目 晴れ 2日目 曇り時々雨 3日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
MYアイテム |
重量:0.34kg
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感想
夏休みの遠征で剱岳に登りたい!
去年、後立山連峰から見た剱岳が格好良かったので計画してみました。
当初は室堂から立山を縦走して剣沢テント泊、
2日目に剱岳アタックして3日目に撤収して帰宅のプランでした。
しかし2日目の天気予報が悪く、(>_<)
曇り時々雨 稜線では強風の予報でしたので、
初日に剱岳アタック敢行する事にしました。
毎日あるぺん号で東京から室堂へ、
移動は順調で朝7時に室堂に到着しました。
先ずは剣沢キャンプ場まで移動してテント設営、
身軽なはアタック装備で剱岳ピストンして剣沢キャンプ場に戻る行程です。
コースタイム通りでもキャンプ場に戻るのが夕方になる予定なので、
早出早着のセオリーに反するのは判っていました。
予報では落雷のリスクは低かったのでチャレンジです。
もちろん、ゴロゴロと雷の音が聞こえたら即撤退と予め決めておきました。
室堂のターミナルで身支度整えて行動開始です、
雷鳥沢キャンプ場までは石畳の散策路、
アップダウンありますがまだ余裕です。
キャンプ場の先は雷鳥坂を登って剱御前小舎まで一気の登りです。
天気も景色も文句無し、絶好のコンディションですがテント泊装備がズシリと堪えます。
何度か休憩しながら剱御前小舎に到着、
青空をバックに剱岳の厳めしい山容が目に飛び込んできました。
剱御前小舎から30分程降って剣沢キャンプ場
です、
ここでテント泊の申し込みを済ませて設営です。
デポしたテントの盗難なんてニュースを目にしていましたのでその対策として、
僕のテントを設営して他2人の荷物はテント内に置いて出入口に南京錠を掛けて行きました。
僕のテントにはマジックで大きく名前を書いておいたので、他のテントよりは狙われないのではないかと思います。
11時20分テン場出発、
常識的には遅すぎるアタック開始です。
剱澤小屋を通過して剱山荘まで約30分、
ここから先は傾斜が大きくなってきました。
そして鎖場が登場、
「1番目鎖場」って案内板が有ります。
先ずは小手調べ、易しい鎖場が幾つか続きます。
剱山荘から30分程で最初のピーク一服剱に到着、
岩場も段々と険しさを増し、
疲れも溜まってきました。
高所とは言え真夏の太陽が照りつける中、
励まし合いながら進みます。
一服剱から1時間弱で前剱、
ここからは登りと下りが基本的に別ルート、
右側が切れ落ちた狭い橋を渡り、
5番、6番と鎖場を越えて行きます。
7番【平蔵の頭】、8番【平蔵のコル】と続き、
9番目が登りの核心【カニのたてばい】です。
鎖に加えてボルトでステップが作ってあるので、
岩場に慣れた登山者なら特に難しい事は有りませんが、
高度感ハンパないので、下は見ずに進みます。
【カニのたてばい】を過ぎたらもうひと登り、
下りの登山者の方から「もう少し、頑張って」 と励ましを頂いて、
ようやくピークに到着しました。
タイミング悪く山頂は雲の中でしたが、
ここまで無事に登れた事に感謝!
記念写真を撮って下山開始です。
しばらく登りと同じルートで降ると、
10番鎖場【カニのよこばい】です。
トラバースの鎖場ですが、
1歩目の足置きが見えないので怖いと評判ですね。
赤い矢印の先に右足を思いっきり下ろしたところに足場が有るよって予習していましたが、
下見れば普通にステップ見えますね。
1歩目に足が置ければどうと言うこともないトラバース、
その先でハシゴを降りて、
次の鎖場の方が個人的には難しく感じました。
前剱を右から巻いたら後は登りと同じルートを降ります、
随分と疲れてきましたが、
一服剱を越えたら剱山荘が目前に見えてきたので、ゴールが近いと思えてきました。
ちょうど飲み物が無くなった所だったので、
剱山荘で冷たいドリンクを買って一気に半分くらい飲みました、(ビールじゃないですよ)
20分弱で剱澤小屋に到着、
ここでビールを調達してテン場に戻りました。
2人のテントを設営します、
風が強まる予報でしたので、
テントはがっちり張りました。
そして夕食、
ワンパターンですがサラダとカットステーキです。
風が強くなってきたのでテント内で食べました。
夜は天の川が見られるかと期待していましたが、
少し星が見えただけでちよっと残念です。
2日目は曇り時々雨、風が強く吹く予報でしたので停滞です。
朝はご飯に味噌汁、納豆と美味しく頂きました。
時折、雨がテントを叩く中、
テントでゴロゴロして疲れを癒しました。
お昼にパスタを食べた後は天候も回復してきたので撤収して雷鳥沢キャンプ場に移動しました。
雷鳥沢キャンプ場なら近くのロッジで入浴出来るのと、最終日の移動が楽なのです。
剱御前小舎までゆるゆる登り、
ここからは少し寄り道して新室堂乗越経由で降りる事にしました。
tsuyu1002さんが雷鳥を見てみたいと話していたので、ルート変えてみました。
これが奏功し、
剱御前小舎からしばらく歩いたところで小さな岩の上に1羽の雷鳥を見つけました。
近づいてしばらく見ていたら岩から降りてトコトコ歩いて行きました、
何枚か写真も撮れたので良かったです。
雷鳥沢キャンプ場は空いていました、
テントを設営して近くの「ロッジ立山連峰」さんに入浴に出掛けます。
生憎と男湯が混んでいるとの事で5分程待って入館です。
シャワーとカランが故障、
湯船から汲んで流す古き良き昭和スタイルでしたが、
外湯は源泉掛け流し、山を間近に眺めながらのいいお風呂でした。
ロッジの売店でビールを調達してテン場に戻り、
ご飯を炊いて夕食はカレーライスです。
これまた美味しく頂きました。
最終日、朝はゆっくりと残った行動食など頂いて、
結露が乾いた9時頃から撤収開始、
のんびり散策しながら室堂ターミナルに向かいます。
早朝は雲の中だった立山の山々も姿を見せ、
良い景色を眺めて観光気分ですね。
帰りのバスが12時30分発でしたので、
ターミナルでお土産など選んで乗車、
関越道が少し渋滞しましたが無事に帰宅しました。
ここから備忘録
クロージング
三日間通して長袖ハーフジップシャツとトレッキングパンツ(着替えるけど)
明け方は12〜13℃くらいまで冷えた
シュラフはポリゴンネスト2×2で何とかなった
初日の剱沢キャンプ場までの行程でほとんど飲み物飲まなかったのに
剱岳アタックで持って行った麦茶500nlと予備の水230ml飲み干した
もう少し持って行けばよかったかな
剱沢小屋はビール350mlが600円、500mlが800円
ロッジ立山連峰は入浴700円、ビール350mlが400円
室堂ターミナルではビール350mlが400円、500mlが600円
ザック重量
初日行動開始時で16kgくらい、軽量化したけどテントと食材が重いのは仕方ないな
ストーブとガスはwata-waさん私物なので消費量は不明
SOTOウインドマスターはとろ火の調整がやり易い、炊飯には最高
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