【沢登り】大峰 白川又川 奥剣又谷(本流)
- GPS
- 22:23
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 2,192m
- 下り
- 2,216m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
【山行動画】
【1日目】
「弁天の森-火吹谷出合」
南東へ伸びる尾根をひたすらに降りる。尾根が無数に派生するためGPSを頻繁にチェックした。中間部から急斜面且つ落ち葉もありかなり滑る。火吹谷出合へ直接下降する場合、空中懸垂。登り返しは時間ロスするため火吹谷入口滝の落ち口へ下降した。滝は右岸をフリーで下降。沢に流されて出合へ。噂通りの冷たさだった。
「大滝」
巨大な窯を持つ大滝。右側を直登出来そうだが関西100に上級者向けと記載。中級者なのかも怪しい我々は素直に左岸を高巻きした。念のためロープ確保(中級者なのかも怪しいので‥)
後に聞いてみると意外に行けるらしい。取り付きくらいするべきだった。
「水晶谷出合後の20m滝高巻き」
1日目の核心とも言うべきでしょうか‥左岸ルンゼの高巻き。浮石多数、落石を恐れ安全な場所まで1人ずつ登る。かなり時間を使ってしまった。登攀的な難しさは無い。
「幕営地」
口剣又谷出合25m直瀑付近にタープを張り幕営。睡眠時間もあまり取れなかったためすぐ就寝。明日への不安と長時間行動によりプライベートプールで遊ぶことは無かった‥
【2日目】
「美しい20m高巻き」
美しい20mは右岸高巻き。懸垂で復帰するも先の滝は見るからに直登は難しそうで結局登り返し。出だし早々の時間ロスにフラストレーションが溜まる。中級者なのかすら怪しいとこんなもんだ‥相棒はその間、キジ打ちに成功しやり切った顔をしていた。フラストレーションが溜まる。結局、大高巻きとなった。復帰したあたりから水量がグッと少なくなる。
「3段15m」
1段目はフリーで突破し2、3段目はスタカット。相棒が空身で突破。やり切った顔をしていた。でかした相棒っ!クラック有り。キャメ2-3番、フットジャムがよく決まる。
「長いナメ」
下部は念のため確保。上部はナメの姿は殆どないがおそらく落石によって埋もれているのだろう。所々ナメらしきところはあった。前日のルンゼ同様、浮石塗れで緊張した。
「八経ヶ岳へ」
なるべく傾斜の緩いルートを辿り八経ヶ岳から明星ヶ岳まで続く岩壁の基部を目指す。地形図では終わっているはずのルンゼがなかなか無くならない。国土地理院を疑い始めトラバースし隣の尾根へ移る。経験したことの無い藪漕ぎを強いられるも何とか岩壁に辿り着いた。ホールドはしっかりしていて当たりのようだ。フリーで乗り越えると登山道。ついに着いた‥素直に嬉しかった。我々は八経ヶ岳山頂の南側の稜線に出たが答えは1つではなさそうだ。
今回は火吹谷出会いから入渓するルートです。
一般的にはもうすこし下流のフジノトコから入渓するようです。
【1日目】
弁天の森から火吹谷出会いまでの尾根は歩きやすい箇所が多いが枝尾根がとても多く、こまめに現在地を確認しないとうまく火吹谷出会いにでれません。
入渓してまず感じたのはとにかく水が冷たいです。下流のフジノトコから入渓するなら冷えの対策は万全にして挑みたいです。
1日目に出て来る滝はほとんど巻きました。巻も緊張する箇所があり気が抜けません。
口剣又谷出会いの滝の下で幕営しましたが、滝を巻いた箇所にも幕営適地があります。
【2日目】
美しい20m滝を超えた先の二股以降、水量が減り細くガレたルンゼを進みます。細い二股をがでてくるのでそこを左へ進むと核心の3段15m滝です。クラックにカムがよく効くので多めにプロテクションを取りながら登攀しました。キャメロット3番くらいのサイズまで使いました。3段15m滝のすぐ後に出てくる滝は浮石が多く岩も脆いのでハーケンでプロテクションを取りながら登攀しました。それ以降は水もほぼなくなりルンゼの斜度もキツくなってくるので尾根へ逃げました。その後は登れそうな尾根やルンゼを無理やり登り、登山道のある尾根手前の岩峰帯に辿り着きました。岩峰帯の登れそうな所をどうにか見つけ確保なしで登りました。高度感がありとても緊張します。この岩峰帯は大きく巻いてる方もいるので無理して登らない方がいいと思います。岩峰帯を登りきれば登山道はすぐそこです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する