8の字周回;高水三山と棒ノ折山、川苔山バリルート(真名井北稜他探索


- GPS
- 10:19
- 距離
- 35.1km
- 登り
- 3,044m
- 下り
- 3,041m
コースタイム
↓ (所要時間 0:40 )
5:50 〜 5:58 軍畑園地P 休憩 0:08 予定時刻 6:00
↓ (所要時間 0:39 )
6:37 林道終点
↓ (所要時間 0:28 )
7:05 惣岳山 快晴 予定時刻 7:15
↓ (所要時間 0:25 )
7:30 岩茸石山 快晴
↓ (所要時間 0:46 )
8:16 逆沢ノ丸
↓ (所要時間 0:12 )
8:28 黒山 快晴
↓ (所要時間 0:21 )
8:49 〜 8:58 棒ノ嶺 快晴 休憩 0:09 予定時刻 9:00
↓ (所要時間 0:32 )
9:30 長尾丸山 快晴
↓ (所要時間 1:22 )
10:52 〜 11:15 日向沢ノ峰 快晴 休憩 0:23 予定時刻 11:00
↓ (所要時間 0:30 )
11:45 沢
↓ (所要時間 0:32 )
12:17 〜 12:29 川苔山 快晴 休憩 0:12 予定時刻 12:40
↓ (所要時間 0:14 )
12:43 真名井北稜分岐 予定時刻 13:00
↓ (所要時間 1:13 )
13:56 真名井北稜登山口 予定時刻 14:00
↓ (所要時間 0:15 )
14:11 岩茸石山登山口 予定時刻 14:20
↓ (所要時間 0:24 )
14:35 〜 14:40 休憩 0:05
↓ (所要時間 0:25 )
15:05 〜 15:12 岩茸石山 快晴 休憩 0:07 予定時刻 15:30
↓ (所要時間 0:12 )
15:24 高水山 快晴 予定時刻 15:45
↓ (所要時間 0:23 )
15:47 高水山登山口
↓ (所要時間 0:32 )
16:19 軍畑園地P 予定時刻 16:40
行動合計 10:21 (歩行 9:25 休憩 0:56 )
天候 | 終日快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【コース状況】(バリエーションルートを含みます。また、コースの状況は季節や天気、個人の力量や体調ので変わりますので、ここに記載の内容を参考にしていただくのは大いに結構ですが、鵜呑みにせず、自己判断でお願いします。) ▼軍畑から惣岳山 国土地理院の地図には出ていますが、廃道でした。水量の少ない沢の中や両側の踏み跡を探しながら登ってきますが、最後りに稜線に出るところは踏み跡が消えているところがあります。稜線が近いので、適当に登れば稜線に着きます。 稜線には細い踏み跡あり、これをたどるとやがて御岳駅からの道に出ます。 ▼棒ノ嶺〜日向沢ノ峰 しっかりした踏み跡があります。927m地点までは緩やかなアップダウンですが、日向沢ノ峰に近づくと次第に急になり、最後の標高差300mののぼりは足場がしっかりしない急坂で、上りにくく、下りは滑って大変そうです。 ▼日向沢ノ峰〜川苔谷源流部の川苔山登山道合流まで(バリルート) ・踏み跡はありますが、道標等はありません。 ・下り口は、防火帯の尾根が急激に左に曲がるところに、直進方向の尾根上に踏み跡があります。 ・分岐してすぐ、巻き道を横切ります。巻き道に一杯水への標識がありました。 ・1221m丸山は東側の巻き道で巻きました。 ・巻き道から源流部に下る道の分岐は、最初に左に派生する踏み跡へ鋭角的に曲がります。 ▼真名井北稜 ・踏み跡がはっきりしないところがあります。道標は途中1ヶのみ。下りでは枝尾根への入り込みに注意が必要。急な下り部分は落ち葉で道が埋まっていて、踏み跡の凹凸が判らず、また大変滑りやすく滑落注意です。 ・下り口は赤久奈山への登山道が小さなピークを右に巻いていくそのピークから出ています。顕著な尾根なので、はっきり判ります。 ・1168mと1002m.830mのピークからは尾根をまっすぐに行かず、左へと下ります。赤テープの印があります(830mにはなし)。ここからの下りは急で、滑落注意です。 ・800mから下は鉄塔巡視路になっていて、明瞭な道です。 |
写真
感想
[感想]
かねてから気になっていた真名井北稜と、未踏の高水山を強引に組み合わせ、軍畑の駐車場から変形8の字周回に行きました。日向沢の峰から川苔山へも歩いたことがないバリルートを探索しました。
天気と展望に恵まれ、人にも棒ノ嶺付近と川苔山付近、岩茸石山への登りでしか合わず。静かな山旅を堪能できました。
ほぼ計画通りのコースタイムで歩くことができました。
[詳細記録]
5:58 軍畑園地P 休憩 0:08 予定時刻 6:00
↓ (所要時間 0:39 )
まだ薄暗い中、トイレを済ませて出発。
軍畑駅方面を示す案内版にしたがって駅へ向かい、大きな橋で多摩川を渡ります。
今朝はたいへん暖かく、気温10℃もあり、秋に逆戻り、冬山登山に近い衣類できたため
暑過ぎです。(下着&スラックスは替えられない!)
国道20号を左(西)に少し歩き、右(北)からの最初の谷に沿って細くて急な車道に入ります。
道標は無く、ちょっと心配でしたが地図通りに進みます。老人ホームとその駐車場を通り過ぎ
車両乗り入れ禁止の場所からやや荒れ気味の林道へと沢沿いに直進します。
林道は急でかなり奥まで続きます。途中で明るくなってきて、ヘッドライトは使わずに済みました。
6:37 林道終点
↓ (所要時間 0:28 )
沢沿いのわずかな踏みあとを探して進みます。沢の左右の斜面や、時には沢の中を登ります。
道標類は一切ありません。
沢は荒れていて、倒木をくぐったりします(写真参照)。正面に明るい鞍部が見えてきて沢が左へ
急旋回するとろで踏みあとが無くなり、鞍部へ向かって適当に植林の斜面を登ります。
それほど急ではなく5分ほどで鞍部へ着きます。
鞍部からは踏みあとにしたがって左へ登ると、まもなく御岳駅からの立派な登山道に合流します。
7:05 惣岳山 快晴 予定時刻 7:15
↓ (所要時間 0:25 )
山頂は朝早いためかまだだれもいません、森の中で暗くて見通しもありません。
写真だけとって通過します。
岩場のやせ尾根、急坂を下ると東側からの巻き道に合流します。ここからは再び快適な
高水三山ハイキング道です。奥多摩入門のコースだけに超高速歩道、ペースアップです。
関東ふれあいの道にもなっているようです。途中東側が伐採されていて眺めが良く、関東平野が
見渡せてました。スカイツリーも今まででもっともはっきり見ることができました。
7:30 岩茸石山 快晴
↓ (所要時間 0:46 )
この山頂もまだ誰もいません。眺めがたいへん良く、これから向かう棒ノ嶺〜日向沢ノ峰〜川苔山
が一望のもとです。良く見ると、雲取山も見えました。また、筑波山がはっきり見え、驚きました。
今まで奥多摩から筑波山をみた覚えはありません。
朝のすがすがしい空気をすって、リフレッシュしすぐに出発です。
急坂を一下りで名坂峠。ここへはあとで体力と時間が余っていたら、西側の日向から登り返して
またくる予定。
途中気持ちのよい雑木林や富士山展望所を通り、相変わらず快適な高速歩道を進みます。
8:16 逆川ノ丸
↓ (所要時間 0:12 )
途中の小さなピークにも山頂標識があります。
8:28 黒山 快晴
↓ (所要時間 0:21 )
黒山もこの時期は葉っぱがないので展望良好です。途中の権次入峠で初めて人に会いました。
8:49 〜 8:58 棒ノ嶺 快晴 休憩 0:09 予定時刻 9:00
↓ (所要時間 0:32 )
たいへん眺めのよい萱との原に出て、まもなく山頂です。北東側の展望が抜群で、遠く日光の山々や
筑波山が良く見えました。
この山頂にはさすがに先客がいます。写真を撮っていただきました。
先ほど権次入峠であった方がすぐに登ってこられ、東屋で一緒に休憩しました。6時に軍畑を出たと
言ったらたいそう驚いていました。
その先も快適な道は続きます。緩やかのアップダウンで、ペースも引き続き快調です。
長尾丸山の手前で南側の巻き道に入ってしまい、そのままでは山頂を巻いてしまいそうだったので
強引に斜面を登って尾根に戻りました。
9:30 長尾丸山 快晴
↓ (所要時間 1:22 )
樹林の中のはっきりしない山頂で、通過します。
そのあと、顕著な下りがあります。反対からくるとこの登りは応えるかも知れません。
クロモ山を南側から巻いたあと、本格的な登りが始まり、50号鉄塔からはさらに急になります。
かなり急坂で、段差が無く枯葉が積もっていて滑って登りにくく、逆コースでなくてよかったと
思いました。この登りで結構消耗、棒ノ嶺までは全く疲れ知らずで快調だったにもかかわらず
予想外に早く太ももにかなり疲労感が蓄積してしまい、この段階では川苔山
へはバリルートをやめて通常の縦走路で行こうと思いました。
長沢背稜の縦走路に出ると日向沢の峰はすぐです。
10:52 〜 11:15 日向沢ノ峰 快晴 休憩 0:23 予定時刻 11:00
↓ (所要時間 0:30 )
誰もいない小さな眺めのよい山頂で、富士山と対峙しながら昼食にし、少しゆっくり休みました。
ここで疲れたときのアミノバイタルゼリーも補給したことろ、元気回復。
バリルートで川苔谷へ下っても、尾根伝いに入っても、標高差は100mしか差が無いため、
元の予定通りバリルートを選択。一気に林道まで駆け下りました。
林道を横切って丸山へ登り返す手前で左にしっかりした巻き道があります。これをたどると
丸山の東側をほぼ水平ぐるっと回り込んで、南側の尾根にでました。この尾根上の踏み跡に
入って少し下ると突然百尋の滝からの立派な登山道に出ました。
11:45 川苔谷
↓ (所要時間 0:32 )
川苔までの登り返しは300m強。少しペースを落としてじっくり登ります。歩きやすくそれほど
先ほどの登りほど疲労を感じず、途中2組のパーティーを追い越して踊平からの縦走路へと
合流しました。ここから山頂はすぐです。
12:17 〜 12:29 川苔山 快晴 休憩 0:12 予定時刻 12:40
↓ (所要時間 0:14 )
山頂はさすがににぎわっていますが、富士山が一番良く見えるベンチが空いていてたので休憩。
周りに後ろにかわるがわる人が来て富士の写真を撮っていきます。
雲取方面も良く見えます。予定よりも早く出発です。
相変わらず快適な道を進みます。赤久奈尾根も防火帯で気持ちよく歩けます。
12:43 真名井北稜分岐 予定時刻 13:00
↓ (所要時間 1:13 )
いよいよ今回のメインの目的である真名井北稜です。小さなピークから、左へ顕著な尾根を進み
すぐに幅の広い尾根になり、枯葉でトレースが分かりにくいところもありますが、尾根を外さない
ように下ります。ちょっと岩っぽいやせ尾根になると、トレースもはっきりします。
その後尾根がまっすぐ東へ続いていても、南東方向へと下る場所が3箇所あり、最初の2箇所は
木の枝に付いた赤テープで分かりました。他に2回、南側の尾根に入り込みそうになり、GPSで
方向が違っていることにすぐに気づいてトラバースしてもどりました。(GPSデータ参照)
針葉樹の森になると、枯葉がなくなって歩きやすいですが、広葉樹の中では全体に枯葉で
足場が埋まっていて、葉っぱをストックでどけながら歩くところもありました。
鉄塔に近づくと、巡視道になって快適な道になります。道なりに下っていくと次第に南側の巻き道
になり、どんどん下って真名井沢の林道に降り立ちます。14時目標にしていたので、まずますです。
13:56 真名井北稜登山口 予定時刻 14:00
↓ (所要時間 0:15 )
道路を歩きます。途中でようやくAUの電波が入りました。道路沿いの民家がクリスマスの飾り付け
をどの家もしていて、夜に来てみたいと思いました。
14:11 岩茸石山登山口 予定時刻 14:20
↓ (所要時間 0:24 )
ここから最大の登り返し標高差約500mです。この時間から普通は登らないな、と思いながら、
意を決して未踏の高水山目指して登はじめました。最初は林道ですが、年配の工事方から、
4時には暗くなるからそれまでに下山するように忠告されます。次第に枯れた沢沿いの道になります。
14:35 〜 14:40 休憩 0:05
↓ (所要時間 0:25 )
2つ目のアミノバイタルゼリーを補給しながらのぼりました。途中でのども渇いてしまい、小休憩。
15:05 〜 15:12 岩茸石山 快晴 休憩 0:07 予定時刻 15:30
↓ (所要時間 0:12 )
55分で500m弱の登りをクリア、疲労している割にはまずまずのペースで再びこの山頂にやって
きました。相変わらずよい天気&最高の眺め、今度は、もう夕方近いためまたしても山頂独り占め!
高水山へは最初急ですがすぐに平坦で快適な遊歩道へと変わり、最後わずかな登りがあります。
15:24 高水山 快晴 予定時刻 15:45
↓ (所要時間 0:23 )
奥多摩の入門の山として有名な高水三山。そのため、かえって敬遠して、ついにいままで来ることが
なかった山頂ですが、ようやく登頂しました。
15:47 高水山登山口
↓ (所要時間 0:32 )
道路に出てすぐ、右側の民家の縁側に無人販売があり、柚子get!中3個/100円。
その後はひたすら道路歩きで夕暮れの多摩川を渡り、駐車場を目指します。
途中コーラの自販機があったら買おうと楽しみに下山してきましたが、ついにありませんでした。
16:19 軍畑園地P 予定時刻 16:40
まだ十分明るいうちに帰着できました。駐車場前のポッカの100円自販機で、コーラのかわりに
つぶつぶコーンスープを買って飲みました。
[記録]
合計時間: 10時間19分
合計距離: 35.15km
最高点の標高: 1331m
最低点の標高: 198m
累積標高(上り): 2852m
累積標高(下り): 2859m
飲料;1.5L持参し、途中補給無し、150ml程度余りました。
食料;菓子パン2ケ、チーズ1、みかん小1、飴3個、アミノバイタルゼリー2個
shigetoshiさん、こんにちは。
16日の快晴は、会社で見ていて怨めしかったです
きれいな8の字ですね。
私、御岳駅から棒ノ折山への道(関東ふれあいの道
山草みち)が好きで、何度か歩きましたが、いつも
高水二山になっていました。。。そのためまだ高水山
は登っていません。
このコース取り、ルート後半に大きく登り返すため
川井駅方面へ行ってしまいたくなりそうですが、そこを
グッと堪えると、高水三山歩けますね!
日向沢ノ峰はこの周辺の富士見の展望地としては
一番好きな場所です。で、川苔山へはバリルート
ですか!楽しそう!
軍畑園地の駐車場利用での山行を、何か考えられない
かなあ?なんて思っていたところでもあります
この冬、どこかで参考にさせていただきます
shigetoshiさん、こんばんは。
この日は季節外れの陽気で、遠望も効いていい天気でしたね。
ちょっと場所は違いますが、私も筑波山や日光が見ることができ、びっくりでした。
それにしてもすごい計画です。
とても思いつかないし、真似もできませんが。
これだけ歩くと、景色も次々と変わってくるでしょう。
当たり前ですが、八の字だと一度同じ場所に戻って来るのが不思議な感じです
youtaroさん、こんばんは。
棒ノ嶺から惣岳山は、私もだいぶ前に歩いたことがあり、やはり高水2山でした。
今回は未踏の高水山に登るために8の字を考え付きました。道路を歩いて駐車場まで戻るのはなるべく避けたかったので、ちょっと無理無理なルート設定でしたが
この最後の500mの登り返しの体力が残せるかどうか、川苔山に着くまでずっとそのことを気にかけて歩いていました。
川苔山も何度も行っているので変わったルートがないかとヤマレコで探したら、このバリルートが見つかりました。バリルート探索は探検的要素があって楽しいですね。今日ももうちょっと本格的なバリルートに行ってきました。後でレコ乗せます。
このレコをお気に入りに登録していただき、光栄です。ありがとうございました。詳細な記録と感想も追加しておきました。
hirokさん、こんばんは。
8の字は私も始めてです。以前にaottyさんが8の字をやっていて、そのレコでこういうルート取もありだと、気がつきました。
確かに、違うルートから朝登った山にまた登るというの往復で帰ってきたのとは違って、ははるばる帰ってきた感じより強く感じられました。光の向きも違っていて、景色も少し違って見えます
そうそう、鉄人と呼ばれるのも「不思議な感じ」です。
もちろんそう呼んでいただけて光栄で、うれしい限りですが、ちょっとくすぐったい感じですね
36の写真に小さく登場しております「先客」のdoronpaです。メールありがとうございました。
8の字周回のレコは「すごいなあ」と感心しながら拝読させていただきました。以前、北から登って高水2山経由軍畑というコースを歩いたことがありますが、それだけでいい時間でした。
私も面白そうな”ロングモノ”にはとても興味がありますので、いろいろ参考にさせていただきます。
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