ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2537252
全員に公開
ハイキング
尾瀬・奥利根

【関東百名山・日帰りツアー】鳩待峠〜笠ヶ岳〜湯ノ小屋(至仏ピストンから予定変更:車の回収に一苦労…)

2020年08月29日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:34
距離
22.1km
登り
1,120m
下り
1,898m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:16
休憩
1:03
合計
8:19
5:21
67
6:28
6:29
37
7:06
7:14
10
7:24
7:26
40
8:06
8:13
32
8:45
8:51
13
湯ノ小屋分岐
9:04
9:15
6
9:21
9:25
7
湯ノ小屋分岐(※バス時刻調べ行程変更)
9:32
9:33
44
10:17
10:20
27
水場
10:47
10:57
58
11:55
12:03
6
「残り4km」標識
12:09
12:09
54
13:03
13:05
35
天候 朝方ガス・小雨、のち晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
(往路)鳩待峠マイカー規制のため、戸倉の尾瀬第1駐車場へ車置き、始発(04:40)のシャトルバスで鳩待峠へ。(片道1,000円;乗車時に検温あり、マスク要着用)午前4時過ぎで第1駐車場の埋まり具合4〜5割程度
(復路)湯ノ小屋へ下山、マイカー回収のため湯ノ小屋[関越交通バス:1,550円]→ 水上[JR上越線:330円]→ 沼田[関越交通バス:2,100円]→ 尾瀬戸倉へ大移動(所要3時間半…)。全てSUICA利用可
コース状況/
危険箇所等
・小山沢田代→小笠の間、泥濘多し。スパッツ推奨
・笠ヶ岳山頂直下の直登区間、岩ゴロゴロの急斜面が続きスリップ・落石注意[※ロープ・鎖等ナシ、薄いマーキングあり]
・笠ヶ岳→林道十字路出合までの間、倒木が多く迂回路通行時にルートを外さぬよう注意

<総歩行距離の表示が22km強となっていますが、実際の歩行距離は18-19km前後と思われます…>
その他周辺情報 湯ノ小屋温泉の旅館等で日帰り入浴可(小生は登山口近くの「照葉荘」旅館で入浴:大人600円、露天風呂あり)
久々に尾瀬エリアへ。週末マイカー規制のため、戸倉からシャトルバス始発(満員!)で朝5時過ぎ鳩待峠着。
2020年08月29日 05:04撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 5:04
久々に尾瀬エリアへ。週末マイカー規制のため、戸倉からシャトルバス始発(満員!)で朝5時過ぎ鳩待峠着。
今シーズンはコロナ禍で山の鼻キャンプ場も完全予約制、山荘も素泊まりのみ。。
2020年08月29日 05:07撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/29 5:07
今シーズンはコロナ禍で山の鼻キャンプ場も完全予約制、山荘も素泊まりのみ。。
鳩待峠は朝靄の中…
2020年08月29日 05:09撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 5:09
鳩待峠は朝靄の中…
本日はここから登山開始。大多数のハイカーは山の鼻方面へ向かいますが、当方まずは笠ヶ岳を目指します。
2020年08月29日 05:10撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 5:10
本日はここから登山開始。大多数のハイカーは山の鼻方面へ向かいますが、当方まずは笠ヶ岳を目指します。
ウスユキソウ?夏の残照…。
2020年08月29日 06:02撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 6:02
ウスユキソウ?夏の残照…。
お花畑の中の木道を緩やかに進みます。朝露でズボンがジットリ…
2020年08月29日 06:09撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 6:09
お花畑の中の木道を緩やかに進みます。朝露でズボンがジットリ…
トリカブト群落。こちらは秋の先駆け。
2020年08月29日 06:18撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/29 6:18
トリカブト群落。こちらは秋の先駆け。
原見岩付近通過中。ガスで原は見えません…〈涙〉
2020年08月29日 06:25撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 6:25
原見岩付近通過中。ガスで原は見えません…〈涙〉
雨に濡れるツリガネニンジン。
2020年08月29日 06:27撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/29 6:27
雨に濡れるツリガネニンジン。
こちらはウメバチソウ?
2020年08月29日 06:28撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 6:28
こちらはウメバチソウ?
標高2,000mに近づき、ガスが上がって晴れてきました。青空ガンバレー!
2020年08月29日 06:45撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 6:45
標高2,000mに近づき、ガスが上がって晴れてきました。青空ガンバレー!
オヤマ沢出合。少量ですが、一応水出てます。
2020年08月29日 06:53撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 6:53
オヤマ沢出合。少量ですが、一応水出てます。
オヤマ沢田代。バックの富士見平の方が少し見えてきました。
2020年08月29日 07:02撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/29 7:02
オヤマ沢田代。バックの富士見平の方が少し見えてきました。
広々とした高層湿原です。秋の草紅葉もキレイでしょう…
2020年08月29日 07:03撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
8/29 7:03
広々とした高層湿原です。秋の草紅葉もキレイでしょう…
日が差すと、湿原の表情も変わります。
2020年08月29日 07:04撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
8/29 7:04
日が差すと、湿原の表情も変わります。
どこまでも続いてほしいと思える、パラダイス的区間。
2020年08月29日 07:04撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/29 7:04
どこまでも続いてほしいと思える、パラダイス的区間。
笠ヶ岳分岐着。至仏山は、元気があれば帰りに行くことにします(…と、この時点では考えていました)。
2020年08月29日 07:06撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/29 7:06
笠ヶ岳分岐着。至仏山は、元気があれば帰りに行くことにします(…と、この時点では考えていました)。
樹間から、小至仏の雄姿。蛇紋岩の鎧を纏ってます…
2020年08月29日 07:13撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/29 7:13
樹間から、小至仏の雄姿。蛇紋岩の鎧を纏ってます…
なだらかな丸っこい尾根を、緩やかにアップダウンしながら進みます。
2020年08月29日 07:17撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 7:17
なだらかな丸っこい尾根を、緩やかにアップダウンしながら進みます。
ガスの彼方に、笠ヶ岳へと続くステキな稜線。
2020年08月29日 07:25撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/29 7:25
ガスの彼方に、笠ヶ岳へと続くステキな稜線。
笹原の斜面から、本日一の大展望。
2020年08月29日 07:27撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/29 7:27
笹原の斜面から、本日一の大展望。
小笠と、笠の絶頂が見えてきました!雲が懸かると、かなりの高峰の迫力…〈汗〉
2020年08月29日 07:29撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/29 7:29
小笠と、笠の絶頂が見えてきました!雲が懸かると、かなりの高峰の迫力…〈汗〉
朝のガスもすっきり晴れました。さすが関東百名山、堂々たる山容です!
2020年08月29日 07:31撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
8/29 7:31
朝のガスもすっきり晴れました。さすが関東百名山、堂々たる山容です!
倒木お祭りゾーン(振り返って)…。右に迂回路あります、
2020年08月29日 07:44撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 7:44
倒木お祭りゾーン(振り返って)…。右に迂回路あります、
小笠が目の前に。至仏山の兄弟分らしく、ちょっとした岩の鎧も…
2020年08月29日 08:02撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 8:02
小笠が目の前に。至仏山の兄弟分らしく、ちょっとした岩の鎧も…
小笠は南面を巻いて通過。
2020年08月29日 08:06撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 8:06
小笠は南面を巻いて通過。
いよいよ本日のメイン、笠ヶ岳のピラミダルな山頂が眼前に。
2020年08月29日 08:24撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 8:24
いよいよ本日のメイン、笠ヶ岳のピラミダルな山頂が眼前に。
こちら側からの直登は難しく、山頂を巻いて反対側から攻略します。
2020年08月29日 08:28撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/29 8:28
こちら側からの直登は難しく、山頂を巻いて反対側から攻略します。
至仏方面がようやくガスの中から見えてきました。
2020年08月29日 08:31撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 8:31
至仏方面がようやくガスの中から見えてきました。
この区間は、山頂に向け岩場を直登。
2020年08月29日 08:34撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 8:34
この区間は、山頂に向け岩場を直登。
一旦、山腹を下り気味に巻きます。眼下に、気持ち良さそうな池塘が…
2020年08月29日 08:38撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 8:38
一旦、山腹を下り気味に巻きます。眼下に、気持ち良さそうな池塘が…
笠ヶ岳山頂への分岐着。湯ノ小屋方面への下山路がまことに魅力的…
2020年08月29日 08:44撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/29 8:44
笠ヶ岳山頂への分岐着。湯ノ小屋方面への下山路がまことに魅力的…
山頂を見上げると、岩ゴロゴロの急斜面。
2020年08月29日 08:45撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/29 8:45
山頂を見上げると、岩ゴロゴロの急斜面。
笠ヶ岳山頂着。岩で武装した鋭峰だけあり、四周の展望は広闊です。(少々ガスは多いですが…)
2020年08月29日 09:04撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
8/29 9:04
笠ヶ岳山頂着。岩で武装した鋭峰だけあり、四周の展望は広闊です。(少々ガスは多いですが…)
関東百名山ですので、記念に自撮り。
2020年08月29日 09:07撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/29 9:07
関東百名山ですので、記念に自撮り。
帰りの混雑も気詰まりな上、至仏山方面のガスがなかなか晴れないので、予定変更して湯ノ小屋へ下ることにします!
2020年08月29日 09:20撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/29 9:20
帰りの混雑も気詰まりな上、至仏山方面のガスがなかなか晴れないので、予定変更して湯ノ小屋へ下ることにします!
足下はグチャグチャですが、気持ちの良い小湿原(片藤沼)に出ました。バックには本日初登場、燧の双耳峰!
2020年08月29日 09:32撮影 by  F-04K, FUJITSU
5
8/29 9:32
足下はグチャグチャですが、気持ちの良い小湿原(片藤沼)に出ました。バックには本日初登場、燧の双耳峰!
振り返って、笠ヶ岳の雄姿。
2020年08月29日 09:34撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/29 9:34
振り返って、笠ヶ岳の雄姿。
またまた雰囲気の良い湿原登場。
2020年08月29日 09:40撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/29 9:40
またまた雰囲気の良い湿原登場。
樹皮がバナナのようにめくれてます…
2020年08月29日 10:03撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/29 10:03
樹皮がバナナのようにめくれてます…
こちらは倒木パラダイスゾーン。一体どこを歩いてよいやら…〈汗〉
2020年08月29日 10:04撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 10:04
こちらは倒木パラダイスゾーン。一体どこを歩いてよいやら…〈汗〉
水場通過。少量ですが、冷たくてキレイな水が流れてます。
2020年08月29日 10:15撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/29 10:15
水場通過。少量ですが、冷たくてキレイな水が流れてます。
かなり下ってきました。岩の鎧で武装した笠ヶ岳を遠望。
2020年08月29日 10:35撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 10:35
かなり下ってきました。岩の鎧で武装した笠ヶ岳を遠望。
深い広葉樹の樹林帯を緩やかに下っていきます。間もなく避難小屋。
2020年08月29日 10:38撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/29 10:38
深い広葉樹の樹林帯を緩やかに下っていきます。間もなく避難小屋。
咲倉尾根避難小屋着。入り口のドアは外れてますが、雨露は辛うじて凌げそうです。ここでプチ休憩。
2020年08月29日 10:46撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/29 10:46
咲倉尾根避難小屋着。入り口のドアは外れてますが、雨露は辛うじて凌げそうです。ここでプチ休憩。
こちらは上越国境、谷川連峰方面でしょうか?
2020年08月29日 11:19撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/29 11:19
こちらは上越国境、谷川連峰方面でしょうか?
下降路を振り返って。スゴい斜度のルートが続きます…〈冷汗〉
2020年08月29日 11:32撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 11:32
下降路を振り返って。スゴい斜度のルートが続きます…〈冷汗〉
なかなか林道に出ませんが、久々に案内道標出現。残り4km、標高的には2/3クリア。ここらでカロリー・水分補給のため小休止。
2020年08月29日 11:54撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 11:54
なかなか林道に出ませんが、久々に案内道標出現。残り4km、標高的には2/3クリア。ここらでカロリー・水分補給のため小休止。
振り返って。ようやく林道風の道に出ましたが、日照りで暑い…〈滝汗〉
2020年08月29日 12:05撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 12:05
振り返って。ようやく林道風の道に出ましたが、日照りで暑い…〈滝汗〉
スゴい崩落現場の脇を通過…〈冷汗〉。
2020年08月29日 12:06撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 12:06
スゴい崩落現場の脇を通過…〈冷汗〉。
林道十字路出合。下界がグッと近づきました。湯ノ小屋まであと40分ほど…
2020年08月29日 13:03撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 13:03
林道十字路出合。下界がグッと近づきました。湯ノ小屋まであと40分ほど…
このゲートを左から抜け、しばし林道歩きです。
2020年08月29日 13:04撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 13:04
このゲートを左から抜け、しばし林道歩きです。
目立たず、少し頼りない道標あり。道の反対側を見ると…
2020年08月29日 13:10撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/29 13:10
目立たず、少し頼りない道標あり。道の反対側を見ると…
ここから再びショートカットの山道へ。
2020年08月29日 13:11撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 13:11
ここから再びショートカットの山道へ。
さんざん歩いた後なので、登り返しが地獄…
2020年08月29日 13:13撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 13:13
さんざん歩いた後なので、登り返しが地獄…
でも、照り返しのキツい車道歩きとは異なり、緑蔭の山道は涼しくて助かります!
2020年08月29日 13:15撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/29 13:15
でも、照り返しのキツい車道歩きとは異なり、緑蔭の山道は涼しくて助かります!
急坂を下りきり、一旦車道を横断。
2020年08月29日 13:35撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 13:35
急坂を下りきり、一旦車道を横断。
午後2時前、無事湯ノ小屋へ下山。バスの待ち時間利用し、温泉旅館「照葉荘」で素早く日帰り入浴。露天・内風呂共、本日の一番風呂で少々熱めでしたが、いいお湯でした!
2020年08月29日 14:10撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
8/29 14:10
午後2時前、無事湯ノ小屋へ下山。バスの待ち時間利用し、温泉旅館「照葉荘」で素早く日帰り入浴。露天・内風呂共、本日の一番風呂で少々熱めでしたが、いいお湯でした!
さて、温泉でサッパリ、これから車を回収に遥々戸倉まで移動です。まずは2時間に1本の水上駅行きバスをタイムリーにゲット!
2020年08月29日 14:30撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/29 14:30
さて、温泉でサッパリ、これから車を回収に遥々戸倉まで移動です。まずは2時間に1本の水上駅行きバスをタイムリーにゲット!
水上駅の待合室で遅まきの昼食弁当を済ませ、鈍行で3駅先の沼田へ移動。
2020年08月29日 15:42撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/29 15:42
水上駅の待合室で遅まきの昼食弁当を済ませ、鈍行で3駅先の沼田へ移動。
沼田駅では戸倉行きバスまで30分余の待ち時間。もはや観光旅行の気分で、湧き上がる食欲に負け、思わず駅前の十割ソバで軽食。
2020年08月29日 16:13撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/29 16:13
沼田駅では戸倉行きバスまで30分余の待ち時間。もはや観光旅行の気分で、湧き上がる食欲に負け、思わず駅前の十割ソバで軽食。
沼田から1時間半の「バスツアー」で午後6時過ぎ、ようやく今朝の出発地点・尾瀬戸倉の駐車場帰着。計3時間半(運賃計約4,000円)の長い道のりでした…
2020年08月29日 18:12撮影 by  F-04K, FUJITSU
5
8/29 18:12
沼田から1時間半の「バスツアー」で午後6時過ぎ、ようやく今朝の出発地点・尾瀬戸倉の駐車場帰着。計3時間半(運賃計約4,000円)の長い道のりでした…
撮影機器:

装備

備考 [消費水分量]PETボトル(500ml)×2<氷結:ソルティライチ、午後ティー>、ガッツギア×1、現地調達の沢水約200ml、ポリタン水約200ml

感想

今夏は日本アルプスの泊まりがけ山行がコロナ禍で自粛モード。下界の酷暑に耐えかね、去りゆく夏を惜しんで、8月最後の晴天の週末、このところのマイブーム・上信方面の標高2,000m超の日帰り関東百名山ツアーに、金曜夜から出撃します。今回のターゲットは尾瀬エリアの入口、鳩待峠から至仏山と併せてピストンするハイカーの散見される鋭峰・笠ヶ岳。「笠ヶ岳」と名の付く名山は他にも北アルプスや志賀高原にあり、いずれも山頂直下に切り立った岩場を纏い、遠くからでもピラミダルな山容が目に付くのが共通の特徴です。
 今回は単独行、金曜午後少し早めに帰宅し、夕食も済ませて夜7時半過ぎには出発します。関越道・赤城高原SAまでは極めて順調、ここで「深夜割引」当て込んで車中仮泊。翌朝は午前3時半過ぎに始動、マイカー規制のかかる尾瀬戸倉に向かうと、人気の夏の尾瀬エリアのゲートウェイながら、第1駐車場にスムーズに入れました。車中で軽く朝食も済ませ、4:40の始発バスに乗り込むと、尾瀬ヶ原を目指すハイカーが未明からかなりの数乗ってきます。乗車時に検温された他、マスク着用も求められているものの、狭いマイクロバスの車中は結構な「プチ3密」状態…。帰路もこの混雑に巻き込まれるかと思うと、少々気詰まりです。
 ともあれ、朝靄けむる鳩待峠に午前5時過ぎ到着。大半のハイカーは、登り一方通行の至仏山東面登山道を反時計回りで周回すべく、山の鼻方面へと下っていきます。当方は、笠ヶ岳・至仏山のダブルピストンの計画にて、ハイカーも疎らな至仏山方面の登路へと足を踏み入れます。出だしは緩やかで広く歩きやすい樹林帯の道ながら、予報とは異なり、ガスに小雨もパラつく生憎の天気。本来なら尾瀬ヶ原の広闊な展望が開けるはずの原見岩を過ぎ、ようやくガスが上がって青空も覗きますが、笠ヶ岳方面への分岐点となる小山沢田代を過ぎても、至仏山方面のガスはなかなか晴れません。
 復路の展望を期待しながら、まずは笠ヶ岳を目指して歩を進めると、前方のガスが上がり、小笠から笠ヶ岳本峰へと連なる伸びやかな稜線と左前方の視界が開け、一気にテンションアップ。一旦下って樹林帯に入ると、一転して足下はグチャグチャの泥濘と倒木パラダイス。帰りもこの難行を強いられるのか、と再び気が滅入った頃、ふと地図を見ると、笠ヶ岳から奥利根湖畔の湯ノ小屋へと下る長い縦走路が目に入ります。至仏山は過去2回の登頂がいずれもガスガス、展望ナシで「3連敗」は避けたい上、泥濘と倒木だらけの登り返しと、小山沢田代からの下降路(午後は山ノ鼻方面からの至仏山下山者も重なり大賑わい…)や鳩待峠からの帰りのシャトルバスの混雑を想像すると、湯ノ小屋ルートの下山がにわかに魅力的なプランとして浮上します。このルートを辿ると、越後三山から上州武尊付近まで尾瀬〜上越の足跡が繋がる上、辛い登り返しや帰路のバス等の混雑も回避できる一方、問題点として‥鬟両屋から水上へのバス便がやや少なく(1日4〜5往復)、戸倉の車回収にかなりの手間と時間・コストがかかる、湯ノ小屋でバス待ちの間に日帰り入浴する際、着替えを車に置いてきてしまったため、臭い衣類を再度着る必要あり…といった懸念もあります。2番目は如何ともし難いものの、一点目がこの計画見直しのキモで、何とかスマホの電波が繋がってバス時刻を調べられるタイミングを計りつつ、笠ヶ岳山腹を巻くルートを早足で進みます。
 巻き道をクリア、笠ヶ岳への直登ルートとの分岐点まで来ると、相変わらず至仏山方面のガスは晴れず、遠くにはモクモクと灰色の雲も湧くのが見て取れます。他方、湯ノ小屋方面の下山路は予想よりしっかりした道で、途中通過する雰囲気の良い片藤沼の湿原も見下ろせて、この時点では湯ノ小屋ルートへの下山に気分が大きく傾きます。ところが、見通しの利く下界方面に大きな市街地がないせいか、スマホは相変わらず圏外。短い休憩の後、まずは本日のメイン、笠ヶ岳を攻略。四肢を駆使し、岩ゴロゴロの間を縫って約10分、急登をクリアすると展望絶佳の無人の山頂に到達。本来なら尾瀬や谷川、日光他の山々も間近に仰げるはずが、この日は生憎雲が多く、湯ノ小屋方面へと続く気持ち良さそうな稜線が望めるのみ。関東百名山踏破記念の自撮りを終え、ちょうど下から登ってこられた男性ソロの方(結局この日コース中でスライドしたのはこのお一人のみ…)と慎重にすれ違いつつ、急斜面を下って分岐に戻ると、何とほんの一瞬だけスマホの電波が繋がります。早速湯ノ小屋からのバス便を調べると、午後2時半発のちょうど良い時刻に水上駅行きがあることが判明。湯ノ小屋までは約10km、四時間半の長丁場ですが、頑張ってコースタイムを縮めれば、お風呂に入るチャンスもありそうです。
 ということで、急遽当初計画を変更、勇躍湯ノ小屋方面の縦走路へ足を踏み入れます。間もなくして片藤沼の雰囲気の良い湿原から、この日一番の「逆さ燧」の景色など眺められ、大いに満足。コースもマーキングは少なめながら全体的に分かりやすいものの、尾根道は先年の台風の影響か「倒木祭り」状態。所々で迂回路からヤブに突っ込みかけますが、どうにか修正しコースタイムより少し早めに咲倉沢頭の避難小屋着。ここからは足ガクガクの急斜面の下りを経て、細かいアップダウンの多い尾根道を延々と進んでいきます。標高が下がった分、気温も上がり、途中の水場で仕込んだペット水や飴・ゼリーで水分・栄養補給に努めるものの、カロリー・塩分不足も重なって熱中症寸前、半ばゾンビ状態にて慣性力で下っていきます。コースタイムを短縮できないまま、チェックポイントの林道十字路を通過、ここからも延々と続く里山の尾根道や灼熱の林道歩きに、思わず栂海新道最終区間のヘロヘロ状態の記憶が蘇りますが、緑蔭のショートカット山道で涼しく歩けたことも幸いして、何とか目標の午後2時少し前、無事ゴールの湯ノ小屋へ下山完了。
 早速、登山口近くの老舗風旅館「照葉荘」の門を叩くと、本来午後3時からの日帰り入浴を少し早めてくれ、一番風呂に入れることに。熱々の内風呂・露天風呂は結構なお湯でしたが、糖分不足と体温上昇でダウンせぬよう、余った黒飴を舐めながら入浴。クサい下着を仕舞い、脱いで持ち歩いていたカッターシャツを袖まくりで着込んで、風呂上がりのコーラ500ml一気飲み。至福の瞬間ですが、宿の主人にお話を伺うと、今年はやはりコロナ禍でお客さんが半分以下に減り、頼みのGoToキャンペーンも手続きが煩雑でほとんど利用していない由。この地は上州武尊の登山口でもあり、次に訪問する機会があれば、是非泊まりがけで訪れたいと感じたひとときでした。
 さて、時刻はまだ14:30過ぎながら、ここからのマイカー回収が一苦労。まずはガラガラの路線バスで50分かけて水上駅へ出た後、駅の待合室でSocial Distance確保に気をつけながら弁当昼食を済ませ、上越線鈍行で沼田へ移動。ここでまた約30分強の待ち時間、思わず湧き上がる食欲につられ、駅前のそば店で冷たい十割ソバを賞味。土産屋で手土産も調達し、最早一般観光客の風体です。ここから戸倉行きのバスは本数こそ多く便利ながら、途中老神温泉に寄ったりターミナルの鎌田で時間調整したりとまったりしたダイヤで、タップリ1時間半の行程…。結局、湯ノ小屋から直線距離だと10〜15km前後の道のりながら、公共交通機関を乗り継いで計3時間半、運賃4,000円をかけ、ようやく午後6時過ぎ、辺りが薄暗くなる時分に、スタート地点の尾瀬戸倉駐車場に帰着。ここからはさすがに土曜夜とあって関越道も渋滞フリー、途中SAでの夕食も済ませて(相変わらず摂取カロリー多し…〈溜息〉)過去最速の3時間フラットで自宅まで帰り着けたのは、せめてもの幸いでした。
 今回は現地での思いつきで急遽ピストン予定を縦走に変更、ダウンロードした地図もないまま、入山地点から遠く離れたポイントに下山するというプチアドベンチャーを体験しましたが、これはこれで新鮮でスリル満点でした。とはいえ、携帯も通じないマイナーなコースでは、万が一のアクシデントや道迷いがあっても助けが呼べない可能性も高いので、次からは出発前に複数のコースオプションを検討し、地図もダウンロードしておくよう心掛けることと致します!

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:760人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら