憧れの雲の平へ、でもクマに遭遇祭り(折立〜太郎平〜雲の平〜水晶岳〜鷲羽岳〜笠ヶ岳縦走)
- GPS
- 23:27
- 距離
- 50.9km
- 登り
- 4,146m
- 下り
- 4,397m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 7:07
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 8:00
- 山行
- 7:29
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 8:03
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
憧れの雲の平へ(折立〜太郎平〜雲の平〜水晶岳〜鷲羽岳〜笠ヶ岳縦走 1日目)
折立から、新穂高温泉までの長い縦走1日目。
折立から太郎平は、お馴染みのコースで楽々太郎平小屋へ到着。
早々に薬師沢小屋へ。ここは『黒部源流山小屋暮らし』の著書の舞台の山小屋で、一度訪れてみたかった場所。渓流沿いの素敵な雰囲気の山小屋でした。水も美味しい!今度泊まりに行こう。薬師沢小屋までの道のりも、あまり期待していなかったんですが、綺麗な木道に渓流に、景色も堪能。
あとは、さくっと雲の平。のはずだったんですが、ここからがハード。ひたすら急登を登るんですが、苔で滑る。上りが長いのに終始ツルツルで全く気が抜けない。景色は北八ヶ岳を彷彿とさせるすばらしい苔の森なんですが、楽しむ余裕が…。下の人はもっと大変そうだったな。
そんなこんなで、たどり着いた憧れの雲の平ですが、想像以上に美しい。2、3日ゆっくりしたいくらいのすごい景色が待っていました。山のピーク以外でこんなに感動したのは初めてかも。山小屋も、建築のこだわりがすごくて、夕食の石狩鍋も絶品で言うことなし。到着時間の都合でハンドドリップのコーヒーが終わってしまっていたのが残念。再訪決定。
黒部の山賊の舞台へ。今回クマ遭遇3回目。(折立〜太郎平〜雲の平〜水晶岳〜鷲羽岳〜笠ヶ岳縦走 2日目)
縦走2日目。朝から相変わらず雲の平からの景色がすばらしい。周囲に、黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳か見えます。
今日は、かっとばして水晶岳をピストンして、鷲羽岳、三俣蓮華岳、双六岳のピークラッシュ。昨日の全然ピークのない登山かは一変です。自分の中でハイライトは水晶岳だったんですが、大当たり水晶小屋に着く頃には最高の青空。水晶岳も絶景。この水晶小屋ですが、パノラマがすごいです。後ろ立山、烏帽子、野口五郎岳、鷲羽岳とぐるっと見渡せます。ここもいつか泊まりたい小屋です。
と、ここでカンカンという音と、唸り声が聞こえます。なんとクマ出没で追い払ってる最中でした。少し距離はありますが、はっきりクマを目撃。今年は多そうですね。実は今回はこれだけではなかったのです。
その後、鷲羽岳を登る頃から徐々に雲が湧いてきます。三俣山荘で、『黒部の山賊』の著書、伊藤正一氏の奥様からハンドドリップのコーヒーを雑談をしながらいただく。
その後は、残念ながら霧に包まれた、三俣蓮華岳と双六岳のピークを踏み双六小屋へ。この二山去年もガスガスでした。また来いということでしょう。
夕食後、外で人が上の方を眺めているとおもったら、またクマがいました。かなり遠くですがテント場の上方にうろうろ。
その後、携帯がギリギリ繋がる樅沢岳を散歩してたら、何人かいた他の人たちが降りていきます。自分もーとおもってひょいひょい降りたのですが、下山後先に降りた人に、直ぐ近くにクマがいた。しかもでかいし逃げないとのこと!私の直ぐ近くにいたようです。恐っ!教えてくれ!ということでクマ遭遇3回目でした。
笠ヶ岳の下りは心が折れかけた…(折立〜太郎平〜雲の平〜水晶岳〜鷲羽岳〜笠ヶ岳縦走 3日目)
縦走3日目。双六小屋から笠ヶ岳を登って下山。最初、下山はクリヤ谷方面にしようかと思ったんですが、双六小屋の人に聞いてみたら、大変だし、今年は笠ヶ岳山荘もおやすみなので登山道のリスクもあるかもね。ということで笠新道ルートで下山します。
しかし、笠ヶ岳。なんとなく寄り道程度のつもりだったんですがものすごく良い山ですね。とくに秩父平を超えてからの笠ヶ岳までの稜線の美しさと言ったら!!
今回も運良く晴天で、笠ヶ岳山頂に登った頃から雲が立ち上がってきたので、間一髪でした。道中は、槍穂高の景色も素晴らしく。昨年は何も見えなかったので、リベンジ達成です。
一頻り景色を堪能しての下山ですが、これがきつい。笠新道。急だし、長いし、とにかく心が折れました。後半集中力も切れて、何度が滑りました。危ない。
途中、一日でピストンする人に二人ほど会いましたがもはや狂気。すごすぎる。
ということで、ぐったりしながら新穂高バスターミナルに降りて、平湯にバスで移動。ひらゆの森で温泉に浸かってバスで東京に向かいました。
お疲れ様。
クマ遭遇3回ですか。大変でしたね。
1回目のクマは私たちが温泉沢を登ってた時に遠くで落石を起こしていったクマかも。赤牛岳方向に逃げていったそうです。(私は見逃してしまいましたが。)
コメントありがとうございます!たしかにエリアからして同じクマかもしれませんね。
今年は、北アルプスがクマだらけですごいことです…。
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