綿向山《サンタさんから霧氷のプレゼント》
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- GPS
- 07:19
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 767m
- 下り
- 767m
コースタイム
天候 | くもり時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
7合目行者のコバより比較的に急峻な冬期登山道を利用するためアイゼン、ピッケル使用。 積雪量が少なくわかん、スノシューの出番はなし。 |
写真
感想
なんと! 先週に引続きmittiさんと山行をご一緒することに、しかもクリスマスイブ!自然と気合が入ります(相変わらず空回りですが(笑))
折しもクリスマス寒波襲来の予報で天候の乱れを予測すると北部の山域は避けたいところ、北部でないがそこそこの雪が期待でき安全度の高い山は・・・?ありました「綿向山」登山道は整備され危険箇所は少なく7合目までは傾斜も緩い、しかし、山頂からの展望とブナ林の霧氷が期待できる。山頂までに3つの山小屋がある所もグッド!先週、武奈ヶ岳で空振りとなった雪山を堪能すべくmittiさんと二人で今度こそと思いながら雪山装備の準備を万端にして「クリスマス・イブ」を待ちます。
前夜、私の住む滋賀県北部では夜10時頃まで外の様子に変化はありません。しかしその2時間後、窓の外にはしんしんと降り積る雪が! 明日への期待が膨らみます。
翌朝目覚めると 自宅の周りは約30センチの積雪、自宅周辺の雪かきを済ませてから出発します。
待ち合わせの場所へ到着すると程なくmittiさんも到着、10分前には準備万端です。初めて会った時のぎこちなさはなく適度の緊張感と山へ“の期待感が混ざり合っていい雰囲気に包まれます。予定より少し早く登山口に到着しました。人気の山なので たくさんの登山者を予想していましたが以外と少ないので拍子抜け!しかし、よくよく考えてみれば今日はクリスマスイブです。わざわざ山でクリスマスを過ごすモノ好きは少数派です(笑)
七合目までは単調な山道が延々続きます。傾斜も緩く息も上がらないので会話も弾みます。今日も色々なことをお話しました。しゃべる・食べる・登るの三拍子そろった山行がyuconとmittiの山スタイルとして確立されてきました!?
しゃべるの次は登るです。七合目「行者コバ」よりの冬道は急登に変わります。直ぐにアイゼンを装着して登ります。程なく高度を上げると周りの木々の枝に霧氷が着きだし始めます。更に高度を上げたらそこはもう満開の?霧氷が現れました。しばらくは二人共「わ〜っ!」と「すご〜い!」の言葉しか出ません。ブナのトンネルですがすべてのブナの枝に霧氷が着いて霧氷のトンネルと変わっています。360度すべて霧氷、そして時が経つにつれ霧氷がだんだん太く成長しています。あいにくの曇り空でしたが白と黒の世界も神秘的でとても美しい風景でした。曇り空を美しいと思ったのも初めてのことです。満開の霧氷を堪能して山頂に着きます。
山頂の寒さは半端ではありません。いつもは±10m以上の誤差を出す私の「スント・ベクター」の高度計が綿向山頂では見事に1,110mを表示し思わず歓声が上がります。記念撮影や三角点タッチなどのミッションをひと通り済ませて 名物「幸福のブナの木」へ向かいます。「お〜ぉ、思っていたよりもでかい!」早速ブナの木をくぐります。1回ではもの足らず2回3回とくぐる二人、お互いを写真に収めて来た道を戻ります。と山頂手前の案内板にアイゼンが片方だけぶら下がっています。はて?来る時はなかったが???と後ろ歩くmittiさんに「アイゼン両方あります?」と聞くと「えぇ大丈夫ですよ!あれっ?ない!」どうやら落とし主はmittiさんのようです。アイゼンの片足がなくても気付かないmittiさんって一体(笑)!しょうがないなぁと装着しようとすると ありゃりゃバンド部分が切れてます。幸福のブナの木をくぐったばかりなのにいきなり不幸が!と思いましたが、急な登山道を歩いている時に切れて転んだりケガしたり滑落したりしなくて 知らない間に切れ落ちていたなんて 何たる幸運、幸福! mittiさん やっぱり幸福のブナの木でしたね、これからもてんこ盛りの幸福が期待できますよ‼
いよいよお待ちかねのクリスマス・スペシャルランチの時間です!しかし山頂では寒すぎるため五合目小屋まで降りることに、片方のアイゼンが壊れたmittiさんに僕のアイゼンを貸してあげて僕はわかんを装着して下山することにしました。積雪が少なく一部歩きにくい所もありましたが良い練習になりました。冬道を下り切ってわかん、アイゼンを外し山小屋へ 時刻も13時を過ぎており おなかも減り減りです。入り口に鐘があるきれいな5合目小屋へ到着しいよいよランチタイムです。
本日のメニュー
《チーズたっぷりのあつあつトマトリゾット--クリスマス・スペシャルデザート付》
色とりどりのパプリカを中心に野菜、とりもも肉等を細かく切って炒めて行きます。相変わらず鮮やかな手さばきのmittiさん!この手際の良さが味に影響しています。ある程度火が通ったところでスープを入れひと煮立ちしたところでドライトマト、アルファ米を入れ塩コショウで味を調え仕上げにとろけるチーズを投入、アルファ米に少し芯が残るくらいで火を止めて完成です!
ではいただきます「メリークリスマス‼」チーズがとろ〜りと溶けて湯気と一緒にいい匂いが山小屋に広がります。あつあつを口に運びます「ふぅ〜っ、ふぅ〜っ、ぱくっ!はふっ、はふっ!」
「うま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜いっ!☆☆☆」
冷え切った体にあったか〜いリゾットが浸みわたり生き返ったようです。そしてこの美味さ!チーズとドライトマトの酸味のハーモニーそこにパプリカを中心とした野菜の甘みが絶妙にマッチしています。脇役に徹しているチキンの風味もアクセントになっており心も体も温まる一品、アルファ米の硬さは程よいアルデンテ、先週も感じましたがmittiさんは火加減、塩加減の天才です! まさに「幸福のトマトリゾット」でした。
そしてクリスマスイブの今日はこれだけでは終わりません!
mittiさんのザックからは何と「ショートケーキ×2」がそしてトッピングとしてイチゴ、キウイ、ピーチのフルーツが出てきました!しかもザックの中で揺られても型崩れしていない奇跡のショートケーキです!カラフルなフルーツをトッピングして では、いただきま〜す!「う〜〜〜〜〜〜〜まいっ!」メリ〜クリスマス!
ケーキの型が崩れないように慎重に歩かれたmittiさんの努力に感謝感謝です!
最後にお恥ずかしながら僕の淹れたコーヒーで締めて綿向山でのクリスマスパーティーのお開きです。
あ〜ぁ 美味しかった!
ほかほかに暖まり心も体も充たされて下山の途についた私達の前にわずかな時間でしたが晴れ間が覗きました。遠くに見える琵琶湖がキラキラ輝いてとてもきれいでした。振返ると山頂近くは一層深い霧氷の森になっていました。
今年は個人的に年初より急な転勤、義父の他界、とあまり良いことがなく極めつけに遭難事故まで起こしてしまい何かと塞ぎこみがちでしたがそんな僕を勇気づけてくれてここまで立ち直らせてくれたのが「ヤマレコの友達」であり熱心に拙いレコを読んで拍手、コメ、訪問をして下さった皆様に感謝です。
あんまり・・・と思っていた一年の最後の最後に幸せをくれた「mittiサンタ」さんにも感謝!
またまた〜 yuconさん
ムフフシリーズ第2弾といったところですね
隅に置けへんなぁ・・もぅ!
今回も山らしからぬ豪華な食事ですね。
そこは営業小屋か?と思うほどですよ!
ショートケーキって有りえませんよ
・・・まぁ、基本ソロの独り言ですけどね
ところで今年は yuconさんのおかげって言ったら、なんですが素敵な出会いに恵まれ、充実した山ライフを送ることが出来ました。
今ここでyuconさんにコメ入れてることが、なにより嬉しいことですし、山に戻って来られたことも嬉しく思います。
来年も宜しくですが、調子に乗ってムフフし過ぎないよう(どういうこっちゃ)お願いしますよ〜〜
ヤマレコにアップしている限りは問題ありません。怖いのはしばらく見かけないな?となった時です。その時はまた救助よろしくです!二重遭難にならないようにね
山でクリスマスケーキですよ!AACの勇敢なお嬢様との登山もいいですが(僕は付いていけませんが
お花畑系のムフフなゆっくりマッタリハイクもいいですぞ〜
ryujiさんのおっしゃるとおり、山を通じてというか「御池岳」を中心にいろんなことを経験しほんとたくさんの素敵な方にめぐり逢えた一年でした。「御池岳」は僕にとっては魅力と魔力の両方を併せ持つ特別な山です。この冬も懲りずに何度も足を運ぶつもりです。
ryujiさんも もし雪のテーブルランドに来られたことがないのでしたら是非一度足を運んで下さい、きっと感動するはずです。ただし山慣れた方でも成功率は100%とは言えません(Toshiさんでさえかなり慎重です。)ので充分気をつけて下さい。
では 来年もよろしくお願いします。 よいお年を‼
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