excitingな割引沢・天狗尾根からの巻機山
- GPS
- 06:59
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,496m
- 下り
- 1,489m
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 6:55
天候 | 晴れ後霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・割引沢〜天狗尾根はすごく困難な箇所はありませんが、 吹上の滝〜天狗の池手前まで気の抜けないルートが数時間続きます。 赤ペンキに従って、沢沿いや高巻を繰り返します。 沢沿いの岩は滑りやすいので、3点支持とヘルメットが有効です。 天狗尾根取付きからは急斜面の直登で、四つん這いになって進みました。 笹が刈払われていて、大変助かりました。 下山は禁止されてます。 |
写真
感想
この日の午後は大気の状態がすごく不安定との予報なので、半日で楽しめる山へ。
前回巻機山はガスで眺望を楽しめなかったので再訪を計画していましたが、
早11年が経ってしまいました。
前回のヌクビ沢ルートがとても楽しかったので、
今回は割引沢〜天狗尾根ルートにチャレンジです。
歩き出してすぐに割引沢・ヌクビ沢は近年荒れ気味との看板があり、
気が引き締まります。
しかも前日に雨が降ったようで、滑りやすいコンディション。
前半は岩場の微妙なトラバースが多く、岩が乾いているか濡れているかで、
難易度が大きく変わると思います。
沢の渡渉を何度も繰り返していると、前方に吹上の滝が見えてきました。
岩で滑ると滑落に繋がるので、慎重にルートを見極めます。
ヘルメットを装着し、三点支持をしながら進みました。
吹上の滝に続いて落差があり美しいアイガメの滝が登場します。
アイガメの滝を過ぎると間もなく割引沢とヌクビ沢との分岐点に到着。
ここからは未知の世界です。
割引沢も沢沿いを登っていきますが、時々急な高巻もあって、
赤ペンキを追っていきます。
天狗尾根取付点からは斜度60度ぐらいあるように思える濡れた急斜面。
しかもジグザグでなく直登します。
鎖やロープがある所は安心感がありますが、ない場所は四つん這いになって、
つかめる灌木もないので、代わりに頼りない草をつかむしかありません。
こんな登り方をする登山道は他にはないですね。
30-40分の格闘の後、ようやく開けた尾根の末端に到着。
ここまで来ると滑落の心配がなくなり、ようやく二足歩行が可能となります。
さらに池塘が現れ、これまでの険しいルートが嘘のようです。
しかし山頂まではまだ標高差300m近くあり、急登に喘いでようやく割引岳到着。
この後は一般登山道に合流して、巻機山、牛ヶ岳を散策しますが、
天気がギリギリもってくれて良かったです。
半日ハイキングながら1日歩いたような達成感あるルートで、
山頂付近の優しいイメージの巻機山とは別の顔を楽しめました。
帰りの高速道路はあちらこちらで発達した積乱雲が見られ、
特に群馬県北部は車の運転が危ぶまれるほどの豪雨。
早出早着で正解でした。
自分も尾根コースで登りました。美しい沢を登り、急斜面で一気に景色が変わり、最後は天上の楽園という最高のコースでした。しかも、9月下旬で草紅葉も堪能できました。
一般コース往復では、かなり残念な感じです
次は、沢登りで米子沢かヌクビ沢で登りたいですね
NYAAさん、お久しぶりです。
割引沢〜天狗尾根はご指摘の通り、沢・急斜面・楽園と変化が凄くて、
楽しすぎました。
ルートファインディングや慎重さが求められる箇所もあって、
時間があっという間に過ぎた感じです。
人も少なくていいですね。
確かに9月下旬から10月は紅葉が美しいでしょうね。
ヌクビ沢ルートはより沢と接する時間が長いので、NYAAさんにはぴったりです。
ハードさと優しさが同居する巻機山、とても魅力的な山でした
hirokさん、こんばんは。
暑い日には沢のぼり、涼しそうです。
滑るとやばいとか、草をつかんでのぼるとか、
七ヶ岳とは違って、とてつもなくハードな沢登りですね。
急登をおえての、尾根から平和な道。
池塘もあって、雰囲気が急にかわるところなんか、
最高です。
魚沼の水田もまもなく色づき、
少しづつ秋がちかずいているようですね。
satfourさん、こんばんは
谷に日が射すのはだいぶ遅い時間なので、
この日のように暑い朝でも涼しかったです。
稜線に出る時はある程度標高が上がるので、風が気持ちよいですし。
本当は紅葉の時期に行きたかったのですが、季節を合わせるのは難しいですね。
ヌクビ沢も割引沢も破線ルートですが、やや難易度高めかと思います。
ルートファインディングも含め、足場の良い所を選ぶ必要があります。
2-3時間そのような状況が続きますので、集中力もいります。
どちらのルートも下山禁止ですが、とても下ろうという気にはなりません。
稜線に飛び出すと一気に湿原の様相となり、対照的な二面性が巻機山の魅力です。
北側にも破線の周回ルートがあるので、次回はこちらも試してみたいと思いました。
hirokさん、こんばんは。
もう14年も前になりますが、ヌクビ沢を登った時は
雪が多い年で7月上旬なのにアイガメの滝にも半分雪渓が被っていて
かなり慎重に歩いたことを思い出します。
(山頂まで4時間雪渓を歩いた。。針ノ木雪渓より大きかった印象が。。)
草を掴んでの急斜面の通過はいやな感じですよね。
しかし、苦労してたどりついた稜線の眺めは最高!ですね。
ここのところ上越のお山はご無沙汰なので、尚更よいなあと
思います。
次の週末はお山ではなく、観光で湯沢へ行く予定です
youtaroさん、こんばんは
7月初旬に沢ルートに入るなんて、チャレンジャーですね
崩壊間近の8月よりは安定しているのかもしれませんが、
私の中ではこのルートは8月下旬から2か月だけ登れるルート、というイメージです。
次回は紅葉の時期に行ってみたいです。
ヌクビ沢も割引沢も沢を離れてからが急斜面ですよね。
今回も何かを掴んでいないと、転落しそうな感じでした。
灌木があまりないので、とても頼りない草を掴むしかない感じ。
でも稜線にたどり着いた時は、山頂に着いたような達成感がありますね
上越の山は個性的でいい山が多いですね。
湯沢に観光する場所あったっけと思いましたが、楽しまれてください
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する