無風快晴残暑厳しかった鎌ヶ岳・三ッ口尾根〜御在所岳・中道下山

2020年09月05日(土) [日帰り]

• GPS: 08:15
• 距離: 9.6km
• 登り: 1,088m
• 下り: 1,071m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:19
• 休憩: 1:56
• 合計: 8:15

距離 9.6km 登り 1,088m 下り 1,083m

5:55 御在所岳中道ルート前駐車場（旧料金所前）
5:59 6:00 中道登山口
6:19 6:27 三ッ口谷登山口
8:04 8:08 三ッ口谷分岐
8:14 8:15 鎌ヶ岳山頂登山道・巻き道分岐
8:21 8:44 鎌ヶ岳
8:50 鎌ヶ岳山頂登山道・巻き道分岐
8:56 三ッ口谷分岐
9:18 武平峠
10:06 天指岩
10:26 10:37 御在所岳
10:41 10:42 御在所山 一等三角点
10:55 御在所山上公園駅
11:00 11:01 第一ケルン 裏道登山道九合目
11:07 11:24 御在所山上公園駅
11:30 11:31 第一ケルン 裏道登山道九合目
11:39 11:40 見晴台
11:43 12:18 富士見岩
12:26 12:27 見晴台
12:33 12:39 富士見岩
13:27 13:28 キレット
13:32 地蔵岩
13:41 13:45 おばれ石
14:06 中道登山口
14:10 ゴール地点

天候

快晴、ほとんど風なしで蒸し暑かった。鎌ヶ岳山頂ガス湧くも2時間程で消え再び晴れ。他の山々はずっと見えていた。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

旧鈴鹿スカイライン（国道477号）経由で御在所岳中道駐車場まで行き入山。ここにトイレはありません（手前、スカイライン入口の道沿いにある）。

コース状況／危険箇所等

●昼ごろ大雨が降った日の翌朝。天気は雲一つない快晴。快適なはずが、三ッ口谷入口へと武平峠への沢沿いの道を歩くわずか15分ほどの間にヒルに咬まれ、急遽尾根ルートに変更。雨後の鈴鹿はまだまだヒルにご注意を。
● 三ッ口尾根（日陰尾根）はいきなり急登が続きます。尾根上でのヒル被害はなし。傾斜が緩やかになれば所々展望も開けしばらくで武平峠から続く稜線に出る。
●中道は以前にも増して整備され歩きやすくなっている。

その他周辺情報

御在所山上レストラン…暑さ厳しい夏には心強い存在に。

写真

9/5 5:56

前日、台風からの湿った空気で名古屋で昼ごろ大雨が降りました。おかげで空気中のチリがなくなりこの時期には珍しく青く澄んだ空に。

9/5 5:56

朝6時。9月になり日の出の時間も随分遅くなりました。朝日のあたる御在所岳。

9/5 6:21

三ッ口谷ルートで鎌ヶ岳へ登るはずでしたが、駐車場からここまで来るわずか15分ほどでヒル被害発生！　谷から急登の三ッ口尾根（日影尾根）へルート変更。

9/5 6:26

朝の霞に浮かぶ名古屋のビル群、奥に恵那山。

9/5 7:03

黄金色に光る伊勢湾。

9/5 7:06

急登が終わると開ける南側の展望。目の前には大きな御在所岳。

9/5 7:08

武平峠の切り込みと旧鈴鹿スカイライン。

9/5 7:36

目指す鎌ヶ岳（左）。

9/5 7:45

雨乞岳が見える展望地。もう木々の葉が色づいています。

9/5 7:48

2年前のこの日の朝は心臓手術から目覚めたばかり。山にまた登れるようになってよかった〜。しみじみ。

9/5 7:56

武平峠からの稜線への合流点。ロープが張られていて、こちらから日陰尾根を下る時は分かりにくい。

9/5 7:56

鎌ヶ岳の山頂はもう手が届くほど近くに。

9/5 7:58

この日、南アルプス方面は雲の中。台風からの南東風があるも鈴鹿はほぼ無風快晴…暑かった。

9/5 8:05

振り返ると御在所岳がでんと大きい。この辺りからはスカイラインが刻んだ山肌の傷が隠れて一番綺麗に見えます。

9/5 8:09

毎年、何度も来る山ですが、夏の緑の衣をまとった姿は初めてかも…？

9/5 8:20

山頂一角に登り着くと開ける南側の大展望。うねうねと続く鎌尾根の向こうに南鈴鹿の山々。

9/5 8:20

目立つ仙ヶ岳の双耳峰は、西黒尾根からの谷川岳そっくり。

9/5 8:20

遠く西の綿向山。背後の琵琶湖あたりは雲海になっています。

9/5 8:22

鎌ヶ岳山頂神社。

9/5 8:23

山頂。鎌ヶ岳から「冠峰」の名前をとった漢詩人・伊藤冠峰の碑文。御在所岳山頂にも同じ碑文があったような…？

9/5 8:24

鎌ヶ岳山頂から北をパノラマ撮影。

9/5 8:24

雨乞岳（左）と平らな頂稜のイブネ・クラシ（右）。

9/5 8:29

休んでいたらタオルに止まったアゲハチョウ。

9/5 8:38

8時半、早くも御在所にガスが（2時間程で消えてまた晴れてきましたが）。山頂を辞して武平峠から御在所へ。急ごう。

9/5 8:43

雨乞岳・綿向山など西側は台風からの東風の風下のためか一日中青空でした。

9/5 8:48

黄色の斑があるので、ママコナではなく、ミヤマママコナですね。

9/5 9:02

鎌ヶ岳から武平峠へ。ガスに巻かれたのはわずか2時間程でした。

9/5 9:22

風がほとんどない中、武平から御在所岳へ400mの急登に大汗をかく。

9/5 10:22

山頂台地到着。ガスは切れ始めました。

9/5 10:27

再びの青空に歩く足は早くなる。

9/5 10:30

三角点。ここから目と鼻の先にある望岳台を往復。

9/5 10:33

西と北に展望が開ける望岳台。夏なのになんてクリアな展望！

9/5 10:34

御池岳（左）と藤原岳（右）、その手前の竜ヶ岳。遠く北鈴鹿の山々。

夏、ここまでの好天はかなり嬉しい！

9/5 10:34

国見岳と奥に釈迦ヶ岳。

9/5 10:38

大陰のガレが目立つ釈迦ヶ岳をズーム。

9/5 10:44

眺望を楽しんだら次の目的地は…山頂レストラン。灼熱の山頂スキー場ゲレンデの中を歩き汗だく。

9/5 11:04

山頂レストランテラスからの眺め。鎌ヶ岳のガスはとれましたが怪しげな雲が上空に。しばらくゴロゴロと上空で雷がうなっていました。

9/5 11:09

これ、コレ。カキ氷。山の上にレストランがあるなんて、ちょい後ろめたいですがここまで暑いと誘惑に抵抗出来ませんでした。雷を言い訳に大休憩。

9/5 11:30

雷もおさまったので昼食のためレストランを出て北鈴鹿の山を眺められる場所を探して移動。

9/5 11:57

ごはんのおかずには申し分ない眺めだ…養老山地と濃尾平野。

9/5 12:14

お腹も満たされ、最後に心行くまで展望を楽んでから下山。

9/5 12:27

朝陽台から雲母（きらら）峰。ガスはすっかり切れて姿を見せていました。

9/5 12:29

富士見岩展望台に立ち寄ります。

9/5 12:31

パノラマ。1,000メートルの低山とは思えないスケールの眺めです。

9/5 12:31

足元に見える湯の山温泉から御在所岳へ架かるロープウェイと雲母峰。

9/5 12:31

ロープウェイを横切って急激に湯の山温泉に落ちる御在所岳中尾根。ここを下りルートにとりました。

9/5 12:36

鎌ヶ岳の上の雲もとれ雷の音も消えました。

9/5 12:49

釈迦ヶ岳。手前の国見岳から下る尾根の途中に見えている白いガレのあるピークが展望の良いハライド。

9/5 12:55

心配した午後の夕立もなく暑い日差しの中を下りました。

9/5 13:11

鈴鹿セブンマウンテンの中で何故か行く機会が少ない釈迦ヶ岳。来春にはイワウチワを見に行こう…

9/5 13:23

キレット手前の鞍部。一瞬だけ涼風が吹き癒されます。

9/5 13:23

キレットは右側から鎖で登りかえす。

9/5 13:33

地蔵岩。落ちそうで落ちずにちょこんと上に載っているサイコロの形の石。受験生に大人気？

9/5 13:44

おばれ石。おんぶ好きのおこちゃまに大人気？

9/5 14:05

ゴール、時刻は午後2時。最後まで好天でしたがとにかく暑い日でした。

撮影機器：

iPhone XS Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル カメラ

感想

kenny

不安定な週末の天気予報にどこの山へ出かけるか迷った上で目一杯晴れていそうな鈴鹿へ出かけました。近づく台風の影響で湿った暑い日となりましたが、前日の雨のおかげか真っ青な空でクリアな展望が楽しめた1日でした。白い夏雲が湧く鈴鹿の緑の山々… 春秋に来る事ばかりだった低山の鈴鹿で初めて見る夏山らしい風景はなかなかに新鮮でした。
が、いい事ばかりではありませんでした。出鼻を挫かれたのは鈴鹿で名だたるヒル。
アルカリ性の石灰岩を好むヒルが多い北鈴鹿ならまだしも花崗岩の鎌・御在所で晩夏のこの時期までヒルがいるとは…
不思議にも自分は被害に合わず、同行の山トモだけが何箇所も。足元を目を凝らしてみると、いるわいるわ…！　
急遽、尾根ルートに変更したものの今度は風のない暑さに何度も荷物を下ろして休む事に。そして最後は御在所山頂のかき氷の足元に喜んでひれ伏したのでした。