記録ID: 25517
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ハイキング
甲信越
裏銀座
2003年06月21日(土) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 39.3km
- 登り
- 4,051m
- 下り
- 4,036m
コースタイム
七倉(6:25)−高瀬(8:00-8:30)−烏帽子小屋(ニセ烏帽子往復10:00-11:30)−三ッ岳−野口五郎(15:00-15:30)−湯俣(18:50-19:00)−七倉(21:30)
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2003年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
晴嵐荘の営業開始日で湯俣温泉は賑わっていたようですが、山には誰も居らず裏銀座の山を独り占めしました。 また運動靴でどうにかクリアしましたが、途中に冷や汗をかくような雪壁が幾つも乗り越えました。 残雪の湯俣岳山頂付近が迷いやすかった。 夜間のトンネルの一人歩きはかなりおっかなくて、大声で歌を歌いながら通過しました。 最後のトンネルでイノシシの突進を受けたので、ケリを入れたらブヒブヒ言いながら逃げて行きました。 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
感想
出発時間はやや遅れたが、七倉をスタートし、ブナ立尾根をタイムアタックして登る。2週間後に迫った北丹沢(12時間山岳耐久レース)、そして1か月後に控える富士登山競走のトレーニングとしてもまずまずな坂路調教になった。
稜線へ上がってからの行程は決めていなかった。
北上して船窪を経由するのも面白そうだし、南下して野口五郎へ行くのも悪くない。もちろん、そのまま同じコースを下山したって良い。
他に人は誰も居なかった。山でこんな贅沢はない。やや風は強かったが天気も上々。山脈を丸ごと貸切っている充実感に包まれて、ニセ烏帽子の岩で遊んだり、無人の烏帽子小屋のノートにノーガキ書き込んだり、のんびりと山を満喫する。
やがて進路を南へとる。
進んだら戻れない道、登ったら下りれない雪壁を登攀したりと、ひとっ子ひとり居ない裏銀座の山脈を満喫。槍ヶ岳が近づいてくるのも面白かった。
無人の野口五郎を越え、嫌な雪がついた崩落の激しい真砂の危なっかしい斜面をやり過ごし、迷宮のような残雪の湯俣岳を突破。そして晴嵐荘営業開始日に賑わう湯俣温泉へ下山したところで日没を迎えた。
下界まで残り15キロだが、あとは林道のみである。しかし本当の核心はこの後にあった…
残照に浮かび上がるのは得も言われぬ雰囲気を醸し出す名無小屋…
ピチャピチャと何かが滴り落ちる音が木霊する真っ暗闇の高瀬隧道…
闇夜に異様に妖しくポツンとヒカる高瀬ダムの公衆電話…
連続する不気味なトンネル群には自分の足音か定かではない音が反響し…
そして下界まであと僅かと言うところ。
最後のトンネル(山の神隧道)で出たんです(((*´-`))ヒィィィィイイィ!!
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昔の記録をアップしてみました 。
5年前に比べてトレラン用の靴やヘッデンなど装備も充実したようですので、今年またこの1dayをやってみてはいかがですか?
はい。その時期ですと裏銀座へ行く人は稀でしょうから、山脈丸々貸し切れますしね。これ以上進んだらヤバイかな、でも行っちまえ!っていう判断も楽しいんです。
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