快晴の赤岳 〜ルートミスを助けられて〜
- GPS
- 27:01
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,475m
- 下り
- 1,472m
コースタイム
- 山行
- 2:47
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 3:07
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●美濃戸口〜美濃戸 土が混じった凍結道路。気を抜くと転びます。 ●美濃戸〜赤岳鉱泉 登りはアイゼンなしで大丈夫ですが、下りは着けた方がよさそう。 ●赤岳鉱泉〜行者小屋 よく踏まれた歩きやすく、アイゼンなしで大丈夫でした。 ●行者小屋〜地蔵の頭 最初の階段は迂回の踏み後ができていました。 ●地蔵の頭〜赤岳山頂 西風が強かったけど、足が止まるほどではなかったです。 ●赤岳山頂〜文三郎尾根分岐 最初の急坂は岩と雪のミックスで緊張の連続です。 ●文三郎尾根 よく踏まれた歩きやすい道でした。 ●南沢 土が出始めても、日陰に土混じりの凍結部分があり、何度も滑りました。 美濃戸までアイゼン着けていたほうが安全です。 チェーンアイゼンを着けていた方がいらっしゃいましたが、岩と土と凍結した道には有効ですね。 |
写真
感想
天気予報を見てると、週末に崩れそうだし。年末で混雑する前がいいので、26日、27日にしよう。(^_^)
美濃戸口へのバスの中から見える山頂付近は雲に隠れて風が強そう。
美濃戸口からは凍結した林道で気を抜くと滑ります。
美濃戸でエネルギー補給後、北沢を進み、横岳が見えると山頂の雲は消えてる!。一気にテンションアーップ !(^^)!
気温マイナス8度くらいなのに、風が無く日も出てるので暑い。着ているものを脱いでいったら写真のようになってしまいました。
視界が広がるころ予定通り赤岳鉱泉に到着。
アイスキャンディーは近くから見てみると巨大なツララの塊のようですね。
赤岳鉱泉で案内されたのは大広間、明日の朝早いので、布団を片付けやすいように蚕棚上の布団を積んでる脇に陣取りました。
日暮れ時には横岳のアーベンロートを撮るのも忘れずに。
夕食はステーキ、しかも分厚い!ご飯もシチューもお変わり自由で、たっぷりお腹に収めて明日のエネルギーに。
翌朝は5時に起きて自炊開始。
スパゲティーポロネーゼはおしゃれで美味しかったけど、コッフェルの片付けに難ありでした。反省(-_-;)
それから、冬季入口に設置してある飲料水タンクは、朝方凍結しているみたいで蛇口をひねれませんでした。お水が必要な人は夜のうちに。
ヘッドランプ点けて出発。行者小屋に着く頃には明るくなってます。
ここからアイゼン着けて文三郎尾根を登りますよー。
初めて登る地蔵尾根は凍結したステップあり、かなり大変でした。風が無かっただけ助かりましたよー。
地蔵の頭に出るとドピーカン !(^^)!
最高の天気だー!!
風が出て、時々体が振れるけど、歩くには問題無し。
天気図とにらめっこして山行日を決めて大正解でした。
赤岳展望荘あたりでGPSのバッテリー切れに気がついてあわてて交換。
足が重くなってきたので、自分にもエネルギー補給したけど、回復するまでちょっと時間がかかるかなー、なかなか行動食のタイミングがうまく行かないなー。反省(-_-;)
赤岳と富士山を見ながら最後の急登を、息も絶え絶え、休み休み、ヒーヒーいいながら、それでも確実に山頂に近づくのがいいですよー。(^_^)
山頂からは雲海に浮かぶ富士山、権現岳の後には南アルプス、さらに中央アルプスに北アルプス、その後には御嶽山までくっきりでした。
もう笑顔が戻りませーん。(^_^)
阿弥陀岳に向かって下山すると、かなり急で岩だらけ。
なんか変だなーっと思ったけど踏み後はあるし、鎖もあるし地図通りだと思い込んで降りていくと後から叫び声が・・・。
「そっちは違いますよー!」
赤岳頂上山頂付近にいらっしゃった方が叫んでくれました。「あっ間違ったんだ。」
声を掛けてくれた方がわざわざ頂上まで来てくれて、親切にも下山口まで案内していただき、「しばらく権現岳方面に降って、途中から赤岳の山頂下をトラバースして阿弥陀岳稜線に出る道があるよ」と教えていただきました。
私が間違ったのは阿弥陀岳から赤岳を直登する「赤岳南峰リッジ」と言うらしく、バリエーションルートだそうです。
あのまま知らずに下っていたら、そのうち動けなくなって遭難・・・。考えただけでぞっとします。
声を掛けてくれた方本当にありがとうございました。おかげさまで大事に至らずに済みました。
国土地理院「ウォッちず」を見ると、赤岳山頂から権現岳、阿弥陀岳、横岳に向かう3方向の分岐があり、文三郎尾根に降りるには赤岳山頂から阿弥陀岳方向にまっすぐ降り、途中から文三郎尾根への分岐があるようになってます。私は迷うことなく山頂にある祠のすぐ後ろから阿弥陀岳方向にまっすぐ降りてしまいました。
私が持っている昭文社2008年発行の八ヶ岳地図1/50000を見ると「ウォッちず」と同じになっていますが、裏面の1/25000を見るとちゃんと権現岳方向に降ってからトラバースするようになってました。
山頂付近の地図は分かりにくいことが多いので、昭文社の登山地図と現場の道標をしっかり確認してから行動すべきでした。反省 <(_ _)>
※GPSデータを登録してあるので、「地図/標高データ」を地図プリで拡大していただくと、私が間違った所が分かります。
赤岳山頂からの降り始めは急な岩稜帯と雪で緊張の連続です。
アイゼンを引っ掛けないよう気をつけながらゆっくり降っていきます。
行者小屋に着くと「山頂の様子はどうでしたか?」とご夫婦に声を掛けられ「天気が良くて最高ですよ」と答えたところ、んっ、どっかでお会いしたことが・・・。
「あっ、昨年末に赤岳鉱泉で同室になった方では?」
ご夫婦も気がつかれ「あっそうですよ!」ものすごい偶然ですねー。
しばらく昨年のお話をして記念写真を撮って分かれました。
また、いつか山で会える日を楽しみにしています。
行者小屋から南沢を降り、土が見えてきた頃にアイゼンを外し、しばらくするとまた凍結し始め、土だと思っていたところが凍結した土のようで何度も滑ってしまい、「これではバスに間に合わない」とアイゼンを再装着。
するとチェーンアイゼンを着けて軽快に歩いている方が追い抜いていきます。
「それいいですねー」
「チェーンアイゼン最強ですよ!」
「うーんいいなー」
っと、また他の方がチェーンアイゼンで追いついてきました。
お話を聞くと、こういう場所ではチェーンアイゼンのほうが良いようで、トレランの方もチェーンアイゼンで走るそうです。
結局その方は美濃戸口までチェーンアイゼン装着のままだそうで、私は美濃戸からアイゼンを外してしまい、何度も滑りながらゆっくり歩きました。
チェーンアイゼン使いやすそうです。
今回は反省が多い山行でしたが、沢山の方とも出会うことができました。
下りの南沢でチェーンアイゼン付けて下ってきて“チェーンアイゼン最強ですよ〜”と言った者です(^_^)v…相方はしてなかったので途中で片方貸してあげたら調子よく下っていましたよ又どこかでお会いしましょう(⌒〜⌒)…それにしても快晴ドピーカンこの時期にしては超微風の最高の有り得ない素晴らしい天気の暖かい赤岳…最高でしたね!(b^ー°)
ありがとうございます。
車道でも凍結しているとアイゼン履くわけにも行かないので、チェーンアイゼンなら最強ですね。
早速お正月バーゲンで購入します!
本当に天気最高でしたね、こんな日はなかなか無いと思います。
またどこかの山でお会いしましょう。
祠に出るのは主稜ではなく、南峰リッジではないでしょうか?
唐突にスミマセン。どうでもいいことですが、気になったもので。
北峰近くには主稜の踏み跡があるので、横岳方面に向かうときには要注意かと思います。
それはともかく素晴らしい景色ですね。お疲れさまでした。
geraniumさん
ご指摘ありがとうございます。
再度調べたところ祠があるのは南峰で、赤岳頂上小屋があるのが北峰。南峰から西に延びている稜線が「南峰リッジ」と言うことが分かりました。
赤岳が北峰、南峰、竜頭峰の3つに分かれているのも始めて知りました。
勉強になりました、ありがとうございました。
感想文も訂正いたしました。
行者小屋前で再会できて感激でした!
私達はあれから文三郎から赤岳山頂を経て天望荘に泊まり、
翌日は横岳を経て赤岳鉱泉から北沢で下山しました。
実は、赤岳鉱泉で、また再会がありました。
去年のあの日同室だった酔っ払ってた方の相方さんです。
覚えてらっしゃいますか?
彼は、私達と全く同じ日程で、鉱泉泊まりで赤岳に行って来れらて、
鉱泉でお会いしました。
私達もチェーンアイゼンの必要性を感じました。
今度までに買うつもりです。
またどこかでお会いしましょう♪
minnesotaさん
こちらこそお会いできて嬉かったです。
あの時だんな様が私に声を掛けていただかなければ分からなかったですね。
その後にも出会いがあったなんて、すごい一日でしたね。
昨年の赤岳鉱泉でお会いした、旦那様がカナダ人のご夫婦覚えていらっしゃいますか?
硫黄岳でお会いして帰りが一緒になり、その後も時々メールで連絡取り合っています。
minnesotaさんと会ったことを話したらビックリされていましたよ。
またどこかの山でお会いできることを楽しみにしています。
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