ピーカンの朝日岳(古寺鉱泉ピストン)



- GPS
- 08:00
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,646m
- 下り
- 1,645m
コースタイム
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 8:00
天候 | 小雨のちピーカン(たまにガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
・山形駅からレンタカー ・古寺駐車場は協力金1,000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<登山ポスト> 古寺案内センター入り口付近にあり。 <コース状況> ★古寺登山口~小朝日岳 樹林帯がメイン。そこそこ急で、走りにくい傾斜。標高が低いところは暑くてバテそうになるが、要所要所にある清水に救われた。ありがとうございます。 ★小朝日岳~避難小屋 この山行でのお楽しみ区間。稜線が見渡せて、素晴らしくて、言葉にならない。 ★避難小屋~大朝日岳 山頂からしか見えない景色がある。山頂への高揚感から焦って転ばないように。 |
その他周辺情報 | ★湯ったり館 場所:月山ICから古寺鉱泉登山口への途中の集落にあり。 料金:大人300円。 お風呂:ぬるぬるしてて、あつくて、いい湯。 施設:この集落でのコンビニ的な感じ。お土産のほか、お酒、つまみ、お菓子、菓子パン等あり。民宿に泊まって買い出しはここに来ることになりそう。 時間:ネットでは21時まで、実際は20時まで。コロナで終わりの時間が早まっていた。 |
写真
感想
東北最後の未踏百名山、朝日岳。今年は天候不順で難しいかと諦めていたら、予定していた奥秩父のテン泊山行が中止になったので、急遽計画。ちょうど東北あたりでもどうかな、と思っていたという後輩と「行くぜ山形」。
★狭軌への広軌心
福島で東北新幹線やまびこと切り離された山形新幹線は、その後、のどかな田園風景を走る。在来線と同じ線路を走ってるけど「あれ、どういうこと?」という疑問が湧いた。駅員さんに聞いて見ると熱く語ってくれた。
『山形では、在来線を残して高架を作る金がなかったので、山形新幹線と交わる在来線の車両(下部分)を狭軌から広軌に改修した。そのおかげで、風景が変わってしまう高架を作らずに済んで、穏やかな田園風景を守ることができた。ただし、当時は環境保全の意識ではなく、金を節約するために線路を敷設し直した。世界に誇れる技術だよ、これとSuicaは。世界にもっとアピールしてもいい。それに、山形では、既に廃線になっているけど満鉄のさらに広い広軌も見られる。3種類の線路が見られるのは山形だけなんだ。』
★観光案内所は素敵だ
今回の目的は、朝日岳。山については、調べてある。しかしながら、それ以外はノープランだ。名物をネットで調べるも玉石混交で有益な情報を得るのに時間がかかる。こんなときは、観光案内所だ。今回4回もいろいろ教えてもらった。
①山形牛のランチ
腹が減った。何か食いたい。出来れば地のものを。さすがに芋煮はランチに向かないだろう、ということで山形牛ランチのお店を聞いた。紹介されたのは、以下の3店だったが、我々は近くて安い「かかし」をチョイス。山形の旅は、美味し~、からスタートした。
・かかし:駅近く。この中では最安価。
・佐五郎:第一プッシュ。高級
・ステーキ・アロワイヨー:ステーキならここ。ご飯はつや姫。
②夕方までのドライブコース
ランチを食べてもまだ時間がある。レンタカー借りてどうしようか。考えてこなかったなぁ。そうだ、観光案内所行こう。
ご提案いただいたのは、以下の寺や神社。そんなに仏閣好きに見えるかなぁ。最後に提案された山寺に後輩がガブリと食いつき、そこに行くことに。
・湯殿山神社:出羽三山の一つ湯殿山の麓にある神社。民宿の方向。
・出羽三山神社:遠回りになるが、有名どころとして紹介してもらった。
・立石寺(山寺):最後にここもあるよ、的に説明があった。
③山寺への行き方
山寺に着いて車止めたはいいが、どっちが登山口だろう。上まで行って帰って来るのにどれだけかかるかな。そうだ、観光案内所行こう。
パンフの写真のように「五大堂」が見える場所や登る順路、所要時間を確認・相談させてもらった。
④山形名物とお蕎麦の店
下山後、レンタカーも返して新幹線の時間まで何しようかな。小腹も空いたし。そうだ、観光案内所行こう。
山形名物を肴に時間までのんびり過ごせる店を案内してもらった。
・庄司屋:徒歩10分
・山形まるごと館 紅の蔵:時間が合わなかった
・S-PAL1階のお店(名前忘れた)←ここに行って、ビール+芋煮、だだちゃ豆、だし、タコの唐揚げをいただく
★閑けさや~
岩にしみ入るセミの声。芭蕉の句だ。観光案内所で提案された名所「立石寺」で一足早く山歩き。靴を履き替え、トレランザックを背負って苔むした石段を歩いて行く。蝉の声はない。汗がじっとりとTシャツにまとわりつく。ゆっくり歩いてく。いにしえの(芭蕉と曾良)2人のあゆみに合わせるかのようにゆっくり歩く。五大堂からの眺めは少し変わったけれど、その雄大さは、変わらない。蝉の声が聞こえてきた。
★渓聲山色と力道山
今日の宿は民宿「孝庵」。ご主人小山孝さんがその名前の由来だ。20年前、早期リタイヤされて女将さんの実家のある西川町で民宿を始められた。事前に地図で数件の民宿にあたりをつけてネットで調べた。その中でよさそうだったので、電話してみた。その時のハキハキと元気な印象そのままの女将さんに迎えられた。夕食までの時間、温泉に出かける。
夕食は、ご主人が釣ってきたヤマメと山形料理だ。美味しくいただき、歴史を感じる部屋を見回す。力道山のサインがある。昔、力道山が熊撃ちにきたときのものだという。実際は熊撃ちに出かけられなかったとのこと。他に部屋を見回すと「渓聲山色」(けいせいさんしょく)の掛け軸が。調べて見ると「谷川のせせらぎは仏の説法の声、山のたたずまいは清浄な仏のすがた」という意味らしい。なんだ、ここのことじゃないか。
★疑心暗鬼予報からのピーカン
朝の古寺鉱泉登山口。宿で作ってもらった弁当をつまみながら、どんより曇り空。なだけならまだしも雨が降り出してきた。まじ?そんな予報だっけ?同行した後輩によると「登山天気」は「ヤマテン」と違って、行間を埋めるようなきめ細やかさがない、曇りと言っても雨降りそうな曇りなのかどうか、霧の立ち込める曇りかどうかわからない、とのこと。えー、昨夜時点の予報では、9時からは「晴れ」で、それまでは「曇り」予報だけだったのに、変わったか。調べようとするも圏外。しょうがない、腹を決めて歩きだそう。
と登り始めると、予報どおり9時前には晴れて、ガスも消え最高の登山日和に。稜線が見えるというのは、何よりのご褒美です。詳しくは写真参照してください。
★改札で予約
早めにレンタカーを返して、駅で山形名物を肴に飲もう作戦を実行して、お土産買って悠々と新幹線改札を通ろうとすると「キンコーン」止められた。え、なんで?まさか、予約できてない?えきねっとアプリで確認すると「予約できてない」確認画面までいって購入してなかったのか。慌てて新幹線の改札前で20代の若者並みにスマホと向き合い、無事予約。発車の10分前には改札通過。ビール買う余裕もありました。ふぅ。
★費用 約4.5万円
新幹線:21,000
レンタカー:7,200
ガソリン:1,600
高速代:1,800
民宿(2食付):8,000
お風呂:600
山形牛ランチ:1,700
山形名物飲み:3,000
駐車場等:1,500
山寺:300
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