北岳(奈良田〜池山吊尾根)
- GPS
- --:--
- 距離
- 39.8km
- 登り
- 3,253m
- 下り
- 3,251m
コースタイム
1月1日→4:00起床・5:20幕営地-(途中アイゼン装着)-6:42ボーコン沢の頭-8:03八本歯のコル-9:15北岳9:25-10:25八本歯のコル-12:00幕営地(休憩&撤収)12:47-13:21池山小屋-15:05あるき沢橋-林道ビバーク
1月2日→4:30起床・5:48ビバーク地-8:43奈良田
天候 | 12月31日:幕営地まで晴れ、夕方以降、一時雪 1月1日:曇り時々晴れ、標高3,000mより上は曇り 1月2日:晴れ、稜線はガス(吹雪との情報) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
明けましておめでとう御座います。こやpです。
今回は北岳に登って来ました。
本来は予備日も含めて、年末年始で5日間日程を取っており、白峰三山を縦走する予定だったのです。
所が肝心の中日が悪く、北岳ピストンに切り替えました。
気象係りより散々情報を引き出した後、元旦のみワントライ。
しかも、敗退も止むを得ずと言う条件で臨みました。
「何が何でもPHする」と言うより、取り合えず「経験を積む」と言う感じですね。
しかし、流石「ヤマテン」。本当にピタリと当たる天気予想に驚き。
更に今回のビバーグ地点は、城峰から30分程登った2400mの樹林部にテントを張りましたが、Docomoなら繋がるのです。
(案外2600m地点でもビバーグポイントは豊富。但し樹林部を抜けると微妙)
と言う事で、あっさり天気図や更に元日の予測も入手。
色々なモノに助けられる山行でした。
元旦も多少の風は吹くものの、八本歯のコルまでは全く問題無く、
初日の出や朝日に染まる北岳をゆっくり眺めました。
しかし北岳の稜線に掛かると一気に風が強く成り、ガスも掛かり始め微妙な天候に変わる。
この辺は「さすが北岳、安易には登頂させてくれない」とも感じつつ一気に攻める。
そして登頂!
登る前迄の色んな葛藤も全て忘れさせてくれる瞬間でした。
一緒に登った仲間とも握手を交わし、さっさと記念撮影・下山に取り掛かる。
が、気を良くした時にこそ魔が差すモノです。
下山中に有り得ないルーファイミス・・・。
メンバーが気が付いたから良いモノの、そのまま下山してたらかなりの距離を引き返す羽目に、、、。
そして、正規ルートに切り替えながら下山。
ビバーグ地点まで戻るが、まだ12時過ぎだったので、撤収を決めて更に下る事にした。
最終的に登山口に辿り着いたのは、15時過ぎ・・・ハヤッw
ココからは通常の林道歩きで3時間なのだが、流石に大変と誰も通らないトンネルを拝借してビバーグを行う。
雪の無い生活は快適。
新年の宴と登頂記念を祝して飲むが流石に疲れているのか、21時くらいには就寝。
翌日は林道歩きと最後の難関(門越え)を突破して、無事駐車場に辿り着いた。
最終的に課題は残るものの、良いメンバーと良い山行出来た事に感謝したい。
今年は、ちゃんと記録を残しながら、色んなメンバーと色んな山に挑んで行きたい。
3年連続で年末年始は南アルプスへ。
一昨年、カモ新人のときは甲斐駒ヶ岳。
昨年は塩見岳。
そして、今年は、計画は白峰三山。
が、年末の天気が悪い。
順延、順延で、日程に余裕がなくなり、結果、
北岳ピストンに変更。
実は、前シーズンの鳳凰三山で次シーズンには
積雪期の北岳と決めていた。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-179899.html
が、そのチャンスは思いのほか早くやってきた。
ところで、いつもそうだが、いつも以上に今年の冬は、
天候判断が核心だ。
北岳ピストンに変更になったということもあり、夜叉神峠から
入れるかなと思っていたら、28日時点で山の神から通行止めとの
情報
http://www.minami-alpskankou.jp/
だったこともあり、結局奈良田から入ることに。
林道歩き3時間半、微妙な登りが何とも辛かった。
天候判断がピッタリはまり。
山頂付近でこそガスガスピューピューにやられたが、
あとは快適にアタックでき、無事に北岳の頂きをゲット。
気象担当だが、ほぼヤマテン予報のおかげ。ヤマテンは
契約して1年だが、その予報精度や傾向は掴んで
いたつもり。もちろん自分なりに天気図を読んだつもり
だが。。。
ルートは、ボーコン沢の頭から八本歯のコルの間の
痩せた岩稜部。一部岩場のクライムダウンを要する
セクションがあったが、当日のコンディションは悪く
なかった。雪の状態等により困難度はもっと高くなる
と思われる。それ以外は、砂払〜ボーコン沢の頭付近
で尾根が広くなるため視界不良時のルーファイに注意を
要する。
今回の反省は、山頂から視界不良の中、誤った尾根に
入ったこと。地形図を読むこと、地形図とコンパスを
いつでも取り出せる状態にしておくこと、沢で培った
日々は無駄ではなかった(こちらは良い意味での反省)。
あとは、沢山歩いたこともあり、ウールの靴下がかなり
濡れた。やはり禁断のビニールか。。。
今回はリーダーではなかったので、メンバーの視点から
またあらためて色々と学ぶことがあった。次からの山行に
活かしたい。
元日は800m登って、2,000m下るという、何ともシンドイ
1日だったが、2013年の初日にこんな素晴らしい日の出と
富士、そして北岳の頂きまで戴けて、わたしゃ、幸せ。
厳冬期の白峰三山、行きたいが、義盛新道からの池山吊
尾根は当面いいや。池山吊尾根に取り付けそうな尾根は
他にもありそうな気がする。要研究だな。
ともあれ、
今年も安全無事にチャレンジしませう。
コメント
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新年早々いい山行ができたようでなにより。
北岳だけでもPHできてよかったね。
今年も色々な山行の企画を頼むよ。
もっとも、自分自身の山行もがんばって。
その際、おじさんでよかったらお伴検討するよ。
…検討だけの可能性も高いがぁ〜。
三山縦走できなかったのは残念ですが、
十分に楽しめる山行でした。
徐々に徐々にステップアップできている
と思います。
また、としさんのお供させてくださいね。
としさんも今年は沢、どうですか!
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