十勝大雪縦走

- GPS
- 104:50
- 距離
- 71.3km
- 登り
- 4,996m
- 下り
- 5,170m
コースタイム
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 10:40
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
- 山行
- 11:00
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 11:15
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 7:10
| 天候 | 8/14 曇り 8/15 雨 8/16 ガス→晴れ 8/17 ガス→晴れ 8/18 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
双子池から三川台まで刈り分けが入ってました。 |
| その他周辺情報 | ホテルベアモンテ 日帰り入浴1000円 |
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
α米
|
|---|
感想
前々から行きたいと思っていた大雪十勝縦走。部でも計画が出ていたが今年は沢登りを選んでしまったので部外で行くことにする。友達に声をかけたら、富良野岳〜上ホロまでついてきてくれることになった。
8/14その友達の車に乗せてもらい凌雲閣へ。凌雲閣の駐車場は広いがすぐ混むので要注意。凌雲閣ではすでに雲海でお腹いっぱい。歩き慣れた道を行くが僕はなかなかスピードが上がらず、何度も待ってもらって行く。縦走中この日だけがいい天気の予報だったが、予報通り晴れ。貴重な水をたくさん飲んでしまう。ちなみに水場は南沼と忠別避難小屋、白雲避難小屋のを利用した。この3つは豊富な水量。他に忠別沼、天沼らへんも豊富。降水の影響か双子池らへんでも汲めそうだった。ミニ浄水器を持って行った。沼の水を飲むならあった方がいいと思う。
富良野肩にメインザックをでぽして富良野岳ピークへ。たくさん人がいる人気の山だ。見晴らしもよく芦別夕張がくっきり見える。高山植物もたくさんある、もう少し早い時期であればお花畑だろう。上ホロまでは普通の稜線を歩いて行く。三峰山付近でナキウサギがいた。かわいい。途中でっかいザックの人がいたから縦走仲間かと思ったら、十勝岳で結婚式の前撮りをしてきたという。ウエディングドレスで。すごい。
上ホロからは一人寂しく歩いて行く。ここからは植物もなく殺風景な稜線だ。天気が悪いと風がすごいが、今回は時折涼しい風が吹く程度。三段山の方からサックス?の音が聞こえてきた。エモい。
十勝岳への登りは急だがジグを切ってくれる道が明瞭で登りやすい。ピークには意外と人がいなかった。ガスってきたので少し休憩して待つ。ガスが少し薄くなったタイミングで美瑛岳方面へ。まるで火星のような風景が続くとどこかで聞いたが、言い得て妙。道標べはあるがガスが濃いと迷いそう。美瑛岳分岐あたりにザックをでぽしてピークへ。いい景色。電波が入った(docomo)ので天気予報を見ると明日は荒れそう。そのあともあまり良くはなさそう。モチベーションが逃げて行く。ザックデポ地まで戻る、、、がザックが見つからない。登って行くときに見失いそうだな、と思ったのだがそのとおりになってしまった。しばらく探したと思う。雨がちらついたり、あたりが暗くなってきて焦ったがなんとか見つかる。危うく救助を呼ばなければならないところだった。大反省。
美瑛岳からの下りは膝にくる嫌な下り。時間もないしガスっていたので美瑛富士はカット。なんとか日の入り前に避難小屋着。今夜から明日はひどい風雨の予報だったがテントは3張あった、、甘えだと思ったが小屋に泊まらせて頂く。夜飯はα米、サバ、マッシュポテト(毎日一緒)。サバは調理済み真空パックになってるのだがとても美味。明日は停滞かなーと思いながら沈。
8/15一応かけた目覚ましが3:30に鳴る、、が案の定雨と風の音がする。停滞を決め、二度寝をかます。6時くらいに起きて朝ご飯。α米とスープ(毎日一緒)。粉溶かすタイプのお茶で食器は洗う。ラジオをつけるが80年代の曲特集でつまらない。仕方なく今回の目玉「山の怪異譚」を読む。本当は夜読んで肝試し👻といきたかったが、暇なのだから仕方ない。お昼過ぎからはラジオがアニソン特集になったので一人で盛り上がっていた。避難小屋での停滞は初めてだったがなかなか楽しめた。
8/16同じく3:30起床。外はガスだが雨は降ってなさそう。4時半デッパ。小屋内は電波入らなかったが、少し上ると入った。石垣山の最初のガレ場はペンキで誘導されている。あとはなんもな道をオプタテまで。オプタテから先も踏み跡しっかりしてた。急な下りが長く気が滅入りそう。途中逆から縦走してくる大学生3人組にあった。そのあとは全く人に出会わない。結局次の日トムラウシ山頂まで誰にも会わなかった。
双子池は昨日の雨でそこら中に沼がある感じだった。少し北の方へ行くと刈り分けされた道がある。刈り分けされる以前を知らないが、おそらく格段に歩きやすくなっているだろう。周りの植物の背丈が高く、熊が怖い道なので目一杯笛を吹きながら早歩きで行く。徐々に晴れてきて三川台に着く頃にはとてもいい天気になっていた。景色もとても綺麗。三川台までの道は刈り分けと踏み跡でわかりやすい。途中下調べ通りのテン場あり。鎖場もあった。三川台は広くて平坦、どこでもテント張れそう。崖の下に大きい雪渓があったが降りられる道があったかは覚えてない。南沼への道は初めは崖沿いを探せばある。そこからは踏み跡辿っていけばOK。南沼は風が強かった。テントを張って水汲み。沼まではすぐ降りられる。結構涼しかったのでシュラフに入って夜ご飯。ガス缶は250*2持っていったのだが全然減らない。贅沢に靴下を乾かすのに使った。結局4泊5日で1缶使い切らなかった。いい感じに疲労も溜まって気持ちよく寝れた。
8/17何時に起きたか忘れたが、風が強かったので遅めにデッパ。そもそも行動予定時間が短かったのでもっと遅くてもよかったのだが6:40出発。ガスの中トムラウシまでのきつい登りを行く。分岐にはわかりやすい看板と携帯トイレブースがあった。ピークまでの道はペンキで親切な誘導があるため迷わないだろう。
初トムラウシピークだが結局ガスのままだった。下りもペンキで誘導されたガレ場。北沼からは歩きやすい道。ところどころロープで誘導あり。ロックガーデンは慎重に降る。少しわかりにくいところもあったが、あかふとペンキを目指していけばOK。ここまで順調にきていたが天沼の手前で道を間違える。天沼の手前の沼を天沼と間違え、獣道に入ってしまった。クマフンだらけ。割と奥の方まで入ってしまい、近くのポコに上ると遥か遠くに木道が見える、、、いくつかのポコを突っ切って、道無き道をそっちの方へ進んで行くと無事元の道に合流できた。大反省◆1時間ほどロスした気がする。しかし豈図らんや、天沼に着く頃に天気が良くなり綺麗な景色が現れる。
天沼には下調べ通り木道があった。そこから化雲岳までところどころ木道ゾーンがある。右手にはヒサゴ沼小屋が見えた。途中であった人によるとヒサゴ沼避難小屋は綺麗で泊まるのにオススメらしい、、がそれだと予定が大幅に狂ってしまうので泣く泣くスルー。
化雲岳ピークにはでかい岩がある。電波も入る。熊退治用にでかい水鉄砲を持っている人に会った。退治できるのかは知らないがかっこよかった。化雲からは長ーい木道が続いている。熊の痕跡が多いが、人もある程度いたのでそこまで怖くない。五色岳には三角点みたいな石柱と分岐看板がある。忠別避難小屋分岐まで歩きやすい道が続く。分岐から忠別避難小屋は10分程度。周りのブッシュが少しウザい箇所もあり。避難小屋の手前に大きな雪渓がありそこを渡って行く。渡らない道もありそうだったがよくわからなかった。雪渓の一番下で水がジャボジャボ出てるので汲む。冷たくておいしい。避難小屋の横にはトイレがあった。
8/18この日は裏旭岳テン場まで行く予定だが余裕を持っていきたいので3:30起床4時過ぎデッパ。この縦走で初めて朝から晴れている。朝日+雲海がとても綺麗。初っ端忠別岳への登りがなかなかしんどい。下調べにはハイマツ漕ぎのようと書いてあったがそんなことはなかった。普通の道。
忠別ピークからは横に広い道を歩く。忠別沼らへんは水が道の上を流れているような箇所もあったが、木道が整備されているところが多い。忠別沼はとても綺麗。木道からすぐ汲めそうだった。そこからは平坦な道をひたすら歩く。東側の高原沼の方では熊の目撃情報が多かったので笛をいっぱい吹いていった。天気がいいので白雲避難小屋が見えるが遠い遠い。ただ平らなのであまり休まずに行けた。避難小屋は新しいものを建設していた。でっかい重機が何台かあったがどうやって運んだのだろう、、少し行くと水場がある。冷たくておいしい。
白雲岳分岐には看板と大きいベンチがあった。ザックデポして白雲岳へ。ペンキで誘導されていてわかりやすかった。ドローンが飛んでた。さっさとピークを踏んで戻る。時間を見るととてもいいペースなので今日中に下山することにする。そうとなると下山後の温泉を思い浮かべながら残りの道もハイペースで行く。北海岳にはベンチがある。電波はない。ザレた道をひたすら歩く。右手に見えるお鉢がかっこいい。途中、分岐にザック置いて間宮岳の看板へ。一瞬で行ける。ラストの旭岳の登りがしんどかった。ザレの急斜で踏ん張らないと登れない。上から降りてくる人の落石に気をつけながら上る。
旭岳ピークはやっぱりたくさん人がいた。いっぱい写真を撮って下山。旭岳ピーク〜姿見までは走るように降りると楽。姿見ではベンチに座れたので大休止。高校の部Tを着ていたのだが、それを見て同じ母校出身の方が話しかけてくれ、プラムを下さった。久々のフルーツが体に染みる。姿見からは夏道で下る。一気に人がいなくなり、逆から縦走しようとしてる大学生グループとすれ違ったのみ。最後の方の道が直されていて歩きやすかった。
下山後はちょっと贅沢してホテルベアモンテの1000円の日帰り温泉へ。フロントで荷物を預かってもらえた。タオルも貸し出している。広くていい温泉でした。
kagayan2000



















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