まだ暗い登山口を出発。
今日は長丁場だから早出を心がけた。
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まだ暗い登山口を出発。
今日は長丁場だから早出を心がけた。
登山道は薄暗い森の中へ延びていく。
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登山道は薄暗い森の中へ延びていく。
立派な木道が整備されているので不安はない。
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立派な木道が整備されているので不安はない。
1kmほど歩くと笹ヶ峰遊歩道との分岐地点に着く。このへんでヘッドライトが要らないくらいの明るさになってきた。
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1kmほど歩くと笹ヶ峰遊歩道との分岐地点に着く。このへんでヘッドライトが要らないくらいの明るさになってきた。
小さな沢を渡ったりしながら森の奥へと進んでいく。
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小さな沢を渡ったりしながら森の奥へと進んでいく。
今日は登山者が多い。スタートから間もないが、すでに抜きつ抜かれつを何度と無く繰り返している。
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今日は登山者が多い。スタートから間もないが、すでに抜きつ抜かれつを何度と無く繰り返している。
黒沢橋に到着。ここまで緩やかな登りが続いた。ウォーミングアップにはちょうどよかった。
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黒沢橋に到着。ここまで緩やかな登りが続いた。ウォーミングアップにはちょうどよかった。
橋で沢を渡る。平水でもそれなりに水量が多い。橋があって助かった。これくらいになると渡渉は怖い。
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橋で沢を渡る。平水でもそれなりに水量が多い。橋があって助かった。これくらいになると渡渉は怖い。
黒沢を渡ると、いよいよ本格的な山道となる。まずは十二曲という九十九折の急登が始まる。
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黒沢を渡ると、いよいよ本格的な山道となる。まずは十二曲という九十九折の急登が始まる。
とはいえ、このようにガチガチに整備されているのでマイペースで着実に登っていけばなんの問題もない。
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とはいえ、このようにガチガチに整備されているのでマイペースで着実に登っていけばなんの問題もない。
ほい、十二曲攻略!
よく「○○曲」と名付けられている場所で、実際は曲がる回数が異なることがあるが、ここはしっかり十二曲だった。
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ほい、十二曲攻略!
よく「○○曲」と名付けられている場所で、実際は曲がる回数が異なることがあるが、ここはしっかり十二曲だった。
高度が上がり周囲の景色が開けてきた。…ん? なんかまた雲が多い天気なのか? いい加減晴れてくれよ。
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高度が上がり周囲の景色が開けてきた。…ん? なんかまた雲が多い天気なのか? いい加減晴れてくれよ。
十二曲を過ぎると尾根歩きの穏やかな道になる。
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十二曲を過ぎると尾根歩きの穏やかな道になる。
…と思ったのもつかの間。なかなか急な登りだ。
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…と思ったのもつかの間。なかなか急な登りだ。
ついには両手両足を駆使したくなるような岩場すら現れた。十二曲などより、ここのほうがよほど難所だ。
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ついには両手両足を駆使したくなるような岩場すら現れた。十二曲などより、ここのほうがよほど難所だ。
岩場を過ぎると、今度こそ緩やかで平和な登山道になる。
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岩場を過ぎると、今度こそ緩やかで平和な登山道になる。
木道や階段が過剰と思えるほど延々と整備されている。これくらいやらないと登山者が多い登山道は荒れてしまうのだろう。
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木道や階段が過剰と思えるほど延々と整備されている。これくらいやらないと登山者が多い登山道は荒れてしまうのだろう。
朝露に濡れた石畳はズルズル滑って歩きにくい。
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朝露に濡れた石畳はズルズル滑って歩きにくい。
富士見平分岐に到着。我々はここは左へ。
真っ直ぐ行くと黒沢ヒュッテ方面へ進み、妙高山へと続いていく。
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富士見平分岐に到着。我々はここは左へ。
真っ直ぐ行くと黒沢ヒュッテ方面へ進み、妙高山へと続いていく。
登山道は黒沢岳の西側の裾を巻いていく。
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登山道は黒沢岳の西側の裾を巻いていく。
黒沢岳を過ぎると、いよいよ目指す火打山の姿が見えてきた…はずだったが、カメラを向けた途端雲の中へお隠れに…。
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黒沢岳を過ぎると、いよいよ目指す火打山の姿が見えてきた…はずだったが、カメラを向けた途端雲の中へお隠れに…。
高谷地ヒュッテの姿も見えてきた。このへんで全行程の半分くらい。火打山はまだまだ遠い。
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高谷地ヒュッテの姿も見えてきた。このへんで全行程の半分くらい。火打山はまだまだ遠い。
標高も2000mを超え、景色も高山の趣。
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標高も2000mを超え、景色も高山の趣。
途中アルプス展望台という看板があったので、それが指し示す岩に登ってみた。しかし…うーん、やはり今日も雲が多めで視界が悪い。
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途中アルプス展望台という看板があったので、それが指し示す岩に登ってみた。しかし…うーん、やはり今日も雲が多めで視界が悪い。
北アルプスのどこか…。
私には同定不能だ。
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北アルプスのどこか…。
私には同定不能だ。
登山開始からおよそ3時間で高谷地ヒュッテに到着。
今年新築なった新館が特徴的なトンガリ屋根を突き立てていた。
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登山開始からおよそ3時間で高谷地ヒュッテに到着。
今年新築なった新館が特徴的なトンガリ屋根を突き立てていた。
小屋の向こうには高谷地と呼ばれる大きな湿原がある。高谷地はすでに秋色に染まりつつあった。
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小屋の向こうには高谷地と呼ばれる大きな湿原がある。高谷地はすでに秋色に染まりつつあった。
高谷地ヒュッテのテン場がこちら。コロナが無かったら、我々もここにテントを張ってのんびり山旅を楽しんだことだろう。
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高谷地ヒュッテのテン場がこちら。コロナが無かったら、我々もここにテントを張ってのんびり山旅を楽しんだことだろう。
高谷地ヒュッテを出て暫く進むと、右に黒沢ヒュッテへの道を分ける。
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高谷地ヒュッテを出て暫く進むと、右に黒沢ヒュッテへの道を分ける。
高谷地湿原の外縁を周り…
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高谷地湿原の外縁を周り…
小高い丘に向けて道は登っていく。
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小高い丘に向けて道は登っていく。
すると大小の岩が転がるロックガーデンが現れる。今はリンドウくらいしか咲いていないが、ツートンの見立てによると「花の時期は凄そう!」とのこと。
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すると大小の岩が転がるロックガーデンが現れる。今はリンドウくらいしか咲いていないが、ツートンの見立てによると「花の時期は凄そう!」とのこと。
振り返ると、昨日ついに山中では見ることが叶わなかった妙高山の山頂付近が見えていた。プリンとも称される独特な形が異彩を放っている。
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振り返ると、昨日ついに山中では見ることが叶わなかった妙高山の山頂付近が見えていた。プリンとも称される独特な形が異彩を放っている。
花は無いけれど妙に楽しそうなツートン。いったい何がそんなに楽しいのかと訪ねてみると、花が咲いている様を想像して楽しんでいるのだとの返事が…。上級者だな、おい。
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花は無いけれど妙に楽しそうなツートン。いったい何がそんなに楽しいのかと訪ねてみると、花が咲いている様を想像して楽しんでいるのだとの返事が…。上級者だな、おい。
オヤマリンドウ
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オヤマリンドウ
いよいよ火打山本体が間近に迫ってきた。先程に比べると若干雲も晴れて青空が覗いてきている。頼むぞ、晴れてくれよ〜。
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いよいよ火打山本体が間近に迫ってきた。先程に比べると若干雲も晴れて青空が覗いてきている。頼むぞ、晴れてくれよ〜。
火打山のお膝元には「天狗の庭」と呼ばれる広大な湿原が広がっている。
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火打山のお膝元には「天狗の庭」と呼ばれる広大な湿原が広がっている。
これがまた、なんというか…スケールが大きいんだわ。写真ではまったく伝えきれないが、奥行きのある景色に感動。
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これがまた、なんというか…スケールが大きいんだわ。写真ではまったく伝えきれないが、奥行きのある景色に感動。
天狗の庭を過ぎるといよいよ火打山山頂へ向けて最後の登りが始まる。山頂付近にかかるガスは一進一退だ。
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天狗の庭を過ぎるといよいよ火打山山頂へ向けて最後の登りが始まる。山頂付近にかかるガスは一進一退だ。
灌木帯の中を登っていく。
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灌木帯の中を登っていく。
穏やかな山容の南斜面に対して東から北側にかけては荒々しい崩壊斜面になっている。火打山は見る角度によって様々な姿を見せてくれるようだ。
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穏やかな山容の南斜面に対して東から北側にかけては荒々しい崩壊斜面になっている。火打山は見る角度によって様々な姿を見せてくれるようだ。
おお、さっきより雲が引いていってないか?
これは期待できそうだ。
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おお、さっきより雲が引いていってないか?
これは期待できそうだ。
天狗の庭と妙高山。見応えのある景色なので、大勢の登山者が立ち止まって眺めていた。
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天狗の庭と妙高山。見応えのある景色なので、大勢の登山者が立ち止まって眺めていた。
いいぞいいぞ、晴れてきた〜。
早く山頂に着きたい一心で足を動かすが、意外と急な坂道が延々と続き思うようにペースがあがらない。
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いいぞいいぞ、晴れてきた〜。
早く山頂に着きたい一心で足を動かすが、意外と急な坂道が延々と続き思うようにペースがあがらない。
雷鳥平というところで一休み。やはり皆ここらへんで疲れるのだろうか、休憩にお誂え向きのベンチが設置してあった。
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雷鳥平というところで一休み。やはり皆ここらへんで疲れるのだろうか、休憩にお誂え向きのベンチが設置してあった。
雷鳥平を過ぎるといよいよ山頂が間近に迫ってくる。
え?雷鳥には会えたかって?
アイツラに会うと必ずその後曇ったり雨降ったりするからなぁ。今日は会わなくていいや(笑
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雷鳥平を過ぎるといよいよ山頂が間近に迫ってくる。
え?雷鳥には会えたかって?
アイツラに会うと必ずその後曇ったり雨降ったりするからなぁ。今日は会わなくていいや(笑
ミョウコウトリカブトでしょうか???
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ミョウコウトリカブトでしょうか???
上空は真っ青な青空だが、下界は厚い雲がモクモク。
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上空は真っ青な青空だが、下界は厚い雲がモクモク。
これはもうちょっとした加減で上って来るヤツだ。頼むぞ、山頂に着くまでそのままでいてくれ。
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これはもうちょっとした加減で上って来るヤツだ。頼むぞ、山頂に着くまでそのままでいてくれ。
近くて遠い山頂。ひぃひぃ。
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近くて遠い山頂。ひぃひぃ。
朝の曇りがちな天気からしたら奇跡のような青空。
後少しで山頂だ、頑張れ、俺。
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朝の曇りがちな天気からしたら奇跡のような青空。
後少しで山頂だ、頑張れ、俺。
山頂に到着!
…あれ!? なに、この真っ白な景色。
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山頂に到着!
…あれ!? なに、この真っ白な景色。
愕然としていた我々に
「5分前まで北アルプスが見えていたんだけどねぇ」
と見知らぬおじさんが憐れむように一言…。
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愕然としていた我々に
「5分前まで北アルプスが見えていたんだけどねぇ」
と見知らぬおじさんが憐れむように一言…。
たった5分の間に、一気に雲が上がってきたらしい…。なんてこった。
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たった5分の間に、一気に雲が上がってきたらしい…。なんてこった。
ガスの切れ間からお隣の焼岳が辛うじて見えた。そのさらに向こう側には雨飾山などが見えるはずだが、今はもう雲に沈んでしまっている。
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ガスの切れ間からお隣の焼岳が辛うじて見えた。そのさらに向こう側には雨飾山などが見えるはずだが、今はもう雲に沈んでしまっている。
妙高山も今にもお隠れになりそうだ。
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妙高山も今にもお隠れになりそうだ。
5分の差で絶景を見逃したらしい。
悔しいが天気ばかりはどうしようもない。
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5分の差で絶景を見逃したらしい。
悔しいが天気ばかりはどうしようもない。
もしかしたら、また晴れたりしないかなぁと休憩しながら待ってみる。
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もしかしたら、また晴れたりしないかなぁと休憩しながら待ってみる。
しかしガスは一進一退を繰り返すだけで、二度とスッキリ晴れてくれることはなかった。
しかたない、帰ろう。
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しかしガスは一進一退を繰り返すだけで、二度とスッキリ晴れてくれることはなかった。
しかたない、帰ろう。
北側の雲海からも雲がせり上がって稜線をくっきり際立たせていた。こちら側に落ち込んできたら滝雲になるのかもしれない。
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北側の雲海からも雲がせり上がって稜線をくっきり際立たせていた。こちら側に落ち込んできたら滝雲になるのかもしれない。
はぁ、何回見てもいいな、この景色。
最後の最後で晴れなかったが、火打山の景色は気に入ってしまった。
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はぁ、何回見てもいいな、この景色。
最後の最後で晴れなかったが、火打山の景色は気に入ってしまった。
ん? 天狗の庭の中になにやら人影?物影?があるぞ。
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ん? 天狗の庭の中になにやら人影?物影?があるぞ。
よーく見てみると…なんだ、岩か。…岩だよな?
なんか、天狗の横顔にも見えるような…。
この岩があるから天狗の庭なのだろうか。
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よーく見てみると…なんだ、岩か。…岩だよな?
なんか、天狗の横顔にも見えるような…。
この岩があるから天狗の庭なのだろうか。
天狗の庭の池塘に逆さ火打の姿が現れた!
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天狗の庭の池塘に逆さ火打の姿が現れた!
帰りも妄想お花畑を楽しむツートン。
しかしよくよく目を凝らすと、実際に咲いている花もポチポチあった。
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帰りも妄想お花畑を楽しむツートン。
しかしよくよく目を凝らすと、実際に咲いている花もポチポチあった。
シラタマノキ
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シラタマノキ
オヤマリンドウ
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オヤマリンドウ
アオノツガザクラもほんのちょっとですが残っていました!
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アオノツガザクラもほんのちょっとですが残っていました!
高屋地まで戻ってきた。泊まるわけではないけれど、小屋のある風景はなんかホッとする。
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高屋地まで戻ってきた。泊まるわけではないけれど、小屋のある風景はなんかホッとする。
とはいえ、日帰りの我々は急いで帰らねばならない。一度は晴れた空もなんだか怪しげな雰囲気になってきた。
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とはいえ、日帰りの我々は急いで帰らねばならない。一度は晴れた空もなんだか怪しげな雰囲気になってきた。
湿って滑りやすそうで下りは怖いなと思っていた木道は、午前の好天のおかげか乾いていた。これは助かる。
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湿って滑りやすそうで下りは怖いなと思っていた木道は、午前の好天のおかげか乾いていた。これは助かる。
岩場の急斜面を慎重に下りる。
そろそろ疲れが出てきているので足元注意。
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岩場の急斜面を慎重に下りる。
そろそろ疲れが出てきているので足元注意。
十二曲まで戻ってきた。ここが最後の難所だ。
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十二曲まで戻ってきた。ここが最後の難所だ。
十二曲を過ぎ黒沢を渡れば、あとは穏やかな遊歩道だ。
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十二曲を過ぎ黒沢を渡れば、あとは穏やかな遊歩道だ。
それでも疲れた足に2kmはそれなりに大変だったけど。
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それでも疲れた足に2kmはそれなりに大変だったけど。
ゲートが見える頃には笹ヶ峰の喧騒が聞こえてきた。
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ゲートが見える頃には笹ヶ峰の喧騒が聞こえてきた。
無事、下山。お疲れさまでした!
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無事、下山。お疲れさまでした!
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